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村上海賊の娘
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【この小説が収録されている参考書籍】
村上海賊の娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全237件 221~237 12/12ページ
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面白い! 地元なので特に興味深い。 又、大三島に行きたくなった。 | ||||
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気に入った。商品が来るまでわくわくしてまっていました。期待通りでした。 ありがとーです。 | ||||
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まず、歴史オンチな私にも説明が分かりやすい!(ここ大いに重要) で、こんな有名な本をなぜ、なかなか手に取らなかったと言うと、 「キョウ」21歳がいかにブスで嫁の貰い手がないか、 加えていかに性格が悪いか、があまりにクローズアップされてたから。 厳密に言うと、海賊の「姫」で、腕っ節がたち、海賊家業も好きな(かなり乱暴な) わがまま娘。容姿は色白ぽっちゃりが好まれた時代に 頭小さい、手足長い、細い、巨眼、色黒(日焼け)、と今でいうなら個性的なスーパーモデル? 前半はふとしたことから乗っ取った船に、拉致されてた大阪城の門徒に 「(キョウが)こぎ手全員殺したから、代わりに送ってくれ」 +「堺ではキョウみたいな容姿が美人と言われる」と聞いて 喜び勇んで大阪城に向かうのがメイン おいおい、そんな展開?男探しのためだけに向かうワケ? と思うも本当にちやほやされて超有頂天 ついた先で 戦争!ワクワク!なキョウがそこで初めて戦争の本質を知り、 ショックを受け、たたきのめされるまでが「上」 戦い方がやや「えーちょっとそんな技ムリじゃない?」という部分があるものの エンターテイメントな「上」です。 読む価値は多いにあるよ。 おまけに脇役がどいつもこいつも良い味だしてる! | ||||
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日本史の激動の時代の一つ、戦国時代末期を舞台に、さまざまな人々の躍動が面白い。史実と厳密に照らし合わせれば......? と頭をかしげる所もあるが、それは些細な問題だ。主人公“村上海賊の娘”の胸に秘めたロマンスはどこへ行くのか。今時のひ弱な人は、日本人もこんなに逞しく生きた時代があったのかと驚くのではないか。 | ||||
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とても面白い本でした。早い対応有難うございました。どういうこと | ||||
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最初の時代背景等は後で読んだほうがいいかもしれない。村上水軍の末裔の娘が親戚に嫁いで来ているので、興味深く読んだ。初めて出会った言葉が多く、また新鮮な感じがした。 軽忽(けいこつ/きょうこつ)=かるがるしくそそっかしいこと。また、そうしたふるまい。粗忽。切所(せっしょ)。後詰(ごづ)め。p.456後詰(うしろづめ)。埋伏(まいふく)。矢頃(やごろ)。矢声。うっそり。武辺者(ぶへんしゃ・ぶへんもの)。上(あが)り藤。葛籠(つづら・つづらこ)。 | ||||
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本屋大賞の言葉に惹かれて購入しました。時代背景が良く調べられていながら面白く展開していくので一気に上下読みました。 | ||||
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上巻が本屋で手に入らなかったので、上巻のみを購入しました。 最近、感じるのが、読み初めから、物語が動き始め、止まらなくなるまでのページ数が長く感じられることです。この村上海賊の娘も同様に、物語が動き始めて、面白くなるまで、かなり頑張っ読まなくてはならなかったのがいまいちです。 面白くなってからは、一気に読めまたのと、その当時の歴史が判り、知らなかったことも知り、面白く読めました。 ただ、なにか、深みが感じられませんでした。 | ||||
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家内がその末裔と言っているので購入したが、満足げに読む顔を見て小生も満足! | ||||
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単行本の良さは自分でイメージを作りながら読めることではないかと思います。 日経での紹介記事通り期待を裏切らない硬い芯のあるストーリー展開を楽しめます。 読み応えのある、楽しめる本です。 | ||||
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なんだか漢字も多いし正直最初の何ページかは読むの面倒くさって感じでした。 娘が登場してからは展開が現代風というか飲み込みやすくなってきて 日本史とか全く興味ない私ですが、一回読み始めると止まらないぐらいハマります。 もうすぐ上巻終わりなので下巻が楽しみです。 ラブコメ的な部分もあるので、歴史好きな年配の方にはおすすめしません。 家の親とかは鼻で笑いそうです。 | ||||
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流石話題の本で、感動しました。友人にも紹介しようと思います。 | ||||
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上巻はのぼうの城や忍ぶの国のように最初説明口調がダラダラと続きましたが、下巻ははじめっから終わりまで持っていかれます。最後は終わるのが嫌でちびちび読んでしまいました。時代劇ファンにおすすめです。 | ||||
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和田竜(りょう)の時代小説は「のぼうの城」「忍びの国」「小太郎の左腕」と文句なしに面白い。そして2014本屋大賞、第35回吉川英治文学新人賞を受賞した本作は4年の歳月をかけて1000Pに迫る過去最大の大作となっている。結論を先に言うと、今年のGWはこの小説という目論見は正解であった。 いきなり司馬遼太郎の傑作「尻啖え孫市」の鈴木孫市が登場する心憎い導入部から始まり、村上海賊と泉州海賊の血を血で洗う壮絶極まりない第一次木津川合戦まで、史実とフィクションを見事に融合させてあの時代の瀬戸内海に引きずり込む力業は見事、の一言である。 さて、教科書や受験勉強だけではなかなか分からない織田信長の天下布武の最大の障害。それは敵対する諸国大名ではなく、一向宗の門徒たちが全国で蜂起した一向一揆であった。ということを私は司馬遼太郎の小説や白土三平の漫画で知ったのだが、この物語も今後よい教科書の一つとなるだろう。 織田信長の最大の懸案であった一向宗の総本山大坂本願寺攻め。史上に名高い木津川合戦の端緒から物語りは始まる。 信長に攻め立てられ、孤立する大坂本願寺は兵糧が尽きかけ、莫大な兵糧の調達を毛利氏に依頼するが、頼まれた毛利氏も苦悩する。莫大な兵糧を調達することは信長に敵対することを意味する。そして調達するには毛利氏だけではとても不可能。当時の瀬戸内海を仕切っていた村上海賊、特にどの大名にも属さず独立を保っていた、当時最強の海賊能島村上の協力が不可欠。 その能島村上の長である「海賊王」村上武吉の娘「景(きょう)」がこの物語の主人公。色白のお多福顔で肥満体が美人とされた時代、南蛮人並に彫りが深く、男勝りの性格で海焼けした真っ黒な肌を平気で人前にさらしている景は 「悍婦(かんぷ)で醜女(しこめ)」 であったという設定がうまい。現在であればとびきりの美人であることは容易に想像がつく。映像化を前提にしたような主人公である。 上巻では、まずこのあたりの情勢と景の人物像が克明に描かれる。そしてその景がひょんなことから一向宗の門徒を小船で大坂は木津砦に届けることになるのだが、到着寸前で出会うのが泉州海賊の傑物にして怪物、真鍋七五三兵衛(まなべしめのひょうえ)、この物語の第二の主人公である。泉州真鍋家も海賊であるのだが、彼らの使う泉州弁がこの物語を生き生きとしたものにしている。母方の祖母が泉州出身であった私から見ても、和田竜の台詞の遣い回しは上手い。 そして早速始まる本願寺対信長軍の集結した天王寺砦の戦い。真鍋家も天王寺側で参戦しており、七五三兵衛の人間離れした活躍も描かれるが、敵もさるもの。特に大坂本願寺側の強敵、冒頭でも書いた鈴木孫市率いる雑賀党の鉄砲の威力は驚異的で、天王寺側の大将原田直政は眉間を射抜かれ斃れてしまう。 このあたりの戦況の一進一退を活写しつつ上巻は幕を閉じる。上巻の後半、景は傍観者となってしまうが、後半では大阪湾で暴れまくるだろう、と期待して下巻に進もう。 | ||||
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さて後半、一気に第一次木津川合戦に突入するかと思いきや、さにあらず。主人公、村上海賊の娘景(きょう)の挫折がまず描かれる。戦に華やかさ勇ましさを求めていた自分の甘さ、青臭さから愚かな行動をとり、七五三兵衛をはじめとする泉州侍を激怒させ見放されてしまい、失意のうちに故郷へ帰り父の望んだ輿入れに同意する。 一方大坂本願寺への兵糧運搬を決めた毛利家と村上三軍はなかなか出陣しない。海賊王で景の父、能島村上の総帥村上武吉が総大将格の小早川隆景の腹の中を見透かしており、連歌奉納を理由になかなか動かないためだ。小早川隆景は、できれば信長に敵対したくないのだ。 しかし引き延ばしにも限界は来る。ようやくのこと出陣し淡路島に陣を張り、木津川口を封鎖する泉州軍と対峙する。ここでも話はなかなか進まない。隆景が、上杉謙信が動かない限り敵との交戦を認めずと指示しているからである。 決められた期日、すなわち本願寺側の兵糧が尽きる時期が来ても結局謙信は動かなかった。毛利側は撤退を決定する。 このあたりまでのじりじりする展開には、今までの爽快な和田竜小説を楽しんできたファンにはおそらく賛否両論があるだろうけれども、今回は1000P近くある大作で史実をかなり忠実にたどっている。実際巻末にある主な参考文献だけでも圧倒されるほどの数である。物語にリアリティを与え、海戦を荒唐無稽にしないためにもこの雌伏の章は必要であったと思う。 さて、そこへ景である。父のふと漏らした言葉に景の眠っていた闘志が覚醒する。父武吉ははなからこの戦は無く本願寺側の兵糧が尽き大量の餓死者が出て陥ちると見切っていたのだ。これがただの不用意な失言であったのか、意図したものであったのかははっきりとはしない。しかし村上海賊の奥の奥の手「鬼手」となることだけは判っていた。 このあたり父武吉を美化神格化しすぎている気もするが、面白い時代小説にはこのような男が不可欠であることは間違いない。 そしていよいよ第一次木津川合戦である。鬼神のごとき景の働き。それを触媒として覚醒し成長していくまじめすぎる兄元吉と臆病者の弟景親(かげちか)。政略結婚と割り切って景を娶るつもりであった毛利警固衆の総帥児玉就英(なりひで)が景を認めていく過程。来島村上、因島村上の古強者たち。 対する泉州真鍋海賊の当主で一旦は景に惚れたものの、敵味方に分かれれば戦闘の鬼神となり景を絶体絶命にまで追い詰める真鍋七五三兵衛。家督は譲ったものの息子に負けず劣らずの怪物道夢斎。生意気盛りの息子次郎。海戦は不得意でも武士の鑑といえる傑物沼間義晴。とらえどころの無い悪たれ兄弟たち。 下巻後半、読み始めたらもう頁をめくる手を止められない怒涛の海戦が、これら魅力ある群像を中心に、展開されていく。押しつ押されつ、血しぶきが飛び交い、双方の船が次々と陥落していく。海賊同士の戦いとはこれほどまでに凄絶なものか、と鳥肌が立ちながらも目は文章に釘付けとなり決着がつくまでやめられない。 クライマックスは満身創痍の景とターミネーターのごとき七五三兵衛の一騎打ち。最後は孫市の鉄砲にも助けられるが、景の執念と紙一重の幸運が生と死を分かつ。 戦いが終わったあと、木津砦でのかつて景が運んだ一向宗門徒、特に口の達者な少年留吉との再会はエピローグとしては微笑ましいが、景にそれだけの体力が残っていたとは信じがたい戦いであっただけに少しリアリティに乏しい。 それよりも本当の終章。敗戦の報を聞いた信長が「ならば鉄の船がいるな」とつぶやいて馬を返してからの、真のその後の史実のほうが胸を打つ。 「 - 自家の存続。木津川合戦にかかわった者のほぼすべてが望んでやまなかったこの主題は、結局のところ、誰も果たせなかったといっても過言ではない。(中略)ただ、こうして個々人のその後を俯瞰すると、その多彩さに唖然とする。(中略)それでも、いずれの人物たちも、遁れがたい自らの性根を受け容れ、誰はばかることなく生きたように思えてならない。そして結果は様々あれど、思うさまに生きて、死んだのだ。 景もまたそうだっただろうか。(中略)景のその後も分からない。だが、この女も、思うさまに生きたと思いたい。」 いかに景と七五三兵衛の人物造形が現実離れしていようと、最後のこの文章に涙するためにこの長大な時代小説を読む価値は、絶対にある。と絶賛してレビューを終えたい。 | ||||
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2014年本屋大賞ノミネート作品ということで、「のぼうの城」のように、アグレッシブな活力がみなぎって、元気なよみものに仕上がっています。 すでに映画化を意識したシナリオ構成や脚色を存分に盛り込ませてあります。 主人公の景にぴったりの女優さん、豪傑な真鍋七五三兵衛にぴったりの俳優さんなどをイメージしながら読み続けました。 海賊というおどろおどろしいイメージを払拭し、より庶民的な目線からアプローチしています。 大坂を舞台にし、泉州言葉を多用し、着飾らない素朴な姿でかっこよさを描写しているところにおもしろさが倍増しています。 これは今も変わらない関西のノリだと思います。 登場人物のユニークな風貌やいでたちを細かく書いてあるので、そのキャラがイメージしやすく、行動パターンとマッチしていきます。 上巻では感情的なところよりも、アッパレな武勇伝を豪快にあっけらかんと書かれており、アグレッシブな勇猛さにあふれています。 | ||||
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時代劇と言えば 取っ付きにくいイメージがある方も多いかと思いますが、和田さんの作品は 読みやすい時代劇です。 また、いい所で 古文を用いて説明が入り、それをちゃんと現代文で教えてくれるので 読みやすいです。 今 上巻を読み終えて 中学生の息子に貸していますが『信長が出てきた!次を早く貸して』と急かされてます。 中学生でも夢中になれる 時代劇、それが村上海賊の娘! おすすめです! | ||||
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