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龍は眠る
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龍は眠るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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ドラマがよかったので読みました。 ただドラマに比べると、この作品のミステリアスかつ重要な人物である織田直也の描写が弱く、東幹久演じる直也に惹かれた者としては物足りなさを感じました。 | ||||
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平成7年発行とあるので、20年振りに再読です。 テレビ電話が有ればいいのにと言うシーンがあり時代を感じましたが、当時あれだけのめりこんで読んだ作品が、今読むと少し物足りなく感じました。 しかし、宮部みゆきさんの作品は10年後20年後にまた読みたいと思わせてくれる作品ばかりで、登場人物の気持ちに心を寄せられるようになった分、より深く楽しめました。 この作品を読んだ後、もし自分が不思議な力、相手が考えている事を分かってしまう能力があったら地獄だろうと脳裏を離れなかったセリフ「相手のヤダヤダヤダヤダが聞こえる」です。あーこれは龍は眠るの一文だったか。この下は一生忘れません。 | ||||
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宮部みゆきの本はタイトルに含まれる単語が文中に出てくる(物語の残り1/3くらい)ときに、ハッとさせられる。その瞬間がとてつもなく好きです。ちなみに楽園の「楽園」、名もなき毒の「毒」が個人的に好きです。 今回も終盤に「龍」が出てきて、サイキックの苦悩を例えたものと理解しました。 ただなんとなくしっくり来なかった。 慎司や直也の龍は暴れている。じっとしてくれるのを待つがコントロールはできない。 サイキックに近い能力は誰にしも備わっていて、大体は眠っている。 根本的に差はないんだよ。そういうことなんでしょうか? もっと正しい解釈があるような… もっと感動的な結論づけがあるような… ほとんど私の想像力の乏しさなので、宮部さんの作品は好きなままです。これからも読んでいきます。 | ||||
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内容(「BOOK」データベースより以下) 「週刊アロー」の記者高坂昭吾は、台風の夜、子供がマンホールに落ちて死亡する事件に遭遇し、その時知り合った高校生稲村慎司からふしぎな話を聞いた。 慎司は超常能力者なのか? 数日後、高坂は慎司の従兄織田直也の訪問をうけた。 彼もまたサイキックか? そんなある日、高坂の昔の婚約者が誘拐された。 しかも犯人は、高坂に身代金を持参せよというのだ。 一方、慎司は何者かに襲われ重傷を負った。 事件は次々と意外な方向に進展する…。 * 日本推理作家協会賞、受賞作。 現代の謎「超能力」の問題に挑戦するサスペンス。 始めは超能力者2人(仮)に振り回されていく主人公。 果たして2人は本当に「超能力者」なのか。 疑う所から始まる。 事件の後に、また事件。脅迫状。 そうやって事件が事件を繋いでいく流れ。 登場する人数が増えてはいくんだけど、混乱せずに読み進めていき、 結局は真実、というより黒幕は誰なんだと考える方向に。 どれもこれも可能性からいって誰でもいいや感はあったけれど、 結局はストン、と単純に終わった。でもストレス無い。 タイトルの「龍…」は話が出てくるまですっかり忘れていたが、 後での事になるが、超能力者2人の話だった。 切ない話だったんだね。 「これは、ある決闘の記録である」 読んでから分かりますが、最初に書いてあります。 う~ん、エンタメ! | ||||
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人の心を読むことができる超能力を持った少年二人の苦悩と悲劇の話。 超能力を持つが故に、通常人が知り得ない事実を知ってしまう者の苦悩が、他の宮部作品同様、豊富な表現で語られ、「正義とは何か」まで考えさせられる作品となっている。 しかし、あくまで語り手である雑誌記者からの視点で全てが語られており、超能力者本人達が「実際にどう感じていたか」が語られていないのがやや残念。 「模倣犯」にハマった者としては、同作品のように「それぞれの視点」が掘り下げれて重厚な世界観が語られているのが好きであり、本作品でも「人の心が読める超能力者」という特殊の立場にある者の内面をもっと掘り下げて欲しかった。 ページ数は多かったが、会話文も多く割りとさらりと読める内容であり、重厚作品が好きな自分としては☆3つの評価。 | ||||
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「クロスファイア」と同様に超能力を持った登場人物の物語であるが、「クロスファイア」の方が超能力を持った人物の悲哀や生きにくさがうまく表現されていたのに対して、こちらは上滑りというか、切実に伝わってくるものがなかった。冒頭のマンホールの事件なども、現実にはありそうもない話だと感じた(車のエンジンが水をかぶるといけないからマンホールを開けるとか、ポルシェにマンホールを開けるためのヴァ―ルが積んであるとか)。他にも、不自然な設定がいくつかある(口がきけない七恵の家に電話があること、空き巣の調査に来た警察官が「大事なものはどこに隠していますか」と訊くことなど)。 また、宮部さんの作品でいつも感じることだが、男性がうまく描けていないと思う。総じて、実際の年齢よりも幼稚で、浅薄な印象を受けてしまう。 最終ページに近付くにつれて、真相も見当が付いてしまい、ミステリーとして特に取り上げるようなところはないし、最後まで読んでも、結婚対象として不適格の烙印を押された主人公が何かを掴んだとは感じられなかった。 | ||||
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他の宮部みゆき作品にも書いていますが、 今、近所の古本屋さんで宮部みゆき高価買取中だそうで、 手持ちの宮部みゆきを再読しては売ってます。 なので、読むのは2回目なのですが、 冒頭の部分と、途中の部分を少しだけ覚えていただけで、 ほとんど覚えていなかったので、割と楽しく読めました。 最近、ようやく傾向が判ってきた気がしますが、 この人は、こういう話のすすめかたをする人なんだなあと気付きました。 パーフェクトブルーも、レベル7も、この話も。 冒頭の部分が、いつもとても期待させる感じで始まり、 途中は、どうなるのかとワクワクさせるけど、 最後がなんだかガッカリで、記憶されない小説になってしまう。 最初と途中は、いつもワクワクさせられるのですが。 その分、最後の「なんだかなあ」感も強く。 手元においておいて、もう一度読みたい本ではないので、 今回で手放しました。今回は、買取は120円でした。 | ||||
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宮部みゆき氏の本は何冊か読みましたが、自分の感性にはあいません。 模倣犯は素晴らしく、本当に夢中になりましたがそれ以外はどうしても好きになれない。 ファンが多い著者なので自分の感性がずれているんだろう。 作品的には人の考えを読める超能力を、持ってしまった少年の話です。 能力があるから幸せになる事もあるでしょうが、この作品はその能力故に苦しむ作品です。 | ||||
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キャラクターがそれぞれ丁寧に描かれていてうまいし、 読みやすかったけれど、 最後は正直「だから何?」と思ってしまう展開でした。 もう少しドラマチックな展開があってもよかったかなと思いました。 | ||||
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売りがよくわからない作品でした。ミステリとしても、ドラマとしても煮え切らない感じ。キャラクターも全員平均的な人びと。いったい誰を愛せばいいのか……。 全体としてはそつなく書けています。 ただ一つ気になったのは、結婚一ヶ月前の健康診断でわかる男性不妊のリアリティ。そんな不妊あるのでしょうか。不妊の検査はそれを目的として調べないと普通わからないのでは?もしそのつもりで調べたのなら結婚式の招待状を出す前に調べるでしょうし……交通事故に遭って骨盤CTを撮って偶然発見とか、今からでも書き換えた方がよいのでは。 よく調べられて書いている気がするだけに惜しいです。 | ||||
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サイキックという興味深いテーマで、導入部のストーリー展開も面白く、序盤は とても楽しんで読むことが出来た。 ただし少年二人の苦悩をもう少し掘り下げて描いても良かったのではないか?と いうのが正直な感想。途中からあっさりし過ぎのように感じる。 特に織田君の方は何だかよく分からないまま終盤に突入してしまう。 終盤の事件はネタが割れすぎでつまらないし、サイキック少年二人が絡んでくる 必然性もあまり感じない。なんかもったいないなあと思ってしまう。 こちらの方が宮部作品ぽいのかも知れないが、自分は『理由』や『模倣犯』の スタイルの方が好みです。 | ||||
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代表作といえるようなものではないとは思うが筆者の多才さがよくわかる一冊だと思う。難しいテーマで無理なくストーリーが進み、さわやかな読後感。 | ||||
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宮部みゆきの超能力者ものだ。 宮部みゆきの小説には、自然に超能力者が登場してきて、うっかりすると世の中にいるんじゃないかと思うくらいだ。 ただ脳天気な人は1人もおらず、超能力者たちはみんなして、悲しみを背負っているのだけれど。 なかでも、いちばん背負っているモノが大きな人が、この龍は眠るに出てくる、稲村慎司と織田直也だろうか。 突然、人の気持ちがどんどん聞こえてきたら、うるさくてかなわないだろう。そりゃ大変だ。笑い事ではない。 そんな大変な人たちが主役なのだが、ハッピーエンドになっているので救われる。 宮部みゆきの小説は、ハッピーエンドは少なく、あったとしてもハッピーへの予感くらいなのだが、この龍は眠るは、きちんと主人公が幸せになっているところまで描かれている。 それというのも、稲村慎司と織田直也という超能力者が切なすぎるからだろうか。 | ||||
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盛り上がりに欠け 中盤まで苦痛でした終盤の事件で そこからは一気に読めて面白くなりましたが なんだかイマイチな感じがしました | ||||
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超能力少年の苦悩をそれを信じるべきか迷う大人の視線から描いたミステリー。 と、書いてみると複雑な構造の物語だ。 ただしクライマックスとなる誘拐事件がいまひとつ盛り上がりに欠いた。 非常に特殊なサイキックという設定を用いながら、事件そのものは 仕掛けも、動機も、犯人像もありきたりで物足りない感じがした。 共感しずらい人物が被害者である点もハラハラ感という意味ではマイナス。 命を懸けてまでの事件か?っていう感じ。 複雑な構造と魅力的な設定からスケールの大きい展開を予想してしまい、 結果としてちょっと肩透かしをくらった気がした。 | ||||
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サイキック(超能力者)の物語なのに、夢絵空という気がせず、自分の周りにもいるかもと自然に思えてしまうリアリティがありました。 さすが!と思います。 ただ、最後の事件の解決までの流れが、ちょっと普通かなあと思いました。 | ||||
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読み始めてすぐ、参ったなーと思ったが、我慢して読み進めるうちに引き込まれてしまった。 いきなり超能力少年が登場して超能力を使い始めたときには、こういうのはジュニア小説でやってほしいんだよなあ、とげんなり・・・。でもさすがに大ベストセラー作家だけにジュニア小説みたいな素材をきっちり骨太の小説に仕立てていました。心理描写や情景描写が細かく、生き生きとした感じですが、作者初期の作品だけに会話のテンポが少々うざったい。 編集部内の軽口やジョークの飛ばし合いのあたり、はっきりいってほとんどが不要。しつこいしつまらない。でもストーリー展開はすごい。一気に読了。 | ||||
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みなさん、結構高評価なんですね。ぼくは、いまいち引き込まれませんでした。自分が、純粋じゃなくなっちゃったのかも。そう考えると、少し寂しい・・・。 | ||||
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超能力を持っているということは、果たして幸せなんだろうか?そのことについて考えさせられた作品でした。 | ||||
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確かに最高におもしろいです。展開が緻密で、あきさせません。主人公が考えていることがコロコロ変わって出来事に翻弄されて戸惑うっていうところもうまく書けている。また、下調べをきちんとやっているという感じがします。「ああ、実際にもこうなんだろうな」と思わせる部分が多々あります。作者はとても真面目な人なんですね。ただ、惜しいのはまったく普通のエンディングになってしまっているところです。すごくアブノーマルで危険な感じ、現実を突き崩される感じ、そういった中盤までのドキドキ感が終盤になって一気にしぼみます。「それは『火曜サスベンス劇場』とどう違うんだ?」と思わず突っ込みたくなります。作品性とか、作者の個性といったものについてこの作者の人はあまり考えないんですね。あまりにもエンターテインメントに徹しているというか。まとまりすぎていて自分としては窮屈な印象を受けます。これがこの作者本来のキャラなのかどうかは知りたいところですが。 | ||||
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