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スタフ staph
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スタフ staphの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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息子がハマっているので購入。とても綺麗な状態で届きました。 | ||||
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なんでこんな、作品を書いたのか、意味がわからん、群像小説か?途中放棄! | ||||
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道夫さんの謎めいたストーリー展開に期待したがあまり面白くなかった | ||||
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前半のテンポの良さがなくなり、不思議な展開の連続でした。 甥っ子で来すぎてて怖いわ | ||||
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人違いで拉致されたアラサーのヒロインが、自分でもよくわからないまま、なぜか事件に首を突っ込んでしまう。軽快なテンポ、展開も早く、楽しく読み始めることができる。第四章までは、概ね、このような疾走感にあふれた内容が続く。 第五章からの、謎解きの意外性(もっとも、キーパーソンは、意外と早く気づいてしまうが……)は、重層的に構築されていて、楽しめる。 そして、終章。現代に生きる子供達の、見た目ではわからない、心の隙間が、哀しい。 最後の四行でようやく、一人救われるのだ、と知る。 若干、いろいろな要素を詰め込みすぎている感が否めないが、それでも素直に読むことができた。 | ||||
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各所に張り巡らされた伏線の回収や二三点した結末などなかなか面白かった。 | ||||
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主人公は掛川夏都(なつ)。移動デリで弁当などを売って生活している。甥の中学生、智弥と一緒に暮らしている。夫の昭典が移動デリを始めることに決めたのだが、その後、昭典に女ができて離婚し、夏都は500万円近くのローンを返し続けている。 そんなある日、保健所の人間だと名乗る男が夏都の車に乗り込み、ある場所に彼女を連れて行く。そこにいたのは、カグヤという少女と3人の男女。カグヤたちは連れてきた理由を話すが、どうやら人違いだったようだ。しかし、何の関係もないのに、夏都はカグヤたちを手伝うことに決める。カグヤたちは、昔の不都合なメールを消したいのだが、そのメール内容は、それを悪用しようとする人物の手に渡っていた。そして、目的を達成しようとする夏都たちにとって不可解な出来事が起こる。 さらに事件が起き、物語は佳境に入っていく。ラストはそれなりにまとまったかな、と思ったところでもう一波乱ある。 道尾作品には、シリアスで重い小説と、ユーモアがあって軽く読める(ラストまで行くと、それだけではないことが分かるのだが)話の2種類がある。この作品は、どちらかと言えば後者のほう。私はこういう作品の方が好きなので、これからも書き続けてほしいと思う。 | ||||
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ジョージ・ハリスンが「GIVE ME LOVE」という曲をヒットさせた時に、「愛は欲しがるだけのものではありません。愛は与えるものでもあるのです。」とおっしゃっていた方がいました。 「愛」というと、しかし何故か、「欲しがるもの、飢えているもの、手に入れるもの」みたいなとらえられ方ばかりされている様な感じがします、この国あたりでは。やはり「愛」は、西洋のキリスト教的なものが浸透している国や社会とは、随分と捉えられ方・感じ方・考え方が異なっているのでしょうか。 (もっともジョージ・ハリスンのこの曲は、「GIVE ME LOVE PEACE ON EARTH」と普遍的な人類愛・人間愛を歌っているみたいなので、先程の方は決して批判をされていた訳ではありません。) 「愛」に飢えて、「愛」や「愛される事」を求める主人公達。母親はアフリカやアジアで奉仕支援活動を続け、なんとか母親を振り向かせようとする日本に残された高校生 智弥。「お母さんは僕のはなしなんかきいているひまないでしょ。後進国で天使のような子供達助けなきゃならないし。」 その姉の子を預かり、別れた元旦那を見返してやろうとワゴン車のデリ販売を続ける主人公 夏都。また何故かそれに関わってくる心に闇を抱える菅沼や色んな人々が、壮絶に愛を求め合って、ドラマチックに悲劇的にミステリアスにコミカルに絡み合いながら話はジェットコースター・ムービーの様に展開して行きます。 母親の人類愛、人間愛と、智弥の家族愛と。はたして主人公達が求め続ける「GIVE ME LOVE」の結末は?日本人にとって、いや人間にとって、非常に重いテーマの様な気がします。むしろ、この後どうなるのか、彼らはどう生きていくのか。・・・続編がとってもとっても気になります。 | ||||
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道尾さんの小説は、これの前に「骸の爪」しか読んでないので、ファンや読書家の方より先入観はなく読めた(楽しめた)と思うのですが、それでも「骸の爪と似てる…。展開や犯人のキャラ的(一見無垢に見える、意外性)なものが…。」と思ってしまいました。 ミステリー小説、推理小説 ってこういうもの(パターン)なのかな…と思いつつ。 正直、推理ものはあまり好きではありません。 一つ一つの情景描写や人の言動を漏らさず読んで推理していかないとおもしろくないですから、気が抜けません。 気を抜く必要もないのですが、読んでてしんどいな って。 それでも道尾さんの小説はおもしろくて、4分の3あたりから読む速度が上がり、わーーっと興奮が押し寄せてきました。純粋におもしろかったです。 最初と最後がおもしろかった。その間はちょっと無理やりな展開もあったり、説明的だったり、ドラマ的だったり(ドラマでありそうな。人物の配置まで書かれてあるのですが、想像しやすい分、こちらが想像する余白がまったくない感じ。映像を見ている感じ。)。 それはそれでわかりやすくて、描写も丁寧で「さすが」って思います。 最後の真相は、予想もしていた部分も多々ありますが、そこまで…?と、ナツとともに驚きました。 「カラスの親指」は映画を見たことはあります。あれもドンデン返しで、「へ~~」と感心しましたが、今ひとつでした。作り込まれすぎな感じがして、そんな計ったとおりにいくもんかね~ と冷めてしまったのを覚えています。あのときの感じも、今回もありましたし、「骸の爪」でもありました。 でも、それは「推理小説だから」という偏見(?)が、「まぁいいではないか、おもしろかったし」と納得させました。 ナツの意地とか、セクハラに対する感情とか、とても共感したし、よく女性の心情を表しているなぁと思いました。 まぁ、誘拐された後、協力しようなんて首突っ込まないですけどね、まず(笑)生活と仕事の方で精一杯でしょうしね。 私の場合、それとは別に、自分の子供の頃からの母親に対する感情や思いが、読後に沸々とよみがえりました。 トモヤやスガヌマの少年時代のそれとはちょっと違うけど、かなりのドロドロした呪縛みたいなもんが(笑) ナツの姉への嫉妬みたいなもんは、それに比べると全然軽いし、staphというほどのもんでもない、かわいい感情だと思いますが。 ナツが「それら」に気づけなかったのも無理はないです。 あと、セクハラの部分も、自分も似た経験(枕じゃないけど)があるので、それも思い出して、苦々しく思ったり。 人の側面はいろいろある ってのも、よくわかります。100%悪人、100%善人 なんていない。恨みたいのに良い部分もあるからモヤモヤってなる(笑) スガヌマについては、最初からキレ者だと思ってました。序盤は状況・人物をよく観察して、先手を打たせて相手のパターンを分析し、自分は熟考し先の先を読んでから手を打つ。考えてから答える。だから緩慢でとぼけているような印象。相手に油断させる意味もあるかと。 そして、全体がわかって見えてきたところから、考えるまでもなく解が見えるようになってきて、王手をかける。 スガヌマはきっとわりと外見もかっこいいのでは。メガネなしでおしゃれしたら、ナツも見直してましたよね。どの俳優が適役だろう?など考えつつ。老けたウォーリーねぇ・・・。 滝藤 賢一を思い浮かべていました。普段は瓶底メガネかけてるんだけど、メガネないときや「発見」したときは眼光するどいの(笑) 謎だったのは、序盤の、ナツの元夫の恋人がナツのデリに来て素性を明かすところ。普通そんなことしないし、私にはまったく理解できませんでした。 自分なりに考えてみて思ったのは…、元夫が「俺、彼女との人生に賭けてみたいんだ(p27)」と言ったその理由が鍵のような。 それって、恋人に自分の夢とか語った結果思ったことですよね? 恋人は、元夫の求める「役」を引き受けてくれる とでも言ったのではないかなと思います。 ナツは夫を支えるべく移動デリの勉強をしたのだろうけれど、いつしか夫以上にのめり込んでしまい、夫の出る幕がなくなってしまったのではないか と。 夫は気分だけで盛り上がるが、自分は現実的にしっかりやるタイプ とナツが評価を下していたことからもわかる。 夫は自分の夢もイニシアチブもナツに取られてしまった。そんなところに、若くて頼りなげで素直な女が現れて、「この女なら…(俺が主役になれそう)」と思ったのではなかろうか。 実際ナツはデリを一人で切り盛りしているし、そこに自分(夫)がいるところを想像できなかったんじゃないかな、所在なげに指示されて動く姿くらいしか。 男って、まずは建前やプライドが成立してないとやる気出ないから。特に「主人」という立場からして。 そして問題は、元夫の恋人の「動機」。 元夫が元嫁(ナツ)のことを「すごい奴なんだ」と褒め称えたのではないかな。かつての自分の夢を一人で叶えてしまったんだ とか。 普通は元嫁情報なんて、恋人に話さないと思う。それも尊敬の念を持ってなんて。 それが恋人にはおもしろくなかった。「自分の方が上だ、選ばれたんだ」とナツに見せ付けたかった。それでどうこうしようなどなく。ただ自分のプライドのためだけに。 そんな感じかな? 後々答えが出てくるだろうと思っていたので、その辺や、元夫との関係は、それ以降特に何もなかったので残念だった(服は借りたのだが)。 そしてもう一つのモヤモヤ。 最後、「これで終わり?」と思ったんですけど、こういうものなんですかね…? その後が気になります。 やっと本心が出てきたから、もう解決したも同じなのかな。書くまでもないのかな。 どちらかいうと、ナツは「正論」タイプ。だから正論で諭そうとする、当然。 それに対して、 「わかってる、それが正しいのは。でも、そういう理屈じゃないんだ、人の気持ちは!それで叶っても意味ないんだ!」 ってことなのかなぁ・・・? 女が男に告白するよう仕向けるのと似てる?(それと一緒にしちゃアレだけど) | ||||
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移動デリで生計を立てる夏都が、誘拐事件に巻き込まれたことをきっかけに、ある少女の願いを叶えるのに協力していく物語。 自分の生活だけでも苦しいはずなのに事件に協力しようという夏都の心情がよく分からなかったし、展開も強引すぎた。ところどころ緊迫した展開があるのだが、緊張感が感じられなかった。 また、夏都に好意を寄せている菅沼の不器用さは好きだったが、最後は曖昧なまま終わってしまったのも残念。 | ||||
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好きな作家なので楽しみにしてたんだが、今回は最後まで気持ちがのらないまま終了。前半のジェットコースター的誘拐劇も、強引な展開と、夏都の行動に全く共感できないので楽しめない。後半の少年達の心情は、切なくて理解はできるが、なんだか中途半端さと言うか物足りなさがあった。タイトルにstaphを持ってきた意味は、なるほどと納得できたけども。 | ||||
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道尾秀介さんの最新作。 道尾秀介さんといえば、『向日葵の咲かない夏』で有名になったからかミステリー作家というイメージが強く、もう一つの代表作が『カラスの親指』なので、そのイメージにさらに拍車を掛けています。 しかし、僕の中の道尾さんの作家像は「最後までキャラクタを話しの道具として使わず、少年の崩壊を丁寧に描き切る作家」です。 道尾さんはこの作品で初めて女性視点の主人公を描きました。これはインタビューやツイッターを通じて何度も繰り返し発信し、その度に評価の声が高いという話も耳にしました。 そう、この作品は確かに「掛川夏都」という女性を丁寧に描かなければ、そもそもが成立しないお話なのです。 でも、道尾秀介の真骨頂はそこじゃない。 それはこれまでの作品が証明している。 つまり、この作品は「女性視点」という小説の新たな道具を使った『向日葵の咲かない夏』あるいは『月と蟹』なのです。 だから、実はこの作品は作者として『向日葵〜』以来の傑作だ、という声も多数叫ばれていますが、道尾秀介の小説としての新たな道具(女性視点)とこれまでの道尾秀介の真骨頂(少年の崩壊)が混ざり合い一つの色となって私たちの眼の前に現れた時、私たちは何が見えるのでしょうか。そこにこの作品の評価の分かれ目があると思います。 その色によってこの作品を面白い、傑作だ。という人もいれば、今までと同じでそんなに…、という人もいると思います。 それは人それぞれです。 読者の方が道尾秀介さんをどう捉えているかどうかだと思います。 ただ、道尾さんを『向日葵〜』や『カラスの親指』でどんでん返しのストーリーテラーだと思ってる方には、見えてくる色が一見薄く見えてしまうことでしょう。 でもこの作品が道尾さんの「少年の崩壊」から新たな何か、すなわち作家の描く大きなテーマといったものにジャンプアップするための一つのきっかけとなったことはまず間違いないでしょう。 この後、必ず、必ずです。 『向日葵〜』『カラスの親指』を超える道尾秀介の代表作と言われる作品が出てきます。 作者の全ての限りを尽くしたその作品には、『スタフ』を読まずに語ることは不可能でしょう。 道尾秀介さんの全てを知りたい。そんな方にはまず買って損はない一冊だと思います。 タイトルの意味も道尾さんらしいわかりそうでわからない。でも、何故か心に重く突き刺さる忘れられないものになっています。 是非、一度お手にとって、最後まで一気に「スタフ」の世界を味わってみてください。 (文庫版になったときの解説誰になるのかなぁ… 個人的にはまた伊集院静じゃないかと笑 | ||||
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昔はよく小説でしか出来ないことを書いていきたいと仰られていたのに、前作の透明カメレオンといい映像化狙ってるんだろうかという感想しか出てこない退屈な小説でした。 登場人物の誰にも魅力を感じず、オチのどんでん返しは過去作の二番煎じで、カタルシスは遠く及びませんでした。 道尾さんにドタバタ劇はあまり向いてないんじゃないでしょうか。 | ||||
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愛情表現について考えさせられる1冊です。 親に気に掛けてもらいたくて頑張った子供時代を思い出しました。 | ||||
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オフィス街の昼休みで良く見かける、 ワゴン車でのお弁当販売を営む三十路の女性が主人公の物語です。 なかなか珍しい設定を持ってきたなという意味で、入りはとても良かったです。 仲間がたくさん集まって、皆で和気あいあいと事件を追っていく感じです。 事件や展開などは、どこかで読んだような感じがしないでもなく、 それなりに楽しめましたが、最高とまではいきませんでした。 | ||||
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最終盤では、読む手に力がこもりました。 しかし、結局staphの意味はググらないと分からなかった。わかったら全編通して「なるほど!」という感じだけど、「最後まで読んだらわかる」という触れ込みにはたいへん疑問なので星四つ。読解力の問題だったら申し訳ないけれど。 | ||||
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