総理に告ぐ: 新橋署刑事課特別治安室<NEO>
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私は政治家のほとんどは不誠実で信用ならないと思っているが、そうした政治家の人間としての「駄目さ」には2通りあると思う。威張っていられればこの世は天国というタイプは、普通の人よりもはるかに程度は低いが、一定の倫理観や正義感を一応持っている。違法な金集めや買春に罪悪感は覚えないものの、人を殺すほどの犯罪は躊躇する。 そしてもう一つのタイプは、化け物である。自分のやりたいことのみ、やる。誰が死んでも、誰が傷ついても、やる。もちろん、嘘も平気でつく。人の痛みを感じる能力は持たない。彼ら・彼女らの「悪」の定義は単純至極、自分の邪魔をするもの、である。 実在の現首相を指すことが明白である倉石喜一郎首相は、憲法も何も全て無視し、危険な法案を次々成立させていく。倉石を育て、首相の座に就けた元政治家佐竹一馬は、倉石が人間の心を欠いた化け物だったと気づく。佐竹は自分の失敗を悔み、自分だけが知っている首相のスキャンダルを暴露して、倉石を失脚させようとする。佐竹が驚愕の内容を自宅で口述しているまさにそのとき、という場面から話は始まる。 先の勝手な分類では、佐竹ははじめのタイプであり、そして現首相を模した倉石は、もちろん後のタイプである。展開が早く、最後まで一気に読むことができる。デイヴィッド バルダッチや森元首相とその息子などを連想させることがいろいろあり、その意味では独創性に欠けるのかもしれないが、それは作者が現在の政治家の腐敗状況に危機感を感じてペンを執ったという証でもあるだろう。タイトルから著者の怒りが感じられる。この国の現在の状況、実在の政治家と重ね合わせながら、広く読まれるべき本である。 | ||||
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三億円事件を描いた閃光がとても面白かったので、読んでみました。閃光には劣りますが、テンポよくサクサク進むので面白く読めます。人物描写もよくできていました。ただ、閃光に比べると深みはないです。 | ||||
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売れないライターが、大物政治家の回顧録を引き受けることになり、その流れで現職総理の大スキャンダルを抱え込む。その爆弾をめぐり、公安警察やらマスコミやらが入り乱れるという、よくあると言えばそう言える展開ながら、テンポはよく、飽きさせません。 最初はバリバリのハードボイルドかと思いましたが、主人公のキャラや話が大きくなり過ぎた感などから、やや緊張感に欠ける展開。但し、事件を追う使命感に燃える警察官や、テレビマンの矜持なども話を盛り上げ読み応え十分で一言でいうなら、面白い。 最後まで決着がもつれにもつれ、対決のシーンも隠し玉が効果的に炸裂し、痛快なエンターテインメント作品です。 | ||||
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この人の作品は初めて読んだが、読み易くて非常に面白いストーリー展開。テンポもよくてイライラしない。一気読みした。次回作に期待する。 | ||||
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