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レベル7
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レベル7の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全132件 81~100 5/7ページ
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文庫本の後ろについているあらすじに惹かれただけに、実はかなり期待して読みました。 最初の方の謎、謎、謎。 いったいどんな最後を迎えるのだろうと思ったら、後半部分読んでいくにつれ、予想できる内容でした。 最初のほうはすごくドキドキしながら読んだので少しもったいないという気がしました。 | ||||
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読み終わった後の全体の印象は「2時間ドラマのよう」でした。 主人公やストーリには確かに独創性を感じるものがありましたが、話の展開や最後の真犯人の告白シーンなどはまさにサスペンスドラマそのもの。 途中、主人公の手紙(レポート?)の部分がかなり長かった為、一人称で書かれた文章を読みなれていない人にはちょっと見にくい・読みにくい部分かなとも思いました。 そういうシーンも含め、「サスペンスドラマを読んでいる」と思えばそれなりに楽しめます。 | ||||
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「魔術はささやく」に続いて本作を読んだ。そして、同様に失望した。記憶を失った男女が、それを取り戻すために奔走する...。この手垢にまみれたテーマを取り上げ、しかも新しい構想を示せない。また、J.フィニィの著名な「レベル3」という短編集の存在がありながら、この題名を付けるあたりの作者の意向が汲み取れない。 作者は、この頃自分が書くべきテーマが分かっていなかったのだと思う。文章の巧みさはあるので、個人的には人情話が適していると思った(実際、江戸を舞台にした人情話を後に書いている)が、作者はその後、現代社会の問題点を描いていく方向に舵を取って成功した。高村薫氏の影響があるのかもしれない。これは作者にとっても読者にとっても僥倖であったと思う。 | ||||
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最大の特徴は、これでもかってくらい 入り組ませた人間関係。名前だけ出てくる登場人物も含め、 それぞれの人物の「正体」がなかなか明らかにならない。 片方は記憶を失って呆然とする男女から、 もう一方は失踪した友人を探す女性から、 一つの結末に向けて物語が展開する。 読者にどんでん返しを予想させておいて、 それをもう一回ひっくり返す最終盤。 強引とも思える結末だが、破綻はしていない。 社会派というほどの「主題」は見えていないが、 現実の世相をよく反映している。 | ||||
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精神科の大病院を城に悪行の限りをつくす殿様に「被害者グループ」が立ち向かうというストーリー。「火車」「理由」を先に読んでしまったからかもしれないが、宮部作品にしては、全体的に「軽い」感じを受けた。 | ||||
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一見表紙とタイトルを見るとSFっぽさを連想させるが、記憶を失った男女の「自分探しの旅」と、家出少女を探す大人の女の二重ストーリーが、少しずつラストに向かって地元を金で牛耳る巨悪に接触していくという凝ったストーリー。 さすが宮部みゆきだけあって物語の組み立てがうまいので、七百ページ近くあったけれど全く苦にならずに楽しく読めてしまう。 ただし、全体に社会派小説というほど濃くはなく、本格推理というほどのトリックもなく、非常に楽しんで読めるのであるが、読後感は、「火車」の方がずっしりとあったような気がする。 長編小説だからなのだろうが、登場人物が多いのはいたし方ないが、あまり関係ない登場人物も何人かいて、全体のまとまりを緩めてしまったような感がある。 | ||||
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これだけのページ数の本、読み終えるのに何日かかるんだろう?と 思ったのですが、読み始めると止まらなくなり、どんどん読み進めました。 途中、この人誰だったっけ?と、ページを前に戻したりもしましたが 最後は、「こういうことだったのかー」と、納得。 結末は、ほぼ すっきりです。 | ||||
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600ページ強の作品を、休日に一気に読み終えてしまいました。 『火車』や『理由』と同様に、社会的な問題を取り上げてはいるのですが、 この作品はそれらのに作品と比べると、 社会的な問題を取り上げるという要素は薄かったと思います。 それだけにストーリーに入り込めたかもしれません。 最初はどういうつながりかわからない数人の登場人物が、 最後のほうでつながっていくときの緊張感はすごいものがありました。 そして、謎解きもドキドキで、解けたと思ってからも、 もう一波乱あり、 まあこれ深すぎる面白すぎる本でした。 | ||||
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最初見たときにこの本は結構厚いのでみなさんなかなか気が進まない・・とか思うかも知れませんが読み始めると展開がどんどん繰り広げられていくので「気づいたら終わってた」って感じでした。最後の犯人が判明するときなんてえっ!っという感じですごく印象に残っています。すごい読む価値はありますよ☆ でももう少し短くてもよいかなっておもったので星4つです。 | ||||
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660Pもあったのですが、一気に読んでしまいました。 特に前半の謎の含み具合と、後半2つの流れが交差してくるあたりは夢中になってしまいます。 ちょっと宣伝文句やレビューの「ツイストの連続!」というのに過剰期待しすぎて、最後の最後で「まだ何かあるに違いない!」と思って読んでしまい、ちょっと拍子抜け?してしまいましたが。 個人的には記憶喪失の二人のやりとりがなんだか好きです。彼は誠実そうだし、彼女はかわいいし。 「レベル7」の真相がもうちょっと突飛なものだったらな。でもそうするとSFになってしまうのかもしれませんね。 DEATHNOTEの大場つぐみもそうですが、宮部みゆきもすごいです。もうアタマがついていきません。。。 期待に応えられる作品だと思います。 | ||||
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親切な未亡人・女子高校生・男女・うさんくさい男etc、 さまざまな環境の人物が真実へ辿りつく、といった話です。 確かに分厚いですが、一文一文が理解しやすいため、読みやすいです。 不満があるのは後半のストーリーですね。 ・最後の最後に重役を担うある人物が、読者に存在を気づかせる間もなく突然登場して自己紹介をする ・悪人のイデオロギーが薄い、もしくは説明不足 等、尻すぼみという感が否めません。 読んで損したわけではありませんが、読後すぐでもあまり内容やセリフが思い出せなかったりします。 前フリは非常に良かったので、そのクオリティを維持してラストまでもっていってほしかったです。 | ||||
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秀逸のサスペンスです。全部で600ページくらいありますが、だいたい2〜300ページくらいから最後まで夢中になって読むのを中断できなくなります(笑)宮部作品のなかでも1,2を争う佳作だと思います!これを読まずして宮部みゆきを語るなかれといったところです。ネタバレはやめますが随所にあとあとに続く伏線が引いてあり、それが後半きいてきます。リアリティのあるある意味斬新な作品だと思いました。 | ||||
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全体的に読みやすかった。 けど!内容はいただけなかった。盛り上がるべき場所で盛り上がりにかけた。というのは、みさおと真行寺が再会を果たす場面でもっと泣かせても良かったんじゃないか?って思ったからです。それからズルズルと幼稚な謎解きでした。正直失望しました。この小説は期限に迫られて書かれたの?って思うほど惜しい作品でした。もっと化けれたと思うけどな・・・ | ||||
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読みやすいのですが、どんでん返しもわくわく感も少なかった気がします。最後は冗長で宮部本ではめずらしく早く終わってくれと思ってしまいました。火車や魔術はささやくの前に読んでいれば多少評価も上がったかもしれませんが。 | ||||
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~タイトルからてっきりSF風味のサスペンスだと思っていたのですが、全然違いました。『百舌の叫ぶ夜』や『修羅の終わり』を連想させる記憶喪失もののミステリーで、叙述トリックというか構成トリックのような作品です。まず、2つのストーリーが交互に語られた時点で、それがどういう関係でつながるのかが最大の焦点になります。それと共に、$N~~$記憶喪失の裏にある事件が主人公たちとどう絡むのかが成功/失敗の問題です。貫井徳郎の諸作を読んでいなければ、結構良くできた大作だと思ったと思うのですが、本作よりさらにひねくれた類似作を読んだあとでは、どうしても評価が上がらないのは仕方ないと思って下さい。~ | ||||
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いや、やっぱ宮部作品は読みやすいです。さくさく進めます。文庫とはいえ700ページを2日で読めるとは。読む前は、タイトルやご本人の趣味から、ゲーム世界を扱った作品なのかと思っていたのですが、良い方向に外れました。「火車」「理由」と同じような、社会性を持った作品でした。 文庫背表紙の紹介文「ツイストに次ぐツイスト」という表現がぴったり。話の本筋は2人の記憶喪失者の展開だけで十分なのですが、カウンセラー(っつーのか?)側の筋が加わる事により、話に厚みと別視点が設けられ、推理をする手がかりにもなります。何よりも良いのは「登場人物の描かれ方」。主要人物は10人程度なのですが、それぞれのキャラクタが邪魔にならない程度に語られているので、中盤以降の展開の早さにも難なくついていけたように思えます。人物を丁寧に描く作家さんは好きです(^^) | ||||
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この作品自体は悪くないと思うし、むしろ標準以上だと思います。しかしこれを読んでますます宮部作品が嫌いになりました。この人の作品ってまるで教科書通りに作ったような物ばかりで、文章だってまるで先生から優等生扱いされている真面目な中学生が書いたような文体じゃないですか。「まずまずの出来の小説を読んだな~・・・」という読後感しか感じないものばっかり。僕が宮部作品を最も嫌う理由は作品にこの人自身の考え方が込められていないということです。読んだあとに何も残るものがないんです。この作品だって純粋にまずまずの娯楽としての役割を果す商品ですがそれ以上のものはありません。 | ||||
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宮部みゆきをほとんど読みつくしていますが、私にとって初めて彼女に出会った作品がこれです。どの作品も共通していますが読後の爽快感がたまらなくて最後の1文を読むためにこの長編を読んでいるといってもいいほど。長編を読むのが苦痛ではなく次々と明かされる謎、レベル7の意味とは…と考えていくとあっと言う間に読めます。張り巡らされている伏線を楽しみながら主人公と一緒に2転3転するスリルを味わってみてください。 | ||||
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宮部みゆきが好きでほぼ読破している中、「レベル7」は最近読み終えた一冊です。やはり宮部ワールドは長編に限る!と・・・。長編と言えども息をもつかせぬ展開で、終盤に近くなると早く読み終えたいと言うより、逆にペースダウンしながらゆっくりと結末に入っていく・・と言う読み方が相応しい1冊でした。登場人物の息遣いが、鼓動がもろに伝わってくる。そして終盤、真相が明らかにされていく夜のシーンでは、その「夜」の冷たさ、不気味さ、風の匂いまでが五感をくすぐります。読み終えた後のこの脱力感はなんなんでしょう・・(笑) | ||||
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初めて読んだ宮部作品がこの本でした。最初からとにかく謎だらけでグイグイ引きこまれるように一気に読んでしまいました。かなりの厚さがありますが、おもしろくてあっという間に読み終えた感じです。最後まで読んでみると本当にうまくできた話だな~と感心しました。宮部作品を読んでみたい人にオススメしたい本です。 | ||||
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