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最後の医者は桜を見上げて君を想う
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最後の医者は桜を見上げて君を想うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全617件 561~580 29/31ページ
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2人いや、3人の医師を通して人間、生命、死…について深く考えされられました。 | ||||
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病院の話というのは、ほとんどが死のテーマがあり、色々な選択肢が示されとても感慨深い。 この話は、医大の時に同じ教室で学び、一緒の病院の医師になった3人の物語。 一人はその病院の跡継ぎ。何が何でも病気と闘って生きるんだ~というタイプ(A) もう一人は正反対で、死ぬことも選択肢の一つにあげてもいいのでは…などアドバイスするタイプ。病院では死神と呼ばれている(B) もう一人が、上の二人の良さをしっかりわかっていて、何とか二人のいいところを合わせて患者さんを救いたいと思っている(C) 話の中で、Bが「あなたの場合、いくらどう頑張っても持っても半年、その代り体中がボロボロになり動けなくなり痛みも最大限のまま死んでいく。ただし治療しなければ自然と楽に命を全うする…」的なアドバイスをして、患者が治療をやめてしまう…と言う事を何人も引き起こすので、Aを含め病院内では異端児として嫌われまくるシーンが続く。 次にCの患者で、今年自分の卒業した医大に入学した夢と希望に満ち満ちた女子大生が、体が何となくおかしい…という事で診察に来たら筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気だという事がわかりこの病気は現代では治せないのでだんだんと死んでいくしかない…という状態で、最後の最後に延命措置をするか…という決断が必要になる。その決断を出すときに女子大生と一緒に悩んでいたC先生も、AやBにはない自分の立ち位置というような物を感じるようになる。その女子大生の死の場面は見てられない…。 そんな中、Cが突然血を吐き、診察したら末期の癌。しかも転移もしてて完全治癒は望めそうもない。そんな中、最後の最後まで戦えというAと、本人が一番やりたいことをさせるだけの手術で済ませて安らかに眠らそうと考えるB。Bの考えを受け入れたCはAから手術も治療もすべて拒絶され、仕方なくCが慣れない手術をしようとするのだが…。 人は誰でも延々と生きるわけではなく、必ず死ぬ。そうなるといつ死ぬのか・どう死ぬのかがポイントになろう。そんな時に生に執着し治療しまくり切りまくり…的な方針もあり、いやもう私はこのまま死んでいくわ~という事もあり、人それぞれだろう。しかしそう考えると事故や事件で殺されるというのは嫌だなぁ。 | ||||
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オチは想像に容易いけど、とても考えさせられる本。胸が痛くなるほど現実味のある死がでてくる。 死が遠い存在じゃないと教えてくれる。 それを2人の両極端な人物によって描かれている。 | ||||
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読んでいるとベタなのにな。 ついつい、ポロっと落涙してしまいました。 作者の思うつぼみたいで癪ですが、面白かったです。 | ||||
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医療モノの小説をあまり繰り返して読もうとは思わないが、これは医療的な描写の細かさもしっかりと書かれているだけでなく、人物描写もおざなりになっていない。細かい描写は時に読んでいて疲れるものだが、この小説は著者の文章力のおかげで、全く疲れを感じさせず、一気に読める。お勧めできます!! | ||||
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「桜を見上げて・・」と「雨上がりの空に・・」を続けて三冊読みました。最初の「桜」を読んだとき、買って失敗したと思いました。ここまで病気の症状の悪化を描写するのかと救われない本だ、と思えたのです。しかし、後編ともいえる「雨上がり」の上下を読むと、人間・医師としての 成長、親子の絆、生きることの意味などストーリー展開し、なかなかの作品でした。三冊でしたが、先が読みたくなる本で一気に読めました。恐らく、純粋な医療小説ではなく、治癒か死かという医療現場をメタファにして、作者は人間の絆を描きたかったのだろうと思います。わかりやすく、映像的でその意味からは、少し登場人物にしゃべらせ過ぎの部分もありましたが、病気で認知症による錯乱をストーリーにするなどは新しい試みで、踏み込んだ展開でした。作者も若く、勢いで書かれた感じもします。大変良い題材なので、いつか推敲したような更に研ぎ澄まされた作品を待望します。 | ||||
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死について柄にもなく深く考えてしまった。 色んな人の想いがあってそれはそれぞれ違うけれど、それぞれに懸命に生きて死んでいく。 何度も読み返さないと行けないな。 きれいごとかも知れないけれど笑って死んでいきたい。 | ||||
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医学的に正しくない箇所や設定も確かにあり、多少残念に思いました。医療関係者は気になってしまうかもしれません。ただ、それらを抜かしても終末期について考えをめぐらせるよい機会を与えてくれる本でした。この本を読んで、終末期の死生観について自分なりに考えてみたり、友達などと議論することはとても有意義だと思います。 特に2話目の医学生の話はとても考えさせられました。 物語的にも登場人物のキャラが立っていて、面白いと思いました。 医学的におかしい点やふりがなの間違いがあったりと、残念な部分もあったので☆ひとつ引かせてもらいました。 | ||||
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ありえないって感想こそありえないでしょう、これ読んで。いしだあゆみの唄じゃないけど、あなたならどうするって物語でしょう。それを読者に考えさせるのに作者が考えうる最適の人物を配したってことでしょう。上手かどうか、現実的かどうかは別にして。大した小説じゃないけれど、これでいいのだ。 | ||||
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最後の最後は流し読みでした。時間をかけて読んで最後はコレか…と思いました。 | ||||
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電車の中で読みました。 涙が、後から後から…流れて止まりません。 心が震えました。 | ||||
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途中までは相反する二人に意見の相違が非常に興味深く、また、思わず涙するシーンもありました。なかなかの好作だと思っていたのですが、最後のほうは、無理矢理まとめてしまった感が強く、ちょっと残念でした。ちょっと難しいテーマですが、まとめずに平行線で終わらせた方がよかったように思いました。 | ||||
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久々の医療もの。3人の生きるという点の認識の違い、死についての考えの違いの中で、誠意をもって患者の向き合う。どれも正しいんじゃないかな | ||||
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人への愛と友情、そして死に対する受け入れ方について、私なりに 厳かに爽やかに学ぶ事が出来たように思います。 | ||||
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医療現場を舞台として、「生」の意義、「死」の尊厳、患者の自由意思などを扱った作品だが、その稚拙な内容には呆れ果てた。マッガチックな幼稚なストーリー展開、類型的な人物造形で読み通すのに苦労した。 どのような読者層を意識しているのか不明だが、両親や祖父母を看取った方なら誰しも抱く心象をそのまま拙い文章にしただけ。新しい発見や感動が皆無で、作者の意匠がサッパリ分らなかった。 テーマの重さと記述内容の軽さとのミスマッチが酷い愚作だと思った。 | ||||
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読みながら一人一人の色々な登場人物の内面に共感。かなり入り込ませてもらえました。 介護職を数年間やっていた現実の世界では、誰もが内面の孤独に苦しんでいて 気持ちに寄り添うことの難しさを実感させられるばかりでしたが…。 もしかすると「共感」て、現実より先にフィクションから学んでおくべきものだったのかもしれないなあとこの小説で思い始めた位です。 今更ながら、立場も寿命も違う他者に もっと簡単に気持ちが寄り添えるようになる機会を与えられたように思います。 そして「自分の意志で最後まで生きてほしい」と伝えるために、作者が小説を用いて言葉を届けてくれている…そんな意義深い作品だと感じました。 | ||||
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生きること、死ぬことに向き合うとは。知っているのに考えていない世界に触れるきっかけになる。とても素晴らしい小説です。 | ||||
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医療に不信を抱く者として、対極のテーマを提示してなかなかの読ませ物と思うが、結末が青春映画っぽく拍子抜け。 | ||||
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タイトルの通り。 大体予想できる展開で、そこまで感動がなかった。 ストーリーは繋がっていますが短編集なので好きな話もあったので星3つです。 つまらないわけではないですが、もう一度読みたい、すごく良かったとまではいきませんでした | ||||
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すごく読みやすくて、さくさく進みますが涙なしでは読めませんでした。 | ||||
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