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魔導の系譜



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔導の系譜 (創元推理文庫)

魔導の系譜の評価: 4.33/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

誰かの役に立ちたいという祈り

一気に読むよりも、じっくりと丁寧に読みたい。
なにしろ、長い物語だ。
登場人物も多いし、各派勢力は入り乱れ、舞台もあちらこちらと移動する。
主人公は、一組の師弟。魔導士と呼ばれる特殊な力を持った者たちの物語だ。
これは師であるレオンの物語であり、同時に、弟子であるゼクスの物語だ。

この世界の魔導士たちは、ヒエラルキーの下層に位置づけられているが、その中でも、ゼクスも、レオンも、幾重にもハンディキャップを背負っている。
不幸なこと、残酷なこと、凄惨なこと、理不尽なことが山盛りの世界で、人を憎むのはたやすい。
だが、その中でも悪いことばかりではなかったと気づく瞬間がある。自分が誰かに愛されていたことも、自分が誰かを愛していることも、認めることは時々とても難しいのだ。
だからこそ、その瞬間は、とても尊くて、輝いていて、美しいのだと思う。気づくと、泣きながら読んでいた。
その上、主人公たちは偽善者ではない。自分のあやまちを認めて、やり直そうと立ち上がる強い大人へと成長していく。最善を尽くそうと懸命に生きようとする前向きさがいとおしい。
ライトじゃないファンタジーも読みたい人や、自分の生きる価値に悩む人、生きづらさを感じている人にお勧めしたい。
魔導の系譜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の系譜 (創元推理文庫)より
4488537022

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