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押絵と旅する美少年
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押絵と旅する美少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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アニメで観て、原作を読み始めました。美声のナガヒロメイン回、原作では随所に差し込まれるもののアニメではここまで薄めだった婚約者の登場回であり、その対比を見るのも楽しいです。 一つ気になるのが、本書初刷の89ページで眉美の所属クラスが二年D組になっているのが次巻ではB組になっており、これは一体…? | ||||
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アニメ化が楽しみです 個人的には人間飆よかったーーーーーー!!! | ||||
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美少年探偵団の新入りにして「クズ」である堂島眉美。自分は誰からも必要とされていない、と自虐的に考えがちなのは中学生によくある心理状態だと思う。「あなたは必ず誰かに必要とされています。」とか「一人一人がかけがえのない存在なのです。」などというなぐさめは素通りしてしまう。「自己有用感を持つことが大切」とはいうが、ではどうすればいいのか。その答えの一つが眉美の考え方と行動ではないだろうか。 美少年探偵団の事務所である美術室に突如出現した巨大な羽子板。団員の意見をまとめると、眉美がすれ違った座敷童こと百合花ちゃん(仮)が犯人らしい。彼女は、ロリコンとはやされる生徒会長の婚約者(小学1年)である。生徒会室に、当事者である美声のナガヒロ会長を呼びに行かなければならないのだが、当然、眉美は行きたくないし自分が適任であるとも思わない。しかし、他の団員を眺め渡してみると、眉美以外の誰もがこの任務に不適格であることがわかる。消去方で考え消極的に眉美は任務を遂行する。人は、いつもやる気と熱意に満ちて行動するわけではない。消極的にしかたなく仕事をする、ということの方が多いかもしれない。巻末の短編では、やはり消去方と消極的な動機で、眉美は生足くんの試合の応援に行く。世の中の多くの人は、こうした消極的な行動の積み重ねで生きているような気がする。似鳥鶏の『目を見て話せない』の登場人物(全員)のように。 | ||||
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美少年探偵団シリーズ4冊目 相変わらずミステリー要素は特にないですがキャラの掛け合いが物語シリーズ寄りになってきたかな?(いい意味で) 良くいえば軽い気持ちで読めて面白く悪くいえば中身スカスカのパロディーでしょうか 個人的に嫌いじゃないです | ||||
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江戸川乱步作品のタイトルをパロディーにしたシリーズだが、今巻はいつもにまして無理矢理なこじつけ感が強くおかしかった。そして何と言っても注目はずっと謎だったロリコン生徒会長の婚約者小学生の登場。このシリーズを書き始めた時から温めていた(はず)であろう彼女の正体も力業で驚かされた。 読み易く短時間で読み終えたが、いろいろ難のある作品だったのは確か。無理矢理こじつけ感や力業を評価するように書いたが、裏を返せばやはり無理があると言う事なので無条件で賞賛しているわけではない。一番気になったのは犯人の犯行動機の不自然さ。又その人物を新キャラにするには魅力に欠けるように思った。あくまで今人的な意見だが。 まとめると、意表を突くアイディアが楽しくスラスラ読ませるが、細部に粗が目立ち次巻へのつなぎの巻としてやっつけ仕事である印象が強い。あまり強く推せる作品ではないと思う。 | ||||
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美少年シリーズの第四弾! 今回は美声の咲口長広先輩にフォーカスが当てられています。 ついに婚約者がでてきます! 語り部である瞳島眉美のクズっぷりががどんどん露見していきますね 笑 化物語の話がちょこっとでてきて、「おぉ!」ってなりましたねー。 次巻も楽しみです! | ||||
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私はこの巻を待っていたはずなのですが、何ていうんでしょう。 一言で表すなら『君にはがっかりだよ長広くん』でした。 やっと咲口くんの婚約者(七歳)が登場したのですが、イメージ外のキャラクターの子でした。 でも西尾維新先生こういう女の子けっこう出すよねという納得のキャラ。 こういう子は好きな方なので、ここはいい意味で裏切られた感があるのですが、性格に問題があるんだから仕方ないとはいえ、扱いがかわいそうでした。 この子が出てきたらデレ幼女にたじたじの咲口くんかデレた咲口くんが見られるのかなとか思っていたのですが、そんなことはなかったです。 だから『君にはがっかりだよ長広くん』となりました。 彼のセリフに微妙にデレというか隠しきれないロリコン性が滲んでるようにも解釈できないこともないのですが。 それを恥ずかしすぎて認めたくない本人が必死になりすぎてああいう行動になってるのかなあと考えられなくもないんですが、どうなんだか。 ひねくれた一冊という印象です。 この婚約者の点以外にもひねくれた描写があります。 このひねくれがヒロインの性格のひねくれというより、何となく西尾先生のひねくれが出ているような気がします。 王道に見せかけてるけど絶対王道に走らないんだからね!と遠回しに言われたような気がしました。 追記 もしかしたらまた婚約者(七歳)が登場するかもしれませんし。 今巻を伏線として婚約者との過去話なんかも出てくるかもしれないのでシリーズは追いかけていきたいです。 咲口くんが婚約者にデレない理由になんか特別な理由、シナリオでもあったらいいなあ。 | ||||
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読了後の感想は「え、これでおわり?」でした。 さすがは、カルピスの原液を水で薄めたような小説と揶揄される西尾先生の作品も、こう尺が足りないと読み応えに欠けるような。 この作家の本の楽しみ方としては、ストーリーではなく文を楽しむものだと思います。カルピスではなく水を楽しむ。冗長だと賛否両論の伝説シリーズも、長編だからこそより多くの西尾節が堪能できる。 だから、ショートストーリーの枠を作ってまで尺を減らすことはないんじゃないかな、と思う反面、バリエーションとしての意味ではショートストーリーも必要ではあるのかなあ、それでも本編の薄さは否めません。 本編について。今回は四つ、気になる謎が浮かびました。 1、犯人の動機 2、犯人のトリック 3、押絵の示唆する意味 4、リーダーがいまだにマユミではなく「眉美くん」呼び …4は勝手にでっち上げただけですが、特に触れられはしませんでした。 しかし肝心の1と2と3、残念なのが正確に解明されたのが2のトリックのみ。1と3は結局団員の推測で補完。犯人が自白できる状態ではないから仕方ないといえば仕方ないけど。 そしてトリック。正直なんだこりゃ?と思いました。それはねーよ西尾先生…。まだ、自分なりに予想していた『ドローンで運搬する』のほうが現実味があるような(美しさ皆無の答えですがね)。一応、「梃の原理を使えば、まあ動かすことはできそう」とあるから物理的に不可能ではないですけども…。 犯人のキャラクター性も「頭おかしいだけじゃん!」で特にフォローなし。「若いから仕方ないよ…」みたいな解釈もどうかと…。主人公以外に直接的接点の描写がないのが手痛い。扱いづらいキャラなんですかね。もう少し尺を使ってほしかったです。 ショートストーリーは普通の恋愛漫画のようなお話しでした。さくっと読めた。 この本を読み終わったのが10月19日でちょうど発売が明日だ!ということで不完全燃焼により期待も兼ねて次巻。 | ||||
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二ヶ月連続刊行が予定されているシリーズの四作目.そのせいかどうかはさておき, 途中から次の巻を見据えた雰囲気が見え隠れし,この巻としての区切りはつくものの, 終わってみればやはり次への繋ぎの巻で,タイトルも含めて次巻ありきに感じられます. また,中心となる騒動にしても,確かに最後は当事者たちが解決すべきものですが, あれこれ巡り巡っての決着方法については,「え,そこなの?」とこれまた拍子抜け. 最後に覗く少女の意思,そして小さな思いにはハッとさせられる部分もありましたが, 物語はずっと学園の中,ほぼ一つの教室のみで展開されるため,起伏には欠ける印象で, 主人公のはじけぶりや,仲間たちとのやり取りは楽しめますが,さすがにそれだけでは…. 謎解きも相変わらず雑な面が目立ちますが,今回はこれまでにも増して無茶があり, その根本的な考え方は,と大して変わっておらずこちらもガッカリさせられます. このほか,乱歩オマージュのタイトルも,『押絵』の使われ方には強引さが否めません. 本篇に続く掌篇は,本篇で少し触れられた表と裏の顔を意識したようにも映りますが, 一人を掘り下げるにしては物足りず,内容としてはただのサイドストーリというところ. しかも,これを含んで辛うじて200ページ超え(実質はそれ以下)というのがどうにも…. | ||||
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