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レベル7
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レベル7の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 61~80 4/7ページ
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| ぶ厚い本ですが、読み始めると一気に引き込まれ、分量はまったく苦になりません。 それだけストーリーが練られていて、秀逸なのです。 どうなるんだろう、どうなるんだろう、と先へ先へ読み進めたくなります。 文体も私の好きな文体で、心地よく読み進めます。 ただ、最後の決着のつけ方が、少し凡庸で、それだけが残念でした。もっと衝撃的な結末に持っていけなかったかなあ。 でも、ラストまでのストーリーは本当に面白い。さすが宮部みゆきです。 | ||||
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| ホラー小説だと思っていたら、ミステリーでした。男女が知らない部屋で目覚めたら、大金と銃を手にして記憶喪失、腕に謎の刺青、レベル7という言葉を残して行方不明になった少女、その少女を追うカウンセラー、すべて最後に結び付き。夢中になってしまいました。登場人物の三枝は敵か味方か? 読んでいる最中に三枝に抱いていた思いと、読み終わった後に抱いた思いは見事なまでに反転しました。 最後の最後まで読者を騙したのには感服しました。 | ||||
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| さすがに、宮部みゆきさんの長編は すごいなあ、という感じです。 今回の「レベル7」も、 最初のうちは、2つの別個の話が進んでいて どんな展開になっていくのか さっぱり分からない雰囲気でした。 後半になって、ようやく、 あっというまに繋がってきて... なんですが、 しかし、会社の行き帰りの電車で読んでると いい場面だろうと、なんだろうと 電車が目的の駅に到着したら 嫌でも、そこで読むのを止めて 歩き出さないといけないので ちょっとだけ、 ストレスがたまります。 | ||||
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| 宮部作品の中の白眉。最高傑作に挙げる人も多いでしょう。 あたかも行きずりで一夜を共にしたかのように1組の若い男女が見知らぬ部屋で目覚めたが、いずれも全く記憶喪失に陥っているという途方もない謎で、いきなり読者は圧倒されます。やがて、一見無関係な女子高校生の失踪事件と交錯すると、にわかに謎解きが加速されますが… 大仕掛けな構想の中で、現代社会の闇も見せ、期待を裏切らないどんでん返しも用意してくれています。650ページを超す長編ですが、忙しい人でも1週間あれば読んでしまえるでしょう。 読み終わってから、もう一度、プロローグと本編最初の数ページを読み返してみてください。 | ||||
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| 真行寺さんとみさお、それと記憶を失った若い2人の男女の物語が同時平行的に進んでいき、最後のクライマックスでその2つがぶつかり合う、息もつかせぬ展開、作者の超絶技巧が冴え渡る。本が分厚いのと不可思議なプロローグから敬遠してしまっては惜しい名作、とても素晴らしいと思うと同時に最近作者が時代物に移ってしまった事を残念に思う。もう一度ミステリー者か蒲生邸事件のような小説を書かれます事をファンとして切に希望します。 | ||||
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| 地道な捜査方式。主人公たちが持っている手掛かりから、方々へ足を運んでまた新たな手掛かりを発見する。それをくりかえし、犯人へいきつく。 ものすごく簡略化するとこんな話。 少し地味なのもあって、中盤は多少中だるみしてしまいますが、ラストの展開は非常におもしろいです。この展開のためだけに読んでも、爽快な読了感にうち震えることになるでしょう。 レベル7の意味の意外性のなさ、みさおの存在意義のわかりにくさ、中だるみの点で☆一つ減点。 | ||||
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| レベル7の意味、みさおのストーリーは必要なのか。 確かに期待を煽る点では十分役割を果たしたと言えるが。 本編(あえてこう呼ばせてもらう)だけの展開の方が、 恐らく作者がやりたかったであろうラストのからくりが テンポ良く読めたのではないかと思う。 あと登場する子供が妙に利発的。 こんなとこプッシュしなくていいのに結構出てくる。 | ||||
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| 導入から中盤までのストーリー展開は素晴らしく見事に 引きつけられ、一気に読んでしまいました。 しかしラストは結局、異常に長い黒幕の告白と もう一人の重要人物の長い告白ですべてが説明されるというミステリーに ありがちな「説明オチ」です。 シャーロック・ホームズのように自らの推理を自慢げに語るのが ひとつのパーソナリティーになっているような人物なら理解できるのですが、 普通の悪人や登場人物が相手に対して長々と説明するのは、不自然だと思います。 そういうミステリー多いですけどね。 | ||||
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| 「レベル7」という題名と、導入の記憶喪失の二人と腕に刻まれた文字の入りは凄く良く、物語への期待感が膨らむ。…がしかし、その後、明らかになっていく「レベル7」の正体がうーんいまいち。「レベル7」の意味は、中盤でだいたい予想がついてくるし、それも裏切ってくれるのかなと、期待して最後まで読んでも、それを裏切られる事はなかった。登場人物のそれぞれの思惑は最後まで「ツイスト」したが、つまるところの黒幕は変わらず。しかも小悪。 | ||||
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| レベル7という題名がウリなわけだから、もっと「なるほど、そういうことか!」というオチが必要だと思うんだけれど、見事な尻すぼみ。 それと、文章からオバサン臭さがにじみ出ている。ゆえに登場人物の中でオバサンだけが輝いている。活き活きとしている。 無駄に長いし、オススメは出来ません。 | ||||
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| まず、全く先の読めない始まり方が良い!! そして想像しやすい!!本当に頭の中でリアルに物語が繰り広げられてました。 最後も、「ん?」っていうオチじゃなく、ド派手なクライマックス。 そしてどんでん返し!!!!!是非騙されてください。 本読むスピードがものすごく遅い私ですが (よしもとばななの158ページの本を読むのに1ヶ月かかりました・・・)、 656ページあるなかなかの厚みのこの本を3日で読み終えました。 それくらいさくっと読めてしまう読みやすさ!なのに面白い!! 読み終えた瞬間「うゎ!コレはやばいわ!」とついつい言葉に出てしまった一冊です。 | ||||
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| 「レベル7」という言葉に隠された謎とは? 失踪した女子高生と、記憶を失った男女が織り成すサスペンスです。 サスペンスとしてみれば、謳い文句どおりツイストに次ぐツイストで、 ページをめくる手が止まりませんが、ミステリーとして冷静にみると、 いくつか気になる点があります。 実際には、こんな手の込んだ事はしないだろうなという気がします。 この作品のタイトルでもあり、読者を引き付けるキーワードである 「レベル7」という言葉も、物語の中ではあまり重要な要素では無 かったりします。 終盤の展開は、先が読めてしまいます。もちろんそれは、安っぽい 作りなのではなく、計算された伏線が張られていて、巧みに読者を リードしているからなのですが。 犯人の結末も、納得できない部分があります。 登場人物たちは、これで満足したのでしょうか。 作者の長所である登場人物の描写の上手さや、緻密な構成により、 ミステリーとしては粗もありますが、サスペンスとして読むなら充分に 楽しめる作品です。 | ||||
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| 奥が深く意外性もあり整合性も取れており、非常によく練られたおもしろいストーリーでした。 残念なのは、構成上仕方ないのですが、序盤は話的に何が何やら全く分からない状態が延々と続きます。しかも、何が何か分からないだけに読んでる方は常に???状態でリズムに乗れません。そのせいか、ついつい、そんな風景描写いらんでしょ、とイラついくることが多々ありました。話の展開が見えなさ過ぎて途中で投げ出そうかとも思いました。 が、話が見えてきて波に乗りだすともう止まれないような感じで引き込まれていきます。前半を我慢?して乗り越えた甲斐がありました。 ただタイトルの『レベル7』という言葉や『レベル7まで行ったらもう戻ってこなくていいんだよ』という意味深な台詞が、実は大した深い意味がない(というか普通に想像通り)なだけに、少しがっかり。。 しかしまあ、クライマックスの走り抜けるようなおもしろさは一読の価値あり。 | ||||
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| 本の厚さにひきながらも、作者が宮部みゆきさんという事で読んでみました。 全体的なストーリーは文句なしでした。まったく別々の場面から始まった人々が、ひとつの最終地点で真相にたどり着く。ちょっと「模倣犯」っぽかったです。時々、「ああ、ここはこうなるんだろうな」と読めてしまう部分もあったけど、そこは伏線なので仕方ないとして。 ただ、文章としては長すぎでした。そして、淡々としすぎでした。たとえ夢の中の光景でも、もうちょっとあっさり描写をして欲しかったです。記憶喪失のふたりが目覚めた所とか、もうちょっとスリムな文章にならんかったかな。 あとは、後半の語りが長く、ちょっと不自然でした。。主人公の手紙もめちゃくちゃ長い。あの辺は登場人物に喋らせるより、地の文のが良かったです。それに、ボスの所に乗り込むと決定した時は「は!?」と思いました。なぜに話がそっち行く!?って感じで。 うん、後の1/3ぐらいはサスペンスドラマといわれても仕方ないわ。 とはいえ、一気に読める面白さはあったので☆4つにしました。 | ||||
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| ストーリーの最後のほうは良くも悪くもサスペンスドラマ2時間もの見たいな感じでしたが、 それまでの人間模様がやっぱりこの人の表現が好き。 現実なら行方不明のみさおちゃんは、 男たちにいいようにもてあそばれちゃったりするんじゃないの?って思ってしまいましたが、そんなどろどろはこの人の作品には無いかな。 みさお母、ありえない!とか思ったけど、 読み終わってよく考えたら 現実自分の娘が友人の彼氏を盗って云々ってPTAで突き上げられたら、 あんなふうな母親がいっちょあがり!になるかもしれない。 悦子母、亡くなるときに父親ではなく娘の心配をしていたのが、 娘が若くして夫を亡くしたばかりなので母心だなあとおもって涙がにじんでしまったのが、 読み終わってみたら、あー、この人(悦子母)にとって夫とは何だったんだろう?ってつくづく。 という二人の母親についてうーん・・・と考え込まされました。 あんまりストーリーには関係ないかもしれないけど。 その点、悦子とその娘はしっかり信頼関係で結ばれて素晴らしい母子ですね。 もうちょっとカップルが最後成立して欲しかったかな。 | ||||
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| SFだと思っていたらぜんぜん違いましたね。 推理小説なのに初心者の私にも結末が簡単に読めてしまうのが残念でした。 ストーリー重視の小説だったらそれでもいいのですが。 | ||||
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| タイトルが「レベル7」や表紙のイラストなどから、今回はSF小説かな、なんて思ったけど、(実際、僕がそうでした)しっかりサスペンスものでした。 記憶を失った男女が同じ部屋で目を覚ます。部屋には拳銃やら5,000万円の大金やら物騒なものが次々と出てきて、否が応でも作品に引き込まれます。彼らは自分たちの過去を探す計画を立てる。 一方、電話相談室に勤める真行寺は、常連のみさおが謎の失踪をする。にわか探偵で彼女の行方を探る。 これら別々のストーリーが、徐々にからみあい、ひとつに事件へとつながっていきます。 このあたりの展開はさすがですね。 「レベル7」とは? 「ふたりの過去」とは? ひとりのクレイジーのために、こうも善良な市民が巻き込まれていいものかと、最後は当然の報いを受けることになります。 読み応え十分のスカッとする小説です。 | ||||
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| 初めて読む宮部みゆきの作品だったのですが、改めて自分はミステリー好きだと実感! 結構、長編なのですが、謎が謎を呼び、ちょっとだらけてきたと思ったらさらに謎?という読む側をあきさせない展開で、一気に読めた。 この一冊で、宮部ファンになっちゃいました。 | ||||
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| ずっと読みたかったんですが本が厚いので持ち歩くのが億劫になりそうで購入を控えていたんですが先日友人から譲り受け読んたのでみました。 この物語、いくつかの話が重なり合って構成されているんですがこれがまた秀逸でおどろかされました。 何より驚いたのが場面の移り変わりの絶妙さです。 ちょっとだるくなってくるとちょうど場面が移り変わり読者を飽きさせません。 キャラクターもきちんと確立されており場面が飛んだ際、誰が誰だかわからなくなるということもありませんでした。 こんな分厚い文庫本…と思ってる方、是非買って読んでみて頂きたい。 きっとよっぽど薄い小説より早く読み終わるはずです。 | ||||
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| 宮部みゆきの作品を最近読んでいます。「火車」に始まり、「あかんべえ」「霊験お初捕り物控」、などの時代物、「模倣犯」、「楽園」等の現代物、「竜は眠る」・「ブレイブストーリ」等のサイキック&ファンタジー、「ステップファザー・ステップ」の軽いのりのコメディー、など引きつけられる作品が大好きでした。しかし、このセブンは余分な登場人物が多いし、話の展開も遅く途中でもう読むのをやめようかなぁと思ってしまいました。最後のどんでん返しはさすがによく練られたものではありますが、それを書くためにかなりの無駄な部分が多い作品であると思いました。あえて勧める作品ではありません。 | ||||
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