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(短編集)

希望荘



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【この小説が収録されている参考書籍】
希望荘
希望荘 (文春文庫)

希望荘の評価: 4.22/5点 レビュー 88件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 81~88 5/5ページ
No.8:
(4pt)

時々、切ない。

誰か~から読んでいます。3部のペテロの葬列から時は経ちましたが、時々思い出す過去の場面やセリフが、切なかった。
誰かの時から感じましたが主人公の杉村三郎さんは自分の人生なのにどこか、ひとごとのような印象でしたが今回の希望荘では、本来の杉村三郎さんの感情が浮き上がってきた、そんな印象でした。今後の続編にも大いに期待します。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.7:
(5pt)

良い人杉村さん探偵になる

杉村三郎さん、探偵として本格デビュー。
今回は4本の単編で、彼の第三の人生を描いた作品です。

新米探偵として苦労しますが、やはりお人よしのいい人全開で新しい人脈を着実につくっていくあたり微笑ましい。

本題の裏というか、私としては三郎さんが離れた家族との再会、新たな幸せのはじまりを少し期待していました。
しかし、残念ながらその点は核心に触れられていません。

事件の真相を主人公と追いながら、色々な人達の感情や表情が伝わってきて夢中で読める作品です。

私立探偵の看板を掲げるまでの経緯は、あまりかっこよくありません・・・
でも、今後の三郎さんの活躍を応援します。

続きが早く出てほしいです。
三郎さんと家族の絆が元に戻ることを願っています。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.6:
(4pt)

彷徨える杉村三郎

「杉村三郎」な既刊を知らずに読んでも探偵ものの佳作。
味のある探偵が出てくる推理小説の連作にちょこちょこと探偵の過去がにじみ出てくる・・・
そしてそれが好評なら番外編的に探偵の過去の物語というのがよくあるパターンな感じだが違うのが面白い。

しかし新人物往来社、幻冬舎、集英社、そして今回小学館と別の出版社から出したのはワザとなのか??
作家別、出版社別に本棚を整理している自分としてはシリーズものとして綺麗に並ばないのが気に食わない。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.5:
(5pt)

短編集です。どのお話も心に染みるようなお話です

どのお話も、あとくちが良く「もっと読みたいな」と思わせるお話ばかりです。
杉村さんのシリーズはまだまだ続くようで私は楽しみにしています。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.4:
(5pt)

探偵・杉村三郎誕生!

宮部みゆきさんの作品を全部読んだわけではありませんが(杉村三郎シリーズは全部読んでいます)、シリーズ第1作の「誰か」を読んだ時、杉村夫人のキャラに正直違和感を覚えました。私の知っている宮部作品で、脇役ならともかく主要登場人物に、それも主人公の妻には今までなかったタイプだからです。でも、世間知らずで浮世離れしているお金持ちのお嬢さんでも、真面目で一生懸命なんだからまあいいか、と思っていたら、第3作でのあの結末!
 もしかして、宮部先生は第1作目からそのつもりで書いておられたのでしょうか?

 本書は、あの後味の悪い結末の後、「私立探偵」として再出発を始めた杉村さんの活躍を描いた短編(中編?)集です。4作どれも面白かったですが、個人的には、杉村さんが家族も仕事も失い、故郷の山梨に帰り、そこからまた東京に戻って探偵事務所を開くまでの経緯が語られた「砂男」が一番面白かったです。
 新生・杉村シリーズでは、「今多家」のような「異物」(娘は除く)は混入せず、「オフィス蛎殻」といった心強い後ろ盾も登場し、昔ながらの宮部ワールド全開で、落ち着いて読むことができました。

 それならば、これに先立つあの3作にはどういう意味があったのでしょう?
 財界の大立者であるかつての義父の下で学んだ有形無形の事柄が糧となって、一介の平凡なサラリーマンが、どんな世代、どんな階層の人とも対峙できるひとかどの人物に成長することができたという、杉村さんの成長の過程だったのか?
 今時、いきなり主人公が「私、私立探偵です」と登場するなんて現実離れしていますから、今までの3作は、「私立探偵・杉村」を生み出すための、長い長い前振りだったのでしょうか?

 それと、本書は、東日本大震災の後で発表されたにもかかわらず、短編の3話目と4話目の間に大震災が起こっている設定になっています。(探偵事務所が開設された時期とか、かなり細かく年月日が設定されていて、最初はなぜかと思いました)
 「オフィス蛎殻」の所長の言葉で、今後は震災の歪みから生じた案件を扱うことが増えるだろう、と語られていましたが、ということは、この後、震災がらみの事件で杉村さんが活躍する話を、宮部先生は考えておられるのでしょうか。
 ますますこれからの杉村三郎シリーズが楽しみです。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.3:
(5pt)

安心しました。

面白くて一気読みしました。

ペテロの葬送のショックが大きすぎて次回作に一瞬怯みましたが
杉村さん元気そうで良かった・・・。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.2:
(5pt)

杉村三郎シリーズ新展開

離婚して杉村三郎シリーズ新展開です
短編4本、東日本大震災を挟んで、今多家を出た杉村三郎のこれまでが語られます。

取り扱う事件は会社勤めで遭遇するものから、直の依頼や斡旋に大きく変わり。周囲の人物も勤め人時代とは大きく変わっています。 今多時代のキャラクターは喫茶店のマスターと娘しか出てきません(娘は杉村が近況を語る形でのみ)。

新しい環境での生活や仕事が段々と説明され、現在の杉村三郎の状況が立ち上がってきます。
今後の展開を示唆する一文があるのでご紹介
「…私のような探偵は、あの震災で世の中が変わったところ、変わらなかったところ、変わらなければならないのに変わり得なかったところ、変わりたくないのに変えられてしまったところーそれらのせめぎ合いから生じる歪みが案件となって現れたものを扱うことになるだろう、…」
東日本大震災関連を掘り下げるというプランのようですね…とても楽しみです。これは今多家のマスオ探偵では取りえないポジションなので、離婚したことが杉村と小説の展開を妻(今多家)の軛から解き放ったということでいいんんじゃないかな…。

長編が構想されていそうな予感…本書の短編4編は独立探偵杉村三郎のディティールを作り上げるステップなんだろうと思います。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438
No.1:
(5pt)

宮部みゆき = 日本最高のストーリーテラ

このシリーズはもう宮部みゆきの運命だ!
とにかく面白いです。文学的になんじゃらながらはもう宮部みゆきはとっくにその領域を超えたと思います。世の中のためにずっとストーリーを作ってください!その物語と一緒に生涯生きていきます。
希望荘Amazon書評・レビュー:希望荘より
4093864438

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