■スポンサードリンク


火車



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.93/5点 レビュー 538件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全385件 181~200 10/20ページ
No.205:
(4pt)

宮部作品で一番、、、ではない。

いくつか宮部作品を読んできたが、この作品もかなり評価が高いので読んでみることに。

やはり内容は圧倒的におもしろい。自己破産、借金、身分偽造、失踪がこの物語のキーワードなのだが、
主人公が失踪人を徐々に捜し当てていく様と、その過程において失踪人の想いを想像する主人公の心情描写は素晴らしいです。他の人も評価していますが、等の失踪人がまったく出てこないのに大変臨場感のある内容です。ここがこの作品の優れている点かと。小説のなかでキーワードになる人物をあえて出さず、でも話がどう進んでいるか分かり易く、かつ過剰説明にならない。ここに宮部さんのテクニックが出ていると思います。

おしむらくは後半。後半失踪人を捜し当てるシーンはかなりスピーディーに進みました。いままで一進一退だった捜索状況が急変!という感じですが、個人的には急変しすぎかと。(漫画の打ち切りみたいな印象をうけました。)また、最後の最後で失踪人が登場、その姿を見つけたときに物語りは終わります。
でも待って、主人公は失踪人がどういうつもりで身分を偽造し、失踪していたのか、その心情を知りたくて捜索をしていたのでは?確かに主人公があーでもないこーでもないと失踪人の気持ちを想像してはいましたが、そこがなんとなく消化不良です。

あえてそこで終わらせてあるのでしょうが、個人的には続きがめちゃくちゃ気になります。

その点を考慮して星4つ。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.204:
(5pt)

今週TVドラマ化されると予告を見て。

TV「相棒」の後、番宣を見て、急ぎ一気に再読しました。
私は宮部みゆきさんの本は、ほぼ全て読んでいますが、何年か間をおいて再読する度に、新しい発見があります。
火車は、カード破産をした女性の人生の変遷と、何故そうなったのか、バブル期ならではの犯罪様式が巧みに描かれています。
ハラハラ・ドキドキと切なさが読み終えるまで押し寄せてきます。
強いて言うなら、体力・気力のある時に読んだ方が良いです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.203:
(4pt)

思ったよりも。…

日本のサスペンスは展開がゆるい。やはり日本文学の得意な感情や心情の移り変わりを描く。欧米のミステリーものは展開が早い。欧米ものに慣れると宮部みゆきといえども緩く感じる。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.202:
(5pt)

読み終えた時、タイトルが一段と恐さを増します

犯罪者と言っても、人それぞれの事情があるもの。
初めからエゴイストでモラルもなく、他人などなんとも思わず犯罪に手を染める者は一部でしかない。
犯罪者になる気など、更々無かったのに、にっちもさっちもいかなくなって、そうせざるを得なかった場合もあるのですね。そこに人生一度つまづいて、やり直そうとした者と対峙すると…もう、不幸のドミノ倒し!!引きずりこまれます。タイトルの「火車」は燃えている車、罪人を地獄へ運ぶ車を表す言葉だそうで、ふっふっふ、ようこそ、生き地獄の世界へ(▼皿▼)Ψ。これを読んだら、平和に見えていたこの国にも暗黒の闇も広がっている事に気づくでしょう。冷酷無慈悲なこの世界。落ちが解っていても繰り返し読める、恐くて面白い本で私は3回読みました。未読の方、これはお勧めです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.201:
(4pt)

随所の深い描写に感嘆

さすが宮部さん、といったところでしょうか。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、客観視してこそ意味がわかる深い描写が随所に仕込んであって、思わず唸ってしまいました。導入部分は少し冗長な気もしましたが、序盤以降は波に乗ってどんどん読み進めることができました。おすすめの一冊です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.200:
(5pt)

宮部みゆき作品の傑作!!

私は友人に勧められて宮部みゆきさんの「レベル7」を読みました。

正直面白かったですが、友人が言うほどハマりはしませんでした。ただ人物描写など今までにない書き方をする方だなと思い、他の宮部みゆきさんの作品をいろいろと読んでみました。そしてこの作品に出会いました。私の中でダントツの一位です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.199:
(4pt)

面白いんだけど…

本人が語らずとも周りの人や状況から
明らかになる二人の女性の過去や苦悩。
悪者がいないので、
読み進めるたびに胸が苦しくなりました。
面白かったけどラストがどうも。
いえ、余韻もたせるという意味なら
いいんでしょうけど
そこをきっちり描いてこその
ミステリーという気もします。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.198:
(4pt)

面白かった!

刑事視線で事件をトレースしていくスタイルをとる本作。

喬子視点での物語も読んでみたいです。
特に、喬子が"精神的に"犯罪に手を染め始めたその一瞬
までの経緯を、宮部さんの特徴であるくどい位の描写で。

あと、もうひとつ読んでみたいものがあります。
時代背景を考慮せずに書評を書いている方の、「ゼロの
焦点」「砂の器」の書評です。科学捜査でイッパツ逮捕
じゃん、的な。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.197:
(5pt)

ラストが忘れられません

これだけの有名作でありながら読みのがしていました。
ようやく読んで思ったのが、丁寧で女性らしい文章なのに鋭いということ。
丹念な描写の裏に刃を秘めています。
登場人物たちが人間らしくそれぞれに魅力的なので、逆にせつなくなります。
良質なミステリーを読むたび、人間らしくなければいいのにと思う自分がいます。
思い入れがあると読後感が悲しいから。
発売された年を考えるとテーマ(クレジットカードなど)が古くて当然なのですが、色あせていません。
これから何度も読み返す予感がする名作です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.196:
(4pt)

消費者金融の勉強になった!

この作品にも描かれてあるようにクレジットカードの利用の仕方やサラ金について学校でもっと教育するべきだと思った。あと、自己破産のしくみについてよく理解できた。世の中こういう金融がらみで追い込まれ、自己破産という便利な手段を知らぬまま命を絶ってしまう人が多いので、より多くの人にこの本を読んでもらいたいと感じた。展開的には最後に意外な結末が・・というものでもなく、読者の期待を裏切らないあっさりした終わり方になっていて、読後はすっきりした。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.195:
(5pt)

世の中の大きな力に翻弄される女性の悲しく悲惨な物語だ!


知人から薦められてこの小説を読んだ。

僕が買いに行った書店ではこの本が店長のお薦めになっていた。

小説を読んだ後で、あんなに空しい気持ちになったのは初めてだった。

清々しい読後感とか、感動したとかいうのではなくて、自分の力ではどうにもならない世の中の大きな力に対する無力感に打ちのめされてしまったのだ。

面白かったので先を早く知りたくて、2日で読んでしまったのだが、最後の50ページを読んでいる時に、だんだん空しくなってしまった。

自分のせいではないのに、どうして、新城喬子がそんな目に遭わなければならないのか、どうしても納得できなかった。

どうにかして新城喬子を救ってあげたいと思っても、誰にも救うことは出来ないのだ。

人生に対する貪欲なまでの執着!

その生命力は、見習うべきかも知れないけれど、そうまでして生きなければならない虚しさ。

生きたい、自分も幸せになりたいという気持ちは分かるけど、自分の存在を消して、他人としてしか生きられない境遇。

悲しくて、辛くて、やりきれない。

宮部みゆきさんは、色々な賞を総嘗めにしていて、推理小説と言うより、純文学に近いので僕には合っているのかも知れない。

彼女のその他の作品もほとんど買い揃えた。

まだ、全部は読んでいないが。


火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.194:
(4pt)

宮部氏の筆力を堪能できる一冊

この物語のプロットは、今(2011年)となっては
古いです。自己破産は珍しいものではなく、サラ金の
高金利についてもこの作品が出版された当時(1992年)
とは大分事情が異なっています。

 出版された当時は、社会問題となっていた事項を取
り入れた社会派ミステリーという位置づけだったので
しょう。

 しかし、その点を差し引いても、今読んでも十分楽
しめる作品です。

 むしろ、プロットが古く感じられる今だからこそ、
純粋に宮部氏の筆力を堪能できると思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.193:
(5pt)

呪縛

どんなに過去から逃げようとしても逃げ切れない。
過去を清算しようとしても清算しきれない。
人間関係がどれだけ希薄になろうともそれだけはついてくる。
幸せだけを願って人は暮らしているのに、それを壊そうとする
暴力的な人間(火車)が現れるのは何ともやるせない。
呪縛に囚われている自分の情けなさと、自分以上に大きな枷を
負っている方の心の開放の日が訪れることを願う。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.192:
(5pt)

不朽の名作

火車より好きなミステリーはありません。10年前に初めてよみましたが冒頭から一気にひきこまれ、徹夜で読破しました。繰り返し読みボロボロになったので2冊目購入です。破格に面白いミステリーでありながら、感情表現がどこをとっても丁寧に描かれています。辛く暗く、やるせない展開の中にも挟まれる登場人物たちの人物描写が瑞々しく魅力的。会話の温かみにほっとさせられます。
ヒロインに迫っていく主人公の追跡は絶品です。わたしも主人公となりページをめくりました。
永遠に大好きな一冊です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.191:
(4pt)

消費者金融だけじゃない社会派ミステリー

出版から15年以上経ってから読んでも決して古さを感じない内容であった。
消費者金融については法的な整備がされており、当然状況は変わりつつあるが、
家族や人との繋がり、個人情報など考えさせられる面も多く面白く読むことができた。
とはいえ、他のレビュアーもいう通りやや長すぎると感じた。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.190:
(5pt)

素晴らしい



今、全ての真相が解明されて、いよいよクライマックスと言う所でレビューを書いています。

600頁からなる作品ですが、500項あたりまで、長々と綴られる債務の話しや、中々どうして尻尾を出さない、と言うか、そこまでして人探ししなきゃならんのか?本間さん、足の休養を優先させなさいよ、と思うこともしばしば。

ちらほら、と「その人」に繋がる糸口は見えるけど、当たれども当たれども、真を捉える情報には出会えずに、主人公も一度、「もうそろっと潮時か…」と諦めの境地に至りそうになり、読み手の私も、「もう疲れたわ」となりつつ、読んでいくと…何気ない小学生の息子の一言で状況は激変。本間さんも興奮し、読み手も鳥肌。

そしてまもなくクライマックスの数ページを、これから読もうとしているわけですが、500頁のストレスが一気に解放されて、正直読むのがもったないない!!

このストーリーが完結してしまうのが寂しいくらいです(泣)


さぁ…

いっちょクライマックスに行ってきます…!!
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.189:
(5pt)

この緊迫感はすごい

ヒロインが追い込まれていく姿は、怖いというものも感じさせますが、
何だかかわいそうに思いました。
それに消費者金融の世界も怖いと感じました。
ストーリーも面白く、筆力があるので、一気に読めました。
宮部さんの小説を読むのはこれが初めてなのですが、
最近読んだ神崎和幸のデシートと同じぐらい面白かったです。
これから宮部さんのほかの作品も読んでみたいと思います。

火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.188:
(5pt)

たまらない!

いや〜これには恐れ入った。今まで読んでいなかった自分が情けない。どこか悲しげで、切なくて、でも物語の先を読まずにはいられない。自分が自分であることの意味…とても背負いきれない苦しい過去…別の人生を生きれたらと誰もが思うところを非常に上手くついている。読後にその世界からなかなか抜け出せなかった。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.187:
(4pt)

手に汗を握りながら一息で読んだが・・・

かなりの長編であるが、休むことなく一息で読んだ。最後の方は、手に汗を握りながらだった。中心人物は2人の女性であるが、2人ともほとんど登場しない。登場するのは、2人と何らかの形でかかわった人物のみである。しかも、2人とも、問題を抱えていた関係上、親しく付き合っていた人は少ない。深い付き合いをしているわけでもない。それにもかかわらず、借金を抱えて生きる厳しさが浮かび上がってくる。追い詰められた状態のなかでどのような選択を迫られたのか、一体どこで道を間違えたのか、数少ない手がかりから人物像が浮かび上がる。推理小説といえるのかどうかはわからない。途中まで読んだところで結末はわかる。しかし個人的には、どうかこの人が犯人でありませんように、と祈る気持ちで読みつづけた。あと数ページ読みたいと思うところで物語は終わり、もどかしさが残った。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.186:
(4pt)

力作だが最後はこれでいいのか?

友人に薦められて読んだが、ローン社会の犠牲者をテーマにした力作であった。本書には2人の女性が登場するが2人とも犠牲者だ。1人目の関根彰子は自己破産の前歴がある。彼女が特別だらしなかったわけではない。ただカードの怖さを知らなかっただけだ。軽い気持ちで手を出したカードによっていかに簡単にローン地獄に陥るか、その怖さを作者は溝口弁護士の口を借りて述べる。問題は「無差別過剰与信」と「高金利・高手数料」だ。「28歳の月給20万円のサラリーマンが33枚のクレジットカードを持ち、負債総額は3千万にまで達した。」というケースがあったという。負債総額の大きさに驚くが、実は大半が金利だ。例えば金利30%で借りると2百万円の借入が7年目には16百万円に膨らむという。これが高金利の怖さだ。傍目にはちゃんと計算出来ると思われていた、真面目で気の小さい、几帳面な人たちが、多重債務者になる可能性があることがよくわかった。そしてもう一人の女性の新城喬子は、原因が本人にあったわけではないだけにもっと悲惨だ。ここではもう一つの大きな問題である、債権者による苛酷な取り立ての恐怖が描かれる。現在の少なくとも大手の消費者金融ではここまでのことはしないと思われるが、これを読むと何故現在消費者金融に対してここまで厳しい規制がかけられたかが理解できる。先日大手が倒産した理由の過払い金変換訴訟は、過去に徴収した金利を返還するものであり、厳しすぎるのではと思ったが、本書を読むとやむをえないものかも知れないという気分にもなってくる。随分堅いレビューとなってしまったが、作者はこのような重いテーマを、失踪した女性の行方を追うミステリー小説に組み入れることにより、読者をぐいぐい引きつける読みやすくエンタテインメント性の高い作品に仕上げている。最後まで一気に読んだが、終り方には大きな不満がある。それは新城喬子が結局どのような女性であったのかが省略されたところである。作者にとっては難しいことだったと思うが、本間がどのような問いを発し、それに新城喬子はどう答えのか、そしてこのシーンはどのように決着がつけられたのか。この部分をきちんと描いてほしかった。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!