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暗殺者の反撃
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暗殺者の反撃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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暗殺者グレイマンシリーズの第5作目で,前作から2年ぶりの新作です。 CIAで,独立資産開発プログラム(AADP)で最強のヒットマンに育てられ,特殊作戦部の工作員であったコートランド・ジェントリーは,ある日「見つけ次第射殺」の指定を受け,組織から命を狙われることとなった。やがて,逃避行の中で暗殺者として名をはせ,裏社会で「グレイマン(人目につかない男)」と呼ばれるようになる。社会に仇なす悪党のみをターゲットとするアサシンとして暗躍する一方で,信義に厚く弱いものを見捨てられないという性格ゆえ,何度も窮地に陥る。 第1作目「暗殺者グレイマン」で,世界各国の暗殺チームの追撃を退け,第2作目「暗殺者の正義」でアフリカの独裁者暗殺を巡って死闘を繰り広げ,第3作目ではメキシコの麻薬カルテルと戦い,第4作目「暗殺者の復讐」でイスラエルの首相を救うことになるなど,追手から逃れるため世界中を駆け巡り,迫りくる脅威を撃退し続けた。 なぜ,自分が処刑されなければならないのか。その理由を求め,ジェントリーは5年ぶりに母国アメリカに帰国し,ワシントンDCの片隅で活動を開始する。 ジェントリーが帰国したという情報をモサドから得たCIAのナンバー2,国家秘密本部本部長のデニー・カーマイケルは,ジェントリーを抹殺すべくヴァイオレーター(ジェントリーのコードネーム)対策チームを結成して追跡を開始する。一方,国内でCIAは非合法活動ができないため,極秘にサウジアラビアの情報機関に協力を求め,警察官に扮した暗殺チームがジェントリーを追う。 カーマイケルの陰謀に振り回され,自身の立場とジェントリーに殺されるのではと不安にさいなまれるCIAの幹部,CIAに何が起きているのか,真実に迫ろうとするワシントンポストの記者,様々な思惑が交錯する中,カーマイケルが立てこもるアジトにジェントリーが潜入し,意外な真実が明らかになる。 小説は,先が読めない展開の連続で,とても読みごたえがありました。しかし,手ぶらでアメリカに帰ってきたジェントリーが,先立つものを得るために麻薬の密売所を急襲して,何のためらいものなく密売人たちを殺す一方で,コンビニの店員を救うために我が身の危険をさらしてまで強盗犯を始末するなど,勧善懲悪の正義感の発露があまりにも極端で,いかにもアメリカ的だな感じてしまいます。 ジェントリーの疑惑が晴れ,理解してくれていた元上司ハンリーが,カーマイケルにとってかわったことで,このシリーズは一つの節目を迎えたようです。これで終わるのか,それとも,新たな展開を見せるのか。マーク・グリーニの今後の作品を楽しみにしたいと思います。 | ||||
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ちょっとお値段が高いのが気になりますが、なかなか面白いと思います。私は今下巻に突入です。 | ||||
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おもしろい。相変わらずおもしろい。一気に読んで下巻に向かいます。 | ||||
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いろいろ突っ込み処はあるが文句なしにおもしろい。第1作からの疑問だった何故がようやく明らかになりスッキリ。 ジェントリーとジャック・リーチャーと「パーフェクトハンター」のヴィクターが三つ巴で戦ったら誰が一番かと思ったりする。 | ||||
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発行の間は空いているが、物語は前作終了から少し経った場面からスタートする。 テーマが「グレイマンが追われる理由を解き明かす」なので、今回の作品はアクションよりも謎解きとかCIA内の陰謀が多く、これまでの作品とはちょっと違います。 グレイマンシリーズはこれで終わりではないので、つなぎという意味もあるのかな? 上下巻で長かったんだけど、スーザンとかザックとか、キャラクターの位置づけつーか敵味方が入れ替わったりするのが感情移入しずらいというか、敵は敵、味方は味方でメリハリ付けてほしかったです。 それと評者はマット・リン作品のヒロインに慣れているせいか、スーザンは上昇思考の強いクールビューティーなのか、自己を確立した勇敢で聡明な中年女性なのか分かりにくかったです。 それでも、主人公の行動によって周囲が共鳴し動いていくのは展開は相変わらずだし、グレイマンが追われる理由について追う側のダニーも騙されていたとは意外でした。 次回作にも期待しています。 「フェイクレザー」は「合皮」、「スキャナー」は「受信機(レシーバー)」、「ケイタイ」は「ケータイ」か「携帯」 下巻p.69「標的内でひろがる」は誤り(恐らく原著も間違えていて気付いていても訂正できない) 下巻p.374「無線機のダイヤルをまわした」は日本語として変では? 伏見先生ちょっと手を抜きすぎじゃないの?(笑) | ||||
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イスラエルのモサド、複数のアラブ国、アルカイダ、CIAなどなど複雑に絡み合う陰謀は、国際関係の縮図であるだけでなくこの機会に過去を一挙に清算する千載一遇のチャンスと考える組織、さらに出世の階段としたい個人の思惑などが何重にも層をなして、結局「グレイマン」ひとりにすべての責任を押し付けて、彼を抹殺することで全員がハッピー・エンドを迎える、いわば「1対全組織+全員」の戦いを切り抜けて、身元のクリーニングができるのか?という行き詰る戦い。 「殺人機械」扱いされながらも人間味を見せて孤立無援の戦いを繰り返し最後はついに!というシリーズ最高潮の盛り上がり。ハリウッド映画のように絶対に不可能な戦いに勝利し、敵の弾は当たらず、こちらの弾は致命傷に至らないところに命中し、戦闘能力を奪うという典型的な「ワンマン・ヒーロー型冒険小説」ながら、年末には間違いなく「冒険小説ベスト3」までにはチャート・インするであろう傑作です。 | ||||
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ここまで抜群のスピード感で「グレイマン」シリーズをグイグイ引っ張ってきた作者がついに最大の謎である「主人公=CIAの目撃次第射殺対象」になってしまった過去の因縁に迫る。これまでのシリーズでCIAのみならず、ロシア、メキシコなどの犯罪組織からも徹底的に付け狙われる彼の原罪とは? ついにグレイマンはアメリカ本土に単身で密航し、CIAの組織と自分を罠に嵌めた幹部を巻き込み派手な事件を巻き起こしながら徐々に本丸に近づいてゆく過程が上巻。あっというまに読了し、はたして復讐成就となるのかは、下巻。今回も冷徹な殺人機械のはずが、真夜中のスーパーで二言三言声をかけてくれたレジ係りに感情移入してしまい、強盗から救うべく行動を起こしてしまう人間的な温かみも描かれており、マンネリ感一掃の快作の予感。 | ||||
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引っ張るだけ引っ張った過去の事件の真相は心配したよりきちんとしており、グレイマンに精神的ダメージを与える。自分のミスに耐えられないところもアメコミっぽい。そして最後のオチ、本当にヒーローになってしまいました。もう続編は無さそうだが、決着がきれいについたのに大満足。映画化に向いてそう。 | ||||
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いよいよ自分を裏切り者として的にかけている黒幕に真実を聞くため、グレイマンがアメリカ本土に戻って来た。 情報を得た黒幕カーマイケルはCIAの資産や、汚れた関係を持つ者にグレイマンの暗殺を秘密裏に依頼するが・・・。 上巻だけ読んだ感じでは、正直前作の方がスピーディーで面白い。しかし、ストーリー性を重視ている、ともいえるのでまだ結論できないが。 グレイマンがいい奴過ぎてちょっと・・とは思うものの、下巻に期待です。 今作から上下巻になってハヤカワ書房もキラーコンテンツで儲ける手法に出たことは残念。 他にアクション小説もどんどん翻訳して欲しいです(トムウッドのシリーズは一体どうして翻訳を止めてしまったのか・・・)。 | ||||
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敵役のボスが本当にいそうなタイプのいやなやつなのが良い。相変わらずグレイマンは怪我してひどい目に遭うが、映画「イコライザー」のように、ピンチひとつなく、冷徹にミッションをこなしていくのも読んでみたい。まだ命を狙われる理由が謎なので、後編が楽しみ。 | ||||
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やはり前作に比べると話が冗長に感じた。あるメディア関係者の話もやや出来過ぎのきらいがある。 しかし、確かにストーリーは良くできているし、感傷的なポイント等も織り交ぜられており深みが出ている点は評価できる。 アクションシーンはやや抑制的だし、敵を殺さないジェントリーの信条のせいで、神業的な強さが際立ち過ぎている気がします。 次回作は「ガンメタルグレー」。引き続き楽しみにしています。 | ||||
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グレイマンシリーズ5作品目。CIAを突然解雇され「抹殺指令」まで出てしまった元CIAの凄腕特殊工作員ジェントリー。「暗殺者」となり悪を倒しつつ、潜伏先にも迫る追っ手とも対決せねばならぬ日々に決別し、命を狙われる理由を突き止めるべく、故国に密航しCIAの拠点ワシントンDCに姿を見せ、CIA国家秘密本部本部長カーマイケルと直接対決!シリーズ1作目から命を狙われ続けたジェントリーの「過去」が明らかに!でもまだまだグレイマンの過酷な暗殺者生活は続くようで、読者としては安堵。脇役スナイパーのザック、敵役カーマイケルもよく効いている。 | ||||
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ストーリーがダイナミックに展開する下巻。ジェントリーは数々の危機的状況を凌ぎ、目撃次第射殺という彼に下された指令の理由を探る。そして、ジェントリーに迫るシリーズ最大の危機… アメリカらしく、CIAの内紛や権力闘争も絡み合い、捻れに捻れた展開が続く。真実をやっと手の中に掴んだと思えば、その真実は嘲笑いながら手の中からこぼれ落ちていくといった具合で、少しじれったい。現在進行形のストーリーの中に挿入されるジェントリーの過去。6年前にジェントリーが関わった作戦の真実とは… ラストには少し不満が残るものの、十二分に面白いスパイ冒険小説である。本作はこれまでのシリーズとは違った味わいがあり、ラストを考えれば、シリーズの折り返しといった位置付けではなかろうか。 | ||||
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暗殺者グレイマン・シリーズの第5弾の上巻。相変わらず面白いスパイ冒険小説である。第5弾にして、いよいよグレイマンの謎が明らかにされそうな展開とジェントリーを次々襲う過酷な事態… CIAの工作員として秘密任務を遂行していたグレイマンことコート・ジェントリーに突然下された、目撃次第射殺の指令。ジェントリーは5年間に及ぶ死闘と逃亡生活に終止符を打つべく、アメリカ本土に上陸し、自分に下された指令の理由を探るのだが… シリーズを最初から読んでいないと、少し苦しいかも知れない。しかし、シリーズを読み出したら、面白さで読むのが止まらなくなるはず。 | ||||
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上巻の1頁を読み始めて、下巻の最終頁に至るのに二日。あっという間の読了。ちょっと惜しい気もしますが、グレイマンファンなら仕方がないでしょう。しかもいつもの逃げ廻りではなく「反撃」ですから爽快さも加わります。最後の「エピローグ」はもう少し一工夫ほしかったというのが私見ですが、ともかく最高でした。 | ||||
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