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蒼天見ゆ
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蒼天見ゆの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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AmazonといえばBOOK しかし表紙汚れや痛みなど数々体験し しばらく購入を控えていましたが 今回は問題なし | ||||
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筑前秋月藩(福岡藩の支藩)にて志半ばで暗殺された開明派家老臼井亘理(わたり)と父の仇討ちを生きる支柱とした息子六郎の生き様を描いた小説であるが、あまりに背景がしっかりしている事、幕末の実在した歴史上の人物との絡みが自然であることから読中にwikiってみたらなんと実話をもとにした小説でした。六郎が師事した山岡鉄舟の逸話にも触れていて他本での史実とも則す。鉄舟は時代(明治)からも仇討ちを諭すも、暗黙に支援する体をとり六郎が本懐を遂げる前に「わしらが目にしているのは最後の仇討ちではない。最後の武士の生き様だ。ただ見守るしかあるまい」の言葉には鉄舟ならではの深い愛情が凝縮されていて、さすが葉室さんの言い回しだなと思えます。この小説は実話を題材にしているため、いつもの葉室さんらしい爽快な読後感と違う六郎を通じて幕末の混沌期から蒼天を見出すまでの悲壮感、倫理観、正邪感を体感させられます。 | ||||
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内容は時代物で名前も難しく、何度も読み直してはああこの人かあ、この人との関係は?と問いかけながら 楽しく読みました。キンドルではなく文庫本で読めばよかったです。 | ||||
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どこに繋げたらいいか分からなかったので、ここに記します。読んでいるうちにどこかで読んだような内容だなと思いつつ読了しました。不信に思い調べてみたら、2016年9月30日に購入しているではありませんか。 同じ角川書店でただ表紙だけは違っていました。同じ本を注文した場合既に購入済みと教えて下さるし、発行日が新しかったので、購入し読んでしまいました。これって羊頭狗肉ではありませんか?まるで詐欺です。 何故、このような事が行われたか?明快な回答をお願いいたします。 | ||||
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解説に「日本史入門編としても」とあるが、そのとおり、幕末~明治にかけての尊王攘夷、開国佐幕のごちゃごちゃした展開を、楽しみながら学べる。 どこまで史実かわからないが、山岡鉄舟、勝海舟、犬養毅、大隈重信、森鴎外など、有名人がぞくぞくと出てきて飽きさせず、一気に読ませる。 時代遅れの「敵討ち」というテーマをめぐって、人間の業、せつなさ、くやしさ、忍耐等々、いかに生きるべきかを現代の私たちに問う、哲学・人生論・自己啓発書のような趣もある。 | ||||
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特に時代劇の前口上の多い小説は読む気になれない。何度も関係を遡る。流れの中で上手く織り込む事が面白さを増大させて先にある人情の深みにはまっていく。残念。 | ||||
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幕末から維新そして明治に移り変わってゆく激しい潮流の中で、薩長土肥など大藩の動きの陰で時代に翻弄された小藩の悲劇。この本を読んで初めて知った。教科書や受験参考書には載ってなかった。太古の歴史より、近現代の歴史をもっと学校で教えるべきだと思う。 | ||||
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厳しい時代の話ですが、ほのぼのとして いい感じでした | ||||
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明治に起こった事件にびっくりし、改めてて維新後の明治という時代を感じました。 | ||||
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時系列にわかりやすく書かれており、また、人間模様も上手く表現され面白かった。 | ||||
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明治維新の著名人の小説は飽きるほど読んだが、「蒼天見ゆ」は幕府瓦解前後の新しい歴史小説として一気に読めた。ご維新ものと併読する事を是非お勧めしたい。それにしても秋月藩とは、随分話題の多い藩ですネ!誰か1人でも歴史上決定的な人物を輩出していれば、歴史小説の宝庫となった藩ですね! | ||||
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人間・人生如何に行くべきかを具体的に教えている教科書! 男の理想・生き方を書いている! | ||||
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主人公は、臼井六郎。 時代設定は、幕末から大正。 志が高かった父(と母)を無頼漢に惨殺され、 六郎は仇討ちを誓う。 基本的に史実に基づいた物語。 六郎の父母を思う気持ちと、 周囲を気遣う思いは十分に伝わってきた。 正に、時代に翻弄された人物である。 「蒼天」「仇討ち」という言葉が何度も現れたが、 回収しきれていない気がした。 | ||||
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幕末、動乱期が舞台だが、父から子へと武士の覚悟が受け継がれるさまが 沈着に描かれ、これ以前の作品と趣が違うと感じました。 この路線でさらに進んでもらえたら大変興味深いことになったのに、と 残念ですが、多くの読者が一生懸命に読むのが、何よりの手向けでしょう。 | ||||
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幕末九州の小藩で重役を務める父親は、政敵に使嗾された過激派に妻とともに惨殺される。息子は仇討ちの志を捨てず、山岡鉄舟の指導を受けながら、維新後藩の出世頭だった敵を討ち果たす。 秋月藩・臼井亘理は、軍の近代化を進める。重役に昇進後、京に出、各藩藩士、公家と交わるうち、薩長の実力を感得、官軍に洋式軍隊を派遣することによって藩の存在感を示すべしと上申する。時代遅れの刀槍主義を奉ずる国家老派は藩主を使嗾して亘理を帰国させる。国家老派親衛隊は亘理と妻を夜襲して惨殺する。国家老は犯人を処罰しない。 惨殺現場に居合わせた息子の六郎、理不尽な藩の処分に憤り、犯人に復讐を誓う。一新後東京に出、山岡鉄舟門に入り剣術を学びながら敵の行方を追う。小藩出身者として異例の出世を遂げる敵・一之瀬直久は、甲府所長から東京上等裁判所へと栄進を重ねる。 六郎の追尾を感じた直久は脅しや襲撃により、六郎に仇討ちを諦めさせようとするが、失敗する。 明治13年、六郎は旧藩主邸を訪れた直久を短刀で討つ。判決は無期刑も恩赦により10年で出獄(33歳)、代言人、臨時雇員をして過ごす。40歳過ぎて妻帯、饅頭屋、駅待合所を営み平穏な生活を送る。59歳で死去。 亘理や六郎と接触する人物には山岡以外に大久保利通、勝海舟、星亨、大隈重信、大井憲太郎など知名人が出てくる。 ① 直久の派した刺客が六郎を襲ったとき勝海舟の馬車が通りかかり六郎を連れ去る ② 六郎家に刺客が妻と妹を襲撃するとき、山岡鉄舟が六郎の家に立ち寄り賊を追い払う・・・ いずれもタイミングが良すぎる。全体リアルな展開なのに突発的にこんな劇画調が現れ、一瞬白ける。他の作でも同じ傾向が見られる。(「村上海賊の娘」ほどではない)。歴史小説なのだから、終始一貫リアルで通しては? 不必要な副詞(強調、繰り返し)が多い文章は好きでない。推敲すれば字数を10%短縮できると見た。吉村昭、松本清張のような無駄のない文章を期待。 | ||||
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切腹も覚悟していた両親を卑怯にも惨殺され、時代が変わっても「仇討」という志を遂げた主人公。 その心と、人生を知りたくて購入しました。その人生は数奇でしたが、清涼感を得ました。 | ||||
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少しパターン化してきた嫌いがないでもないが、やはり葉室ワールドはたまらない。「はだれ雪」はいつ出版されるのかなぁ。こちらもたのしみにしている作品。益々のご健筆を。 | ||||
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