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龍は眠る
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龍は眠るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 21~40 2/6ページ
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著者の思考が古臭くて加害者よりなのと超能力でありがちな狂言誘拐を解決しましたと言うつまらない小説ですね著者は2017年現在で56歳でこの本を書いたのは30歳ぐらいなのですが考えが古くところどころに現れる偽善ぶりにうんざりしました。また肝心の超能力についても、ただ犯罪を防いで死んだということを描くための道具になっていて過大評価されている作家だなと感じました。 | ||||
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超能力を持った登場人物のSFはよくある。 超能力を持った人が普段生活するうえでどれだけ苦しむかとこれだけ人間の実存に近づけて書いた本を私は知らない。なるほどと思わされる洞察力とディテールの会話やエピソードの混ぜ方はさすがと思わせる宮部作品。 設定、話のストーリーは飽きさせないし、それでいて物語読み終わった後に残る余韻、考えさせられるテーマも素晴らしい。 | ||||
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人の心を読むことができる超能力を持った少年二人の苦悩と悲劇の話。 超能力を持つが故に、通常人が知り得ない事実を知ってしまう者の苦悩が、他の宮部作品同様、豊富な表現で語られ、「正義とは何か」まで考えさせられる作品となっている。 しかし、あくまで語り手である雑誌記者からの視点で全てが語られており、超能力者本人達が「実際にどう感じていたか」が語られていないのがやや残念。 「模倣犯」にハマった者としては、同作品のように「それぞれの視点」が掘り下げれて重厚な世界観が語られているのが好きであり、本作品でも「人の心が読める超能力者」という特殊の立場にある者の内面をもっと掘り下げて欲しかった。 ページ数は多かったが、会話文も多く割りとさらりと読める内容であり、重厚作品が好きな自分としては☆3つの評価。 | ||||
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「クロスファイア」と同様に超能力を持った登場人物の物語であるが、「クロスファイア」の方が超能力を持った人物の悲哀や生きにくさがうまく表現されていたのに対して、こちらは上滑りというか、切実に伝わってくるものがなかった。冒頭のマンホールの事件なども、現実にはありそうもない話だと感じた(車のエンジンが水をかぶるといけないからマンホールを開けるとか、ポルシェにマンホールを開けるためのヴァ―ルが積んであるとか)。他にも、不自然な設定がいくつかある(口がきけない七恵の家に電話があること、空き巣の調査に来た警察官が「大事なものはどこに隠していますか」と訊くことなど)。 また、宮部さんの作品でいつも感じることだが、男性がうまく描けていないと思う。総じて、実際の年齢よりも幼稚で、浅薄な印象を受けてしまう。 最終ページに近付くにつれて、真相も見当が付いてしまい、ミステリーとして特に取り上げるようなところはないし、最後まで読んでも、結婚対象として不適格の烙印を押された主人公が何かを掴んだとは感じられなかった。 | ||||
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「日本のスティーブン・キング」こと宮部みゆきさんの出世作1991. 宮部作品はなぜか食わず嫌いしてきたが、こないだの火曜日にコンビニで週刊誌を立ち読みしていたら、宮部さんの「レベル7」の話が二回も、 べつべつの人の口から出て来ていたので、「そろそろ潮時か」と思ってブックオフ100円購入。 最初から最後まで線をひきまくりながらシッカリ読んだので、本がグワグワになった 雑誌記者の「私」が超能力者の少年と出会い、事件を解決してゆく。 と、プロットを要約するとまるで魅力が伝わらないが、非常に面白いミステリーだった。 洒落た比喩、上手い言い回しがたくさん出てきて感心したし、ある部分では大声で笑ってしまった(=ユーモアが強烈)。 あ、あと、登場人物たちがみな魅力的。ちゃんと顔がみえて実在感がある。 最後の展開は少し弱い気もするが、それがどうしたってくらい途中が面白く、ページ・ターナーそのもの。 これほどの力量と面白さをたとえ・たたえるには、やはりこう言うしかないだろう。 「日本のスティーブン・キング」と。 ←オチ先にゆうてもうてるやーん。 | ||||
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宮部みゆきさんの小説は、ハズレがありませんね。他人の心が読めてしまう二人の超能力少年とそれに関わりあう事になる記者の話でした。人の心を理解出来るヒトはいい人の条件のように言われますが、小説のように他人の本音が雑音のように入って来たらと考えたらゾッとします。龍の力を借りずとも、普通に暮らせる事が幸せですね。 | ||||
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超能力もの。遭遇、波紋、過去、予兆、暗転、事件。各章の標題が漢字二字でわかりやすい。暗い単語が多いのは推理小説的だから仕方がないのだろう。単行本あとがきで、スプーン曲げ、新興宗教、9.11について書いている。解説は長谷部史観。解説だけでも明るい話も書いて欲しい。最後が「エピローグ」なのは今一かも。漢字二文字の章にしてもらえると嬉しい。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算364作品目の読書完。2011/05/15 | ||||
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主人公・慎司はサイキックであり、その超常現象に苦悩し、暗澹たる運命に翻弄される。スリラー小説の形態をとっているが、これは人間の人生の業による苦難のドラマである。 | ||||
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他の宮部みゆき作品にも書いていますが、 今、近所の古本屋さんで宮部みゆき高価買取中だそうで、 手持ちの宮部みゆきを再読しては売ってます。 なので、読むのは2回目なのですが、 冒頭の部分と、途中の部分を少しだけ覚えていただけで、 ほとんど覚えていなかったので、割と楽しく読めました。 最近、ようやく傾向が判ってきた気がしますが、 この人は、こういう話のすすめかたをする人なんだなあと気付きました。 パーフェクトブルーも、レベル7も、この話も。 冒頭の部分が、いつもとても期待させる感じで始まり、 途中は、どうなるのかとワクワクさせるけど、 最後がなんだかガッカリで、記憶されない小説になってしまう。 最初と途中は、いつもワクワクさせられるのですが。 その分、最後の「なんだかなあ」感も強く。 手元においておいて、もう一度読みたい本ではないので、 今回で手放しました。今回は、買取は120円でした。 | ||||
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宮部みゆき氏の本は何冊か読みましたが、自分の感性にはあいません。 模倣犯は素晴らしく、本当に夢中になりましたがそれ以外はどうしても好きになれない。 ファンが多い著者なので自分の感性がずれているんだろう。 作品的には人の考えを読める超能力を、持ってしまった少年の話です。 能力があるから幸せになる事もあるでしょうが、この作品はその能力故に苦しむ作品です。 | ||||
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大多数の人間にはない力を目覚めさせてしまった少年たち。 とかく、持っていたら便利そうだ と思ってしまうお氣楽さを 真っ向から「否」とたしなめられた氣がします。 その力を持つゆえの苦悩、苛立ち、孤独感。 彼らも普通の「人」なのだ と読んでいる間に氣付かされていきます。 特別な力を持っていたからこそ起こった、悲劇のストーリーではあるけれども 読み終わった後に、心に「人を思いやる温かみ」をほのかに感じる作品です。 | ||||
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主人公の雑誌記者が嵐の晩に出会った少年は、他人の心が読めてしまうという。 彼の能力は本物か偽物か。というあたりなかなか面白かったです。 主人公と少年の心の中の描き方は見事でした。 心を読むという能力までは、ホントでもウソでもありえそうなんだけど、後半の能力になってくるとホントでもウソでも嘘っぽいというか、必要な能力だったのかと思う。 欲を言えば、誘拐事件のあたりももっと盛り上がると良かったなと思います。 | ||||
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キャラクターがそれぞれ丁寧に描かれていてうまいし、 読みやすかったけれど、 最後は正直「だから何?」と思ってしまう展開でした。 もう少しドラマチックな展開があってもよかったかなと思いました。 | ||||
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超能力を有する少年を巡る話だが、 大友克洋著「AKIRA」のような超能力バトルといった内容ではなく 特異な能力を持ってしまった故の苦悩が描かれる 序盤で、語り手の雑誌記者が超能力に対して懐疑的な姿勢をとるあたりが作品に深みを与えている 後半、殺人事件が起きる 特に出版当時は、超能力といったどちらかというとSF的荒唐無稽な要素は敬遠されがちだったように思う その為か、後半にミステリー的な要素が濃くなってくる 宮部氏の描く少年達は、非常に魅力的である もっと(超能力)少年の苦悩や成長にストレートに焦点が絞られていたらとも思ってしまう 宮部氏は、この作品以降も超能力を題材にした小説を多く発表されています それらの原点ともいえる作品かもしれません (霊能力も超能力の一種と解釈すると、宮部氏は本当に多くの超能力ものを書かれています) | ||||
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超能力を有する少年を巡る話だが、 大友克洋著「AKIRA」のような超能力バトルといった内容ではなく 特異な能力を持ってしまった故の苦悩が描かれる 序盤で、語り手の雑誌記者が超能力に対して懐疑的な姿勢をとるあたりが深みを与えている 後半、殺人事件が起きる 特に出版当時は、超能力といったどちらかというとSF的な荒唐無稽な要素は敬遠されがちだったように思う その為か、後半にミステリー的な要素が濃くなってくる 宮部氏の描く少年達は、非常に魅力的である もっと(超能力)少年の苦悩や成長にストレートに焦点が絞られていたらとも思ってしまう 宮部氏は、この作品以降も超能力を題材にした小説を多く発表されています それらの原点ともいえる作品かもしれません (霊能力も超能力の一種と解釈すると、宮部氏は本当に多くの超能力ものを書かれています) | ||||
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売りがよくわからない作品でした。ミステリとしても、ドラマとしても煮え切らない感じ。キャラクターも全員平均的な人びと。いったい誰を愛せばいいのか……。 全体としてはそつなく書けています。 ただ一つ気になったのは、結婚一ヶ月前の健康診断でわかる男性不妊のリアリティ。そんな不妊あるのでしょうか。不妊の検査はそれを目的として調べないと普通わからないのでは?もしそのつもりで調べたのなら結婚式の招待状を出す前に調べるでしょうし……交通事故に遭って骨盤CTを撮って偶然発見とか、今からでも書き換えた方がよいのでは。 よく調べられて書いている気がするだけに惜しいです。 | ||||
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サイキックという興味深いテーマで、導入部のストーリー展開も面白く、序盤は とても楽しんで読むことが出来た。 ただし少年二人の苦悩をもう少し掘り下げて描いても良かったのではないか?と いうのが正直な感想。途中からあっさりし過ぎのように感じる。 特に織田君の方は何だかよく分からないまま終盤に突入してしまう。 終盤の事件はネタが割れすぎでつまらないし、サイキック少年二人が絡んでくる 必然性もあまり感じない。なんかもったいないなあと思ってしまう。 こちらの方が宮部作品ぽいのかも知れないが、自分は『理由』や『模倣犯』の スタイルの方が好みです。 | ||||
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宮部みゆきはいくつも読んできたけれど、この作品は文句なしでトップ3に入る。おもしろさ保証付きの作品。 超能力者が登場するので現実離れした話かな?と読む前はちょっと心配になったけれど、超能力(サイキック)をもってしまった少年たちとその家族の苦悩と志をあまりにもリアルに描くので読んでる方はまるでこういう能力が本当にあるという前提で作品世界に自然にひきこまれてしまう。 しかも宮部氏、女性なのに男達の友情、対立を描くことの上手いこと。心の機微の少しも逃さない。細かくて徹底した伏線。もう感服するしかない。500ページ近い作品だけど、最後に来てもまだ終わらないで!と思わせた数少ない作品。 | ||||
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