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魔導の系譜



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔導の系譜 (創元推理文庫)

魔導の系譜の評価: 4.33/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(5pt)

キャラが魅力的

キャラクターが魅了的で、ストーリーも重厚。続きが気になりながら、読み終わってしまうのももったいない。複雑な気持ちで時間をかけて読みました。
魔導の系譜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の系譜 (創元推理文庫)より
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No.20:
(4pt)

心の動きを楽しむ作品です

人の心が生み出す揺れを
とても繊細に描かれている作品でした。

物語の長さの都合から
ここでこんな形でまとめるのかと感心したり
ここはフワッと流すのかと残念に思ったり
面白いと感じて読んでいたので
もっと続きを読みたいと思ってしまいました。

魔道士の技に対するリアリティーが無かったので
きっと作者はそこに重きを置いてないのでしょう。

それを残念とするか他を観させたいのだと理解するのかは読み次第になるなぁと感じました。
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No.19:
(4pt)

生きづらさを抱える人にこそ読んで欲しい、骨太の国産ファンタジー

全4作の骨太な国産ファンタジーのシリーズ1冊目。魔導士としての素質がない師匠と、文字の認識に大きなハンデを抱えた弟子の二人が、世界の真実に迫る物語です。

さて、魔法使いもので有名なハリーポッターでは、ホグワーツ魔法学院でいろんな先生から魔法や魔術を習って習得しますが、この本の魔導士は、特定の師匠について生活を共にしながら一心同体で学んでいく完全徒弟制度を取っています。

この師匠と弟子のバディが今作の主人公ですが、序盤から胸の痛くなる展開が始まります。師匠のレオンは、魔導士としての力を発現できずに苦しんでいます。一方、弟子のゼクスは極めて高い魔導士としてのポテンシャルがあるものの、文字を認識できないために魔導書を読むことができません。レオンはゼクスを1人前に育てて王都に送り出すことを目指していますが、その過程で二人は村の人から信用を失ってしまいます。

中盤、レオンは王都に召喚され寄宿生活を送ることになります。そこでこの世界の魔導士の複雑な立ち位置が語られます。この世界の魔導士は禁忌とされる力を持ち、一般の人から恐れられさげすまれる一方で、その強力な魔導の力は貴重で国力(主に軍事)になくてはならないものです。レオンは魔導士の存在を解放する理想論に惹かれてこの勢力に与することになります。

本書の描く生きづらさを抱えたレオンとゼクスの憤りなど、生きづらさを抱えた人にこそ共感できる内容です。
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No.18:
(5pt)

人と人との感情

本当によかったです。
BL的だという指摘がありましたが、私は全く気になりませんでした。

人間同士の関係がしっかりと描かれてました。中の人物がいきているのだと思わせてくれる、いい作品です。
その関係がたまたま男同士だっただけのこと。それに、彼らが関係を築いていく姿は読んでいるこちらも本当に胸を掴まれました。
その姿をしっかりと読み取れたなら、最後にはきっと最高のカタルシスを得られるかと思います。
とはいえ様々なレビューを拝見していると、この作品のギフトを受け取れるかどうかは読み手次第なんだろうな、と思いました。
私にとって、とっても大切な作品となりました。ぜひ読んで欲しいです。
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No.17:
(5pt)

読み応えありました

面白いです。
十分に読みごたえもある量だし。
試しに1,2巻は中古で購入したのですが、
3,4巻は作家さんの応援のために新品購入しました。
いつか再読しようと思います。

いつか、この世界の話をまた書いてほしいです。
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No.16:
(5pt)

この著者、さといな・・。

本を読んでいて、「さとい」と感じたのは二人目です。一度目はサピエンス全史のハラリ氏。そして二度目はなんと、この小説です。「さとい」とは漢字で書くと「敏い」あるいは「聡い」。

 つまり、敏感であり聡明であるという事です。この本の作者は、人の心の機微を敏感に感じ取り、そしてそれを見事に文章化しています。常に少数者、弱者の視点で世界を捉え、常態化した差別や無意識の偏見を抉り出していきます。正しくあろうと努力しつづけ、背筋を伸ばしているのに、ふとした瞬間に己の心の内になる醜い悪心をまざまざと見せつけられゾッとする。

 日々、内省している人でないと、こんな文章は書けません。この本は、レオンやゼクスのように自分は世間から、ズレていると感じ、少数者として世界の隅っこで隠れるように生きている人には、ドンピシャリの本です。買って、損はしません。

 逆に、世界に疑問など感じず、日々、楽しいぜ! と言う人には向いていませんね。ファンタジーの凝った設定が好きだったり、ファンタジー戦記物が好きな人には不向きかも。主人公は、途中で戦線離脱しますし。

 魔術師への対応がおかしいとレヴューを書いている人がいますが、差別とは論理的ではありません。歴史を紐解けば、被差別階級が受ける仕打ちは、一貫性がなく正直わけがわからん、という感じです。恐怖と侮蔑という違う感情が発端になっていることが原因だと思われます。本当に蔑み侮っているなら恐怖など感じません。逆に恐怖を感じているなら、すくなくとも自分以上の何らかの力を持っている存在となるので侮ることなどできません。この相反する二つの感情が被差別階級への対応をややこしくしています。
 
 人間は、こういった矛盾する二つの感情を内包するしている存在だ。と分かっている人が読めば面白いでしょう。人は愚かだ、と認められない人にはいまいちでしょうかね。
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No.15:
(5pt)

王道ファンタジーの誕生

昨今の異世界転生とは違う王道ファンタジーを匂わせる秀作。
その名の通り魔法はあるがよくある魔法名などは無く、ファンタジーだがリアルを感じさせる物語に一瞬にして引き込まれた。
続きがあるならば是非読んでみたい。
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No.14:
(2pt)

女性特有の人間関係の書き方が。。。

作者を知らずに読み始めたのですが、途中から女性が書いている作品だと気づきました。
主人公と師匠の人間関係になんとも言えない気持ち悪い距離感があり、BL好きそうな人には良いと思いますが
男性目線ではちょっと引きました。それを除くと文章もよくかけており、ファンタジーとしては悪くないと思います。
プロ作家としては、そのあたりの性癖を作品に出してはいけないと思います。
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No.13:
(4pt)

キャラクターが魅力的

少々ネタバレあり?

魔導士が差別される世界。
三流師匠レオンと、難読症のゼクスの絆には感動します。
それぞれのキャラの心情が細やかに描写され、感情移入しやすい。
差別の描写も、差別する側される側を、二元的な敵味方とはせず、多重な観点で考察している点に好感が持てます。
魔脈の設定も面白い。

一方、各設定の関連付けはやや甘い印象です。
ゼクスが難読症という点は大変面白いのに、ストーリーにさほど関わりません。
魔導士が差別される理由も曖昧なまま。
魔導で何ができるのかも、戦闘と医療以外は、あまり印象に残らず。
魔導士が白兵戦に弱いとはいえ、剣も持たない一般人が、あれほど堂々と食ってかかれるものか…
あと魔導士は忌み嫌われているから結婚できない、だから顔に傷がつこうと関係ない、というくだりがあるけど、魔導士同士で結婚しないの?とか…

些細なことは「?」となるものの、差別に真正面から向き合う作者の情熱と、キャラクターの魅力が勝っています。

4冊完結だそうで、そのうち続編も読みたいです。
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No.12:
(5pt)

なかなか読みごたえありました

大人になってファンタジーは、あんまり読まないのですが、たまたま読み始めストーリーの展開の速さや人物像の描写も面白く引き込まれて読みました。
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No.11:
(3pt)

叙事的

巻末の解説で本書の選考にあたった委員さんもおっしゃっていますが、文が叙事的で、躍動感がありません。台本を読んでいるようで、ボリュームとあいまって何だか疲れます。読んでいて情景が浮かびはするものの、そこに躍動感がない。登場人物が活き活きとしていない。そんな印象です。
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No.10:
(5pt)

読み応えあります

本格ファンタジーです。緻密に構築された世界観に圧倒されます。一貫して揺るがない頑健な設定が素晴らしいです。物語の序盤では、ぽつぽつと年代が飛ぶので違和感がありましたが、青年期に入ってからの物語は素晴らしいおもしろさでした。ひさびさに手に取った小説枠の作品でしたが、やっぱり、安易な設定で妥協していない本物は良いですね。堪能しました。
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No.9:
(5pt)

魔術師といっても子供だましでは無い!

魔術の力を持つが故に人々から嫌われ酷い扱いを受ける。人種差別だけれど、結局普通の人は彼らを恐れるあまり虐待する。怖れるからこそ自分は優位に立とうとする。今のいじめに通じるものがあると分かります。でもその圧倒的な力で運命を切り開く話は壮絶であり感動さえ覚えます。
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No.8:
(4pt)

王道ハイファンタジー

第1回創元ファンタジィ新人賞優秀賞受賞作品。

世界観がしっかりしているハイ・ファンタジー。剣と魔法の異世界ファンタジーのド直球。文章は読みやすいがしっかりしている。文体も王道という感じ。心象描写は少な目かな。

ファンタジーは好きだけれどラノベテイストは苦手、という人におススメ。ラノベ的お約束な要素は一切入っていないので。まさに大人も楽しめるファンタジー。
ただまあ物語の流れや設定は王道なので、正直目新しい部分は特にない。逆に言えば安心して王道を楽しめる作品、とも言えるけれども。そして解説にあった「空気感」がないせいか? ハマるまではいかなかった。あんまり心に残らないというか、あと一歩という感じ。でも伏線も回収していて捨てキャラクターもいない、とても丁寧な作品だったので、この著者の次回作が楽しみ。

ゼクスが二重三重の差別に苦しんでいる、というのは読んでいてこちらまで苦しくなり、腹立たしくなった。どこへ行っても侮蔑の対象にされる。その高すぎる能力さえも、嫉妬とやっかみの対象に。侮蔑と嫉妬は紙一重なのかな、とも思った。
ゼクスもレオンも他のキャラクターも、すごく「生きている」という感じがした。薄っぺらいキャラではなくて、ちゃんと人間している。弱いところも汚いところもあるし、矛盾している部分もある。ダーニャが反発し続けるのではなくて、戦争の罪を飲み下すところとか。
一番好きなシーンはゼクスが初めてレオンの導きによって魔導を使ったシーン。二人の上に水が落ちて虹ができる光景が目に浮かんで、その美しさに心が震えた。
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No.7:
(3pt)

魔法の扱いに混乱がある気がします。

ストーリー自体はありがちですが、共感できる登場人物のおかげもあり楽しめました。一方、物語の背景になる魔法の扱いには混乱を感じます。魔道士達はその力故に忌避される存在とされていますが、魔導師になって以降は特に行動の制限や監視はついていないようです。もし魔法が悪しき力で戦力として有効であるから容認されているのなら、魔導士達はもっと行動が制限されるであろうし監視が強化されてしかるべきです。逆に戦力としても力としても良いものであるのなら魔導士の社会的な地位は高くなるでしょう。そう言う混乱は、家族が虐殺されたのに主人公が魔力を暴走させた事で殺されずに済んだことになっていますが、もし魔法が忌み嫌われるものなら積極的に殺す理由になっても助ける理由にはならないと思います。
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No.6:
(5pt)

なが

評判通り面白かった。年号や地理的なところは分かりにくいけど気にならなかった。別世界だけど、人間的な感情は同じ感じで、そこがリアリティーがあり、引き込まれた。師弟愛だけど、相互の純粋さが心地よく、心に響いた感じ。
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No.5:
(5pt)

葛藤

人としての葛藤が描かれています。感動しました。夢破れた大人に読んで欲しい一冊です。
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No.4:
(4pt)

続編が楽しみ

田舎で細々と魔術を教えている才能のない魔導士の元に、才能はあるがある理由があり魔術の勉強を頑なにしない子供が預けられ…。と、設定や世界観はべたなのですが、これが読み進めていくうちに面白くなって来るんです。とにかく登場人物に魅力があり、この先どうなるのか気になって、一気読みでした。お薦めです。
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No.3:
(4pt)

続編にも期待

長さが気にならない程にのめり込んで読んでしまいました。
登場人物も魅力的で、世界観も興味深かったですし、登場人物の感情の変化がなあなあではなくリアルで、そこもとても良かったです。
でも、終わりの方が早足気味と言うか、サラっとしていたのでもっとじっくり読みたかったなと不完全燃焼です。
続編今から楽しみです!
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No.2:
(4pt)

素敵な師弟関係

本屋で何気なく手にとった本でした。
寝る前に少しだけ読もうとひらくと、あまりにも面白い内容にページをめくる手がとまらず、一気に読みきってしまいました!!世界観が自分の好みで、登場人物の感情の動きなど細やかな表現が素敵でした。この師弟関係が好きでたまらないです。設定も凝っていて面白いです。でももう少し書き込みができるのではないかと思うところもあったので、将来性に期待して星4つにさせていただきました。魔導ってどんな感じで発動するのか微妙にわからなくて…。続編もあるそうなので、楽しみです♡レオンとガトーとの関係がとても好きです!
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