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蒼天見ゆ
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蒼天見ゆの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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筑前秋月藩(福岡藩の支藩)にて志半ばで暗殺された開明派家老臼井亘理(わたり)と父の仇討ちを生きる支柱とした息子六郎の生き様を描いた小説であるが、あまりに背景がしっかりしている事、幕末の実在した歴史上の人物との絡みが自然であることから読中にwikiってみたらなんと実話をもとにした小説でした。六郎が師事した山岡鉄舟の逸話にも触れていて他本での史実とも則す。鉄舟は時代(明治)からも仇討ちを諭すも、暗黙に支援する体をとり六郎が本懐を遂げる前に「わしらが目にしているのは最後の仇討ちではない。最後の武士の生き様だ。ただ見守るしかあるまい」の言葉には鉄舟ならではの深い愛情が凝縮されていて、さすが葉室さんの言い回しだなと思えます。この小説は実話を題材にしているため、いつもの葉室さんらしい爽快な読後感と違う六郎を通じて幕末の混沌期から蒼天を見出すまでの悲壮感、倫理観、正邪感を体感させられます。 | ||||
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解説に「日本史入門編としても」とあるが、そのとおり、幕末~明治にかけての尊王攘夷、開国佐幕のごちゃごちゃした展開を、楽しみながら学べる。 どこまで史実かわからないが、山岡鉄舟、勝海舟、犬養毅、大隈重信、森鴎外など、有名人がぞくぞくと出てきて飽きさせず、一気に読ませる。 時代遅れの「敵討ち」というテーマをめぐって、人間の業、せつなさ、くやしさ、忍耐等々、いかに生きるべきかを現代の私たちに問う、哲学・人生論・自己啓発書のような趣もある。 | ||||
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幕末から維新そして明治に移り変わってゆく激しい潮流の中で、薩長土肥など大藩の動きの陰で時代に翻弄された小藩の悲劇。この本を読んで初めて知った。教科書や受験参考書には載ってなかった。太古の歴史より、近現代の歴史をもっと学校で教えるべきだと思う。 | ||||
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厳しい時代の話ですが、ほのぼのとして いい感じでした | ||||
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明治に起こった事件にびっくりし、改めてて維新後の明治という時代を感じました。 | ||||
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時系列にわかりやすく書かれており、また、人間模様も上手く表現され面白かった。 | ||||
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明治維新の著名人の小説は飽きるほど読んだが、「蒼天見ゆ」は幕府瓦解前後の新しい歴史小説として一気に読めた。ご維新ものと併読する事を是非お勧めしたい。それにしても秋月藩とは、随分話題の多い藩ですネ!誰か1人でも歴史上決定的な人物を輩出していれば、歴史小説の宝庫となった藩ですね! | ||||
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人間・人生如何に行くべきかを具体的に教えている教科書! 男の理想・生き方を書いている! | ||||
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幕末、動乱期が舞台だが、父から子へと武士の覚悟が受け継がれるさまが 沈着に描かれ、これ以前の作品と趣が違うと感じました。 この路線でさらに進んでもらえたら大変興味深いことになったのに、と 残念ですが、多くの読者が一生懸命に読むのが、何よりの手向けでしょう。 | ||||
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切腹も覚悟していた両親を卑怯にも惨殺され、時代が変わっても「仇討」という志を遂げた主人公。 その心と、人生を知りたくて購入しました。その人生は数奇でしたが、清涼感を得ました。 | ||||
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少しパターン化してきた嫌いがないでもないが、やはり葉室ワールドはたまらない。「はだれ雪」はいつ出版されるのかなぁ。こちらもたのしみにしている作品。益々のご健筆を。 | ||||
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