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初ものがたり
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初ものがたりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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宮部みゆきさんの時代物が、特に好きです。これも、良かったです。ぼんくらシリーズが1番ですが、これもお勧めです。 | ||||
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既存の読者のおいらとしては、3篇も読めたので、ほっくほくです。 店頭で見つけて、お財布の中に2000円しかなかったのに、衝動買い(笑) 初期作品であるためか、最近の作品とくらべ、宮部さんの使う日本語がきれいで読みやすいです。 あまりにも文章としての日本語がきたないので、ここ数年は時代物も一部しか読んでいませんでした。 新規の3篇は、初期作品にあわせるためか、違和感のない日本語でよかったです。 ただし、いなりやの「食えない(笑)」親父の正体がわかるわけではなく、謎はナゾのまま。 季節の旬の食材を盛り込みながら、せつない人間模様や機微がすこしづつ語られる、そこが本作の魅力なのですがね(笑)。 ナゾは気になりますが、本書はその謎すら味のうち。 全てを明確にすることだけを焦るのは「野暮」ってもんでしょう。 私はこのわかりそうで分からない関係を、優しくつつましく育んでいる登場人物たちのあり方がどうしようもなく好きです。 今後もこのシリーズ、継続するとの決意表明が巻末にございました。 期待します。 | ||||
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最近、江戸時代の小説にはまっていて、更に宮部みゆき、食べ物がらみの話、とくれば、間違いはなく、面白かったです。 岡っ引きの親分の茂七が色々な事件を解決しながらも、稲荷寿司屋の屋体の親父の正体の謎に、いつ迫るのかとワクワクしていたのに、それは解決しないまま小説は終わってしまいました。 なぜ? この続きは何か別の小説で読めるのでしょうか?? まぁ、そこだけ肩透かしを食らったような後味でしたが、9話それぞれはとても面白く、特に「凍る月」のはじめの部分で親分が、手下2人にはそれぞれ別の職業もあって、そっちが忙しい時に、自分は何だか1人手持ち無沙汰で寂しいなぁ、こんな時に手下とああだこうだ囲炉裏を囲みながら無駄話ができたらいいのになぁ、と言うような場面があるのですが、個人的にその描写が凄く好きです。 他にもわかるわかる、こういう感情、とうなずいてしまう箇所がところどころあって、親、茂七の人となりにも惹かれました。そういう親分の上手い感情の描写だけでも、「読んでよかったかなぁ」と思える小説でした。 読んでる最中、何処からとも無く、出汁醤油の良い匂いがぷぅんと香ってくるようで、かなりおなかが減りました。 | ||||
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読み出したら面白くて夢中で読みました。やっぱり宮部さんはスゴイ! | ||||
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完本とありますが、謎の人物の謎がそのままで物語が続いていきます。それぞれの話の背景にある謎の人物の存在が好奇心を誘っています。続編が書かれるということなのでしょうか。 | ||||
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茂七親分を中心に、江戸に暮らす様々な事情のある人々が織りなす人間模様。裁くだけでなく、江戸という時代・町にワープしたくなるような優しさにあふれる作品。謎は謎のままで、そっとしておくのもありですね。 | ||||
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人間の気持ちで、こんなことあるよね・・・ってところが描かれています。この夏は宮部みゆきさんの江戸物をいろいろ読みましたが、一番好きです。続きが読みたいです。 | ||||
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茂七親分と謎の稲荷寿司屋台は、宮部さんの作品の中で私の一番気になる存在で、初版の「初ものがたり」も後で出た愛蔵本も持っています。茂七親分は他の作品にも出てきますが、謎の稲荷寿司屋台は初ものがたりだけのようで、気になっていました。今回新たに加わった三編に登場してくれるのでとても嬉しく、届いてすぐに読んでしまいました。とにかく面白い!!今回も稲荷寿司屋の言動が意味深く、とても楽しんで読めました。最後の「鬼は外」は稲荷寿司屋さんの優しさが粋で、特に好きです。挿絵は今回のは可愛らしくて、私は最初のPHP文庫の味のある挿絵が個人的には好きでしたが、これからも、ぜひこの二人の登場するお話を書いていただきたいです!!今後の期待も込めて☆5つ | ||||
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江戸時代の短編。 愛蔵版だと「糸吉の恋」を追加収録。料理用語を若干訂正。 本所深川ふしぎ草紙 幻色江戸ごよみ のなかのお話も取り入れ、 NHK総合テレビ 金曜時代劇 「回向院の茂七」を主人公にしたドラマが放映。 妻が仕立物をして収入があり、 手下がそれぞれ仕事を持っているので、 お金に振り回されなくて済むという、 恵まれた環境。 宮部みゆきの理想の家庭像がここに。 | ||||
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この短編それぞれに朗読に向いているのではないかと思います。 でも、世の中に対する押えのことばもあって、 「そんな心の隙に、幸せの幻がすっと忍びこんできたのだ。」(お勢殺し) 茂七は殺された女のことをずっと思案しています。そしてついに謎をときます。 親身になって人のことを考えてやるのに等しい。 | ||||
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時は江戸、ほかの作品でもお馴染みの岡引、茂七親分の捕物帖。 ストーリーテラーとしての宮部みゆきの天分については、いまさら言うまでもあるまい。だがそれだけではない洒落っけがある。かくして共通のモチーフによる連作短編集が生まれる。たとえば『本所深川ふしぎ草紙』は「深川七不思議」がテーマだった。ここではひとつひとつ犯罪事件を扱いながら、どの話も「初もの」に引っ掛けてある。食の楽しみが読む楽しみにまた気持ちのいい奥行きを与えているのだ。古くは池波正太郎の得意技だろうし、今でも北方謙三やら鈴木英治やら、これをやる作家は少なくないが、宮部さんも並の力量ではない。この売れっ子作家の中では、この作品はマイナーな方かもしれないが、すっかり気に入ってしまった。 個々の話を結ぶものとして、まず茂七親分がいて、「初もの」があるわけだが、私がとくに気に入ったのは屋台の親父である。人間が何とも興味深い。この男自体が謎だから、その謎を巡るサスペンスが全体を貫く糸にもなって、作品を締めているわけで、その点は『深川』にもない面白さの要素だろう。他にはやはり共通のキャラクターとしての「日道さま」もいい。 「屋台の親父」をめぐる物語とは何なのか、その点は作者も後書きで謝っているように未完だから、「必ず書く」という続きが楽しみなのだが、いつまでも書いてくれないので恨めしい思いで眺めている。 | ||||
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今、近所の古本屋さんで宮部みゆきは20%で買取とのことで、 手持ちの宮部みゆきを再読しては売っているところです。 薄いのから順に読んでいて、こちらも今回再読しました。 ホントに再読かどうか思い出せないくらい、 全く覚えていなかったので、面白くなかったのでは?と思いながら読みましたが、面白かったです。 特にあとがきを読んで、続きが既に出ているか、 これから出るんじゃないかと思い、しばらく手元にまだ置いておこうと思いました。 ということは、自分的には★4つだと思います。 でももし、もう続きは出ませんよということであれば手放すと思います。 | ||||
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茂七親分と手下の糸吉と権三が活躍する6話からなる短編集。 ミステリーなのですがおいしそうな食べ物が随所に登場して 江戸時代の東京ではこんなものが食べられていたんだなと お江戸文化も堪能できます。 茂七親分が懇意にしていて武家の出であり(推測で) 地元のやくざと兄弟かもしれないという謎の屋台の親父の 正体は結局は最後までわからずじまいで残念です。 少々、霊力があることから偉い霊能者に仕立てられた 雑穀問屋夫婦の10歳足らずの子供で日道様こと長助坊やの存在も 楽しかったです。霊力を両親のたくらみで金儲けに悪用されて 最後は痛い目に遭うのがかわいそうでしたが屋台の親父とともに 全体のストーリーの節になっています。 それにしても先にも書きましたが屋台の親父の正体がわからないままに 完結というのが本当にくやしいですね。。。 | ||||
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回向院の茂七シリーズだ。 宮部みゆきは、池波正太郎が好きなのだろうか? 似ているところがある。 食べ物屋さんがおいしそうなのだ。 主人公は意地汚くないが、おいしいものが好きだ。 この初ものがたりでは、稲荷の屋台の親父が重要人物だ。しかし正体は最後まで分からずじまい。 これでは、回向院の茂七シリーズを読み続けるしかないではないか! またしても、宮部みゆきにやられてしまった本なのだった。 | ||||
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宮部みゆきが生み出した登場人物では茂七親分が一番輝いてますね。物語りも巧みに作られているし、人情もあるしで安心して読めます。短編だと本当に上手い文章を書きますよね。美味しそうな料理の描写も流石でした。思わず一杯やりたくなりますね。 この後、茂七親分は彼女の作品には登場してこないのが残念ですね。「ぼんくら」で隠居のように扱われていましたから、もう無理でしょうかねぇ。超能力者ばかりを登場させて安直に物語を書き進めている今の宮部みゆきはちょいと寂しいねぇ。 | ||||
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本所深川一帯を取り仕切る「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七親分とその子分たちが活躍する捕物帖六作が収められた短編集です。 他の宮部作品のように、登場人物たちが活き活きと描かれていることに加え、ミステリとしてよくできているトリッキーなものから人情話まで揃っていて、とても楽しく読めました。 さらに加えて、一作ごとに様々な食べ物が出てくるのですが、これがなんともおいしそう。捕物帖にうまそうな食べ物ときたら、有名時代小説家の影響を受けているのか、オマージュか、ともとれますが、何にしろ、この料理の数々が本作の楽しさに彩りを添えています。 この食べ物を出すのが、正体不明の屋台の親父。なかなかの料理の腕を持ち、もとは武家だったようで、地元のやくざの親分にも顔が効き、さすがの茂七親分もなかなか正体がつかめない。この謎の屋台の親父のことを、一作ごとに少しずつ少しずつ小出しにしていく思わせぶり加減は、さすがは宮部みゆき!もう、気になって気になって。早く続きが読みたいですねぇ。 | ||||
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深川の永代橋近辺ってところが、日本橋とかを舞台とするよりリアルで良いですねぇ。TVの時代劇では岡引が大店の当主にまで威張ってるシーンがありますが、岡引の身分から考えるとそんなにエラクもなく威張れるはずもないわけで、茂七が敬語をつかったり、キンチョーしたりするところなんかも、なかなかリアルでした。 あと、茂七が常連となる屋台もいなり寿司屋ってのが良い。江戸時代の屋台といえば、時そば、寿司・天ぷら、いなりですが、題名が「初もの」なので、天ぷら・寿司にいくかと思いきや、いなりに行くところが渋いです。まぁ、いなりだけじゃハツモノは出せないでしょうから、いなり屋台にして小料理からデザートまで出てきますが。。。 | ||||
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茂七親分とその手下たちがいきいきとした町人の生活感が漂う本所深川を舞台に事件を解決していく捕り物帳。短編の体をとりながらも、謎を秘めた稲荷寿司屋の親父と千里眼を持つ日道坊やが各編を通して登場するので、長編とも取れる。宮部さんの歴史物は、取立て切れ者の親分が登場するわけでもなく、ごく普通の人間くささを持ちあわせ、人情にも厚いのが特徴で、そこが読んでいて親しみが持てる。この世界感を持って続編が書かれることを切に望む。 | ||||
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水準作。といっても、宮部みゆきの水準なので満足度は高い。お勧めです。主人公の茂七も魅力的。美味しそうな稲荷寿司屋の謎は思わせぶりだ。ほのぼのと軽く読める捕物帳の短編集です。 | ||||
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当人が別の本(平成徒歩日記)で語っているが、歴史には無知であると…いずれにしても、時代を匂わすものとしては力不足かも。。。しかし、何故か惹かれる…主人公の茂七や御内儀、子分の糸吉…謎の稲荷寿司屋…それもこれも、宮部みゆきの人物描写力だからだろうか…最後は…どうしても、続きが早く読みたい…稲荷寿司屋はいったい…今まで司馬遼太郎や、池波正太郎ばかりを読んで来たが…それとは別ジャンル的に存在する宮部の時代物…不思議だ…一読の価値はあると思う… | ||||
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