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BT’63
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BT’63の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 81~94 5/5ページ
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池井戸作品の中では異色の展開を見せる本作。まるでフィクションドラマを見ていたような読後感。終盤 琢磨の父である史郎の葛藤には泣けました。本当にお薦めの一冊です。 | ||||
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おもしろいとは思います。 ただグロテスクな描写が怖かった。本当に現実にこんな事がおこっているのかもしれない(ありえなくはない気がする)と思うとちょっと怖くて嫌な気持にもなりましたが、ジーンとする場面もあり。 スラスラ読めました。 | ||||
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話の筋はとてもおもしろいのですが、殺人や死体遺棄の場面のグロテスクな描写があり、私としては、ちょっと引いてしまいそうになりました。 | ||||
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大間木琢磨は精神を病んだあげく、職をなくし、妻には逃げられるどん底。 そんな中、亡き父が残した「BT'63」(ボンネットトラック)の鍵を手にすると、 大間木史郎の眼を通じてみる40年前の風景を見ることとなる。 実直で堅物な史郎像を覆す様々な出来事を父と共に体験する息子。 父は立ち上げた運送新規事業をどのように軌道に乗せるのか。 それには様々なトラブルが、そして史郎も事件に巻き込まれていきます。 史郎と琢磨はどうそれを乗り越えるのか。 そして、現代の琢磨はどう立ち直るのか。 昭和30年後半の高度成長期真っ只中の東京を舞台に様々な人間が交差し そして感動のラストへと向かいます。 他の池井戸作品とは少し趣向が違いますが、一人の家族を持つ親として「ほろっ」とする この作品はお気に入りです。 | ||||
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銀行を題材にした小説が有名なようですが、そちらにはあまり興味がわかず、 それならば大作と言われるものを読んでみようと手にとった作品でした。 とても面白く重厚でした。 登場人物たちの表情が豊かで生々しく、迫りくる感情の圧力のようなものを 感じ、少し息苦しさを覚えるほどでした。 感情、想いについてはあまり詳しく書かれていないのですが、その行動で想 いが伝わってくるというのか、情念的で一種独特だなと感じました。 SF的ですが、そんなことを感じさせず亡き父の驚くべき真の姿が淡々と描 かれていく様は圧巻です。 どんなテーマを持ち、何を言わんとしているのか、興味深いです。これから いろいろな作品を読んでみたいと思います。 | ||||
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だいぶ時間があいて、下巻読了。すごく良かった。池井戸潤は、たぶん、今一番好きな作家だが、その池井戸潤の作品の中でも、テイストが変わっていて、舞台は息子がタイムトリップする戦後まもない父の人生。息子は短いトリップを繰り返し現代に残された歴史の痕跡を辿りながら、生前知りえなかった父の人生に触れ、それをきっかけに自分の人生を取り戻していく。必読の1冊だと思います。 | ||||
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面白いです。SFでもあり、ミステリーでもあり。長い間精神を病んでいた青年が完治後、父の古い制服を着る事によって、その時代の父親の中に入って体感するという体験をします。それが幻想か真実かを今の時代から検証しつつ、自分が父親の脳に直接語りかけ行動に影響が与えられることに気がつきます。当時としては斬新な宅配便という思想。当時の父が恐ろしい事件に巻き込まれ、青年の知る寡黙な人となってしまったこともわかります。青年は、当時見つからなかった大金を探して離婚した妻を窮地から救おうと考えます。下巻に続く。どう展開するのか楽しみです。 池井戸氏の他のビジネスを題材にした本と違った感じです。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算395作品目の読書完。2012/07/11 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算395作品目の読書完。2012/07/12 | ||||
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俺たちバブル入行組、下町ロケット等企業、銀行を舞台とした作品とは印象がだいぶん違います。 しかしそれら作品に比べるとレビュー数が極端に少ないことは意外。 ストレス、過労が原因で勤務先を退職、入退院を繰り返し、妻とも別離。 夢と現実の境で自分探しの末、昭和30年代へタイムスリップしていく主人公の琢磨。 そこで父史郎の波乱万丈ストーリーに巻き込まれていく様子がテンポ良く進んでいく。 ミステリー色が味付けされている点、竹中鏡子の足跡を辿る点等若干強引な構成も見られたが、 舞台となった川崎の描写もとてもうまく、いっきに読めました。 カバー装描は藤田新策さんという著名なイラストレーター。宮部みゆき「火車」「模倣犯」等も手掛けています。 | ||||
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なんとも風変わりな小説だ。 主人公の意識だけが過去である昭和38(1963)年にタイムスリップする。 そこには自分の知っている単に無口で厳格な父親ではなく、その時代を苦しくも 生き生きと躍動する父親の姿があった。 主人公はそんな父親に興味を持ち、当時のことを調べていく。そしてその父親の 生き様を調べることが、自分探しにもなっていくという話だ。 タイムスリップものというと、過去の出来事に介入して、そのことで未来を変え ていくというものが多いが、この作品は意識だけが過去に行って、過去を “見てくる”だけだ。だから、父親がどんなに大変な目に遭おうとも、何も手出し することは出来ない。だが、そんな過去を見るだけの行為が、知るということに より、微妙に過去の事実を変容させていくのは興味深い。 とても面白いアイデアの小説だとは思う。 しかし、現在の池井戸作品と比べると、やや展開が間延びしており、グイグイと 引き込む力が無いのが残念。今、この題材で書いたらどうなるのか興味がある。 | ||||
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直木賞の下町ロケットを読む前にこの本を読みました。かなり暗いテーマですが、ぐいぐい引き込まれる文体、人物描写、会社経営への知識、久しぶりに二度読みしようかという本です。 昭和30〜40年代の落後者を振り落としながら疾走する日本社会を感じ、その片隅で繰り広げられたドラマに没頭できました。 しかし気になるところもあります。 運送会社の話が最後はほとんど消えてしまったのは残念です。 何故そんなものをわざわざ運送会社のトラックで運ぶのか?自分で運んだ方が良いのでは? しかしこの作者は本当に実力ある作家だと思う。出てる本は全部買ってしまったこれからも楽しみです。 | ||||
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「呪われた」ボンネットトラック21号車(BT21)を軸に、父の視点と息子の視点が交差し合うタイムスリップもの。 現代と昭和30年代のストーリーが同時進行するが、この手の本にありがちな時間設定のとっちらかりもなく、 ミステリとして非常にいい構成と感じる。 大間木琢磨が父と竹中鏡子の影を探す過程もさることながら、相馬運送の社長、その娘倫子、やくざチームの成沢に 白装束の寅猫、そして4人のドライバーまで全ての登場人物のキャラクターが生き生きと立っている。 ところで題名の『BT'63』の意味がわからない?それは読み込みが足りない。大甘のヒントだが 全て読み終わって「’」に注目すれば、題名の本当の意味などすぐにわかる。 というか、このタイトルこそ本作の全てを物語っているのに…。 | ||||
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父の遺品の制服それに袖を通したとたん琢磨は昭和33年にタイムスリップする、運送会社で経理を担当する父の目を通して琢磨が見たものは、そして彼を過去に呼んだものの正体は… タイムスリップもの、過去に行ってしまうのではなく、ある時間父の目を通し過去を見るパターンの作品、タイムパラドックスがあったのかなかったのかよく分からない作品、もう少しひねってほしかった。ちょっと長すぎたか、題名のBT'63の意味不明 | ||||
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