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第四の扉



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第四の扉の評価: 3.81/5点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(3pt)

冗談文学としての人生の娯楽/本格ミステリかくのごとし!

まず自殺(だが他殺かもしれない?)した部屋で怪奇現象が起き、その部屋でまた人が今度は間違いなく死ぬ。
 ところがその人物は(死体はあるのに)平然と訪ねて来る。
 とまあ、逆転逆転また逆転、著者ポール・アルテは怪奇趣味的本格ミステリの鼻祖にして帝王ジョン・ディクスン・カーの衣鉢を継ぐ、と堂々と宣言し、怪奇趣味は(お化粧程度に)軽くして、しかしパズルゲーム、知的な遊びとして、しかし真面目に探偵が登場して「さて諸君」、おおこれこそ大時代にしてコナン・ドイルの確立した謎解き小説の正当な後継者ではないか。
 …と、絶賛されているアルテ氏であるし、皆様のレビューを拝読する限り、それをほぼ首肯、絶賛しておられるのが絶対多数派なので、こうした正統的な探偵小説、謎解き小説こそ正道として愛好される方が多いのは納得しました。
 ちょっと奥歯にはさまったような物言いなのは、筆者じつは思春期にある程度そうした「黄金時代的ミステリ」クリスティ、ヴァン・ダイン、クイーンといった「絵に描いたような正統派」を読みふけった挙句食傷してしまい(アホなことをしたもんだ…たぶん過剰摂取による免疫反応ですな)人生の中核部分、50歳までミステリをきっぱり断って一世代を完全パスした人間でした。
 いい加減もうそんなこだわるトシでもないだろう、と久々にちょっと読んでみて(なのでアルテ氏のこの作品も原著刊行から40年近く経過、訳出からも20年以上あとに読んでます)世間に揉まれたあとで見てみると「うーむ…江戸川乱歩も横溝正史も、時代小説だったから、おどろおどろしい怪奇趣味をまぶされて楽しかったのかな」とえらく無機質な感想になってしまい、正直いまの筆者にはP・D・ジェイムズとかデイヴィッド・グリーンリーフとかの、いい加減実生活のダシが浸透しているような小説でないともはやリアリズムは感じられなくなっていたので、ポール・アルテ氏を読むと

 あれ…本格探偵小説って、こんなに頭の中の遊戯のようなつくりごとのような小説だったのかしら

 とある種の意外さ(はっきり言うと、幻滅)を感じたことは否めない。といって当方ももう人生後半なので、そんなのを単純だ子供だましだ、などと言うつもりは毛頭ない。
 人生の選択として、ポール・アルテは「絵空事けっこう。大時代な娯楽もの大賛成。オラはこれで行く」と決めて堂々とその本格探偵小説の大道を歩んでおられるのだから、むしろそうしたキッパリした態度表明には拍手喝采。
 ですけれど、筆者いささか人生に疲れた初老なので(自嘲)桐野夏生が「幕の内弁当のような」と言ったとかなんとかのような工芸品的な作品は、これがミステリの中枢、本質である、とするとやはり筆者はミステリとつきあうのはいささかしんどい。
 人間社会は多様な方が良いので、気軽に読み飛ばしてちょっと楽しい気分、という時にポール・アルテは良いかな、という感じですが、筆者的にはもう少し生きることの深みを投影した作品の方が好いので、まあ…楽しかったけれど、しばらくアルテさんはお休みします、な感じでした
(同じ理由で、楽しく読んだけど「そして誰もいなくなった」は二度と読まないと思います)
 平成と同じぐらいの間、まったく読まなかったために気付かなかった。
 ある意味では、本格探偵小説の「オツムの良さだけに頼った軽薄さ、浅さ」は、子どものときだから気付かなかったけれど、そうした意味で、ミステリがハメット、チャンドラー、松本清張のような古典はもとより、ジェイムズ、ランキン、桐野、東野、といった成熟を経ざるをえなかったのは、それはジャンルに携わる成人が増えるにつれ、けだし当然だったのだろうな、と。
 と、浦島太郎のごとく隔絶された読者は初老になって誰でも気付く常識に回帰するのであった。
 門外漢はこれだから困りますね、と愛好家の苦笑されるような感想、以上。
第四の扉―ツイスト博士シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:第四の扉―ツイスト博士シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.20:
(5pt)

フランスの「ひとり新本格」とはまさに言い得て妙(ネタバレなし)

タイトルは本書に収録されている麻耶雄嵩氏の解説からです。ポール・アルテを
とても上手く表現していると思います。それはさておき、個人的な好みにばっち
りピッタリはまった作品で、満点と言って良い面白さを堪能させてもらいました。

さて本書はツイスト博士シリーズの一作目です。カーのファンであると言われる
作者の書いた、なんとも古風で怪奇趣味漂う不可能密室犯罪ミステリなのですが、
単なる懐古趣味だけではなくプロットや仕掛けの面白さも見事なものがあります。

古き良き時代のイギリスを舞台に、テンポよく謎めいた殺人事件が起きます。登
場人物も少数でごちゃごちゃしたところはありません。ひとつひとつの事件は大
体想像通りのトリックでしたが、最後の最後に明かされる真相にはやられました。

ただ本書が誰にでも合うような作品かと言われたら答えはノーでしょう。なんだ
これ?となる方も少なくないと思います。まあ好きな人間にとってはたまらない
タイプのマニア向けな一冊です。趣味の合いそうな方がいたら強くお薦めします。
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No.19:
(3pt)

評価が難しい

評価の難しい作品である。読み進めていくうち、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」や横溝正史の「夜歩く」みたいなものかと危惧したが高木彬光の「大東京四谷怪談」めいた展開になり、オヤオヤと思ったが、最後はカーのアノ作品のごとくしめてくれた。
でも、このようなストーリー展開は戸惑う人が多いと思う。物語中、シャーロック・ホームズの某作品やカーやその他作家の作品みたいな事が出てコアなミステリファンにはニヤリとさせられるだろうが、万人うけはしまい。他の作品を読んでみなければ、このポール・アルテという作家はわかるまい。
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No.18:
(1pt)

期待しすぎた

全然してやられた感がなかった。
物語も淡白すぎて感情移入出来ん
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No.17:
(5pt)

お見事

小さな村で起きる連続殺人は、著者がジョン・ディクスン・カーの熱烈フォロワーというのもあって、密室殺人やら降霊術やらで、まさにカーの世界てんこ盛り。

登場人物が少なく、犯人が限られているのですが、犯人もそしてトリックも全くわからない。真相が判明するくだりは、なるほどねぇと頷くしかないのだ。

作品そのものの読ませ方が一風変わっていて、名探偵登場からの謎解き、そして最後はあっと驚く捻りを見せてくれる。ちょい緩めのトーンで書かれてるのが味なんだろうか。

シリーズ作品を読みたくなるね。お見事。
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No.16:
(5pt)

お見事

小さな村で起きる連続殺人は、著者がジョン・ディクスン・カーの熱烈フォロワーというのもあって、密室殺人やら降霊術やらで、まさにカーの世界てんこ盛り。

登場人物が少なく、犯人が限られているのですが、犯人もそしてトリックも全くわからない。真相が判明するくだりは、なるほどねぇと頷くしかないのだ。

作品そのものの読ませ方が一風変わっていて、名探偵登場からの謎解き、そして最後はあっと驚く捻りを見せてくれる。ちょい緩めのトーンで書かれてるのが味なんだろうか。

シリーズ作品を読みたくなるね。お見事。
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No.15:
(3pt)

トリックの低レベルさに唖然…

ストーリーはまあまあ面白いんすけど、トリックのレベルが低過ぎます。現実世界でこんなトリック使ったら簡単にバレそうだし、ほんと唖然とする。こりゃひどい。

はっきり言っちゃうと、推理小説好きな中学生、せいぜい高校生くらいの子が考えそうなレベルのトリックです。
もちろん、大人でも推理小説初心者なら、トリックとしてちょっと思いついたりするかもしれないすけど、結局は、こんなもん使えるか!ってなりますよ。

アルテはフランスのカーって言われてますけど、カーならこんなトリック採用しないでしょうね。

この小説は、トリックの最低さを、ストーリーのそこそこの面白さでフォローしてる典型です。それ以上でも以下でもないっすね。
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No.14:
(4pt)

《ツイスト博士》シリーズの第一作

密室、幽霊屋敷、交霊会、奇術趣味、分身などの不可能犯罪とオカルティズムの
ガジェットを、長編としては短めの分量の本作のなかに、これでもかと盛り込んだ
カーへの偏愛が溢れるアルテのデビュー作。
とはいえ、カーのつもりで読んでいると、後半のツイスト
の利いた意外な展開に意表を衝かれることになります。
そこで見られる、メタフィクションを用いたどんでん返しのつるべ打ちは、
カーというよりは綾辻行人の作風を彷彿とさせ、作者がトリックメーカー
というより、プロットに意を尽くすタイプの書き手であることを窺わせます
(事実、タイトルに暗示されているメインとなる密室トリックも、××と同じ
 原理のシンプルなものしか使われていませんし)。
また、法月綸太郎的な《名探偵の失敗》をプロットの牽引装置とすることで
皮肉な真相を導き出すという手法も採っており、そういった意味でも、日本
の新本格ミステリとの海を越えた同時代性とでもいうべきものを感じました。
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No.13:
(4pt)

カーを後継するメイントリック、サブはロースン的トリック、ちょっぴりコージー?

ツイスト博士シリーズ1作目。
作者はフランス人だが、舞台はイギリスであり、
ジョン・ディクスン・カー を後継する作品である。
最初は主人公の名はギデオン・フェル博士だったが、
著作権の壁を突破出来ずに、
オリキャラとして微修正したそうな。
幽霊が犯人としか思えない密室殺人が連続するが、
見事に説明付けます。
実はメタフィクションだが、
そう書いてもネタばれにならない捻りが、
殺人事件のトリックと犯人を指摘した後に待ち構えてます。
ジョン・ディクスン・カー の後継というよりは、
クレイトン・ロースンではないか?
という突っ込みをしたくなる人もいるかもしれないが、
怪奇趣味はジョン・ディクスン・カー の再来ということで。
超常現象を信じたい人には、
輪廻転生が起こったと解釈することも可能です。
本格ミステリですが、出だしはコージーかよ!
と思うほど軽いので、
妹萌えのライノベしか読んだことの無い人もサクサク読めるでしょう。
二重三重のどんでん返しの締めは、
トドメの指摘セリフで終わる、
無駄がほとんどない本格ミステリです。
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No.12:
(4pt)

カーの再来というのもうなづける

フランス・ミステリというと、
ノアールやアリバイ、幻想小説という印象があるのだが、
こうした作家の登場は本当に嬉しいものだ。
全体的に上品でしっとりとした感じの雰囲気で、
フランスというよりもむしろ英国の香りがする。
ユーモアやウィットも織り交ぜながら、
また、英国独特のもって回った言い方をふんだんに散りばめながら、
二転三転のドラマは進行してゆく。
密室や心霊現象、旧家、複雑な人間関係とあいまって、
とても良い雰囲気を作り出している。
そして、簡単なようで見落としがちなトリックの妙は、
痛いところを突かれたという感じだ。
頼もしい作家の登場である。
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No.11:
(5pt)

ツイスト博士に拍手

数十年前に書かれた小説が数年前に日本で読まれるようになったらしい。
こんな面白い小説が日本語で読めて とても感謝したい。
怪奇とも思わせる内容の密室殺人を理論立て謎を解く ツイスト博士に拍手を送りたい。
最後のページで ぞっとするような怖さが待っていようとは・・・。
ポール アルテ・・・これからも読んでみたい 気になる小説家かな。
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No.10:
(3pt)

今でも海外に本格ミステリ作家がいたとは

1950年代以降、本格ミステリを書いている作家は日本人だけかと思っていた。それが、何とカーを信奉し本格ミステリを書いているフランス人作家がいるとは ! 本作は、密室、交霊会、幽霊屋敷、二人一役等まさしくカーを思わせる道具立てを取り入れたもので、ファンを嬉しくさせてくれる。が、結末の合理性を意識するあまりか、全てがあっさりし過ぎていて物足りない。長いだけで中身が無いのも困りものだが。その他、作中作ともう一つの仕掛けがあるのだが、これは無い方が良かった。驚く程のアイデアではないからだ。それより、もっと「濃い」味を出して欲しかった。今時、本格ミステリを書く貴重な海外作家なのだから今後も頑張って頂きたい。
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No.9:
(5pt)

王道の探偵小説、楽しく読めました

 王道の本格探偵小説である。なんか久しぶりにどっぷりと浸かって呼んだような気がする。謎がてんこ盛りなのにこの薄さ。最近は長い小説が多いのにものの見事にまとめている。
 密室、交霊、分身、古き良き探偵小説を現代作家、しかもフランス人が書いている。
 作者の熱い思いが伝わる感じ。お勧め。
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No.8:
(3pt)

意外に面白い

古き良き推理小説の時代のニオイがちょっとくどいくらい流れてくるレビウですが、意外にも楽しめる内容です。密室犯罪、幽霊屋敷、交霊会、分身、奇術…てんこもりですが、ちゃんと推理小説です。それはいいのですが、若干「あれは一体何故だったのだろう」と気になる部分などあり。もろ辻褄合わせというわけでもないのですが…しかし推理小説の楽しさはきちんと感じられる良作です。
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No.7:
(4pt)

空回り

作者のアルテはフランス人だが、イギリスを舞台としたミステリのシリーズを書き続けている。それというのも、アルテはディクスン・カーの熱烈なファンで、もともとはフェル博士の新作を構想していたからである。しかし権利が得られず、やむなくツイスト博士という名探偵をつくりだすことになった。ツイスト博士にはフェル博士のあくの強さはないが、カー好きにはたまらない不可能犯罪や密室が大盤振る舞いされ、結末の捻りも充分に効いている。しかし本作は肩に力が入りすぎている感が強い。カーを忠実に引き継いで設定過多なため、その処理が・・・。とはいえ、よくできた推理小説で、一読の価値がある。フランス人がイギリスを舞台にするとこういう小説になるのか、と楽しんでみるのもいい。
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No.6:
(3pt)

メタ!

カーのような推理小説を!という欲望から書かれたフランスのミステリ筋書きはカーのオマージュともいえるのですがなぜか話は推理小説の常軌を外して読むものをすかしながら進んでいきますわざと外したような書き方が最後のどんでん返しにつながるのですが・・・
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No.5:
(5pt)

これぞ本格推理

作者自らカーを敬愛しているだけあり、全編に流れる表現や雰囲気はカーそのままである。しかし、作者の異才なところは、単なるカーのコピーではなく、独自の世界をふんだんに盛り込んでいるところである。大団円は仰天かつ感動ものだが、久し振りに本格推理の新刊を読んだという感じだ。皆さまには騙されたと思って、ぜひぜひ御一読を勧めたい。『これが本物』である。ポール・アルテは侮れない。
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No.4:
(3pt)

仏蘭西の本格派ミステリ

本格ミステリが育つ素養がないフランスでは異端児のポール・アルテのデビュー作降霊会、ポルターガイスト、ドッペルゲンガーとまあ、いろいろと取り寄せている割には全体的に消化不良今年に出版されるらしい第二作に期待
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4150017166
No.3:
(4pt)

意外な結末!

”このミス”にランクインしていたので、読んでみました!が、やっぱり面白かった!何回か”え!?”っと思わせられるところがあって、これでもか!これでもか!って言う感じの意外性!にびっくり!最後の最後のページまでびっくりさせられました!絶対読む価値あり!
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No.2:
(4pt)

フレンチミステリ英国風

フランスは本格ミステリの土壌がないといえるところなので、このような本格ミステリは珍しいです。降霊会、ドッペルゲンガー、魔術等道具立て趣向を揃えてこわがらせを行っています。残念なのは作者のデビュー作故か全てに於いて書き込みが浅いこと。怖がらせの材料は揃えているのですが、それぞれが有機的に結びついていません。それでも、最後のメタな結末は後味を悪くさせることこの上なし
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