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スタープレイヤー
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スタープレイヤーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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金色機械が重すぎて読むの断念したけど、この本は軽いので読みやすかったです。内容も突っ込みどころが多いけど面白かった。 年齢的には10代向きかなとは思う。軽くて字も大きくて文章も、さほど難しい言い回しがない。今までの懐かしいような、物悲しいような日本的な情緒がある作品とは違って明るい感じ。違うタイプの夢が見れました。 | ||||
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夜市という小説から恒川光太郎さんの魅力にはまり全作品読破しようと読み進めている最中です。 なんでも願いが叶うというよくあるテーマではありますが、叶えられる人物が異世界に飛ばされる、叶えられる人物が他にもいる、幸せになりたい等抽象的過ぎると叶えられない、範囲等条件が限られているなど設定もよく考えられていてファンタジーではあるもののすごく現実感を覚える内容で冷めずに読み終わる事が出来ました。 自分がもしスタープレイヤーになったらどういう願いを叶えるか考えてみたりもして読了後も色んな想像をして楽しめる作品だなと思いました。 どうやら続編があるようなので読むのが楽しみです。 あと、夕月が幸せに一生を暮らせていたら嬉しいなと思います。 | ||||
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ラジオドラマで聞き、原作を読みたくAmazonで、購入 恒川光太郎worldに、はまり中 | ||||
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主人公は、斉藤夕月(34歳・無職・離婚歴あり)。 街で怪しげなくじを引いた結果、異世界に飛ばされる。 また、その世界で、(ほとんど)どんな願いでも 10個叶えることが出来る「スタープレイヤー」となる。 前半は、夕月は一人ぼっち。 自分のためだけに願いを行使する。 一人だと気楽だが、楽しみもない。 中盤は、同じ「スタープレイヤー」と知り合いとなる。 その友人を通して、様々なことを知り学ぶこととなる。 この世界に、他にも「スタープレイヤー」がいること。 他の民族や人間がいること。 そして、争いがあること・・。 後半は、国同士の争いに巻き込まれる。 夕月は、過酷な争いの中、生き残ることが出来るか? また、争いの行方は? 前半~中盤は、非常に楽しめた。 人間としての欲望や葛藤が、よく表現されていたと思う。 中盤~後半は、若干、凡庸な感じがした。 夕月が、相手(敵)から同じ方法の襲撃を二度も受けたことは残念だった。 (作者的に都合が良かったのかも知れないが、興が冷めてしまった。) しかし、最後の一つの願いを封印し、 一人旅を決意する場面は非常に清々しかった。 夕月が「スタープレイヤー」としてではなく、 「ただの人間」として新たな人生を切り開いていこうとする。 夕月の旅立ちを応援したくなった。 | ||||
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これまでの恒川作品とは全く違うファンタジー作品だった。 全くの一から物語を積み上げていく展開は非常に新鮮で 読み応えがあった。 | ||||
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恒川さんの作品はほとんど読んでいますが、これまでの作品の恒川さんらしさは ほとんど感じられませんでした。RPG的な発想を軸に、ライトなSFファンタジー小説と なっています。 これまでは、人間の心の暗い情念を突き詰める中で、奇妙な救いや優しさを感じる作風で 恒川さん以外には書けない恒川節を感じましたが、今回はこれを書ける書き手は他にも たくさんいるように思いました。 初めのうちは、この世界の設定の理解と、願いの使い方の可能性を探る緊張感で 読みましたが、大規模な願いを重ねるに従って、必然性が薄れてくる大味な展開に なりました。 第二弾が予定されているそうですが、今後はこの世界観を軸にした純粋なファンタジー 小説になるのでしょうか。 前半の主人公の物語、マキオとタワー村、スカイレッドがこの世界に来た時の エピソードは良かったので、読みごたえのあるエピソードや、魅力的な世界設定を期待して 次回作も読みたいと思います。 この作品とは異なりますが、筒井康隆の「旅のラゴス」が好きなので、ハードボイルドな 異世界ファンタジーが読めると嬉しいです。 | ||||
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恒川さんの作品は、夜市が頂点だったと思います。いきなり最高の作品でしたから、そのあとの作品の満足度はそれほどではなかったのですが、かなり毛色の変わった今回の作品は、結構楽しめました。 | ||||
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ファンタジーからリアルに落とし込みつつのファンタジー。 知らない世界を一緒に学んでいく?感覚が面白かった。 | ||||
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突然異世界に飛ばされ、10の願いが叶えられるスタープレイヤーとなった主人公を描いたファンタジー。 著者の書籍はほとんど読んでおり、今まではファンタジーでも色んな意味で怖い印象のものが多かったが、本書は全体的に明るくファンタジーの王道のような仕上がりだった。 異次元を舞台に描かれた物語としては、貴志祐介の「グリムゾンの迷宮」や「ダークゾーン」があるが、本書もルールが分かりやすく、よく考えられていたと思う。 前半から中盤は著者がどんな願いを実現していくのか、他民族や他のスタープレーヤーと関わっていくのか楽しめたのだが、ラナログの回想場面でやや失速してしまった。後半はやや盛り返したが、戦争の場面はもう少し緊迫感があった方がよいと思った。また、いかにスターを消費せずに難局を乗り切るかといった駆け引きもほしかった。 「スターの話は自分の預金残高がいくらあるかを教えあうようなものでろくなことにならない。」 スタープレーヤー歴が長く、人の欲望に際限がないことを理解しているマキオや幽の言葉は印象に残った。 他人のスターボードを奪うとどうなるのか、未知の生物はいるのか、ヘブンとはどんな国なのか等、まだまだ楽しみがありそうなので、続編に期待したい。 | ||||
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戦国自衛隊(半村良) + HUNTER×HUNTER「グリードアイランド編」(冨樫義博) + 幸せになる箱庭(小川 一水)(「老ヴォールの惑星」所収)。 現在と現地の技術力の格差,いったとこだけ詳細になる地図,アルファレベルシミュレーション。 スタープレイヤー が技術を本格的に活用しようとしないのはなぜかがわからない。 静止衛星と衛星写真と衛星電話とか,原子力発電所と送電線とか。 | ||||
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恒川光太郎の新しい世界観に圧倒され、はじめのから中盤まで想像を巡らせながら一気に読み進めたが、後半になると展開が落ち着いてしまった感じなので残念。 | ||||
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RPGの世界のようなお話でした。面白かったけど、これを恒川光太郎がやる必要あるのかな?とギモン。 少し前に読んだ「金色機械」でも感じたことですが、 最近の恒川さんは新しいことにチャレンジしすぎて、私が本来読みたい・好きな世界とはまったくの別物を綴ってばかりいる。 「ここではないどこかへ連れて行ってくれる」・・・その広い意味で考えれば、この作品もそうなのかもしれないけど、 幽玄で妖しくも美しい恒川ワールドはどこへ・・・。 このチャレンジは喜ぶべきこと?なんだか悲しい気がするのは私だけ? スタープレイヤーに選ばれた者は異世界へ飛ばされ、そこで10回の願いをかなえることができる。 主人公の斎藤夕月は最初は私欲のためにスターを消費してしまうけど、 様々な出会いを経て、人のため・平和のために願いを消費するようになり、人としても成長していく。 夕月の選択を読みながら、つい「自分ならどう使うかな?」と考えちゃいますね。 誰かのために願いを使うこと、私にはできるかなぁ。 続編、あるらしいです。 たしかにまだ解明されてない謎も多いし。まぁ、出たら読みたいと思います。 | ||||
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シリーズものの第一作ということだが、これはとんでもない傑作だと思った。 特殊なシチュエーションのスタートは、キューブ〈映画〉や、「クリムゾンの迷宮」のようで、そこから女性の自立をもうひとつの主題に、閉塞から解放へと向かっていく物語の美しさは他に類がない。 一言でいえば、「宝クジ当選的な状況で、なんでもできるとしたら何をするのか」というシュミレーションなのだが、実に考えさせられる。主人公のやり過ぎぶりは愉快だし、現実でのクズ全開な過去や、抱えている闇は痛々しい。 前作「金色機械」が異質な時代ものであったのと同じで、この作品も、同ジャンルの選考作品とは作者が見ている方向が異なっていて、王道というより異色作の印象を受ける。だがそれなのに完成度が高い。随所にこの手があったのかという閃きも多く、目が離せない。 私的にはスカイレッド氏の半生が素晴らしい。 「ファンタジーは全く読まないが、スタープレイヤーシリーズだけは特別」と、「大人」の読者にいわせる何かがある稀有な作品。 恒川作品は一作ごとに独特の風味があり、それが常に過去作と異なっている。だが作品全てに共通する文芸としてのマジックは今回も炸裂しており、とにかく今は、「絶対に頓挫せず続刊をリリースして欲しい」という思いで一杯。 追記 次作のヘブンメイカーは必読、すごい、最高傑作か。 | ||||
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10の願いというと、ふつうは10個の願いと考えるが、 このお話では、そうではないようだ。 (ほぼ)どんな願いも叶えてもらえる機会が10回分与えられているというのがより正確のようだ。 1度のお願いで(なんの関連性もない)複数の要求を叶えてもらえる。 つまり、自分の願いだけでなく、赤の他人のたくさんの願いを1度に叶えることも可能なのだ。 だから、みなに平等に恩恵を与えることが出来て、主人公は万人から感謝される。 このドンデモ設定が、話をつまらなくさせている一つのようだ。 一回にたった一つの願いであれば、諦めなくてはならない多くの(人の)願いがあって、 そのせいで、きっと主人公は悩みに悩んだうえで、決断を行わなければならない。 その決断のせいで多くの人から恨まれ、一つの願いを叶えるごとに実は多くの人を 不幸にさせているという残酷を目の当たりにしつつも、お願いしなければならない事態に直面して・・・ けれど、それが主人公の成長(若しくは破滅)にもつながっていったかもしれない。 一回の機会で、いくつもの願いを叶えられるのであれば、そんな究極の決断は迫られない。 他を切り捨てなければならない、人から恨まれなければならないという主人公の苦悩が見られない。 内面の成長していく過程が十分に描かれておらず、普通の女性が、いつのまにか数十の私兵を要するリーダーになっていて、 みんなから愛され尊敬されながら、戦術まで立てて立派に殺し合いの指揮をしていたりするから、非常に少年漫画チックだ。 また、なぜ主人公はトンデモ設定を知っていながら、あの願いとこの願いを分けたんだとか、 なんでここでそんなショーもないお願いをするんだとか、 主人公の要領の悪いお願いの仕方に、読者側のフラストレーションがたまっていく。 B級ホラー映画で、なんでここでトドメを刺さないんだとか、なぜ人気のいない方にわざわざ逃げ込むんだという、 あのイライラがつのっていく。 作り手のご都合であるのは分かるが、それは悟られないように緻密な設定をしてほしい。 最初はちょっと面白かった。 恒川ワールドを期待させてくれた。 願いで牢屋をつくって、自分の人生を狂わせた通り魔を監禁して、復讐してやろうとするくだり。 あの通り魔は、掴みどころのない悪意の塊のようなところが、 風の古道に出てきたあの彼に似ていて、とても魅力的だった。 けれど、この復讐も少年漫画的な、いやジブリワールド的な丸い終わり方で決着する。 そんなものが読みたいんじゃない。 突如、神の力を手に入れた冴えないごく普通の女性の強欲が、狂気が、そして成長が読みたかった。 最近の恒川先生の作品は、個性がなくなりましたね。小奇麗にまとまっているけれど。 | ||||
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まず、この作品は今までの作品とは一線を画すものである。 夜市、秋の牢獄、草祭、私はフーイーなどノスタルジックファンタジーではない。 こういった幻想と現実のあわいのような作品を求めている人にはお勧めしない。 今までの作品がダークファンタジー、幻想小説だとしたら、これはダークがなくなりファンタジー小説。ハイファンタジーだ。 和風ファンタジーではなく西洋風ファンタジー。 設定はタブレット端末をつかって10個の願いを叶えることができるスタープレイヤーになった酸いも甘いも知り尽くした34歳無職女性が今回の主人公である。 主人公が身近な存在で、自分に置き換えて願いを何にするか考える楽しみがある。 ページの右上に残りの星の数が記されていて面白い試みだと思った。 謎の存在フルムメアが支配するとされる惑星に飛ばされて、衣食住を願いで叶えたり、個人的なことに願いを使ったり、願いの使い方は自分の知恵を文章化しないといけない。 まず、願いの叶え方がタブレット端末を使うので、とても現代風だ。 ルールが明確に設定されているので、わかりやすい。 地球とは異なる文明が少し遅れた惑星には、地球とは違う植物や動物も生息していて見つけると、それを端末にインプットしたり、辞書機能を使って確認したりできる。 端末の使い方が工夫されていて、現代人に身近に感じられるのが面白い。 この惑星には原住民と神と崇められるスタープレイヤーとスタープレイヤーによって呼び出された外来民がいるらしい。 スタープレイヤーに呼び出される不運な人にもしっかりと人生があり、原住民には国同士の争いがあったり、スタープレイヤーであっても使い方を間違えると大変な目にあったりといろいろだ。 まだ、消化不良な人物や存在などもあるが、これはシリーズ化して来年夏ごろには続編がでるらしいので、その辺の存在も明らかになるといいな。 こんな恒川作品もアリと思う人は是非読んでいただきたい。 寝食忘れて一気読みしてしまった。 | ||||
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恒川作品は夜市から、金色機械まで全て読んでますが、ガッカリ度では一番かもしれません。金色機械でも思ったことですがこの作品を恒川さんが書く必要性あるのか?って正直思ってしまいました。 恒川さんの最大の魅力は、幽玄の世界を平易な文章でいとも容易く表してしまうところだと思うんですが、この作品はただただ、ライトなだけです。空気感が微塵も感じられない。 性奴隷や監禁とか出てくるので小学生、中学生をターゲットにしているとも思えないですけど。 10の願いをノーリスクでほぼなんでも叶えられるってドラゴンボールじゃあるまいし。結局最後までドラゴンボールに頼りぱっなしです。第二巻でその先を書いてくれるのでしょうが。どうせ死人は最後には生きかえるんだろうって思いが拭えず、ラストの戦闘場面とか全然緊張感もワクワク感もなかったです。風の古道で登場する坊さんのあの言葉は重かったのになあ、。主人公が救出される展開もご都合主義で、必然性がないです。本当にただのお助けマンです。 この作品の一つのテーマは主人公、夕月の成長なんだと思いますけど、なぜ、夕月がそこまで人のために尽くそうとするのか説得力が少々弱いかなと。なかなか彼女に感情移入できませんでした。 これを読むなら、二十の悪夢に載ってる銀の船を読んだ方がはるかにマシだと思います。 話は冗長ですが、メッセージ性は殆どないです。世界観もあんまり広がってないですし。読み返そうとはとても思えないです。あくまで私個人の感想なので。 | ||||
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3つの願いものはよくあるが、本書は10個も願いが叶う! そこに異世界を組み合わせ、まるでゲームの中で好きなように 武器がつくれるような感覚。 しかし、10の願いを叶えられる力を授かるという幸運が だんだん魅力的に思えなくなってくる。 34歳バツイチ無職の夕月は地球でもあまり幸せではなかったが 異世界でも過去を引きずり、幸せそうではない。 新しい友達、仲間、世界との出会いによって、彼女の願いが変わっていく。 エゴが消え、人のために願いを叶える力を使い始める。 そこに疑問や不安を感じるのは、私が黒い心を持っているからなのだろう。 もちろん彼女も、その願いが一時的な願望の成就であり、 永遠ではないことを知っている。 なんでも願いが叶うということは、なんにも手にしてないのと同じ。 その力を封印した時から本当の彼女の人生が始まるのではないか。 スタープレイヤーみんなが普通で、善を持ち、悪を持っているのがいい。 マキオにしてもちょっと人より秀でているだけ。 しかしそのちょっとの差が、とても大きいことを示してくれる。 | ||||
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