原発サイバートラップ: リアンクール・ランデブー
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ネタバレになるために詳述は避けるが、一田和樹氏の小説の良さとは「これくらいなら私にも書ける」と小説創作の背中を押してくれる、その一点に尽きる。偉大なるアマチュアという点では他の追随を許さない。絶望的なまでに先の読める展開は、読み手に刹那的な読後感すら与えるだろう。氏の創造する圧倒的な既視感にはこれからも目が離せない。リスペクトかパクリかという巷の論争すらも氏の前では無意味なものに思えてくる。どうやら私は囚われの蝶になってしまったようだ。もがけばもがくほど、ねっとりとした蜘蛛の糸が自身の脳を蝕んでゆく。まさにエンドルフィンだのドーパミンだのが織りなす、ええじゃないか乱舞。気づけば失禁。遥かカナダから壮大な風呂敷を広げ続ける、氏の今後の作品からは目が離せそうにない。これぞ♪藪レター フロム カナダ。いかん、この駄洒落の方がまだ面白い。 | ||||
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サイバー戦争の実態を知るとともに、ストーリー展開も楽しめました。 | ||||
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韓国の原発で起きた前代未聞な方法でのサイバーテロ。 事態の推移によっては甚大な被害が予想されて慌てふためく周辺各国。 最高のビジネスチャンス到来と暗躍するサイバー軍事企業。 最初から最後まで徹頭徹尾蚊帳の外に置かれて、カネを出す以外に手が出せない日本。 事態は一応解決したように見えるものの、最後の最後までテロの目的と真犯人がわからないまま迎えるラスト数ページで明かされる驚愕のシナリオ。 危機感と即応力に欠けて描かれる政府が、映画「シン・ゴジラ」で描かれた政府とオーバーラップするところがあって興味深かったです。 脆弱性情報が、費用対効果が悪い上に使うに使えない核兵器を凌駕する時代になったことを痛感させられました。 一田作品としては、久しぶりのハードボイルドなサイバー・ミステリーで、氏の最高傑作であると言っても過言ではない作品です。 サイバー小説とは言え、読者に要求される IT リテラシーは一般的なレベルなので安心して読むことができます。 一読されることを安心してオススメできる一冊です。 | ||||
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ストーリーに無駄がなく、一本の筋が通っているサイバーミステリーの代表作。 この本はもちろんフィクションなのだが、技術的には実現可能なものをベースにしてあり、いかにサイバー脅威が国家レベルの問題なのかがわかる。 ストーリーは、一田作品には珍しく、物理テロとサイバーテロの複合的なテーマで、軍やサイバー軍需企業が協力して解決にあたるというもの。犯人の目的が最後まで読まないとわからないというミステリー作品としての要素も読者を飽きさせない。ただ、ITに詳しくないと、途中で話についていけないかもと思った。 登場人物のキャラクターがわかりやすく、特に吉沢保が際立っている。吉沢を主人公にした作品を今後は期待したい。 この本は、かなりイメージしやすい描写が多く、話の流れのテンポがいいので、ぜひ映像化して欲しい。 | ||||
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