カミカゼ
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第二次世界大戦での出来事は,30代の僕にとっては全くリアリティの感じられないものですが,現在では,残されている戦争遺跡や遺品などを通してその時代の事実を確認することができます。 また,今ではまだ祖父母やその年代の人たちから話を聞くことによってもその時代に生きた人々の胸中を推し量ることができます。 しかしそれらは,戦後67年を経て,徐々に歴史上の出来事になっており,特に僕の子供世代には実際に体験者から話を聞くということも難しいかもしれません。そう考えたとき,今後日本人が折に触れて,特に特攻隊の人々の心情を量るときには「きけ わだつみのこえ」ではなく,このような小説から砕けた文章によって伝えられていくのかもしれないと感じました。 この本は,そういった意味でも神風特攻隊の隊員と現代の若者の対比が分かりやすく,崇高な神風特攻隊の人々の本心を少しだけ察することができました。 | ||||
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著者の作品の中では、一風変わった作風の作品。 太平洋戦争の末期に零戦で空母エンタープライズに特攻を仕掛けた陣内武一は、何故か平成の世へとタイムスリップする。陣内が平成の世で知り合ったのはフリーターの田嶋慎太と出版プロデューサーの小泉綾… SFのような設定なのだが、違和感を感じることなく最後まで読める感動小説。 | ||||
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SF的要素を取り入れた作品は合わないように思える。彼にはもっと骨太の著作を期待したい。東野圭吾のパラドックス13並の作品である。特攻とかかわった作品として百田尚樹氏の永遠の0を読んだからより一層そう感じるのかもしれない。 | ||||
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戦時中から現代への”タイムスリップ“を描いた感動のエンターテインメントである。 物語は昭和20年(1945年)5月、鹿児島の海軍基地から始まる。250キロ爆弾を抱えた零戦30機は最後の決戦場、沖縄をめざしていた。その搭乗員のひとりが陣内武一である。敵の猛烈な砲撃をかいくぐって、武一は、巨大空母エンタープライズに突っ込んでいった・・・。 一方、平成24年(2012年)の東京で暮らす、フリーターの田島慎太はアルバイトの合間にホームレスへの炊き出しにボランティアとして参加した。そこで知り合ったのが魅力的な小泉綾。綾は彼女が心酔する政治学者の地下活動を手伝っている。 そんな慎太を或るトラブルから救ってくれた奇妙な男こそ、67年前に特攻で散ったはずの陣内武一であった。 ここから、ダンゼン面白くなる!出会うはずのない2人が出会ったことにより、事態は思わぬ展開に・・・。資質、性格、考え方などが全く異なる2人が・・・なんと!謎の政治学者の企てた国家的破壊工作に立ち向かっていくのだ・・・。 本書が素晴らしい作品と思うのは、武一を媒介としての作者の描写・・・”特攻兵たちの精緻な心情の記述“、”特攻という極限状態での生への渇望と諦念“が実に心に迫るからで、さらに、時空を超えてきた67年前のまっすぐな精神の日本人陣内武一の見た・・・現在の日本、日本人の姿がなんとも言えない・・・これが作者のメッセージなのであろう。 本書はエンターテインメントとしも優れた快作! | ||||
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これは大当たりです。タイムスリップものかぁ、と気軽にページをめくったところ、最初から引き込まれました。太平洋戦争の終わり、17歳の少年が日本を守ろうと死んでいったなんて。特攻隊の現実がこんなに悲惨だったなんて。私にはもう驚きの連続でした。いまは少し元気のない日本ですが、この本を読むと、色々不満はあるけれど、現代を生きる私たちがいかに幸せか、よーくわかります。特攻隊の陣内武一も刀根剛介も、そしてフリーターの田嶋慎太も、みーんな素敵でした。笑えて泣けて大感動して、素晴らしい小説との出逢いに心から感謝です。 | ||||
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