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裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬
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裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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IT企業で発覚した不正事件に起業家・安藤裕美を物語の中心に据え、解決に向かって奔走する展開。途中で出会うプログラマーの鹿敷堂桂馬が「ハッカー探偵」なんだろうけど、実際は「プログラマー探偵」の呼称がふさわしい。本書ではハッキングの攻防戦が描かれているわけでもなく、鹿敷堂のプログラマーとしての発想が随所に表出する。ただ、ハッとするような驚きに満ちた発想は見当たらない。そもそも鹿敷堂のキャラが万能性に溢れ、没個性に陥っている。「僕は安藤さんの補佐役です」と自ら発言する当初の消極姿勢が、いつのまにか自ら色々動いて犯人を追い詰めようとしていることに違和感。安藤の描き方に関しても、前半で彼女のキャラクターを前面に出しておきながら、中盤、後半はただの進行役に成り下がり、おいしい所が全く与えられていない影薄キャラになっている。 犯人の悲哀エピソードはリアル感もあるが、いまひとつ強さや個性がないため、鹿敷堂との対決があっけない形で終幕する。全体を通じて、盛り上がりポイントがなく、キャラ設定が甘いと感じた。一回読めば、読み返すこともない物語。 | ||||
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