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ウルトラ・ダラー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ウルトラ・ダラー
ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

ウルトラ・ダラーの評価: 3.49/5点 レビュー 128件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全128件 121~128 7/7ページ
No.8:
(5pt)

ぜひ読んでほしい一品です

簡単に言えばこの本は北朝鮮のニセのドル紙幣にまつわる話です。

この作者様はもともとNHKの方なので難しい本なのかなぁ・・・などと思いましたが実際はスリリングで読み応えのある本でした。

ただ「こんなに書いてしまって大丈夫なの?」と思いました。

この作者様はフリーになって腕がまた一つあがったんじゃないかな?と思いました。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
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No.7:
(4pt)

記者としては書けないことを小説にしたのでしょう

著者の手嶋龍一さんには9・11テロ時のNHKワシントン報告で好感を持って

いた.NHK記者としてでは書けないことを小説という形で表現した

かったのでしょう.

北朝鮮で偽ドル札を印刷していることは世界周知のこと.

本書はその事実をもとに,スイス製紙幣印刷機,アメリカ製紙幣用紙,日本製

インクなどの調達策,さらには紙幣印刷のための職人の拉致作戦などを

軽快に描いている.北朝鮮のニセドルの目的は何か,イギリスBBC記者の

諜報部員とアメリカの偽札捜査官が活躍する.目的は最新のミサイル

であった.フランスから北朝鮮への輸送はセーヌ河上で阻止された.

驚いたことに,この阻止作戦の情報が日本の外務省から北側にもれ

ていた.外務省アジア大洋州局長が北と通じていたらしい.彼の生い

立ちを調べると,生みの母は在日朝鮮人で,北の工作員であった.

さらにその中学高校の同級生に,今は北の高官になっている旧友が

いた.その旧友とアジア大洋州局長は北京で再会し,総理のピョン

ヤン訪問が企画された.さらに驚くことに,この一連の企画は中国の

息がかかっているとのことであった.

虚実取り混ぜての小説であるが,90%が実と思われる.

手嶋さんはよほど書きたかったのでしょう.
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4101381151
No.6:
(5pt)

やはり彼の国の影が・・・

拉致・偽札等々、市井の人々には断片に見えるニュース素材が
次第に紡がれてゆく。

事実が真実の側面であることを思い知らされる。

世界が思惑のクモの巣で覆われている様な読後感を是非多くの
方々に味わって頂きたい。
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4101381151
No.5:
(5pt)

もっと勉強を

今、手島龍一著「ウルトラ・ダラー」を読了しました。

北朝鮮の偽ドル印刷にまつわる話です。

最近読んだ本の中では最高の出来ですが

男女の「濡れ場」の描写が貧弱過ぎて

その点は残念というか不満でした。
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No.4:
(5pt)

何をおいても、必ず読むべき一冊

フレデリックフォーサイスの”ジャッカルの日”を読んだときの衝撃と同じぐらい、いや、日本が関わっているだけに、衝撃度は、今回の方が高いと思う。

事実という小さなピース、それ自体はその事実しか表さない。

しかしその小さなピースを沢山集めて、ひとつの絵にしたとき、表面にみえてくるものだけでなく、その奥深くにうっすらと見え隠れする強大な国の意志などが見えたとしたら?

彫琢した情報のみが本質となるのだ。

手嶋氏はそのうっすらと見え隠れする本質膨大な情報のなかから描きだした。

ここに書かれていることは、起こる可能性があるので、フィクションと言えないかもしれない。

現実に十分可能性のあることなのだ。

内容としては、北朝鮮の偽ドル紙幣偽造についての話だ。

詳しくは読んでいただきたい。読む価値が十分にある本だ。

ストーリーと、プロット、内容もすばらしいが、全編に漂う、細部にわたる本物感だ。

具体的にいうと、はじめのオークションのシーン、体験したものでないと味わえないような状況が、手に取るようにわかる表現で表している。

手嶋氏のインテリジェンス(ここでの意味は、深い教養)はそこまで深いのだ。

ところで、著者の手嶋氏は元NHKのワシントン支局長なので、ニュースなどでそのレポートをお聞きになったことがあると思う。

その手嶋氏は、NHKを退社した理由として、この本を書いた責任を組織で負うのではまずいので、個人で負う。

そのために退社したと発言していた。

こういう気骨のあるジャーナリストもいるんだと改めて感心した。

何をおいても、必ず読むべき一冊だ。
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No.3:
(4pt)

判断が難しい

精緻なノンフィクションで知られる著者の小説第一作だけに期待は大きかった。その期待に十分応えてくれたかというと、判断が難しい。描写は精緻だが、小説のダイナミズムとしてはどうなんだろうかと。

インタビューによるとこの本の内容のほとんどが事実らしいが、そのこと自体が小説としての展開力を削いでしまっている気がする。つまり、本書が指し示す事件全体の構図・世界観には唸らされるものの、現実に解決していない事件であるために、カタルシスある結末を迎えないのだ。読後感にはなにかわりきれないものが残る。
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No.2:
(5pt)

インテリジェンスを問い直す

あまりにも日本はインテリジェンスを軽視してきたのかもしれません。スパイでなくても、情報の持つ意味を理解することがどんなに重要か、ということを教えてくれる本です。偽ドル札という話題性のあるトピックが小説になっていますが、実在の人物が登場人物のモデルになっているのでは、とも憶測してしまいます。続編も出るのでしょうか。期待しています。
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No.1:
(5pt)

小説でしかかけなかった事実!!

最初は難しい文章なんだろうなと思って手に取りました。

しかし、内容はスリリングでエキサイティング、

一気に読みきってしまいました。

文章は品があるのに、気取っていなくて読みやすい!!

現実と交錯する展開に「ここまで書いて大丈夫!?」

とか思ってしまいました・・・。

元NHKという看板が少々固いイメージのある方でしたが、

フリーになって磨きがかかったのでは?

続編、待ち遠しいです。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151

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