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僕が愛したすべての君へ/君を愛したひとりの僕へ
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僕が愛したすべての君へ/君を愛したひとりの僕への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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アニメ映画で感銘を受けて原作小説を呼んだのですが、所々、主人公の主張が青臭くて、感情移入しにくく感じたので、アニメの方がまとまってたなぁ~って印象を受けました。ライトノベルなので仕方ないのですが、もうちょっと理性のあるキャラにした方が良かったですね。アニメの方の暦くんは知的に感じられたのですが、こっちの暦君は年相応の子どもって印象を受けました。脚本家の構成力が良かったんだなって改めて感じました。 | ||||
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パラレルワールドの恋愛ミステリ?的なお話でした。 あらすじ的には、、、ざっくり、あっさり、といった感じ。緻密さとか特に求めないのであれば、とても読みやすくていいのかもしれませんね。難しいことは何も考えず読めました。 | ||||
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君愛の次に読みました. 平行世界に関して,重大な問題が提示されました. 自分ならただ絶望しそうです. | ||||
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1回audibleで聞きました. わかってないところがいくつかあります. 最後なんでそういう結論になったのか. 栞目線でどういう日々なのか. | ||||
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十分に面白いと思います。SFと恋愛を重ねた、いいストーリーです。 ただ、二冊買う必要があるかというと……どうなんでしょうね。 もう一冊をどうしても読みたいとまでは思いませんでした。 | ||||
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こちらから読みました。しっかりとSFテイストもあり物語自体は面白かったですが、2冊読んで明らかになる事実!ってのがあるかと思いましたが、同じ主人公の2つのパラレルワールドの物語で、主人公がちょこっとだけ(?)その2つの世界を行き来して、エンディングの接点をべつべつの世界の視点で描いただけって感じかな。2冊読まないとダメですが、2冊読んだから面白さが2倍になるかというとそれほどでもなく、1.5倍程度でしょうか。2冊読んで面白さ2倍と思っていたので、期待大きすぎました。 こちらを先に読むと「僕→君」のオチが分かってしまうので、ちょっと、肩透かしの部分があります。個人的には「僕→君」を先の読んだ方が「君→僕」のオチが分からないと思うので、良かったのではと思います。まあ、人の好み次第でしょうね。 両方読んで結局分からなかったのが、「君→僕」の和音の気持ち。行動含め謎です。この謎が「僕→君」で明らかになると思っていたので、そこもマイナスポイント。「僕→君」の栞も最後はどうなったのか不明ですが(論理的に説明出来ないのであの終わらせ方?)、この2つは推して知るべしってとこなんでしょうか? あとテイストが違って「君→僕」は狂信的(一途)な男の愛の物語でちょっと悲しい感じで、「僕→君」は二人の愛の話でほっこりとした気持ちになります。 | ||||
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本書の並行世界は、論理学の分野では「可能世界」と呼ばれている。 述語論理では、命題(文)がある現実を反映する(もしくはしない)と考える。 たとえば「今日は雨である」という命題は、現実に参照した結果、真だったり偽だったりする。 だから「現実」とは、命題の真偽を一義的に決定づける参照項として定義される。 しかし、すると困った問題が生じる。 たとえば「現代のフランス国王はハゲである」という命題は、真でも偽でもない。 現代にフランス国王などいるわけがないから、真偽の判断ができないのだ。 これ以外にも、空虚な命題はそれこそ数限りなくある。 では、これらはみな一様に無意味な命題なのだろうか? このような問題に対し、空虚な命題でも真偽が決定できるようにと導入されたのが、「可能世界」の概念である。 この現実とは違う、ある「ありえたかもしれない」世界ではフランスに国王が存在し、ハゲていたりいなかったりする、と考えるのである。 こうすれば、空虚な命題も(一応は)真偽が決定できるようになる。 この「可能世界」は起こりうる事実の可能性の数だけ無数に存在し(世界の事実の総数がnだとすれは、可能世界の数は2のn乗である)、その中の一つが、この現実世界ということになる。 この可能世界という考えは同時に、「必然性」や「可能性」といった様相の概念を、可能世界の量化に還元できるというメリットも生んだ。 たとえば「Xは可能である」という命題は、Xの成立する可能世界が少なくとも1つは存在する、という量化の命題に還元できるのである。 (パッと見では意味不明だが、哲学的にはとても画期的なことなのだ) しかし、この可能世界はあくまでも空虚な命題や様相を扱うために仮構された論理的存在であって、実在する保証はない。 ただ、どの世界にも過激派はいるもので、哲学者の中にも可能世界が実在する、と主張する人もいる。 かなりの少数派だが。 しかし肝心なのは、たとえそのような可能世界が実在したとしても、それはこの世界の「彼岸」にあるので、 その存在を確かめることはもちろん、相互に影響を与え合うことも不可能なのである。 可能世界同士は互いに独立で、「閉じて」いなければならない。 すべての可能世界を包摂する論理空間は、「空間」という比喩で語られてはいても、そこを横断するような何かが存在しえないのだ。 つまり、可能世界が実在したとしても仮想だとしても、結局は同じことなのだ。これは可能世界の実在論者であっても認めていることだ。 だからこの小説のように、それらの並行世界が相互に「やり取り」するというのは、荒唐無稽を通り越して「1+1が10になったり5になったりする世界」をSF小説と主張しているようなものなのである。 もしくは、量子力学的な「重ね合わせ」の概念を導入すれば、「並行世界の重ね合わせ」の状態ぐらいは起こりうるだろうが、事実が観測された瞬間にそれらの世界は互いに独立となり、別の系へと分岐してしまうだろう。 それから、本書で「可能性のすべてを愛する」というが、可能世界では、「すべての確定記述において異なるが同一であるような人物」という奇妙な存在が成立してしまう。 「身長が175で、カレーが好きで、○○大学を卒業して、ルックスは平均的で…」といった確定記述で特徴づけられるA君が、ある可能世界では「身長が175ではなく、カレーが好きでなく、○○大学の卒業でなく、ルックスが平均的でなく…」であるにも関わらず、A君でありうるのだ。 (本書における「IP」は無限大の遠さにあるが) これはどう考えても他人なので、この人を愛するということは本来のA君とは別の誰かを愛することになってしまうだろう。 つまり、本書の「暦」君は哲学的には支離滅裂なことを言っているのである。 | ||||
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詐欺ってほどじゃないんだけども。事件がおこったSIPを考えると範囲内にいる僕は同じ行動をとるわけだから「君を愛した(ある範囲の)すべての僕へ」になるはずだよね。 どっちを先に読むかとか帯にありますがぶっちゃけ1冊1日あれば余裕で読めますのでそんなにこだわらなくてOKです。上下巻(違うのか)とも読みましたが合本で1100円税込ぐらいが適正価格かと思います。この手のものは読んでいて「ああ、これが次巻に関係するんだな」「伏線回収!」とわかってしまうのが欠点。あまりその辺の隠し方がうまくないくバレバレなのでめくるめくパラレルワールド世界を想像されると肩透かしをくらいます。読後感はいいですよ。 | ||||
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