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村上海賊の娘
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【この小説が収録されている参考書籍】
村上海賊の娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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(ネタバレありです) かの時代の価値観では醜女の嫁き遅れと蔑まれているが、 実は現世的感覚だと美人で妙齢という 映像にしてしまうと出オチ感半端ない主人公が、深慮なく 原哲夫のマンガのように首をぽんぽん撥ねまくりながら 自分探しの旅に出立しますよ、というのが200ページ以上ある一巻の内容・・ ノベライゼーションのようなト書き的文体、 ジュブナイルな人物表現、幕間ごとの楽屋落ち的資料自慢、 これも当世風ってやつでござんすかね。 | ||||
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四分冊の最終巻となる第四巻.ついに火ぶたが切られた村上海賊と眞鍋海賊の激突も, 敵味方,魅力的なキャラクタが大勢のためか,あちらこちらと場面転換が頻繁に行われ, やられるときまで賑やかな相手側であったり,老将二人の漫才のような戦いぶりだったり, 笑いどころも含め,見せ場は十分なのですが,やや話が散漫になっているようにも感じます. そのため,あたりから気になっていた『主人公の消えている時間』がまた増え, 加えて,敵の大将のあまりの強さと,おなじみとなった豪快さがさらに目立ってしまい, 怖気立つほどの執念,そしてその最期と,かなりの部分を持っていってしまった印象です. 展開上,やむを得ない面もあり,終盤の一騎打ちでは彼女の活躍も見られはしますが, やはり海賊の娘,村上景が中心となった物語をもう少し読みたかった思いは否めません. とはいえ,かつては酒を酌み交わし,片や愛をささやき,ささやかれた間柄でもある二人. 勝ち鬨が響き渡る中,男を想い大声で泣く女の姿は,戦いの結末に一抹の寂しさを残します. 最後の章では,この戦いをはじめ,主立った人物のその後が史料から伝えられますが, 残念ながら,主人公については情報が少ないらしく,これといったことは語られません. ただ,あの海賊の娘のこと,笑い,泣き,怒りと,思うままに生きたと思いたいものです. | ||||
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単行本が気にはなっていたのだが見送り。文庫が出たので購入。 第一巻のストーリィは面白かった。 織田信長V.S.石山本願寺の戦いに巻き込まれる毛利家と村上海賊。 第一巻は村上海賊の娘が大阪に向かうまで。 毛利家は石山本願寺の食料援助の依頼を受けるのか? 村上海賊は毛利家に協力して、食糧輸送を行うのか? といった、歴史的に見れば結論の出ている話を、村上海賊の娘を主人公(というには描写が少ないけど)におくことで、深みを持たせることには成功している。 ただ、文中に説明が多い。(資料の引用は要らないと思う。物語のリズムが明らかに崩れる。) 現代口語的すぎる感じがする。(当時の口語は知らないのだが。) 点から星三つ。 | ||||
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題材が良かったと思います。 地元も盛り上がりました。 (あの辺周辺でいちびった人が、俺は村上水軍の子孫だ!と言い出した人が増えましたが…(笑)) ただ、話の展開が漫画。冒頭にもあげた某S氏が好きそう。 あと、丁寧に調べあげた文献は、感服いたしましたが、文中には載せないで欲しいです。(話はそれるが、このままだとどっかの歴史小説家みたいに、内容の3分の2は余談になる) | ||||
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戦国期瀬戸内海で活躍した村上武吉一族は、毛利家吉川元春、小早川隆景の要請で信長に包囲されている石山本願寺に兵糧入れする船団に加わり、織田方の泉州海賊と木津川合戦に及ぶ。戦に憧れる男勝りの武吉愛娘・景の大活躍によって毛利方は勝利する。親が希望する輿入れの夢を捨て、景は海賊として生きる道を選ぶのだった・・・。 村上海賊、泉州侍に関する時代考証はかなりのレベル。story tellingの力量もなかなかのものだ。読みやすさと面白さ、上下巻千ページの大部だが短時間で読み切れた。本屋大賞受賞は現代的語り口が若者の支持を得た結果であろう。 一方、景のキャラクター設定、現実離れした劇画的過ぎる戦闘場面、現代口語的せりふ回しと旧来の侍言葉のアンバランス、これらが綿密な時代考証が付与した現実感を削いでしまうのだ。伝統的歴史小説ファンには受け入れがたい。 泉州海賊・七五三兵衛の怪力ぶり、銛を投げつけ一撃で船を破壊する、刀で敵兵を4人串刺しにして振り回す(!)、また景に一旦討ち取られた七五三兵衛が生き返る・・・、荒唐無稽な劇画ワールド全開、苦笑せざるを得ない。「のぼうの城」はここまで劇画的ではなかった。 映画化するならアニメだろう。実写なら中国風空想的アクション史劇にならざるを得ず、見たくない。 | ||||
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上下巻共に分厚く、読むだけでも苦労しました。長々と細かい描写が多く、なかなかストーリーが進展しません。学生で時間があるならともかく、限られた時間の中で読むには、飽きさせないストーリー展開が必要ではないでしょうか。途中で読む気力をなくしてしまいました。 | ||||
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エンタメ小説として普通に面白い。 ただ、エンタメ小説として描くなら、資料の出所云々は不要。 歴史小説として描くなら、人物が強すぎる。ケンシロウか? というくらい。 | ||||
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当時における村上海賊の立場など分って興味深かった。 ただ、主人公があまり好きになれず、少しは女性としての人間的魅力のあるように書かれていればもっと楽しめたのだが・・・ | ||||
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(上下巻セットでの感想) 映像で見てみたい。ただし、適切な女優さんで。 前半重い感じがしたけれど、半ばからぐんぐん読めました。感動もありました。蔵書にするというものではないが娯楽ものとしてなら良しです。 | ||||
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織田信長との対立を深める大阪本願寺。籠城策で対抗しようとするが、信長は本願寺へ運ばれる兵糧を断ち切ろうとする。本願寺から支援要請を受けた毛利は村上海賊に頼ろうとするが・・・。 能島村上の娘・景は醜女と言われていた。けれど、それはあくまでも当時の基準で、現代の基準からすれば相当の”美女”であったと思われる。その景が、男に負けず劣らずの、いや、並みの男以上の働きをする。毛利対織田。村上海賊の意地と存亡を賭けた死闘は、まさに手に汗握るものだった。切られた首が飛ぶ、手首が飛ぶ・・・。そしてあたり一面の血しぶき!かなり凄惨な戦闘シーンにも関わらず、その描写は読んでいて爽快さを感じるほどだった。読み手をスカッとさせる。どうしてそういうふうに感じるのだろうと思ったが、これは現実感の無さから来ているのではないだろうか。アニメや漫画の世界の中の話のようだ。 そうは言っても、下巻の戦闘シーンは圧巻だった。戦闘描写が長すぎるとも思うが、読んでいるとそのシーンが鮮やかに浮かび上がってきてワクワクした。ラストも無難にまとめられていると思う。完璧に娯楽に徹した作品だった。けれど、読後の感想が「面白かった。」だけになってしまうのは何だか物足りない。そこから何か得られるものがあれば感動できたのだが・・・。 | ||||
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上巻を ひいひい 言いながら読み 下巻は 半分で ダウン あり得ないはなしでもいいのだけど あまりに ダラダラ!! | ||||
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