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魔導の系譜
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魔導の系譜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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一気に読むよりも、じっくりと丁寧に読みたい。 なにしろ、長い物語だ。 登場人物も多いし、各派勢力は入り乱れ、舞台もあちらこちらと移動する。 主人公は、一組の師弟。魔導士と呼ばれる特殊な力を持った者たちの物語だ。 これは師であるレオンの物語であり、同時に、弟子であるゼクスの物語だ。 この世界の魔導士たちは、ヒエラルキーの下層に位置づけられているが、その中でも、ゼクスも、レオンも、幾重にもハンディキャップを背負っている。 不幸なこと、残酷なこと、凄惨なこと、理不尽なことが山盛りの世界で、人を憎むのはたやすい。 だが、その中でも悪いことばかりではなかったと気づく瞬間がある。自分が誰かに愛されていたことも、自分が誰かを愛していることも、認めることは時々とても難しいのだ。 だからこそ、その瞬間は、とても尊くて、輝いていて、美しいのだと思う。気づくと、泣きながら読んでいた。 その上、主人公たちは偽善者ではない。自分のあやまちを認めて、やり直そうと立ち上がる強い大人へと成長していく。最善を尽くそうと懸命に生きようとする前向きさがいとおしい。 ライトじゃないファンタジーも読みたい人や、自分の生きる価値に悩む人、生きづらさを感じている人にお勧めしたい。 | ||||
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