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クワイエットルームにようこそ



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クワイエットルームにようこその評価: 4.10/5点 レビュー 48件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

筆者の限界

映画は(厳密にはDVDだが)途中で嫌になって見るのを辞めた。
原作はこうしてレビューを書いているとおり最後まで読んだ、どころか一気読みだった。

軽い。しかも甘い。

なぜ精神病院に幽閉されているのか、結局よく分からない。同じような題材で、絲山秋子『逃亡くそたわけ』がある。絲山に比べ松尾は甚だ劣る。俳優や演出家としては優秀なのだが、書き手としては大成するまい。
クワイエットルームにようこそAmazon書評・レビュー:クワイエットルームにようこそより
4163245200
No.3:
(2pt)

マンガみたいに読める。印象には、残らない。

精神的に病んで手を出した薬により具合を悪くし、
入れられた病院の中での、人とのふれあいをユーモラスに描いています。

人に頂いて読みましたが、松尾さんについての知識が皆無で、
最初は女性が作者だと思って読んでいたので、読み終えて違って
いたことに妙に感心した覚えがあります。
中村うさぎとか、西原理恵子のような感じで、自分を笑いにする
作風の人かと思いました。

本も薄く、内容もマンガのようにすらすらと読めるので、息抜きに
するにはいいですが、後には特に何も残りませんでした。

ただ、内容が薄い分、印象に残る部分がはっきりと残りました…。
下記に共感できた部分を抜粋します。

「私はKの中で、自分のちっぽけだがそれなりに大事な尊厳を
自分で守らなければならない。そのためには、この病棟のサイズに
はまってしまわないことだ。背筋を伸ばして廊下を歩こう。
そして月曜日に担当医に会ったらこう言わせるのだ。
『あなたがどうしてここにいるのか、私にはわからない』」

「どんなにここで名をあげても、娑婆に出てそれを糧に生きていけるか?」

「わたしはドアの近くに立ったまま、怖気をこらえつつ、
 何がこの場所の正解なのかをグルグル探し続けることで
 精一杯だった。」

病院だけではなく、どこにでもあり、誰もが所属している
「コミュニティ」の中に違和感を感じたり心地良さを感じるとき、
上のような感想を持つな、と思いました。
クワイエットルームにようこそAmazon書評・レビュー:クワイエットルームにようこそより
4163245200
No.2:
(2pt)

後味悪い

確かに面白く、途中で止められなかったけど、それは芸能ニュースを見ているような感覚に近いものだったと思う。
「自分の周りにいる女性たちからいろいろリサーチしてこの本を書いた。」とラジオで作者が語っていたけど、ちょっとヒドイ。これが一般女性の心理と思われると(思わない?)こわい。
クワイエットルームにようこそ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:クワイエットルームにようこそ (文春文庫)より
4167717387
No.1:
(2pt)

正気側にいる確信

狂気と正気の境目は、誰にも見えない。

そこをきっちりと描けるのは、作者が自分が正気側にいる確信があるからだろうなぁ。

いったんひどく壊れても、人間には再生能力があるってお話でもある。

でも、心の揺れがちな人は読まない方がいいと思う。

マイナスの方へ吸収されるってこともあるからね。

そう言う意味で、こういう哀しい話は嫌いだ。

ツライことは、生きていれば現実にいっぱいある。

小説でそれをなぞるのは、あまり新しい発見がない。
クワイエットルームにようこそ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:クワイエットルームにようこそ (文春文庫)より
4167717387

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