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(短編集)
希望荘
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希望荘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 41~60 3/5ページ
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短編が4つ。主人公はあの杉村三郎で、バスジャック事件後どうしたのか気になっていました。どの話も面白く読めました。 お気に入りは第三話の「砂男」。最後はちょっと驚きの展開でした。ただ、どの話にも言えるのですが、良い意味で期待を裏切られる程の大きな驚きはないです。 気になったのは、どこかの台詞で「とんでもありません」とあったこと。宮部さんほどの大作家でも、日本語を間違うことはあるんだなとちょっとショックです。 あと、434頁の半ばに誤植が。「プロボーズ」って何よ? プロの坊さん? プロポーズのことなんですけど、間違うかなあ、ボーズと。 | ||||
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箸休めの短編集ですが 要所でぐっと来る「宮部節」があり、すごく満足でした。 4編目の「二重身」が出色のデキ。 終盤のシーン 「以来、私はこの曲が嫌いになった。」 の一文で思わず「YES!」と叫んでしまいましたw マイケル・Z・リューインの「アルバート・サムソン」シリーズを思わせる アットホームで現実的な「ご近所」の世界に ふと降りかかって来る「非日常」 それに普通の人々がどう反応し、どう変わっていくのか 何かを過度に誇張するでもなく、心地よい淡々としたリズムで描かれていく。 まさに小説で描くべきことって、これだろ? と思います。 次の長編も絶対に買います。 | ||||
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主人公は、杉村三郎。 いわゆる、「杉村三郎シリーズ」である。 内容としては、4話の短編集。 今回は、探偵として事件の解決に臨む。 決して大きな事件ではないが、 作者の得意分野である、人の恐怖や弱い部分を 堪能することが出来た。 短編集ということもあるのか、 謎解きの展開に偶然が関与することが多かった。 | ||||
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短編なので事件後のことが殆ど描かれない 読者がその空白地帯にアレコレ想像図を描く事で本書は完成する つまり各々の読者にとってパーフェクトな短編が4つ出現する 素晴らしい一冊だ 短編だから分けて読もうと思ったのにまたもや一気読みさせられてしまう 面白さだった 杉村シリーズの中でも傑作ではないか | ||||
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単行本は高いのでいつも文庫本になるのを待っていましたが なかなか文庫化されず迷っていたところ 最近アマゾンアウトレットというのを知りました。 ほぼ新品となっていて半額以下なので文庫より安いと思い買ってみました。本当に新品同様でした。他の古本と違って誰かが読んだ本ではなく 何かの事情や返品等で販売できなかった商品なので 新品と変わらないと思いました。自分の欲しい本があれば大変お得だと思います。 | ||||
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杉村三郎シリーズの第4弾ということですが、これから読みました。主人公が色々な相談事に対応している短編集。扱う相談事がジミで、事件内容や動機に驚きもなく、私には微妙な小説でした。 | ||||
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母は宮部みゆきさんのファンなので・・・、この希望荘も楽しんで読むと思います、本自体も大変綺麗な状態で良かったです。 | ||||
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面白いです。 短編4作ですが、どれも微妙に色がちがってそれぞれが宮部みゆきの真骨頂ともいうべき 押しつけがましさの無い気持ちの良いスタンスで描かれています。 「人の良い市井の人々」の中に潜む寂しさ孤独感をすくい取る。。。 一連のテレビドラマをご覧になった方には小泉孝太郎が持ち前の押さえた演技で好演している と 言った幻影が見え脳内変換で二倍楽しめます。 が 映像化するにはすこし手を入れなければ弱いかも。 シリーズの続編が待たれる作品です。 | ||||
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4編の短編ミステリの連作集。第1話以外は、人の死が絡む重いストーリーである。 第3話を除いては、中核となる犯罪・事件はそれほど複雑なものではない。ただ、事件の発端や、主人公の杉村三郎に持ち込まれる依頼内容というのが、事件の全体像からは想像もつかないような断片的で奇妙なものであることが、この4つの短編の特徴である。 主人公の探索に伴って、徐々に事件のあらましが明らかになってくるのだが、中心の単純な(犯罪)事実とは対照的に、事件の全貌に何層もの複雑な意味合い・陰影をもたらしているのが、関係者たちの個人的な背景や事情である。 本レビューの最初に「ミステリ」と書いたが、本連作の本質は、私立探偵を主人公としたミステリ仕立ての現代版人情噺なのではないかと思える。料理のメニューに例えれば、カツカレーとか天ぷらそばのように、異質のメニューを絶妙にミックスしてより高い次元の作品に仕上げてしまう職人芸、というべきか。 | ||||
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多くの方のレビューが、杉村さんが立ち直れて良かった、あんな一族や酷い女(菜穂子)と別れられて良かったという内容でした。私としては弱者が何とか自分の無力さを正当化する為の、「本当の幸せはね」とか「憎しみは何も生み出さない」等の綺麗事としか思えない。人間はすべからく自己満足が一番大事という事はその通りだと思うが、どうもこの50年間の日本の外交ストーリーを見ている様で気持悪い。「憎しみという物はその相手に囚われているという事だ。」という考え方に反論は全く無い。しかしその場合は、「その相手を本当に意識の外に置きたい。」或いは「思い出す事さえ悍ましい。」というケースだと考える。杉村氏の場合、菜穂子に対してその様な意識は無い。ただ単に気が弱いのか、未練たらしいのか。作り話である故に探偵等という刺激の有る人生を送っているが、現実的一般(何を一般というかは有るが)、であれば単なる「美人の女房を身近の男に寝取られたアホ。」そういうアホが探偵?宮部さん、読者を唸らせるなら、こんなイカモノじゃなくて。力、燃え尽き? | ||||
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嫁に裏切られたあともダークな案件ばっかり扱ってる杉村さん。 心折れないようにに祈るばかりです。 現代の日本を舞台に探偵ものを書くのは宮部さんにとっても大変そうなので普通こんな人生選ぶかという突込みはなしにします。 ただ、いつか杉村さんを幸せにしてくれるように宮部さんにはお願いしたいです。 | ||||
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杉村三郎シリーズを読むのは久しぶりでした。大好きな作家さんなので【誰か】から2作目までは読んでいたのですが、どうも主役である彼の立ち位置というか、もっと言えばその原因とも言える彼の妻の菜穂子さんもどうにも好きになれず(笑)何となく遠のいていたのです。 ところが問題のシリーズ3作目にてアッと驚く展開に…。宮部先生、初めからそういう筋書だったのでしょうか? 私にとっては微妙な立ち位置だった杉村さんが“探偵”として新たにデビュー!と、いってはナンですが立ち上がってきた事に喜びを隠せません(笑)久しぶりに宮部先生の現代ものミステリーを読むことが出来ました。 連投の喫茶店マスターは勿論、新しく杉村さんの周りを固める面々も“らしい”人達が沢山でウレシイなぁ。そしてやっぱり宮部先生好きだなぁ!実は…未だに前作は読んでいないのですが、この新シリーズの続編が楽しみです。 | ||||
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表題作の希望荘に出てくる1975年の事件ですが、当時は15年で時効が成立しています。時効廃止は既に時効が成立している事件には適用されません。どうでもいいことですが。 | ||||
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魔がさす、何かが憑いていた、ってことはあるとは思うけど、被害者やその家族等にとってはそれでは済まされない…。 | ||||
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他の皆さんも書いてますが、杉村さんが元気で良かったです。 前回がアレなので、どう続けるのかと思っていましたけど。。。 今回も重たい話が多いし、ハッピーエンドじゃないけれど暗いばかりでもない、 考えさせられる話が多いな、という印象を受けました。 犯罪加害者になってしまったために、世の中に居場所がなくなった人。 自分のせいで家族が死んだかも知れない、と自分を責め続ける被害者遺族。 自分だってもっと幸せになっていいはず、と犯罪に手を染めてしまう人。 誰かのために犯した犯罪だけれど、自分は許されてはならない、と幸せを拒む人。 今は事件が起こるとSNSですぐ「死刑にしろ!」と騒がれる時代ですが、 加害者であれ被害者であれ、それぞれの事情や思い、いろいろ背景があるんだよ、 という当たり前のことがさりげなく書いてある本だな、と思います。 また、マスター始め、周りの人たちが相変わらずユニークで温かくて素敵です。 今回登場した人たちは次作以降も出続けてほしいです。特にトニーが。 次の作品も楽しみです。 | ||||
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主人公を杉村三郎にしたので、この短編集でも、主人公は過去のバスジャック事件や妻の不倫と離婚などのしがらみを引きずって生きでいる。 そのため、「杉村三郎シリーズ」を読んだことがない読者には、分かりづらい箇所がいくつもあると思う。 結末の意外性はさすがだが、杉村三郎ではなく、新しく登場した他の人物(探偵A氏)の事件簿(調査簿)という形にしてくれた方がスッキリ読めた。 | ||||
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大好きです これを読んでら前作も一気に読み返してしまいました 早く続きが読みたい 宮部みゆき様続き書いてください | ||||
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宮部みゆきのこのシリーズは,楽しみに読んでいます。ストーリーの展開も無理なく,楽しく読めました。薦めます。 | ||||
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今回も意外な展開で楽しめました。今後の杉村三郎シリーズにも期待します。 | ||||
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ハラハラするような派手な展開もなく、読み返さないと覚えられない複雑な人間関係もなく、とにかく人間味あふれる探偵ストーリーが面白くて一気読み。読んだ後はどこかほっこり暖かくなり、人にやさしくなれそうな自分がいる。 いい小説って本来こういうものだなって思える作品です。 | ||||
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