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(短編集)
アリス・ザ・ワンダーキラー: 少女探偵殺人事件
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アリス・ザ・ワンダーキラー: 少女探偵殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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Kindle版には表紙が無かった | ||||
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井上真偽先生と並んで、個人的に最近もっともハマっているミステリ作家さんです。 説得力があるロジカルな推理はもちろん、魅力的なキャラ設定、短編集全体の見事なプロット、最高です。 | ||||
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推理小説としては定番だろうアリスネタを使った連作短編集。論理性と意外性、巧緻などんでん返しで読み応えは十分ある。 | ||||
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少女アリスがバーチャル空間で5つの謎解きに挑む。 第一問 :短編としても短く、発想の転換で脱出方法が浮かび上がるがトリックはやや小粒か。 だが、謎解きの濃度に合わせて物語の長さを設計しているのであろう、小気味よい作品を読んだという印象で不満 が残らない。 薄味の謎解きをなんだかんだで引き延ばすような作品とは、一味違う。 第二問 :謎解きの興趣あふれる好編。ささいな手がかりから推理を積み重ね、最終的に意外な真相を導く手腕がお見事。 また、一つの手がかりから別種の二つの推理を生みだす技巧が冴えている。 第三問 :丁寧な推理を積み重ね、論理的に消去法で犯人を指摘する本格ミステリのお手本のような作品。 また、古典的なアイデアながら小道具を生かすことで新味を持たせているところも好印象。 第四問 :第一門と同じく、短編としても短いが、これまた第一問と同じく、謎解きの濃度に合わせた適切な分量。 トリックは面白いが、科学的知識がない自分にはいまいちピンとこなかったのが正直なところ。 第五問 :最も長い作品で、最も面白かった。 論理的な推理で一つの結論に至るが、それを論理で否定し、別の論理的な推理でもう一つの意外な結論を生み出し していく過程が圧巻。 エピローグもサービス満点だが、個人的にはオマケといったところ。 5つの事件の謎解きの楽しさだけで十分に満足( '∀` ) デビュー作の印象が強すぎるのか、その作品群がキワモノめいていると誤解され作者は損をしているような気がする。 だが、本格ミステリの書き手として、きわめて真っ当な道を突き進んでいると思うので、もっともっと評価されてほしいものだ。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 頭の体操を思わせる第一問に始まり,趣向を変え,難易度を上げて進んでいく全五問. 『不思議の国のアリス』を下地に,VRゲームの世界での特殊設定ミステリとなりますが, 現実世界での問題も絡めて,二つの世界を交差させる構成がうまくハマっている印象です. また,名探偵に憧れる少女への試練,さらにはダブルミーニングとなるタイトルと, その結末も含めて,現実を突き付けられるブラックなサブタイトルの回収にもニヤリ. 少し強引だったり,複雑な謎もありましたが,図解が丁寧でわかりやすいのも良く, 原点に詳しくないため,そのあたりを意識した部分を理解し切れたとは言えませんが, 大仕掛けの最終問題から,物語を収束させていく流れには素直に驚かされるばかりです, 万人ウケするタイプではないと思いますが,最後の最後まで楽しませてくれる一冊です. | ||||
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10才の主人公が「不思議の国のアリス」の仮想空間に入り、5つの謎を24時間に解ければクリアという内容。 展開も会話も4つ目の謎くらいまではとても面白く、一気読みでした。特に、白ウサギの言っていることがいちいち面白く、主人公と白ウサギの絡みだけでも十分に楽しませていただきました。 5つ目の謎は最後ということもあるのか、図を描いての説明が必要なくらいの謎だったので多少頭を使って疲れたのと、エピローグで明かされる謎が、少しあっけないものだったのが残念ではありましたが、全体的にとても楽しく読めたとは思います。 | ||||
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仮想世界「不思議の国のアリス」の中で小さな少女アリスが謎解きをしていく話です。 アリスの父親は探偵で、アリス自身も探偵になりたいと思っていますが、アリスの母親はもっと堅実な職に就きなさいと話しています。 この母親の言葉に共感できますが、最後に母親の職業が判明して驚きました! 終始楽しませてくれる内容でした。 | ||||
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原作アリスの登場人物が沢山出てきて、知っているとより楽しい。説明を補ってくれるので、知らなくても大丈夫。メインは不思議の国での謎解きだが、正直途中飽きたりするときも。しかし、起承転結の転あたりから加速する展開に目が離せない!ラストまで何重も驚愕させられるその結末にお腹いっぱい満足させられた。 | ||||
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講談社ノベルスで娼婦探偵シリーズを発表している著者のバーチャル世界を舞台にしたミステリ。ルイス・キャロルの不思議の国のアリスの世界を元にしたバーチャル世界で、世界一の探偵を目指そうとする幼い少女アリスが謎解きをして行く。しかしそこには罠が仕掛けられていて・・・ 父の様な探偵を目指すアリスと、探偵より安定した職業に就く事を望む母との葛藤もストーリーを繋ぐ糸に使われているが、最後のオチは・・・何じゃ、こりゃ?流石にこの著者ならではのオチ。 | ||||
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メフィスト賞作家の早坂氏による初の光文社からの単行本である。 雑誌連載の連作短編をまとめたもので、この作者のお馴染みのエロ要素は全くない。 不思議の国のアリスの世界をモチーフにしてそこにバーチャルリアリティなどのこの作者らしい凝ったギミックが盛り込まれたパズル志向の本格ミステリーである。 奇抜な設定に負けずにちゃんと伏線ありの本格ミステリーになっているのはさすがである。 | ||||
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終始楽しく読める作品でした。 パズルミステリとの謳い文句通り、軽妙で捻りの効いたパズルが物語を貫いています。 もちろん早坂氏お得意のどんでん返しも健在、さすがです。 らいちシリーズのようなエロ要素はないので、エロミスが苦手な人でも気軽に読めると思います。ミステリ初心者でも大丈夫。 主人公アリスの語彙力が設定の10歳より随分大人びている印象があるけれど、両親の影響を考えるとそんなものかもしれません。 | ||||
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