■スポンサードリンク


火車



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.96/5点 レビュー 517件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全373件 281~300 15/19ページ
No.93:
(5pt)

陽のあたる場所

職場がらみに、サラ金や会社関係の同僚や知り合いからから膨大な借金をこさえて、自己破産をして平然と生きている男がいました。それで、サラ金やクレジットのローンについて、怖いと思い調べていくうちに、この本の存在を知り読んでみました。ローン地獄などの点については参考になりました。一昔前の時代設定ではあるけど、それゆえに、現在の自己破産の多さというものがより実感できるなと思いました。失踪者を追う刑事が出会う、様々な登場人物。失踪者にまつわる真実を、彼らが登場人物が知ったらどう思うのだろう…そんな想像をしてしまいました。日陰にいた人間が、陽のあたる場所に出て行くのは生易しいことじゃない…以前読んだマンガに出てきたセリフを思い出しましたね。人間は、心のどこかで、違う人生を送ってみたい、もしくは過去を変えて未来を変えられたら、と思うもの。それを自覚しているなら、この作品に引き込まれるはずです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.92:
(5pt)

ラストシーンに涙

まず、文章が読みやすい。特に会話文のやりとりに非凡な才能を感じます。この才能はどこから来るのかといつも思います。それと社会に対する認識がごく一般(普通)の人たちに合わせてあるのでそれがますます読み安い書物にしている。その読みやすい文章から、段々なんともいえない世界に引きずり込まれていきます。もう途中からご飯も食べず、トイレにもいかず読み続けることになります。なんとも切ない物語です。最後のシーンは涙物です。是非一読を。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.91:
(4pt)

読みごたえはあった。でも切ない・・・。

内容がわかりやすく、とても読みやすい一冊でした。女性にしか理解できないようなところも垣間見え、この女性の持つ魔性性は、暗い過去の産物なのかな?と思ったりして・・・。でも、結局この二人の女性が求めるものは、単なる普通の「幸せ」だったんじゃないかな。そして意外にこういう事は、身近に起きているのかもしれません。自分の幸せを手に入れるために、何かを犠牲にする。彼女の場合、その対象が人間だったというだけの話です。少しずつ彼女の足跡に近づくたびに、彼女の過去が少しずつ浮き彫りになる。読んでいるこちらもその限界ギリギリの精神状態を考えると、罪人であるにもかかわらず、一抹の哀れみを感じてしまいます。でもちょっと切なすぎる。読み終えても後味のいいものではありませんでしたね。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.90:
(5pt)

フィクションですよね・・・?

「この本を読まずして宮部みゆきは語れない!!」と本屋さんのおすすめ文が宮部みゆきコーナーにあったんで、買って読んでみました。思ったより暗い、せつない話でした。一家離散の話が衝撃的すぎて、涙がでて、こんなことって本当にあるのかな・・あったんだろうなって本当に怖くなりました。恐ろしすぎて、生々しすぎて、残念ながらもう一度読み返そうとは思いません。作品としては、すばらしいと思います。あのラストもよかったと思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.89:
(5pt)

社会小説であると同時に素晴らしいヒューマンドラマ

一生懸命生きていくことすら許されない自分の人生。そんな自分の人生に見切りをつけ、人並みに生きられるごく普通の人生を手に入れるために、ついに犯罪に手を染める彼女。遠い幸せの記憶、大切な親友、恋人、全てを捨てても彼女はそれを手に入れなければならない。ごく普通に生きてゆくために。しかしその先に待っていたものは・・・。彼女は、この本の結末の後、どうなっていくのだろう。一家離散やカード地獄といった金融の落とし穴を描いた社会小説であると同時に、素晴らしいヒューマンドラマでもある。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.88:
(5pt)

再び戻ってきました。本当に凄い。

この本を読んで以来、とりつかれたように宮部本を読み、しばらく京極本にハマってる間に、いろいろな書店で”宮部みゆきならコレが超おすすめ”的な札が立つようになっていました。初心に帰って再度読み、最後の数ページで再び鳥肌が、、、、きっと賛否両論でしょうが、続編を切に願うばかり。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.87:
(4pt)

気をつけないと休日潰しちゃいますヨ!

調査が進むにつれ明らかになる犯人像にぐいぐい「惹き」込まれました!信用社会が生み出す「利便」と「恐怖」。私たちの身の回りで起こってもおかしくない非常にリアルなミステリーです。またクライマックスへの運び方、読み終えた後にじわじわときます!
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.86:
(5pt)

いい本でした。

普段ミステリーをあまり読まず、初めて読んだ宮部みゆきだったのですが、非常によかったです。作者の伝えたいことがとてもはっきりしていて、読者を感情移入させながら、しっかりメッセージを伝えるテクニックは素晴らしいです。カード破産をする人々を救おうとする弁護士が、その裏にある構造的な問題を語る言葉が重く、印象的でした。ごく普通の生活をしていたごく普通の人がちょっとしたきっかけで泥沼にはまっていくのを、すくいあげ、予防する。こんな仕事がしたいものです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.85:
(5pt)

ドキドキします

内容は一世代前という感じですが(当たり前か)手に汗握る展開であっという間に読み終わりました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.84:
(5pt)

ひょっとしたら、この手を使う模倣犯が出てくるかもしれん!

読み進んでいくうちに、「こうかな」「ああかな」と自分なりに推理していくのですが、結末は自分の考えていたものとは全く違うもの!!!参りました!と、言う感じです。先が気になって一気に読み終えてしまいました。あまりにあっぱれなトリックなので、「ひょっとしたら、この手を使う模倣犯が出てくるかもしれん!」と思ってしまいました・・・
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.83:
(5pt)

すごい!!

 宮部みゆきの本はだいたい好きで読ませていただいてますが、そのなかでもこの『火車』は凄い良かった印象に残る一冊でした。少し難しい話がありましたが、どんどん吸い込まれていく感じがしました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.82:
(5pt)

作者の長所がよくでた、社会派ミステリーの傑作

93年度版 このミス 2位1992文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 2位「カード破産」をいち早くあつかった、社会派ミステリーの傑作である。いろいろ意見はあると思うが、個人的には本作と「理由」「模倣犯」が作者のベスト3と考えている。この中でも本作は作者らしい、やさしく穏やかな文体で描かれており、作品の長さも適切で、もっとも作者らしい作品といえるのではないだろうか。最終章のすごさ、これだけでも一読の価値ではある。「この作品を読まずして、現代ミステリーは語れない。」というレベルの作品である。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.81:
(4pt)

今読んでも新しい。

 刊行されて十数年が経つようです。カード社会の落とし穴に足をすくわれ、身を滅ぼしてゆく。自分を押し殺し、別人になるための相手も殺す。 宮部流心理描写に、ぐいぐい引き込まれていきました。背景はサラ金やカード・クレジット社会全盛の時代、いや今日の社会でさえほとんど状況は変わっていないのではないでしょうか。プラスチックのカード一枚で夢が見られるのなら、あなたはカードを手にしますか。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.80:
(4pt)

弱い女を救え!と男の魂に火がつく

自己破産を扱っているので今も通用する内容ミステリーのキィワードとなる美女と借金真実を突き止めようとする男「これ以上悪事をさせてはいけない。救わなくては」と、魂を揺さぶられる仕上がり弱者という設定にされている女を、守りたいと思う男追いつ追われる展開に一気に読める作品ただ、彼女は救えるんだという美しく清らかな設定に女の底意地が見えてこなく、又読みたいとは思わない
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.79:
(5pt)

さすが、宮部みゆき!

何度読んでも本当に面白い。消息不明の女の人を探すことで、見えてくる人間像で、人間はひとつも痕跡を残さずに生きることは出来ないんだな、どこかに足跡をちゃんと残さずには生きられないんだな、と実感した。この話の特に大きな魅力は現代社会の問題、カード社会の問題に焦点をあてているところと、主人公が出会った色んな人々との話のやりとりの面白さだろう。複雑なカード社会の問題を本当にわかりやすくしていて、宮部みゆきのすごさを感じた。この物語の登場人物はどれもすごくキャラが良い。 私の一生の中でも大切な本になりそうだ。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.78:
(5pt)

-傑作中の傑作-

宮部みゆきの長編小説の中でも傑作に名を連ねるのではないかと思われる一作である。突如失踪した女性を休職中の刑事が追うのだが・・・読んでいると刑事と一緒にその女性を追跡しているようで、ついつい物語に引き込まれてしまう。物語りが飽きないように、小出しに場面展開をしていくあたりが作者のうまいところだろう。物語は、600ページ近くあるが、前述のとおりすらすらと読み通すことができる。これを読めば宮部みゆきの作品のおもしろさがきっとわかるはず。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.77:
(5pt)

…考え中…

話は主人公の本間俊介が一人の失踪した女性を追うストーリーです。本間はその女性を探していく中で、嫌な予感がしたり、出来事と出来事が繋がって閃いたりして次々と新たな事実を突き止めて行きます。読んでいるといつの間にか自分も本間と同じ事を閃いたり、リアルに嫌な予感がしてドキドキしたり、そして自分なりに女性の事を考えたりしているとずっと本間と一緒に女性を追っているような感覚になりました。ただ、少し話が長くて、なかなか進まないじれったさを感じるような場面もあるのですがそれは主人公の本間も同じように進展がなくてじれったい気持ちになったりもしているので、逸る気持ちを抑えながら慎重にじっくりと読みました。後半本間が女性の核心に近付くにつれて私はとても深く悩み、怖くて、考えても考えても何が正しいとも思えなくなり、それでもどんどんと進んで行く本間に置いていかれたような気持ちになりました。そして読み終えた今でも心が痛み、何度も考えています。言い方が悪いですが、とてもおもしろかったです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.76:
(5pt)

宮部シリーズを読むきっかけになった

宮部みゆきさんの本を初めて読みました。次の展開が全く読めないミステリーでした。次はどうなるのかワクワクしながら読むことができました。緻密なストーリー展開と巧みな人物描写で一気に宮部ワールドに引き込まれました。この後、立て続けに宮部さんの本を7冊も読むきっかけになった本です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.75:
(5pt)

私の宮部みゆきベスト1

とても面白く読みました。宮部みゆきさんの作品はすべて読んでいませんが、一番面白かったです。その反面他の作品が面白く感じられなくなりましたが…。ストーリーも一人の女性の失踪から、身元を調査していくうちに彼女が別人であるとわかった所で目の前が真っ暗になるような、そんな面白みを感じました。その後の展開もどんどん闇に突き落とされていくように力強く、最後まで楽しく(怖かった)読ませてもらいました。失踪した女性(ヒロイン?)の描きかたに意見が分かれがちですが、私はラストの終わり方もとても気に入っています。彼女の弁解とか必要性は感じられませんし、ドロドロの後の清清しさも感じられました。(つたない文章ですみません)
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.74:
(4pt)

リアル

カード破産をテーマにした作品。この作品に関してはかなり賛否両論あるようですが、私は構成がとてもよくできていると思いました。宮部みゆきの本は今まで何冊か読みましたが、人物描写や心理描写がすぐれているとはあまり思いませんでした。この本もそういった点では同じなのですが、内容がおもしろかったです。読みながら、自分がもしそうだったら・・・と思うと鳥肌が立ちました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!