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(短編集)
AX アックス
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AX アックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全240件 201~220 11/12ページ
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最高です! 伊坂ワールド全開! だが、 とても心にしんみりくる内容です! | ||||
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(映画版は駄作だったそうですが)伊坂さんの神作『殺し屋シリーズ』の『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く殺し屋3作目。 過去の2作は長編でしたが、今回は兜というコードネームの人間的な殺し屋(普段は文房具メーカーの営業で、仲良い奥さんと思春期の息子がおり、家族は裏の顔を知らない)が主人公の連作短編集で、 主人公は家族のために殺し屋を辞めたいと連絡係に伝え、 家族のために生きた二人の男性の素晴らしい物語。 以上、そんな内容です(^-^*)/ 大好きな殺し屋シリーズですが、僕が基本的には苦手な短編集という点と、2014年末の『キャプテンサンダーボルト』を最後に、以降は伊坂さんが個人的に駄作や凡作ばかりだった点から、全く期待せずに読みましたが、 目茶苦茶面白かったです!!! これですよ、これ!ファンとしてはこんな伊坂さん作品を渇望してました! 家族のために殺し屋を辞めたいと少しずつ頑張る主人公には感情移入しますし、 最後の話の素晴らしさには圧巻の一言! 『誰かへの善行も悪行も必ず自分に返ってくるから、少しでも善行が出来ると良いね』 というのが今作のテーマかと思いました(^-^*)/ 殺し屋シリーズが好きな方、伊坂さんファンにはぜひともオススメですし、 殺し屋シリーズ未読な方には、まずは『グラスホッパー』を是非是非、大声でオススメしますO(≧∇≦)o | ||||
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短編でしたが、最後のお話は長くて楽しめました。 いつもながら、話の切り替えがうまかったです。 | ||||
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レビューにネタバレが幾つかありますが、レビューを見ずに読んで良かったと思っています。 最近日本の方々の本をよく読むようにしていますが、これは今年購入した本の中でダントツTOPです。 伊坂幸太郎さんの次作も読んでみたいと思いましたが、ホワイトラビットはタテコモリ...なのでその次にしたいと思います。 | ||||
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中学から伊坂幸太郎さんの作品を読ませていただいており、大学4年になり就職を控えた今でも時間を忘れて没頭してしまいます。最高峰!とまではいかないですが、やはり高水準な仕上がりですね。純粋に面白かったです。 | ||||
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殺し屋シリーズ第3段は一人の殺し屋にスポットを当てた短編集です。 前2シリーズで登場した殺し屋のエピソードも出て来て過去の作品を読んだことのある方ならより一層楽しんで読めるかと。 今回の主人公兜は妻子持ちでかなり腕がたつ殺し屋。だが、自らが行ってきた殺し屋という職業に家族との思いが強くなるにつれて次第に疑問、罪悪感を抱くようになり、殺し屋業を辞めたいと思うようになります。だが、職業柄なかなか引退させてくれない。その葛藤が描かれています。 全体を通して殺しがメインというよりも家庭での出来事をメインにしながら殺しの仕事がリンクされているという構成です。 会話構成も兜と妻、息子との会話に多くが割かれています。 そのため、前二作ほどの緊迫感はないかもしませんが、その分温かく感動的に読むことが出来ました。 最終章で物語がきれいに収束されるのは流石としか言いようがありません。 | ||||
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めっちゃネタバレします。 兜が死んだんがめっちゃショック。あの兜が…。あの優しくて強い兜が…。 兜は死ぬときもそれほど悲しそうでも絶望した感じでもなかった。自分がこれまでたくさんの人を殺してきたのだから報いを受けて当然という思いもあったとわかる。 しかも奈野村の子供が人質という状況。兜が死ぬとしたらこういう状況しかないよなと。 兜が死に、あの妻が通院するほどショックを受けたのがかわいそうでかわいそうで。 殺し屋シリーズは簡単に人が死んでいくけどAXを読んで思ったのは言われすぎて言われすぎてきた言葉、命は尊いということ。 兜の妻への対処法はクスっとくる。兜が異常なまでに妻に服従?していたのは普段の殺しへの償いのような気持ちもあったのかなと思う。 読んでいて夫視点、親視点の伊坂幸太郎を感じた気がした。恐妻家視点がリアルすぎて作者もそうなのかなと思った(笑) | ||||
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否定的なレビューには、必ずといっていいほど、殺し屋シリーズ3作ときいて購入したが前2作の方が~~という意見がみえますが、そもそも伊坂幸太郎さんはシリーズものとして書いたつもりはないということをインタビューで発言しています。あくまで以前からのファンへのサービスであって、極端な話し既出の殺し屋を使わなくてもよかったということです。 ではAXを1つの小説としてみればどうか、となると、もちろん☆5になってしまうわけで、それほどこの小説は単体として、エンタメやら感動やらがぎゅっと詰まった、完成された小説なのです。殺し屋といえども常に緊張感を漂わせているわけではなく、1人の人間として生きているはずなのですが、どうしても読者側からは見えづらい。今作は所謂痒いところに手が届く内容になったのではないでしょうか。 | ||||
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このシリーズは個性豊かな殺し屋がいっぱい出てきて面白いが, それはメインではない. 主人公の人生・生き方に対する葛藤や考察がユーモアに描かれているのが面白いのだ. 特に本書は主人公の殺し屋が家族や友情について,誰もが悩むテーマについて葛藤していく. 殺し屋ケラーも,殺しの場面より人生の葛藤と考察がメインで(というより殺しの場面がほぼなく), それが面白いのだが,彷彿とさせる.作者も書きたいものの到達点であると発言しており, かなりの影響を受けている. もちろん全く違う作品で,どちらもおもしろい. もっとこのシリーズの世界に浸りたいと思う一方,これ以上は面白くならないだとうとも思う. 可能性がないというより, ついに僕が読みたかった日本版ケラーを書いてくれたか,到達したかっ, と思うほどのスリルとスタイリッシュさを感じた. 最後に思ったのが,殺し屋いすぎじゃね?世の中殺し屋だらけ.笑 | ||||
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伊坂幸太郎氏の作品は、文庫で読んで集めてましたが、 最近は、新刊が文庫化されるのを待ちきれず、単行本の新刊を買ってしまってます。 辛い現実だけど、どこか救いがある伊坂ワールドは、たまに帰りたくなる世界です。 | ||||
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アサガオや、蜜柑、レモンといった前作までの優秀な登場人物にもひけをとらないのが、今回の主人公、兜(かぶと)。ただ、今回のストーリーは、家族愛がサブ的なテーマになっていて、そういう意味では、これまでの伊坂作品プラス重松清的要素が融合されていて、ほろっときます。著者と同じく、40代〜50代の男性読者は、泣いてしまうと思いますね。笑 | ||||
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『死神の精度』といい『残り全部バケーション』といい、伊坂さんは連作短編がうまいですね。 殺し屋の顛末と家族の絆を融合させてしまうなんて、すごい。 またクライマックスでの親子の時間を超越したカットバックもドラマチックでした。 唯一、槿はどうしたのか不明なままの区切れのぶん、★4つとしました。 オススメ作品であることにちがいありません。 | ||||
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やっぱり良いな。家族思いの殺し屋兜(かぶと)が主人公。くすっと笑ってしまうユーモアのある会話が満載。なのに、ほろっとくる場面も。最後の最後も良かった。 | ||||
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伊坂さんの新作ということであり、殺し屋シリーズということで、かなり楽しませてもらえそうという期待度が大きすぎたらしい。 けっして面白くないわけではないのだが、ドキドキ感はさしてない。 むしろシンミリ、夫婦や親子について考えさせられる。 表稼業では、文房具の会社員、裏稼業で殺し屋をしている兜。 妻想いのというか夫というか、恐妻家の兜イコール三宅の家庭でのビクビク感は、なかなか楽しい。 息子が父親の態度にどちらかといえば、好意を持っているのが、なんとなくうれしかった。 仲介屋の医者が、薄気味悪いけれど、できたら、兜に対して親近感を持っていてほしかった。 哀愁物語感があるのがなんともいえなかった。 | ||||
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グラスホッパーからのながれに、アイネクライネナハトムジークのテイストを加えたような作品です。 恐妻家と言うより、家族を愛する殺し屋の兜ですが、父としての生き様を伊坂式に書き上げています。 お父さん、ぜひ読んでください。 | ||||
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殺し屋シリーズ最新作! グラスホッパーともマリアビートルとも違うタッチだけど繋がってる。 前2作とは違いとにかく緩い。。 でもやっぱりおもろいんだよね。 しかし、私はマリアビートル派だ。 殺し屋シリーズはまだまだ続けてほしいです! | ||||
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恐妻家で家族想いの父親であるが、裏では殺し屋として働く「兜」が、妻に仕事に四苦八苦する様子が描かれている。 兜がこの世で一番恐れる妻、父の情けなさに呆れながらも父の味方をする息子、兜と同じく恐妻家のパパ友、兜と同じ殺し屋など魅力的なキャラクターが非常に多い。 まず短編の「AX」「BEE」「Crayon」があり、書き下ろしの「EXIT」と「FINE」は繋がった話で中編といった構成になっている。 待望の伊坂幸太郎の殺し屋シリーズと迷わず飛びついた今作だが期待以上に面白かった。 魅力的なキャラクターたちによる伊坂作品独特の台詞回しと掛け合いは、退屈することなくスラスラと読み進めることができる。 私が気に入ったのは兜と妻の掛け合いで、恐妻家といっても生々しい不快感を覚えるものではなく、兜の性格も相まってどこかコミカルに描写されており、妻に細心の注意を払って気を遣うも不器用に空回りする様子には何度も笑わせてもらった。 今作書き下ろしの「EXIT」と「FINE」での驚きの展開からの怒濤の盛り上がりは流石と言うほかない。 殺し屋シリーズの「グラスホッパー」や「マリアビートル」で登場した名前も散見され、読んでいた人はニヤリとすること請け合いだろう。※とはいえ殺し屋シリーズが共有しているのはあくまで世界観だけで、ストーリー自体に大きく関わることはないので「AXアックス」単体でも十分楽しむことができる。 読了感もよく、じんわりと心温まるラストには、素直に「面白かった」と思うことができた。 | ||||
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ここのところ「?」だった伊坂幸太郎。久しぶりにクリーンヒットを放った感じ。「マリアビートル」以来の快音のように思う。家族愛といったテーマさえ感じられる。 | ||||
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期待通りで、一気読みです 嫁にビビってる雰囲気、なんか共感出来たり | ||||
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伊坂幸太郎が好きです。でも、正直『グラスホッパー』や『マリアビートル』が名作、とは思えませんでした。 今回のAXは上記2作と比べて、かなり読みやすいのですが、それだけではなく、伏線や落ちはかなり分かりやすいのですが、とにかくストーリー半ばの衝撃と、最後の「読んでよかった」という気持ちがすごいです。『ガソリン生活』は最後までに少しダレる感じがあって、最後にほっこりしていて近いものはありますが、多分ダレることなく最後まで読めるという点でこの作品の方が個人的には好きです。ぜひ読んでほしい。 | ||||
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