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火車



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【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.96/5点 レビュー 517件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全373件 81~100 5/19ページ
No.293:
(5pt)

この本を読んで宮部みゆきファンになりました

昔、たまたま本屋で平積みになっていたのを読んで、衝撃を受けました。あの当時、ここまで面白い!凄い!と感動した現代サスペンスを読んだ事が無かったので。
それからは本屋にあった宮部みゆき作品を殆ど買い占めて読み漁りました。
本当に面白かった、思い出の一冊です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
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No.292:
(5pt)

単なるミステリーではない

この本は単なるミステリー小説ではありません。当時、問題となっていた社会情勢の一種であるクレジットカードの問題を題材に使用し、読者に問題提起を促す経済小説の一種だと思います。弁護士の話の中に、クレジットカードで破産する人はお金にだらしない人ではなく、普通の人なんだ。と解説するシーンを盛り込み、その後破産しかけた末路となった人物を物語のキーパーソンにしてストーリーを進めていく展開はとてもメッセージ性を感じました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
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No.291:
(5pt)

初、宮部みゆき作品です。参った!

「サラ金問題」をテーマに、全く接点のない二人の女性の繋がりを、足を銃で撃たれて休職中の刑事が紐解いていきます。この刑事の心理描写・心情を中心に枝葉を作らず、直球勝負のストーリー展開。次の展開が知りたくなって途中で手を休めることが全く出来ません。
伏線も巧みな上に不自然さがなく、お見事としか言いようがない。犯人像も話の進展と同時に少しずつ描き出されていきますが、単純な描き方ではありません。会話の中に絶妙な心理の綾を織り交ぜて、巧みな比喩や表現で描き出す筆力は本当に素晴らしい。(ちょっと無いように触れます。触れたくない方はここで…。)

 「『脱皮っていうのは-』『皮を脱いでいくでしょ?あれ命懸けなんですってね。《略》それでも、そんなことやってる。どうしてだかわかります?』《略》『《略》一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ。今度こそ、ってね』『だけど、蛇は思ってるの。足があるほうがいい。足があるほうが幸せだって。《略》この世の中には、足はほしいけど、脱皮に疲れてしまったり、怠け者だったり、脱皮の仕方を知らない蛇は、いっぱいいるわけよ。そういう蛇に、足があるように映る鏡を売りつける賢い蛇もいるというわけ。そして、借金してもその鏡がほしいと思う蛇もいるんですよ』」

 こんな表現をちりばめながら、少しずつ少しずつ犯人像を浮かび上がらせてくる。そしてついに犯人と…。
 終わり方に賛否がある様ですが、私は「お見事!」と快哉を叫びました。読んで後悔する人は、いないと思います。傑作です!
 
 宮部みゆき作品は、初でした。あまり推理小説を読まないので、きっと面白いけれどその後は印象に残らない作品ではないか?そう思っていました。だから今まで読まなかったのですが、読書家の友人が特にと薦めてくれたので、読んで驚きました。ただの推理小説ではありません。
 読み終わった後、面白かったので宮部みゆきの他の本を調べました。するといくつも「宮部みゆき ベスト10」なるものが存在しました。ファンが多いのですね。そして、その中のほとんど全てで本作「火車」がベスト1となっておりました。「山本周五郎賞」受賞作。
 こんな面白い本を知らなかったなんて!
 その後アマゾンで2冊をさらにポチっと購入してしまいました。
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No.290:
(5pt)

最高傑作

懐かしいです。若いころ、数ページ読めば止まらなくなるからと当時の勤務先の先輩に渡されたのが最初でした。宮部みゆき先生のご著書を開いたのはそれが最初です。ミステリーとしての評価ばかりを聞いていたので、社会派的な内容に驚きましましたが、後半の怒涛の展開はやはり忘れられません。今回「この世の春」を拝読し、宮部先生の著書の残酷さにもう一度はまってしまいました。出会った頃の著書を再読し続けている次第です。「火車」がやはり一番であると思います。
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No.289:
(5pt)

丁寧な心理描写により、一つ一つの引っかかりが少しづつほぐされていく感覚を持ちながら読み進めました。

僕はクレジットカードを4、5枚持っていますが、結局よく使うのはそのうちの2枚で、残りは何かのついでに作ったもので使っていません。

ネットで買い物をしたり、ETCを使ったりする上でクレジットカードは便利なものですが、簡単に割賦でショッピングができたり、キャッシングができたりする機能には、金銭感覚が崩壊しそうな気がして少し不安を感じたりします。

本書は、クレジットカードが日本で広く浸透した1980年代を舞台に、無計画なクレジットや住宅ローンなどによる自己破産と戸籍の乗っ取りを描いたものです。

丁寧な心理描写により、一つ一つの引っかかりが少しづつほぐされていく感覚を持ちながら読み進めました。
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No.288:
(5pt)

面白かったです。

読み応えがあり面白かったです。また買ってみたくなりました。とても満足しています。
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No.287:
(4pt)

面白い

時間がなく、まだ全部読んでないのですが、引き込まれます。
どうなるのか気になります。
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No.286:
(5pt)

長編なのに

長編なのに、エンディングが唐突過ぎてすごい。

好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には最高の終わり方。

作者はきっと私たちに読み終わっても、未だ心の中で生き続ける小説となる。ってことかなぁ。

それぞれの登場人物が本の中で私たちを見て「にやっ」としているように感じています。

ところで、

作中で蛇の脱皮の話が心に引っかかりました。

視点が最高です。
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No.285:
(5pt)

星4ですか?

江戸ものじゃない宮部みゆきさんの作品ではトップレベルの作品です。
個人的には頭3つくらい抜きん出てると思います。
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No.284:
(4pt)

見事な社会派小説

宮部作品は初。
見事にまとまった社会派小説です。
伏線の張り方や謎の散りばめ方、それらの回収の仕方が抜群に上手い。
二ページに一つは必ず出てくる「喩え」がこの作者の真骨頂の一つなのだろうが、それらがため息が出るほど秀逸。上手い喩えと情景描写のおかげで、その街がどんな趣なのか、初めて出てきた登場人物がどんな奴なのかが一発でわかるようになっています。
それらがあまりに巧みなため、読者によっては一見冗長に思えることがあるでしょうが、作者が紡いでいる文章には無駄がありません。伏線も、何気ない一文に隠されています。
一点、クレジットカードに関する説明は、ここまで長ったらしく書く必要があったのか……と思いましたが、宮部はこの作品を書くうえで取材をしています。弁護士などから話を聞いた以上、彼らへの礼節として、多少なりページを割くことにしたのではないかと思います。
時代背景に関しては、二十年以上前の作品なのでやや現在では考えられないこともあるため違和感をおぼえるかもしれません。しかしいくら二十年前とはいえ、作中での個人情報の扱いがザル過ぎないだろうか(笑)。主人公が向かう先々で出会うほとんどの人物が主人公に好意的で、ポンポン情報を出してくれます。個人ならまだしも、企業などもその有様なので、個人情報にかしましい現代社会ではありえない光景です。
もっとも、その時代の空気感ではありうることだったのかもしれませんが……なにせ、この作品、私が物心つく前のものなので、私がそのあたりを語るにはフェアではないのかもしれません。
とはいえ、主人公の観察眼や計算高さもしっかり描写されているため、訪れた先で漏れなく情報を引き出せていることにもある程度必然性はあります。
上にも少し書きましたが、登場人物に関する描写が素晴らしいです。どういう人物なのかがすんなり頭に入ってくる。被害者の同僚の女性なんて、ぽっと出のキャラクターなのですが、彼女はこうやってブラジャーを脱ぎそうだ、という描写があり、笑ってしまうほどわかりやすくて脱帽した記憶があります。作者の見事な感性と描写力あっての作品ですね。
たくさん書かれている方がいますけれど、カードで破産した被害者についてやや過剰とも思えるほど同情的に描かれていることについては、私も同意です。
私を含め、被害者の境遇については、身も蓋もない言い方ですけれど、一言でいえば、「ただの馬鹿なんじゃないか?」と思う方が多いのではないでしょうか。それは間違っていないと思うし、作者もその認識はあったと思います。被害者と犯人について「共食い」だと本文には書かれていました。両者ともローン制度における犠牲者だと。しかし、両者には大きな違いがあるのも確かでした。
被害者が破産したのは言ってしまえば自業自得です。身の丈に合わないことをしたが故の破産。ところが犯人のほうは、まったくもって責任はありません。親の借金を背負わされた形なので。
ここに作者の何かしらの意図があると思います。もしこの二人の設定が逆なら、読者の大半はよほどの物好きでなければ途中でこの本を放り出したでしょうから。
被害者の浅はかさについても、それはそうだと認めている節もあります。そもそも浅はかなのが人間だ。民衆など、大半は浅はかなものだ。その多数の浅はかな民衆を食い物にして、犠牲にして、成長したのがクレジット経済ひいては日本経済なのだ、と。
被害者がアホウだと思えるのなら、それは幸せなのです。作中でも保が郁美に言われていましたよね。保の存在は、「あわれなローンの犠牲者」との対比の為のものなのです。主人公も被害者の破産に関しては冷ややかな視点を持っていましたよね。
カードの怖さやら利子のことやらに頭が回らない、否、回ったとしても歯止めが利かなくなってしまう哀れな人々。哀れではあるが、愚かだということを否定するつもりもない。だが、彼らの犠牲あってこその、こんにちの経済の繁栄なのだ、ということを作者は言いたかったのでしょう。
カードの怖さはもちろんですが、この作品の一番のキモは、ヒロインの存在でしょう。
中盤まで名前さえ判明しないこのヒロインは、ページをめくる読者の頭の中に強烈なポジションを築き上げます。その手腕が、宮部みゆきの真骨頂だとさえ思えます。生々しい人間たちを描き、その背後に見え隠れするヒロインを浮かび上がらせる。
読者の大半は、ヒロインを犯罪を犯した外道としてではなく、魅力的な女性として捉えたことでしょう(男性であれば殊更に)。そこにこの作品のエンタメ性が集約されています。
だからこそあのラストなのです。最後まで、あの女性がどんな顔をしてどんなことを話すのかは判明しない。読者が最も知りたがっていたであろう、ヒロインの素顔。それを明かさずに余韻を残して終わるのが、この作品にとっていかにベストな選択であるか。ラストについて文句を言っている方々が一番作者の術中にハマっているのですよ(笑)。
とはいえ、その後の展開について象徴的な一文を書いているのも、さすがとしか言いようがありません。ラスト一文に出てきた人名。それがその後の展開を最も象徴しています。
考えてもみてください。なぜ彼が「その役」を買って出たのか。なぜ作者は「その役」を
「彼に」任せたのか。そこを考えれば、ラストのあっさり感もすんなり受け入れられるものだと思います。
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No.283:
(4pt)

なぜ借金をして生活しなければならないのか?

クレジットの恐ろしさを知る。
キャッシュカードとクレジットの区切りもついてないところにおもしろさがある。
なぜ借金をつくるのか。
そして利子とはなぜ増えていくのか。
ということについて真剣に考える必要がある。
車ローン、教育ローン、住宅ローンなど。
生きていく上で 知らない間に クレジットに取り囲まれている。
文章が直裁でよい。
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No.282:
(5pt)

まだ途中です

まだ途中です。
あらすじは、他の方が書かれている通りです。
読み終えたらまたレビューします。
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No.281:
(5pt)

とても良い!!!!( `・∀・')

確かに表紙はちょっと。。。古い感じ、でもおもろい。
海外へ直送も速い。
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No.280:
(5pt)

現代版の...

宮部は「理由」で有名になったのかと思ってたが、この作品はそれ以前なんですね。
宮部みゆきは、『理由』のディティールにせよ、『模倣犯』や『ソロモンの偽証』に出てくる幾人かの少年にせよ、
不条理でエキセントリックに見えるが、実はリアリティあふれてるところが魅力である。

ただこの一作は違う。他の方の感想を読んでて「クレジット破産の闇のからくり的話かな?」と思ってたけど、それも違う。

簡単に言えば、これは「現代版、砂の器」である。
(著者も意識していたのだろう、後半【砂】【脆い】といった言葉が数度出てくる)

宮部の作品読んでて、面白い、なるほどこう来たか、と思ったことは多々あるが、「切ない」という感情を持つことは稀だ。
この小説に出てくる女性二人の生き様は、二人の終着点が真逆にせよ、あまりにも切ない。

日本のミステリークラシックと比べても遜色無い、名作中の名作かと。
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No.279:
(4pt)

展開は確かに面白い

長編だが展開が小気味よくすぐに引き込まれる。
最後まで一気に読める。
文章力、情景描写はすごい。
いろいろ考えさせられる。
一点、そもそもの住宅ローンの返済が滞るところが簡単すぎないか?
いとも簡単に転落していくのが少し腑に落ちない。
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No.278:
(4pt)

たとえ苦しみに苛まれても、救いはある。

主人公と家族関係、人間関係、不幸な人生の集約と逃亡、その結末がどうにもやるせないものに、なろうとも希望は何処かにあり。やり直せるものなら、彼女にもまだ選択肢はある。待ってくれる人が居ないわけではないのだから。一人で抱え込まないことが大切であり、相談者のいる人は幸せである。人情ものの多い山本周五郎賞も頷ける作品でした。
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No.277:
(4pt)

女性の心理を良く描けていました

三十代後半の大人が読んでみました。
色々、経験した大人が読むと、ああ、面白かったで終わるけど、高校生とか大学生が読むと、感動すると思います。
とくに、自分を捨て他人の人生を生きる悲劇のヒロイン、喬子には魅かれると思います。
実際には、最後の数ページしか登場しませんが。
登場人物の回想シーンの中で、生き生きと描かれています。

なるほど、つじつまが合っていてよくできていて、文章も読みやすいので、680ページの長さも気にならないくらいテンポよく読めました。
ミステリーだけど、スリリングだったかというと、そこまではなかったかなと言う感じです。
暴力描写とか、犯人と思われる女性も絶対的な悪人ではなかったとか、そういったこともありますが、登場人物たちがみんな優しい人だからでしょう。
色んな動機や置かれた状況を考えると、誰も悪くない、そう思えてしまう。
だから、みんなどこか優しく、カタルシスとなる最後の敵みたいなのがいない感じでした。

女性の心理を良く描けていました。
女性同士の会話とか、男の人に対する接し方とかも。
ヒロインの喬子は男性心理を読み取って、うまく操縦していました。
ミステリーの謎解き部分よりも、そういう心の部分が、合点がいってポンと手を打つことが多かったです。

年代が八十年代後半あたりで、情報システムが普及しだしたころのような感じです。
そのあたりの、帳簿と、コンピュータが混在した世界でのトリックが懐かしいような面白いような。
会社が顧客情報をコンピュータでも帳簿で取っておいて、犯人がその帳簿でなりすます相手を見つけるなんて、
今の世の中じゃなかなかできないです。
セキュリティとか考えると、まず現代だと別の方法でやらないといけない。
あと、どことなくバブルの雰囲気もしました。

そう考えると、この小説が昔に書かれたものなんだなあと思って、感慨深かったです。
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No.276:
(5pt)

いいね!

現代におけるカード破産などの問題をリアルに描いてる。主人公の人柄や犯人のズル賢さが絶妙。作中の舞台が学生時代によく遊んだ場所だったので妙に愛着が湧いた。ただ、最後の場面の緊張感はなんとも言えない。是非おススメです。
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4101369186
No.275:
(4pt)

カード地獄に陥っている人や自己破産者の肩を持ちすぎではないでしょうか?

お話として読む分にはそこそこ面白かったです。
少し古いと感じる部分や、弁護士の説明が過剰に過ぎて
何故ここまで肩入れした説明を重ねるのだろう?という大きな疑問は
ありましたが、全体として面白く読むことは出来ました。
最後の終わり方も、読者に想像を委ねていて、余韻が残り面白かったです。

でも、最後の方に行くに従って、面白さと同時に苛立ちも感じました。
それは、カード破産者やそこから殺人に至る人に対して
肩入れし過ぎている感が増すばかりだったからです。
騙されて借金を背負わされたとか、詐欺にあって火達磨になったとかなら解ります。
でも、そうではなく自分の為にカードを使いすぎた女性たちや、
親の借金苦から逃れるために他人に成り代わる人に対して
(そこまでは物語としては楽しめたのですが)美化・肩入れし過ぎだと思いますし
読者にもその美化・肩入れを強いるような最後の方の描き方には
次第に違和感を感じました。
誰でもが日々を一生懸命に生きています。
カードを使い過ぎたり、親の借金で苦しんでいる人達だけが
一生懸命生きているという訳ではないのです。
そういった人たちに対して同情することはあっても
「美化」してはいけないのでは?と思います。
そういった人達に被害に遭わされる人だっている訳ですから。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.274:
(4pt)

とても怖い話

20年以上前に書かれた本ですが、まったく古くなっていません。
冒頭から一気に引き込まれ、気がつくと600ページ近い本なのにあっという間に読み切ってしまいました。
「誰でもこんな状況に陥るかもしれない」と考えながら読んでいくうちに、ゾッとしてしまいました。
エンディングはこれまで見たことがないほど秀逸。感動しました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

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