■スポンサードリンク
クワイエットルームにようこそ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クワイエットルームにようこその評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画は(厳密にはDVDだが)途中で嫌になって見るのを辞めた。 原作はこうしてレビューを書いているとおり最後まで読んだ、どころか一気読みだった。 軽い。しかも甘い。 なぜ精神病院に幽閉されているのか、結局よく分からない。同じような題材で、絲山秋子『逃亡くそたわけ』がある。絲山に比べ松尾は甚だ劣る。俳優や演出家としては優秀なのだが、書き手としては大成するまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
精神的に病んで手を出した薬により具合を悪くし、 入れられた病院の中での、人とのふれあいをユーモラスに描いています。 人に頂いて読みましたが、松尾さんについての知識が皆無で、 最初は女性が作者だと思って読んでいたので、読み終えて違って いたことに妙に感心した覚えがあります。 中村うさぎとか、西原理恵子のような感じで、自分を笑いにする 作風の人かと思いました。 本も薄く、内容もマンガのようにすらすらと読めるので、息抜きに するにはいいですが、後には特に何も残りませんでした。 ただ、内容が薄い分、印象に残る部分がはっきりと残りました…。 下記に共感できた部分を抜粋します。 「私はKの中で、自分のちっぽけだがそれなりに大事な尊厳を 自分で守らなければならない。そのためには、この病棟のサイズに はまってしまわないことだ。背筋を伸ばして廊下を歩こう。 そして月曜日に担当医に会ったらこう言わせるのだ。 『あなたがどうしてここにいるのか、私にはわからない』」 「どんなにここで名をあげても、娑婆に出てそれを糧に生きていけるか?」 「わたしはドアの近くに立ったまま、怖気をこらえつつ、 何がこの場所の正解なのかをグルグル探し続けることで 精一杯だった。」 病院だけではなく、どこにでもあり、誰もが所属している 「コミュニティ」の中に違和感を感じたり心地良さを感じるとき、 上のような感想を持つな、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
確かに面白く、途中で止められなかったけど、それは芸能ニュースを見ているような感覚に近いものだったと思う。 「自分の周りにいる女性たちからいろいろリサーチしてこの本を書いた。」とラジオで作者が語っていたけど、ちょっとヒドイ。これが一般女性の心理と思われると(思わない?)こわい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
狂気と正気の境目は、誰にも見えない。 そこをきっちりと描けるのは、作者が自分が正気側にいる確信があるからだろうなぁ。 いったんひどく壊れても、人間には再生能力があるってお話でもある。 でも、心の揺れがちな人は読まない方がいいと思う。 マイナスの方へ吸収されるってこともあるからね。 そう言う意味で、こういう哀しい話は嫌いだ。 ツライことは、生きていれば現実にいっぱいある。 小説でそれをなぞるのは、あまり新しい発見がない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!