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龍は眠る
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龍は眠るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 61~80 4/6ページ
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超能力を信じない人間だけど、この話では、少し信じてもいいのでは?と感じました。 人の心を読めるのは、自分の悪い所も知りたくないのに、知ってしまう、辛い事だと思います。一気に読めた作品で、とってもお勧めです。 | ||||
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二人の超能力者とそれに関わった人たちの苦悩を描いたミステリーです。超能力者が登場するというだけあって非常にSF色の濃い内容です。リアルさを求める本格派好きの人にはあまり向かないかもしれません。かなりの長編モノで終盤までゆったりと進みますが、最後に来てグッと盛り上がり、読後感は面白かったなといった感じでした。 | ||||
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(※このレビューはあくまで「読まれる前の方」へのレビューです) 遅ればせながら読みました。おもしろかったです。 しかし冒頭の凄い入り方がCoool!!な「これはある決闘の記録である」ってのを、 わたくしそのままストレートに受け取ってしまって、 最後まで能力への考え方が違う主人公の二人がハナシが進むにつれてどんどんとぶつかり合い、 そして様々な苦悩の末、果ては「(頭の中での)サイキックバトル」かなにかで命を落とすのかと思いこんでいて、 それがいつなのかな?って感じで読んでいたので、ほんの少しですが期待はずれでした。 でもそう勘違いをしていた私がわるかっただけで内容は申し分ないです。 特に前半のワクワク感はイイですね、あっという間でした。 そして読み終わるころ「ある意味これは決闘」なのだと思うようになりました。 宮部さんの超能力モノは全て読みましたがコノ「龍は眠る」は「蒲生邸事件」と並んで能力の表現がイイ意味で抑えられていて、楽しめる作品だと思います。 | ||||
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人の心が読めたら、っていう願いは、元気なままずっと生きていたい、って言うのと同じくらい、 人間誰しも一度は持つ願望で、かつ、実際に持ってみるとこれはかなりしんどい力、って言うこ とになる。 見えないからいいってところはあるじゃないですか。 食べ物屋のバイトをしてかいま見る裏方の様子とかね。 見えないからやって行けるってところはあります。 自分だって、どんな愛する人と対峙しても、いつもいつもその相手のことだけ、あるいはその人 が喜びそうなことだけ、を思っているわけではない、です。いっつも君のこと考えているよって、 100%いっつもではないことくらいお互い分かっている、けど、実際に自分と一緒の解きに、いろ いろ他事考えられていることがつるつる頭に入ってくると、それは愉快ではないかも。 そんな能力が、制御できないと、怖いなぁと思う。 この作品は、そんな苦悩する超能力の若者を置きながら、あくまで主となるのは普通の人達や、あ るいは障害者であったりするところが面白い。超能力者も万能ではなく、むしろトータルな人間と しての弱さがあって、そこをきちんと心優しき人びとがサポートして行く様子がとてもいい。 どんな能力があろうと、結局この世の中を一人で生きてくわけではないのだから、その特殊な能力 にどう折り合いをつけるのか、と言う事は自分の問題でも有り、周囲の仲間の問題でもある。特殊 な能力の存在が、非常に濃い人間関係を育て、優しさの輪のようなものができて行くところが、と てもほっとする。 サスペンスとしては、普通なんだけど、ま、超能力者と言う異常な存在を置いているから、事件そ のものは余り難しくなく極めて人間的な本作の作りはとてもいいのではないでしょうか。 | ||||
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僕が読んだミヤベ作品の長編では恐らくこれがNO.1だ。 クロスファイアにも通じる超能力物でこの作品には2人の超能力者が登場する。 ただこの作品を読んだ人は2種類に分けられるのではないだろうか。 単に読者の立場と主人公「高坂」の立場である。 僕は「高坂」の立場になってしまい、読みはじめからずっと慎司はホントに超能力者なのか?という疑問とともに読み進めていった。 結果は読んでいただくとして、この作品はミヤベ先生の真骨頂である「悲しい結末の中の一筋の希望」を感じさせる内容である。 ミヤベ作品を未読の方はいきなりとは言わないからいつかこの作品を手にとってほしい。 読ませる本とはこういう本だということを実感できるはずだ。 | ||||
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さすが宮部作品。松本清張ミステリーなどと比べると、登場人物に優しい。安心して読める。とはいえ、筋書き自体は波乱万丈。さらに、登場人物たちの心の動き、迷い、経験によって得た信念、悟り(言いすぎ?)がしっかりと描写してある作品だ。超能力者と自称する少年にあった主人公が、その事実と、自分自身の過去、そして、身辺から湧き上がってくる不気味な現在に真摯に向き合っていく過程を、読者は一緒に体験していくことになるだろう。 | ||||
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ミステリーというよりはSF小説ですね。 超能力をもった少年達の苦悩がメインのテーマとなる。 ミステリーの要素はそのおまけみたいなもの。 超能力をもって生まれてしまったが故に苦悩する少年達の描写は秀逸。 昔読んだ筒井康隆の「七瀬ふたたび」を思い出してしまった。 ただ、小説としてみると、冒頭の主人公と超能力を持った少年との 出会いは良く書けているが、終盤の事件が起こるまでの間が冗長。 もう少し簡潔な構成にした方が小説として締まったのでは無いか。 事件の構図も単純で、ミステリーとしては物足りない。 | ||||
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週刊誌の記者高坂は、台風の夜に子供がマンホールに落ちて死亡する事件に遭遇すいます。 その時知り合った高校生慎司から「自分は役に立てる」という話、そして彼が超能力者であるという話を聞きます。 数日後、高坂は慎司の従兄織田直也の訪問をうけ、彼もまた超能力者であろうとこがわかります。 事件は二転三転を繰り返していきますが、これは事件よりも想念や過去を読み取ってしまう少年達の苦悩を描いた物語といえると思います。 宮部氏の作品は、超能力をもった人々が必ずしも憧れるものではない、かえって不幸であるように描かれてますが、この少年達の寂しさや切なさは、読んでいて辛くなるほどです。 超能力はちょっと…と宮部氏のこの手の作品を避けている人もいるでしょうが、宮部氏はその能力の駆使だけにこだわった話ではないので、一度読むことをオススメします。 | ||||
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週刊誌の記者高坂は、台風の夜に子供がマンホールに落ちて死亡する事件に遭遇すいます。 その時知り合った高校生慎司から「自分は役に立てる」という話、そして彼が超能力者であるという話を聞きます。 数日後、高坂は慎司の従兄織田直也の訪問をうけ、彼もまた超能力者であろうとこがわかります。 事件は二転三転を繰り返していきますが、これは事件よりも想念や過去を読み取ってしまう少年達の苦悩を描いた物語といえると思います。 宮部氏の作品は、超能力をもった人々が必ずしも憧れるものではない、かえって不幸であるように描かれてますが、この少年達の寂しさや切なさは、読んでいて辛くなるほどです。 超能力はちょっと…と宮部氏のこの手の作品を避けている人もいるでしょうが、宮部氏はその能力の駆使だけにこだわった話ではないので、一度読むことをオススメします。 | ||||
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私はこの作品が超能力を持った少年達の話だと知って、宮部ファンでありながらしばらくは手を付けずにいました。実際に読み進めても、何か裏があって、超能力ではない別のトリックがあるのではと思いながら、むしろそうなる事を期待しながら読んでいました。 しかし、読み終えると、まったく違ったものが心に残りました。寂しさとやさしさが、じーんと胸に沁みて、またいい作品に出会えたという充実感で一杯でした。 超能力を信じる信じないではなく、この物語の中では実際に存在し、それによって少年達が苦悩する姿に、そして関わりを持った高坂の心情の変化に、そしてそれらを絡めたストーリー展開に、人間としての生きた体温を感じずにはいられないのです。 何より後半部分はミステリーとして、様々な事柄が実にリアルに描かれていて宮部ファン必読の展開になっています。 読み終えたからといって超能力を信じるわけではありませんが、読んでよかったと心から思える作品です。 | ||||
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他者の思念や過去の情報を読みとることが出来る二人の少年をめぐる物語。わかりすぎるって良くないね。せつない。 この本を読んでいたら、優しいが故に苦悩してしまう人たちのことや、HSP(Highly Sensitive Person)のことを思い出した。 | ||||
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超能力を信じてほしい,人々の力になりたいと願う少年と,その不思議な力ゆえに生きてゆくことの難しさに苦しむ少年との間で揺れ動く雑誌記者高坂。 単にサイキックを題材にするだけでなく,冒頭の幼児のマンホール落下事件から始まり,高坂の昔の彼女の誘拐事件の解明にリンクさせながら,その存在の認証とその力を持つ2人の少年の苦しさを描く構成はなかなか奧が深い。 誘拐事件の解決に超能力少年が直接関与し事件が解決されるのは少し短絡的過ぎるけど,こんなストーリーの中にあって,高坂の心の傷や視覚障害の八重との出会い,育む愛情が作品を単なるSFものにしていない。 著者は他にもいくつか超能力を扱う作品を描いているけど,その不思議な力そのものを描くのではなく,その力を持った人の心の葛藤,その人を取り巻く普通の人々との触れあいを通してその不思議な力の存在を描いている。 | ||||
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宮部さんの本で超能力を扱っているものは結構あるけど、どれもすごく重い。超能力っていうと、なんか、うらやましいような気がするけれど、彼女の本の中の人たちはその能力によって苦しんでいる、というかけっして、手放しで喜ぶようなものじゃないようにかかれている。これも、そうだった。最後はすごく泣けた。 | ||||
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読み始めてすぐ、参ったなーと思ったが、我慢して読み進めるうちに引き込まれてしまった。 いきなり超能力少年が登場して超能力を使い始めたときには、こういうのはジュニア小説でやってほしいんだよなあ、とげんなり・・・。でもさすがに大ベストセラー作家だけにジュニア小説みたいな素材をきっちり骨太の小説に仕立てていました。心理描写や情景描写が細かく、生き生きとした感じですが、作者初期の作品だけに会話のテンポが少々うざったい。 編集部内の軽口やジョークの飛ばし合いのあたり、はっきりいってほとんどが不要。しつこいしつまらない。でもストーリー展開はすごい。一気に読了。 | ||||
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賛否両論あるでしょうが、自分的にはかなり好きな小説です。自分も高坂さんと同じように、「こいつはホントに超能力者なのか?直也とどっちを信じればいいんだ?」と、疑いながら、迷いながら読んでいきました。その上に謎が重なり、気付くと物語がどのような終焉を迎えるのか気になって気になって、一気に読んでしまいました。けしてハッピーエンドではないのですが、すごくいい話でした。二人の少年(青年)に振り回されている高坂さんの迷いや戸惑い、サイキックとしての苦悩など、とてもリアルでした。 | ||||
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みなさん、結構高評価なんですね。ぼくは、いまいち引き込まれませんでした。自分が、純粋じゃなくなっちゃったのかも。そう考えると、少し寂しい・・・。 | ||||
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この作品は超能力をテーマにしているが、核になっている事件そのものは超能力と何の関係もない。超能力者が登場しなくても十分質の高いミステリーに、超能力者が関与してしまったため、事件がさらに複雑化し、人間ドラマも錯綜を見せるのだが、テーマとなる部分を核となる事件の傍流に置いた、この手法はすばらしい。超能力者対超能力者、あるいは超能力者対一般人と言ったありふれた構図にしなかったのが、この作品が成功した最大の要因だと思う。また、人間の心の闇や苦悩の描写、悲劇的な展開も交えながら、ほのかなラブストーリーを絡めて、最後に救いを持たせるところなども高く評価したい。「自分が超能力者でなくて良かった」との思いを抱いた作品でもある。 | ||||
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最初から最後まで止まる事なく読み進めることができました。ページがなくなるにつれ、読み終えるのがもったいないと始終思いながら読破。最初のうちは転々としていったいどのようにして収集をつけるのか?よもや、消化不良のまま物語が終わってしまうのか心配な場面もありましたが、見事な手腕でまとめてしまう辺りさすが宮部みゆき、文句なしの星5つです。 | ||||
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子供を作ることの出来ない雑誌記者、話すことが出来ない女性、貧弱で軟弱な超能力者が、歯切れの悪いお遊戯をしている感じ。長々と引っ張る割には、普通の推理小説のような結末。サイキックであることが、生きていくうえでの負担になるようなテーマだが、それは普通の人間の視点から捉えたからそうなるだけで、生まれつきサイキックであれば、人の心が読めることなんか当たり前の感覚になっているはず。そして彼らは彼らなりの生き方なんか自然に見つけるのが普通で当然。テーマからしてしっくりこない。 | ||||
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超能力を持っているということは、果たして幸せなんだろうか?そのことについて考えさせられた作品でした。 | ||||
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