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火車
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火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 41~60 3/19ページ
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読むと何だか加害者が気の毒になってきました。自己破産の悲劇はべんきょうになりました。 | ||||
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その理由は、最終ページにある本間俊介の好奇心と救済の入り混じった数行を読めば分かる。 | ||||
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都知事選があり、候補者の弁護士さんが、この本に登場する弁護士と同じような役割をした、と新聞かTVで報道があり、興味を持ったので購入した。 出来れば映像化したTVのドラマ化ビデオ等が気軽に手に入るとうれしいのだが。 このサスペンスドラマは文字で読むより、映像化された媒体の方が面白いと思うのだが。 | ||||
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宮部みゆきさんの本の中で一番好きです。彼女の頭の良さには脱帽です。 | ||||
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知人が絶賛するのを聞いて、20年ほど前の作品だが最近読んでみた。途中からストーリーに引き込まれて止められず、一気に読んでしまった。正にページターナー。 ミステリーとしての秀逸さと同じくらい感銘を受けたのは、人間観察の確かさ。幻の自分像を追い求めて身を亡ぼす人、自らの現実を直視し、人間として「賢く」生きる人。さまざまな登場人物の描写が的確で、深く考えさせられた。過重債務者の大半は、特別にだらしない人間ではないという点が強調されており、自己責任論が行き過ぎた現在読むとハッとさせられる。 以下は印象的だった一節。 >これから先、お前たちが背負って生きぬいてゆく社会には、「本来あるべき自分になれない」「本来持つべきものが持てない」という憤懣を、爆発的に、凶暴な力でもって清算する──という形で犯罪をおかす人間があまたみちあふれることになるだろう、と。< | ||||
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大阪人なので、大阪弁の個所では?というところもありましたが、全体的には良かったと思います。映画の火車と違って朗読なので、端折ることなく原作を聞けたのは良かったです。三浦友和さんが秀逸です。役者さんてすごい!と思いました。 | ||||
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推理小説にあるような序盤の登場人物の誰かが犯人というパターンではなく、探している人は最後の最後までなかなか登場しない。 消えた女性がなぜ消えたか?の問いを見つけたくなり、読むペースが早くなる。宮部みゆきの技術に感服。 | ||||
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今、流行りのイヤミスのはしりとも言える作品でしょうか。全編に流れるドロドロした気持ち悪さに寝つきが悪くなりますが、読み進まずにおれない筆致は、さすが宮部みゆき、と言う感じですね。金融関係の描写がしつこいと言うコメントも有りますが、あの時代に大問題となったサラ金地獄を炙り出すには必要だと著者は判断し、是非とも書きたかった部分でしょう。加害者が最初から最後まで登場しない(最後のページにチラッとだけ登場)という前代未聞のストーリー展開ですが、そこがまた著者の狙いで読者をどんどん惹きつけます。ただ、住宅ローンを払えず一家離散し、その後も借金取りに追われるという、この小説の最も大事なキーポイントには首を捻ります。住宅ローン実行の際は、土地・家屋に金融機関から抵当権を設定され、返済が滞った時には競売にかけられるので、融資残は相殺され借金は残らない筈ですが?(バブル時に土地評価額以上に貸し付け、不動産価格の下落で金融機関は不良債権を抱えバタバタ潰れた)さらに相手を殺してまで、成りすまそうと冷酷なことを考える加害者が可愛そうだからと言って頭部だけ被害者の母校に埋めるなどとリスキーな行動を取るでしょうか?などの点により星一個減としました。 | ||||
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読みたかった本なので夢中になって視聴しました。目が見えにくくなったので耳で読めるとは良いですね。 支払い方法がGooglepay残高支払いでできると良いのですが。 | ||||
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三浦友和さんの声のトーンが心地よく 楽しく聴けます。 先の展開が楽しみです。 | ||||
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車を運転しながら聞きました。 車を運転するのが待ち遠しいほどに、面白かったです。 残念なのは、会費が高いこと。 もっと色々聞きたいけど、商売が上がったりになっちゃうしね。 中身は、星5.会費が高いので、星4としました。 | ||||
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身の程を忘れ借金に借金を重ねたあげく、首の回らなくなった多重債務者の迂闊を一方的に叩くんじゃなく、他方で、貸す側や行政の問題、社会の潮流など、様々な要因からそれを捉えようとする作者の社会批判がこの作品のモチベーションとしてあります。 主人公である休職中の刑事が、遠縁の関係にあたる男から行方不明になった婚約者を捜してほしいと頼まれる事で話は始まりますが、まず彼女が多重債務により自己破産をしていたという事実が明らかにされ、そこから話は思わぬほうへ展開していきます。 クレジット社会というキーワードを軸に、人の幸せとは何かと、改めて考えさせられます。 幸せの基準を相対的に考えればキリがありませんから、自分の中に絶対的な価値基準を持つ努力をし、足る事を知ることで、少しづつ幸せに近づけるのではないか。 また作者は、これから社会に出てゆく学生の為の、クレジットに関する学校教育の無関心にも問題があると、作中の人物に語らせています。それはたとえば文中の、主人公が自宅でテレビゲームに熱中する息子に、一週間のうちゲームに使える時間を決めておき、その範囲内で子供が自由に計画をして遊んでいる場面と呼応していると思いました。子を持つどこの家庭でもやっていそうな事を、幼少の頃から日常的にしっかりと身につけさせる事が、学校教育のそれの、前段階として大事なんだと思いました。 | ||||
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単行本は1992年刊。休職中の刑事が請われて人探しを始め、借金とカードローン地獄の末路に入り込む社会派サスペンス。不幸な過去を清算するために勤務先で顧客の情報を窃取し、他人になりすます機会をうかがう喬子。犠牲になった彰子には多額の借金があることが発覚し、喬子は次の獲物に触手を伸ばそうとします。犯人に動機を語らせることなく読者の想像に委ねる終わり方は独特でした。 夢を見ようと思えば借金すれば簡単にできる。沼にはまるかどうかは限度を知っているかどうかだけ。キャッシュレス全盛の今こそ受け止めたいメッセージです。 | ||||
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90年代を代表する小説ではなかろうか。 割と殺伐としたミステリーなんだけど、全編通じて"居ない女を語る"という体が、ロマンチックで個人的にお気に入り。 | ||||
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私がこの小説で白眉だと感じたのは、必死に身分を偽り人妻となった立場が危うくなった時の様子を夫が語るこの場面だ。 「死んでてくれ、どうか死んでてくれ、お父さん。そう念じながら喬子は頁をめくっていたんですよ。自分の親ですよ。それを頼むから死んでいてくれ、と。僕には我慢できなかった。その時初めて喬子のそういう姿を浅ましい、と感じてしまった」 この場面が、犯罪を犯してまで違う自分になろうとする女性のすべてが凝縮されているように感じました。 その短絡的思考と頭の回転の良さの方向性が全く一致しないとき、人は求めているものを絶対に手に入れることができない・・・そんな様子を抉りとっていて私は寒気がするほどでした。 この世界には、同じ姿を見ても「そりゃ死んでほしいわな」と笑って受け入れられる男が腐るほどいることを彼女は知らない。 が、ゆえにそんな浅はかな理由で自分から離れていくような男を自ら選んで手に入れてしまう。 自分が望んでいるものは絶対に手に入れることができない女性の哀しい脳みそ不足・・・そんな真実を浮かび上がらせる戦慄の台詞でした。 人を信頼することを知らない頭の悪い身勝手な女性の顛末を、この男のセリフがすべてを言い表している。 そんな浅知恵が「犯罪」でも平気で人を傷つけてでも己の人生を作ろうとしてしまう。 もっと簡単に己の人生をやり直す方法はどれだけでもあったのに・・・ | ||||
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初めてAudibleを試しました。最近視力低下&老眼で電車で本を広げて読む(家でも)ことが辛くなってきました。 この方法だと、ただ聞くだけ。作品も面白く、結構一気に読み(聞き?)続けました。 紙の書籍が良いのか朗読もありか、いろいろご意見あるかもしれないけど、私個人は結構気に入りました。しばらく続けたいと思っています。 書評はたくさんレビューがあるのでそちらにお任せします。 | ||||
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良かった | ||||
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作者は、あのラストシーンを最初に構想してから物語を作り始めた、と伺ったので手に取りました。 そして期待を裏切らぬ、衝撃のラストシーンでした。 このラストだからこそ、傑作と言われるのだと思います。また読みます。 | ||||
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途中ゾッと寒気を感じるようなサスペンスであり、人の心理を非常に巧みに描写していて文句なしの傑作だと思う。 | ||||
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ずいぶん昔に読んだような記憶の「火車」。「理由」と並んで印象的な作品ですよね。 登場人物たちが老若男女色々でてくる作品を、語り聞かせるような感じの優しい声で聞くことができました。主人公の刑事の人柄やイメージに、なんとなく三浦さんがぴったり重なりました。 登場人物たちの台詞部分の表情は、流石でしたね。よかった! 関係ないですが、三浦さんといえば僕は「台風クラブ」のだらしない役も結構好きです。 | ||||
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