■スポンサードリンク
球界消滅
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
球界消滅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
プロ野球がいつか大リーグに飲み込まれる日を描いた野球小説。資本主義の荒波と、数字と感情のせめぎ合いが練り込まれた読み応えある一作。最後の閉じ方も良く、愉しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある男が描いた筋書き通りに物語が進み、筋書き通りに終わる。 ドラマ性も意外性もなにもない。 MLB取扱い説明書みたいな感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あってもおかしくない野球通ならではのストーリー。面白く、人物描写も巧みで、読後の満足感はひとしおだった。日米の野球界で何年後かに、こんなことが起こるかも、と夢想してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弱小球団、横浜ベイズの副GM大野は、独自のセイバーメトリクス理論で、チームを見事に立ち直らせる。だが、一方で、球界全体を揺るがす途方もない計画が進行していた。大野はその渦中に投げ込まれる。もし、プロ野球が4球団に統合されてMLBに吸収合併されたら――? 豊富なデータに裏打ちされた戦慄のシナリオ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い本だった! 「日本のプロ野球チームが4球団に縮小されMLBに吸収合併されたらどうなるか?」 というのをメインテーマにしたシミュレーション小説だが、豊富なデータに裏打ちされておりリアリティ感が凄かった。 野球ファンには是非おすすめだが、経済小説としても読みごたえがあると思う。 日本球界がMLBに吸収されるとなると、どういう現象が起こり、関係者はどういう行動をとるか? 選手、ファン、球団オーナー、審判、広告代理店、マスコミ etc それぞれの立場での思惑や損得勘定、クリアすべき問題点などを詳細にあぶりだし問題提起していく。 私が驚いたのは日本プロ野球とMLBをビジネスとして比較した場合、あまりにも圧倒的な差があるという事。 マーケットの大きさが絶望的に違うし、収益システムとしての完成度も桁違い。 選手年俸は日本の一軍選手の平均が約3000万程度なのに対し、MLBの平均は約4億。10倍以上の差がついてしまっている。 審判やコミッショナーの権威や収入も日本とは話にならないくらい違う。 さらには選手引退後の年金の保障も比較にならないくらい手厚い。 これじゃあ日本のトップ選手がMLBに行きたがるのも無理はない。 プロ野球のテレビ中継は今や巨人戦ですら地上波で放送される事は少ないし、一般的な野球人気はどんどん落ちている。 巨人などの一部の球団を除けば、赤字経営の球団がほとんどで親会社の補填でなんとかやっているのが現状。 トップ選手はどんどんMLBに流出するし、少子化やサッカー人気で野球少年はどんどん減っている。 このままでは日本のプロ野球が衰退するのは目に見えている。 そうなる前になんとかせねば! 本書のようにMLBに吸収合併される日がきてしまうかもしれない。 本書は日本プロ野球界に対する警告の書でもあると思う。 とりあえず球団オーナー達の「チームは親会社の広告塔」という意識を変えてもらわなくては。 各球団オーナーに是非読んでほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
再編ではなく『消滅』という,ややエキセントリックにも映るタイトルと内容ですが, 表舞台でプレイする選手たちはもちろん,家族やフロント,審判,記者からファンまで, 様々な立場から問題を捉える展開は,その切り替えがテンポの良さにも繋がっている印象. 同時に,選手ばかりに目が向きがちな問題を,彼ら全てを『主人公』として見せており, 時にドラマティックにアツく,かと思えばその裏側でうごめく思惑をドライに描いたりと, それぞれの人生や選択を交えつつ,600ページにも迫るボリュームを最後まで引っ張ります. また,いわゆる敵になるのか,向こう側にいる人間も,強烈な個性を窺わせながらも, その『素顔』が最後まで見えない様子が却って不気味で,その狡猾な振る舞いとともに, 彼が次から次へと仕掛ける策略には,なんとも言えない憎らしさと魅力を覚えるのも確か. 物語の結末,そして主人公らが選んだ『未来』はおおよそ予想通りではあったものの, ここでも多くの人生が語られ,その中の一つである親子の姿は爽やかな余韻を残します. 強いて言えば,あちらとこちら,もう少し二人の男のやり取りが見たかったという思いも. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もし、本書の想定するように日本の球団が4つに集約され、メジャーに参加するという 話が現実になったとして、本当に殆どのファンが賛成するのかな?と言う点にかなり 疑問を持ちました。 年に数試合しか試合を観ないライトなファンは喜ぶのでしょうが、コアなプロ野球ファンは かなり離れていくのではないか、と言う気がしてしまい、どうも話に没頭出来ませんでした。 ちょっと自分は保守的すぎるのかな? 特に自分は横浜市民なので自然とベイスターズファンになっているため、ベイの選手が合流 した東京ジャイアンツを応援するか?と聞かれたらたぶん応援しないと思う。少なくとも今の ようには。 内川だろうが村田だろうが、チームを離れた時点でもうベイの選手ではないですからね。そう いう意味では本当の「日本のプロ野球ファン」で本書を楽しく読める人がいるのか疑問です。 本としてつまらないと言ってるわけではありません。「プロ野球ファン」が感情移入できるか 疑問なだけです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラジオでおすすめされていたのがきっかけで購入。 字数が多く、初めの所で難しい数式などができてたので最後まで読めるかな?と思いましたが、先へ進めば進むほど面白くなり気づいたらのめり込んでいました。 ナイター中継が地上波ではほとんど放送されなくなり、土日はデーゲーム。日本プロ野球が人気を得るため苦戦していることは現実ある話だと思います。プロ野球ファンとしては、危機感を感じながら現実と重ね合わせながら楽しむことができました。 何処にでもいそうな青年の大野俊太郎、本当にかっこよかったです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ということで、買いました。 玉木氏も昨年夏の発売時に読んでおけばよかったといわれておりました。 数年前の近鉄とオリックスの合併騒ぎの際の日本球界の在り様、そこからくる現在の日本球界の問題点、 アメリカと日本の企業経営感覚の相違、選手個人の生活といった側面が絡み合いながら話は展開します。 よく取材されていると思いました。 また、登場する球団が仮名ですが、ほとんど実在の球団とダブります。 お勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
球界の内情がとても詳しく書かれていて、ストーリーも面白くテンポのある内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実に緻密に考えられているなあと思いました。 すごくアリえそうな組み立てになっており、読者としても納得させられながらとんでもないスケールの話が展開していきます。 物語のコンセプトが素晴らしい。 作中に描かれる、反対する人たちを論破していく論理の組み立ても素晴らしい。 物語の本筋からは外れますが、「ツボを押さえて万全の準備」をする事が大切であると学ばされた。 外野から見たら「用意周到」に見えるようにするためには、知恵と努力をフルに発揮しておく事が必要って事なんですね。 作者もきっと万全の準備をして、この作品を書き上げたのだろうと思います。 何年か後には実話になるんじゃないかとさえ思わされます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本プロ野球界が大リーグに吸収されたら、という興味深い仮定のストーリーです。実在のモデルが分かりやすい様々な登場人物の立場から、物語が紡がれていきます。ちょっとしたミステリーの要素もあり娯楽性が高いですが、日米の球団経営論という側面がそれ以上に面白い。サブタイトルを付けるなら「物語で学ぶ日米の球界経営比較論」でしょうか。 著者は日本の4球団を残し、他のアジア諸国と一緒に大リーグに加盟するという提案(?)をしています。個人的には8〜10球団ぐらいを残し、ア・リーグとナ・リーグにつくる「極東地区」に4〜5球団ずつ参加してはどうか、と思います。「人材流出」という懸念もなくなるでしょうし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大昔、江川の空白の1日事件が起こった時、巨人軍が日本プロ野球から脱退して新リーグを作ると脅したことがあったが、この本では、それ以上の大きな策略で、日本プロ野球が解体されていく。 日本でメジャーリーグの試合を常に開催できるメリットとデメリットを明らかにした小説なので、是非一度読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の大野俊太郎はアメリカで、野球の選手の成績を 数値化するゲームで優勝する。 その能力をかわれて、日本のプロ野球の副GMとして 採用される。 そして、そのデータからの選手起用でチームは優勝目前。 そんなときに、驚くべき話が。 「日本の野球チームを4つにして、メジャーリーグに組み いれる」 あり得ない話に聞こえそうだが、今日のプロ野球中継の状況を みていると、リアルにも感じるストーリーです。 そして、日本野球界がメジャーにはいるとなったとき プロ野球選手、オーナー、マスコミ、審判、ファンの動きを 書いている。とくに審判とファンのあたりへの内容は 面白く感じました。 野球ファンならずとも 読んでみて欲しい一冊だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!