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押絵と旅する美少年
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押絵と旅する美少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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二ヶ月連続刊行が予定されているシリーズの四作目.そのせいかどうかはさておき, 途中から次の巻を見据えた雰囲気が見え隠れし,この巻としての区切りはつくものの, 終わってみればやはり次への繋ぎの巻で,タイトルも含めて次巻ありきに感じられます. また,中心となる騒動にしても,確かに最後は当事者たちが解決すべきものですが, あれこれ巡り巡っての決着方法については,「え,そこなの?」とこれまた拍子抜け. 最後に覗く少女の意思,そして小さな思いにはハッとさせられる部分もありましたが, 物語はずっと学園の中,ほぼ一つの教室のみで展開されるため,起伏には欠ける印象で, 主人公のはじけぶりや,仲間たちとのやり取りは楽しめますが,さすがにそれだけでは…. 謎解きも相変わらず雑な面が目立ちますが,今回はこれまでにも増して無茶があり, その根本的な考え方は,と大して変わっておらずこちらもガッカリさせられます. このほか,乱歩オマージュのタイトルも,『押絵』の使われ方には強引さが否めません. 本篇に続く掌篇は,本篇で少し触れられた表と裏の顔を意識したようにも映りますが, 一人を掘り下げるにしては物足りず,内容としてはただのサイドストーリというところ. しかも,これを含んで辛うじて200ページ超え(実質はそれ以下)というのがどうにも…. | ||||
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