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ウルトラ・ダラー
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ウルトラ・ダラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 81~100 5/7ページ
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同じ著者の「インテリジェンス」などで予備知識を持つと興味を持って読めるだろうが、それは小説としてもノンフィクションとしても一人歩きができていないということだ。 キャラクターがどれもわかりやすい。わかりやすすぎて奥行きが感じられない。特に登場する女性がいずれも教養が高く容姿端麗、ブランド志向。案外インテリジェンスの世界に棲む人間はそういうものなのかもしれないが、それを「あり得る」ように表現できていないのが、やはり小説としての完成を作者が考えていないからだろう。ノンフィクション小説と呼ぶなら、小説としては類書にはるかに劣るし、ノンフィクションとしてはどこまでが事実かが曖昧である。いずれにしても迫力が出し切れていない。頭脳戦に集中していた主人公がラストでゴルゴ13みたいになるのも唐突の感を免れ得ない。 | ||||
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小説としても素晴らしい出来。構成力、キャラクターと入り組んでいてそれでいてこまやかな描写が読み手をスルスルっと世界へ誘ってくれます。 それ以上に素晴らしいのがドキュメントとしての情勢分析。これ一冊でこれまでよりもずっと深く新聞を読み込むことが出来ます。 この本、ささっと流し読んでしまう部分に隠れた面白さが散りばめられており、読者をも欺こうとしてますのでお気をつけて。 | ||||
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パートパートでは良く書けているし面白いと思う。どなたかが言っているように日本語としてこなれていないところはあるが、要は内容である。残念なところはパートが絡み合って進み、収れんしていくというダイナミックさに欠けるということ。今後、たとえば幸田真音のような構成力をつけていけば、彼女を超えることも可能だと思う。期待しています。 | ||||
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北方謙三になりきれない表現力のなさ・・。佐藤優になりきれない情報量の少なさ・・。 全ての面においてガッカリの1冊。最悪なことに、最後の締めくくりが わけのわからん消化不良な終わり方。 日本語的にもおかしな表現が数箇所あり、久々に損した気分にさせられた一冊である。 佐藤優氏のご推薦もあり購入したが・・・得られるものが何もない本であった。 | ||||
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手嶋さんは「たそがれゆく日米同盟] 「1991年日本の敗北(文庫本で外交敗戦と変更)」とその米国内部の政治にかかわる人々を類まれな取材力に基づき生き生きと書かれており昔からのファンでした。今回フィクションということですが、ひょっとしてノンフィクションと思わせる緻密さで、スリリングな一冊です。今後の北朝鮮や極東の報道の裏側をのぞかせてくれること間違いなしです。 | ||||
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佐藤優氏との共著「インテリジェンス」を読んでから、 こちらの作品に流れてきました。 いや、読ませる、読ませる。一気に読めました。 情報の交換に、かなりの想像力を必要とするような 間接的な話法を使っているところが、 プロフェッショナルな感じでリアリティを感じました。 英国人の主人公が日本の洋食屋へ招待される、という件は、 佐藤氏の「自壊する帝国」の中に出てくる ロシアへ日本の某洋菓子をお土産にすると喜ばれる、 という逸話に似ていて、面白かったです。 外国人と付き合いのある人は、参考にできそうですね。 インド人に日本のカレーを食べさせるのは、NGですが。 | ||||
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元NHKワシントン支局長の手嶋龍一氏による著。拉致や紙幣偽造、兵器などをキーワードに、フィクションに事実を絡めながらストーリーが進む。 とても読み応えがあります。著者ならではの話の筋、リアリティですね。お勧めの一冊です。 | ||||
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本の帯に「衝撃のドキュメンタリー・ノベル!」「これを小説だと言っているのは著者だけだ!」とあり、読者の興味を大いにそそります。金成日が実名で登場するなど、事実なのか虚構なのか、ぎりぎりのスリルを楽しめる仕組みです。これをドキュメンタリーではなく小説にしたところに、著者の苦悩(事実として書ききれない部分、Guessとしておきたい部分、せざるを得ない部分)があるのでしょうが、結果として、やや中途半端な印象は拭えません。個々の事実は、職業柄、何らかの情報網に引っかかったものでしょうし、綿密な取材もあったことでしょう、その限りにおいてはリアルで楽しめます。衣装、食事、篠笛、浮世絵といった小道具への薀蓄も並みではありません。しかし、全体として見た場合、人物造形が安直であったり、設定の一部に無理があったり、濡れ場の描写も避けているあたりも、別に濡れ場を期待している訳ではありませんが、小説としての厚みや纏まりに欠け、折角のストリーが生かされていないように思われます。それでも、それぞれの描写は興味深く、一気呵成に読めたので、星三つとしました。 | ||||
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ノンフィクションもどきとしては面白いが人物造形がちょっと・・・ というご意見が多いようですが、私はキャラの立ち具合がすばらしい と思いました。 とくに霞ヶ関の女性キャリアとか最高で、これを読んで以来柿の種を 絶やさないようにしたほどです。 田中均さんがBBC特派員を「ニッポンの洋食」に招待する場面とかも しびれました。 本当はリアルじゃないのかもしれませんが、高杉良とかの小説に出てくる マンガチックな会社員に比べれば、怖くなるようなリアリティーを 感じました。この作品の登場人物が今回限りなのはもったいないです。 テッシー、次作をお願い! | ||||
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この作品は小説として読めば評価は高くないかもしれませんが、手嶋氏が得たインテリジェンスを小説風にして著したと考えると良く出来ていると思います。実話がちりばめられている作品として私は読みましたので、手嶋氏の得たインテリジェンスのセンスを評価したいと思います。 このコメントは、「国家の罠」の著者の佐藤優氏が手嶋氏のインテリジェンスを誉めていた影響が大きいのですが。 | ||||
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オープニングから拉致にいたるまでの経緯は面白いのだけれども 、ヒロインの描写が和風なキーワードを羅列しただけで深みが無い。 ヒロインへの疑心暗鬼を表現したいならもっと女性の底知れなさを 出した方が良かった。偽札小説としてはとても面白かったですよ。 | ||||
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911の際有名になった話題の人の本ということで詠みたいと思っていたのですが、結果から言うと少し遅れて読んだのがタイミングとしてちょうど良かった気がしています。北朝鮮の核に関して述べられており、報道の最前線にいた人間は北朝鮮の核実験は既にするかしないかと言う問題ではなく、時期だけの問題だったのかという気にさせられます。 イラン、中国、北朝鮮の関係、背後で動いている人々が垣間見れ、現在起こっている国際関係の報道を見るのに非常に参考になる本です。 内容に関しては折り紙つき、逆にこの人が仮にどこかのスパイで我々に情報操作をしていたら怖いなあとふと思ったりして。。。 同氏はつい先日までNHKの社員をされていたのですから、話しの面白さにおいて他の語り口豊かな作家と較べてはいけません。ある意味一級の資料として読むべき本です。 スリルとサスペンスを感じたいならもっと適した本はあります。その点は次作に期待です。 | ||||
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NHKの元ワシントン支局長が書いた北朝鮮偽札問題を題材にしたスパイ小説。金成日を始め実名の政治家や実際の事件がボンボン出てくるので、あたかもノンフィクションのような錯覚を読者にあたえるのがこの本の特徴だ。 作家の得意な分野(英国BBC、日本の外務省)の描写ばかりで、(作家が拉致されるのをびびったのかはわからないが)敵側(北朝鮮)の描写がほとんどないため、<攻防>という面での立体感に欠け小説としての面白さは半減している。 途中で作品の映画化でも意識したのだろうか、タイトル通り最後まで偽札の話で通せばいいものを、いつのまにかミサイル密輸問題にすりかわってしまい、前半の偽札にまつわるお話の伏線が解決されないまま尻切トンボで終っている。緻密さに欠ける中途半端な結末も素人っぽく、はっきりいって単行本で買うほどの値打ちは無い。 でも、文中に知らない漢字熟語や言い回しが結構出てくるので、日本語の勉強にはなるかも。 | ||||
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本作品に触れてから、現在に至りました。筆者は佐藤優氏との対談で、日本もCIAのような機関設立に尽くすべきだと述べておられました。以前に町村前外務大臣も同件に触れておられましたが、どうしても日本が国連加盟に於けるツールでしかないのでしょうが、いかがでしょう?。勿論、こういったことが失礼ならば仕方のないことでしょう。しかし、東西冷戦時から続く全世界におけるCIAの齎した弊害は筆者も御存知のはずです(その最たる例が何であるかも)。当のCIA上級職員ですらも、しっぺ返しに晒されているのです。未だにイラクに住む人々が「イラク人」と呼ばれている日本の民族感覚で上手くいくのでしょうか?。本書の偽造紙幣流通に関しても、アメリカが自ら地均して招いた物なのではないのですか(事実、その機関は公にそうしているのです。)?。現実的に見ても、現在の経済状況からしても〈それどころではない〉というのが実情なのではありませんか?。何れにせよ、日本もその弊害から脱出するのが最優先だと思いますが、いかがですか? | ||||
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スパイ巨編と広告ではとてもすごそうだったので読んでみました。た。悪くはないと思いますが、こざっぱりとまとまっている感じで巨編とは思えなかった。面白かったですが、特に優れたとこは感じなかった。インテリジェンスものとしてはそこそこよくできたものと思いました。傑作ではなく改作でもないので佳作だと思います。 | ||||
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導入部から、何か面白そうとワクワクしましたが、後は、全くの尻つぼみでした。 構成に難があって、登場人物を順番に並べるだけで、 途中まで主人公が誰か分かりませんでした。 あと、真の敵がはっきりしていなかった。 それに、主人公はイギリス人でしたが、 やっぱり日本人の描く小説だから、日本人でないと。 あと駄文が多すぎる。料理も服の説明も粋では無いと感じました。 最後のとって付けた様な、エンディングも興ざめです。 せっかく人の知らない世界や人脈を持ってるのだから、 もう少し、煮詰めていればなあ。とは思いました。 | ||||
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スパイ天国といわれている日本が舞台の物語だけに、諜報の裏側を見せられると現実に恐ろしくなってしまう。 平穏に始まった今日も、世界のいたるところで諜報活動が行われているのであろう。 主人公のスマートな英国人は許せるとしても、女性登場人物がほとんど全て同じタイプであったのがとても残念。そのせいか、逆にどれも個性が無くなってしまった様な気がした。 ラストの展開は、もう少しなんとかならなかったのだろうか。 期待して読んだ割にはあまり面白くなかった。 | ||||
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本書の内容は、北朝鮮が日本人を拉致し、偽米ドル札を作らせ、その紙幣をマネーロンダリングによりきれいにし、ミサイルを手に入れようとする。この背後には中国の影が…。というものである。 読み進めていくうちに、この内容は虚構か真実か迷ってしまうぐらい、完成度の高い作品だと思う。主人公をイギリス人としたところに、内容の客観性が生まれてよかったと感じた。 | ||||
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拉致問題・偽ドル・テポドン・・・北朝鮮問題をすべて関連付けてる一冊。 真実にせまろうとする、各国諜報機関。そして、中国のしたたかさ。 まぁ無難にまとまってるなぁ、というのが第一印象。そんなに騒然とする内容でも無いような気がしたのは、自分だけでしょうか? | ||||
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異色の外交官、佐藤優氏が推薦していたので手に取ってみた。 ここに書かれていることのどこまでが真実なのか 素人の私には判然としないが、 本書を読んでいる最中に北朝鮮からミサイルが発射され こんな情報戦も、もしかしたら私たちの見えないところで 繰り広げられているのかもしれないと背筋が寒くなった。 エンターテイメントとしては、 女性の造型にやや画一的なものが見られる点は残念。 | ||||
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