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機は熟せり: クリフトン年代記 第6部
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機は熟せり: クリフトン年代記 第6部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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ブックオフより安くて状態も良かった。 | ||||
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あまりにもあっけない登場人物の終わりがショックでした。てっきりうまくいくものだと思っていたのに……。 それにしもて、ヴァージニアの悪女ぶりに脱帽です。生まれながらの伯爵令嬢なのに、よくここまで出来るな、と。この意思と強さと行動力を正しいことに使えばいいのに。このままで終わるはずがないとは思い、次巻を読みます。 | ||||
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一巻から読んできて、ハリーは頭が良く、貧乏を気にせず、強く生きて来たが、紳士のイメージが強かった。 しかし、ソビエトでのスピーチの最後の一文に彼が静かな紳士ではなく、魂のこもった熱い人間であったことを認識させられた。 ソビエトでのスピーチは泣いてしまいました。 | ||||
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面白かった。楽しみにしてますが次号の発刊までが長く待ち遠しい!!を通り越して忘れてしまいます。 作家と書店の問題ですが。 | ||||
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面白くてすぐに次号が読みたいが発行がいつになるか分からないのが欠点。 | ||||
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著者のジェフリー・アーチャーは、庶民院保守党議員としての経験から「クリフトン年代記」に登場するジャイルズ・バリントンを描くことに自身の経験を活かしていることは間違いないだろう。 そしてジャイルズの友人であり義弟であるハリー・クリフトンを描くときには、作家として歩んできた自身の経験したことなども差しいれながら語っているのだろう。 このような著者の経歴が生かされているからこそ読者は、この「クリフトン年代記」を、面白く感じながら読み続けることになる。 上・下巻あわせて14冊という長編小説は、どうしても回を重ねてくると「ナカダルミ」を、読者に感じさせることは否めないと思う。 ハリーの息子のセバスチャンがインド人実業家の娘ブリアに一目ぼれしてインドまで追いかけるが、ブリアとの逃避行に失敗し、ブリアが死をむかえるという唐突なストーリー展開には少々著者も「ネタ」が尽きたのかしらと思ってしまった。 まあ、これだけの長編小説になれば致し方ないことなのかも知れないが、メラー、ノウルズ、スローンという3人の懲りない悪役たちが活動を始める兆しをはらんでいることに興味津々で『機は熟せり』上巻を読み終え、下巻を読みはじめた。 この「クリフトン年代記」では、イギリスの選挙制度や議会、そしてシティのバンカーなどのことを知ることができることも楽しみに入ると思う。 が、とにかく名門の娘で美人で性悪女ヴァージニアの存在がこの物語を面白くしている。 ヴァージニアは、アメリカの富豪を籠絡し、手の込んだ手段で大金をものにしたものの、富豪の妻の意志から毎月の送金が途絶えてしまった。 贅沢な生活が身についてしまったヴァージニアは、質素な生活などできようはずがなく、悪人3人組の仲たがいに乗じて小金を得ることに成功した。 そして父親の遺言でウィスキー醸造会社を相続することになっていたが、遺言にはそのことが書かれていなかった。 遺言で彼女が逆上する場面は、これで二度目である。 こんなエピソードで著者は、この悪女にたいして読者に溜飲を下げさせてくれる。 まだまだゾンビのごとく復活するヴァージニアだから今度はなにを仕掛けてくるやら、と期待してしまうが・・・。 最期のエピローグで「メイプル・リーフ号」が役目を終え廃船にされることから、読者は、この「クリフトン年代記」の第Ⅰ部へと興味を遡させるのは、著者ジェフリー・アーチャーならではのプロット構成の上手さなのであろう。 下巻の解説を書いている岡崎武志氏の言葉を借りれば「よくぞ、これほど次から次へと、踏まねばならぬ蹉跌のアイデアが出てくるものだと感心する。」と、著者ジェフリー・アーチャーのストーリーテラーとしての才能に瞠目していたが、まったく評者も同じ思いで『機は熟せり』の上・下巻を読み終えたのです。 | ||||
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ジェフリーアーチャーに外れはないと思っていますし,ここまで来たら永遠に書き続けていただきたい。少しだけ時間の進みを遅くすれば出来る気がします。 | ||||
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内容は政治あり、企業の内紛ありで、結構かたいのですが、読むほどに面白いです。 | ||||
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この物語は、ハリー、エマ、ジャイルズ等の新たな展開が始まりラストへ向けてどのように物語が進展するか非常に興味深いです。 | ||||
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上巻は第五部からの続き。1970年悪女ヴァージニアが起こした裁判の終幕で小心のフィッシャー少佐が自殺して遺した手紙にまつわる衝撃シーンから始まり、ハリーが米国でババコフの『アンクル・ジョー』を出版しようとして巻き込まれる出版社合併の陰の策謀が第一章。以下、ジャイルズがベルリンへ飛び愛人カリンの脱出に成功する第二章、ヴァージニアが全米28位の大富豪をたらし込む第三章、叔父ジャイルズの血を受け継いだのかセブが見つけるインド美人の非業の死が第四章、ヴァージニアが100万ドルを手にする偽計が第五章、ハリーの母が死亡する短い第六章、エマが病院理事になりセブが銀行CEOに昇格する第七章の途中までで上巻は終わる。 先行のレビューで「惰性で読んでいる」と書き込んだ方がおられたが、正月に惰性で購入しちょっと読み始めたものの本棚の片隅にしばらく放置していたのが事実。下巻のレビューで「読後感想」をまとめよう。 | ||||
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下巻はカリンが1944年ドレスデンで生まれたことなど英国の情報機関がいかに優れているかを証明するかのような物語から始まり、第八章ではセブが訪米してサマンサとジェシカと会う「いい話」と銀行会長のハキム・ビシャラを嵌める邪悪の三人組の汚い陰謀が平行、そのハキム事件が九、十章と続く。合間にセブの結婚もあるが。第十一章は1978年ハリーとエマが主役でババコフがノーベル文学書受賞、しかし授賞式の日に死亡という悲劇、モスクワでの葬儀となる。エピローグが異様に長く悪三人組の一人スローンが身内の陰謀で逮捕される一コマやヴァージニアが受け取った驚くべき遺産、そして「同志ブラント」ことカリンの「最後」かも知れない情景で終わる。 壮大な叙事詩を目指して書き始められたこの「物語」もどこかで歯車が狂い、よくぞ次から次へと驚愕のアイディアと言えば聞こえは良いが実はB級映画並みの画面転換と二流のトリックを積み木のように重ねて、挙句の果ては本来のフィクションから遠く離れていくようだ。アーチェリー自身もおそらくは「こんなはずではなかった」と思っているのではないか。しかし出版社は金もうけのためには止めさせない。 | ||||
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ストーリーは、5部よりも、かなり面白いです。 雰囲気も概ね明るい筋立てです。 6部では主人公の記憶力が鍵を握ります。 著者の取材力も健在です。 裁判の行く末が面白いです。 ただし、主要人物の性格に気になる点が散見されました。 主人公夫婦の兄は、相変わらず、女性にだらしがないです。 今回はハニートラップにかかりました。 あるいは、夫婦の息子は、家族愛より仕事優先で、身近な女性たちに、不幸を振り蒔いています。 娘との約束を破る状況設定には無理がある気はします。 著者の筆力の老いを感じるところです。 7部では、軌道修正してもらいたいです。 | ||||
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最近読んだ本「機は熟せり~クリフトン年代記第6部」ジェフリー・アーチャー 主人公のハリーは,イギリスの港町ブリストルで港湾労働者の息子として生まれ,美しい歌声をきっかけとして人生の階段を駆け上り,戦争を経て小説家となり,船舶会社を経営するバリントン家の娘エマと結ばれ,体制に抑圧されたハバコフを救うための活動を行う。エマの兄ジャイルズ,息子のセバスチャンをはじめ,様々な登場人物の物語を絡めて,ハリーとエマの人生を描く。 物語の舞台は,大半がイギリスで,アメリカがちょっと出てきます。サーの称号を持ち,事業家,政治家,そして刑務所暮らしまで経験した著者の経歴を反映し,イギリスの政治,経済,司法や文化,習慣などがきめ細かく描かれています。 シリーズは,ハリーが生まれた1920年から始まり,第6部となる本書(上・下巻)では1970年から1978年までの話です。 日本でいえば,大正時代末期から戦争を経て,東京オリンピック(1964年),大阪万博(1970年)のころがオーバーラップします。 これまで様々なトピックがあり,波瀾万丈の物語が描かれてきました。本書も前回から続くハリーの妻エマと稀代の悪女ヴァージニアとの裁判から始まります。 内容のどこに触れても,これから読もうとする人に対してネタバレになってしまいますので,控えさせていただこうと思います。 噂では次回の第7部が最終章となるということですので,そろそろ登場人物に焦点を当てた様々な話が収まるべきところに収まると思うのですが, まだまだ,波瀾万丈は続きます。たぶん,次回はハリーが臨終を迎えるまでと思いますが,どういったエピローグを迎えるのか,楽しみにしたいと思います。 | ||||
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1月10日付けのレビューでも書かれていらしたが、私もこのシリーズは 惰性で読んでいる。 毎回怒涛の如く事件が起き、誰かが死んで、それを転機に瀬戸際に立た された主人公たちがまた不死鳥のように甦る。その繰り返しなのだけど、 新刊が出るとやはり手に取って読みたくなる。ジェフリー・アーチャー の巧みな言葉遣いにはそれだけ魅力があるという事実は認めざるを得ない。 ハリーとジャイルズが出会った頃の物語に比較すると、セバスチャンが 登場する頃からは、人間の年代記というより、ジェットコースターの ような出来事の連なりといった印象が否めない中で、メイジーやエマ、 グレイスいった女性陣は筋が一本通っていて、相変わらず魅力的だ。 だが、最近の傾向として、目が離せないのがヴァージニアである。 どこまで欲望のために堕ちていくのか、ハリーやセバスチャンの物語より、 彼女から湧き出す悪知恵の数々と行動の方が、遥かに興味を引いて面白い。 ストーリー自体に関しては、読後賛否が分かれるだろう。 娯楽として読むには時間を忘れて楽しめるが、この本の魅力を改めて再認 するには、岡崎武志氏の解説が非常に参考になった。 久しぶりに簡潔で、原作の手引きとなる書評に出会った気がする。 | ||||
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毎年お正月休みに読みふけるのが恒例となったクリフトンシリーズ、変わらず面白いです。 | ||||
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いよいよこのシリーズも終わりに近づいてきたわけだが、第4部辺りからは惰性で読んでいる 登場人物たちが筋書きのためだけに動かされていて人物設定がワンパターンなので、全然感情移入が出来ない 特にジャイルズとセバスチャンの描き分けが出来ていなくて、読んでるうちに区別が出来なくなる 女性達もせいぜい、メイジー、エマ、その母親、ヴァージニア、くらいまでで、後に出てくる女性達は皆美しくて頭がいいだけのクローン そして上巻でセバスチャンがインド人の娘と恋に落ちたいきさつには怒りさえ覚えた セバスチャンは未だに別れた恋人のサマンサを忘れられずにいたはずなのに、そのインド娘と出会ってからはサマンサと娘のジェシカのことは思い出す事もなく簡単にインド娘と駆け落ちしようとするまでの行動を見せるのである そしてその駆け落ちのせいで娘は命を落としてしまう 二人が愛し合っているなら彼女が生まれ育ってきた世界のルールを完全に無視してもよいという白人のキリスト教徒の奢りのために一人の女性が無残な死を遂げた その十字架を一生背負っていくべきなのに、すぐまたセバスチャンは何事もなかったかのように元カノと娘に思いを戻して、二人を手に入れる事に奔走するのである またそれを周囲も当たり前のように応援し、祝福する 一体インド娘は何のために登場したのだろう 第7部の何かの伏線なのかもしれないが、伏線作りのためにストーリー展開には関係ない殺人事件を差し込むジェフリー・アーチャーの良識を疑ってしまう 7部で終わりらしいが、とりあえず作者がどう都合良く登場人物たちを動かすのか、最後まで見届けるつもりではいる | ||||
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第1部から発売を心待ちにしながら読み進んで、もう第6部!あっという間のような・・・ | ||||
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第1部からそれぞれの刊を一気に読み終える。の繰り返し。それぞれが読み終えて、1本の映画を見終えたような感覚に・・・ アーチャー氏の作品はいつも読んでいる最中から映画を見ているな錯覚に襲われる!第7部で終わり!?イヤー、ずっと観ていたいなー | ||||
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クリフトン一家やその周りに様々な出来事や変化が起きていくのが、今まで同様、目まぐるしく描かれます。 昔はハリーの成長ぶりやメイジーの出世を楽しみに読んでいましたが、 今は、成長しきった大人たちが、敵対勢力とどのように戦い相手をだしぬけるかというスリリングな勝負が見もの。 その合間に吉報や悲報も飛び込んできて、喜怒哀楽すべてが味わえました。 特に、裁判のシーンなどは流石にうまいなぁと満喫できました。 上巻で描かれた事件が、下巻で大分解決して落ち着いてきたのですが、 安堵感に浸る間もなく次から次へと思わぬ事態が起きて、息つく暇もないほど。 安心していると、意表をついた残酷なほどの展開にショックを受けます。 気になることが沢山残ったままで、続きが出るのが待ちきれないし、 続きが出たとしてもまたハラハラするのだろうなぁと思います。 それがこのシリーズの醍醐味でもあるのでしょう。 | ||||
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