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オーデュボンの祈り



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オーデュボンの祈りの評価: 4.01/5点 レビュー 342件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全252件 101~120 6/13ページ
No.152:
(5pt)

深い

預言者だったカカシを殺した犯人探し。
ときには頭が混乱しながらの推測で最後はすべてが
繋がったときの高揚感を楽しめました。
島の足りないもののヒントは日比野と伊藤の会話の中にもあったんだ。
女の子の地面に耳をつけるしぐさも。轟の目線も。
ひとつも無駄なく繋がってたんじゃないかな。凄いです。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.151:
(4pt)

面白いです

ストーリーの鍵を握るのはしゃべる案山子。
あり得ないとわかりつつもなぜかリアリティがあり、
なんとも素敵な話だった。
終盤にはエピソード同士がつながり、
100年以上前と現在を繋ぎながら謎が一気にとけていく。
読んでいると日常の小さな出来事も何かの
必然なのかとふと思ってしまう。
しかしこれが作り話と分かっていても、
城山の暴挙を描いた場面では、
この男に対する憎悪を感じずにはいられなかった。
最後は"天網恢恢疎にして洩らさず"でめでたし。
読後の満足感と荻島に行ってみたいという
叶わぬ希望にしばらく浸ってしまいました。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.150:
(5pt)

圧巻されました。

初めて手にとったこの作品のおかげで、伊坂幸太郎さんのファンになりました。大好きです。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.149:
(4pt)

面白い

読んでいて話の展開が気になり、どんどん読めました。
登場人物の城山はかなり不快な人物ですが、彼のお陰で読み進めたくなった部分も大きいです。

考えさせられるセリフもあったりして、面白く読めました。
あらすじを見て興味が出たら読んでみて良いと思います。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.148:
(5pt)

儚くも壮大な願い

2回目を読んでいる。
2年前に初めて読んだが、とても面白く、不思議で、せつなくいとおしいような小説だったことは覚えているが内容は忘れていた。
でももう一度あの感覚を味わいたくて今読んでる。

カカシや桜がでてきたことも今思い出した。
この本の出演者や風景や出来事すべてが私の感覚を作り上げていたんだったわ。
そうだった。。
細かいことは忘れても、独特の印象だけが強烈に残る、そんな作品。(私だけか?)

ミステリーではないと思う。ロマンだ。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.147:
(5pt)

城山こえぇ

これに出てくる城山は怖いですねぇ
自分の中では、相当怖いキャラのひとりに入りました。

喋る案山子が死んだりと、荒唐無稽な設定でありながらも、それを上手く構成し、まとめていると思います。
城山が怖かっただけに、爽快感は高かったです。

リョコウバトの話も印象深いですね。

この後続く伊坂ワールドの最初の物語で、これで伊藤君を知っておくと、今後の楽しみが違ってきます。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.146:
(5pt)

素晴らしい読後感!

伊坂さんの作品は全て読んだが、自分の中ではこれが一番。
単純に、一番おもしろいからです。物語が停滞しないし、各キャラクターがが確立されていて良いです。
どのキャラにも存在意義があって、ほんとに良い物語です。それに読んだあと、絶対にスッキリします。
ぜひ、読んでみてください。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.145:
(4pt)

これが伊坂幸太郎のデビュー作!!

デビュー作にして、この出来映えは、恐れ入りました。

外界とのやり取りを遮断した島や、未来を予知できるしゃべるカカシ、
人を殺しても良い法的な人、毎日同じ行動をとる人、など設定もおもしろい。

未来を予知できるカカシがなぜ殺されたのか、島に足りないものとはなにかということを主軸にした
ちょっとファンタジー(現実感もたっぷり)なミステリー小説。

それぞれに無駄が無く、様々な伏線があり、なぞが解明されたときには、
すっきりした気持ちになる。

ただ島に足りないものに関しては、今ひとつだったため、★は4つ。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.144:
(5pt)

数多の役割の原点は案山子

島民それぞれに過去や未来があり、そして役割がある。それらが繋がりあったとき、物語は完結する
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.143:
(5pt)

面白いですね

この小説は味気ない娯楽に終わっていませんね。
こうした作風が伊坂さんの人気を支えているんだと思います。
デビュー作でありながら、この巧さは凄いです。
読後感もいいので、読んでいて楽しかったです。
 

オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.142:
(5pt)

凄いです。

初めて、伊坂幸太郎さんの作品を読んだのが「オーデュボンの祈り」でした。僕が一番惹かれたのはこの表紙の絵ですね。最初に見たとき、なんか自分がこの本に引き寄せられる感じだったんですよ。そこで、思い切って購入し、読ませてもらいました。

本文の感想としては、伊坂幸太郎さんって凄いなぁ。っていうのが本音です。普通の会話の中に、何か独特な雰囲気を醸し出している。そんな感じが読んでいて取れました。内容もすごく面白くて、推理小説というよりは青春ですね。これは。しかもこれがデビュー作ですから、これからの伊坂幸太郎さんに期待を寄せています。

割と長いですが、読み出したら絶対に止まらなくなります。我が家に一冊は持っておきたい本ですね。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.141:
(5pt)

おもしろい…が、

初めての伊坂作品です
設定があやふやで、常識的に考えてありえない話ですが、私はファンタジックなのが好きなのでとても楽しめました!
頭のかたい方(言い方が悪くてスイマセン)にはオススメしがたいです

私は桜がすごく好きです
まさかこの本でキャラ萌えができるなんて思いもしませんでした…!!
なので桜や他の登場人物をもっと掘り下げて欲しかったです
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.140:
(4pt)

デビュー作とは思えない、堂々たるもの。

伊坂幸太郎のデビュー作ということですが、
まったく、そうは思えない。
すでに、今の作風というか、
作家の風格が見え隠れしている。
そういう意味では、
一貫してぶれずに作品創作をしている気がします。

宮城沖に浮かぶとある島。
地図にもない、
何処ともほとんど交流のない島。
そこに立つかかし。
そのかかしは、話ができると言う。

主人公は、つい出来心から強盗未遂をし、
その連行中偶然助けられその島にやってきた男。
その島で出会う人々は、
それぞれ、ひとくせも、ふたくせもある人たち。
物語が進むうちに、
何があっても信じられるし、
もしかしたら、自分の思い込みでそうなっている、
とも言えてしまう。

そういうあいまいさを残しつつ、
物語は進んでいく。
かかしは予言する。
いつか、この島にやってくる人が、
この島に足りないものを持ってきてくれる。
その予言もまた、確信ではないのだが、
次々に起こる事件に、
男は巻き込まれていく。

愛すべきキャラクターたちが、
それぞれ伊坂作品得意の前ふりを担っている。
ラストに大きくそれを刈り取るのだが、
見え見えで気持ち良かったり、
あ、それか! と裏切ってくれたり、
仕掛けは豊富。

特に、この島にないもの、
については、
嬉しいラストでした。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.139:
(5pt)

非現実なミステリー+ファンタジー

これは噂通りの傑作です。
一見、ファンタジーなのかと思いきや一気にミステリーに突入し
気づけば前半の伏線が次から次へと結びついていく表現にはまいりました。
ところどころに表れる現代人へのメッセージや
作者の悲哀がストーリーに重みを与えています。
またファンタジーよりなのかと思いきや
残酷描写もしっかりと入れてくるのは意表を突かれます。
この文章のキレが読者をどっぷりと世界に浸らせるようになるのでしょう。

これがデビュー作というのだからびっくり。
しかも、まだ読んでないのですが
順に発刊していく作品にはこの「オーデュボン」のキャラが
登場していくらしいではないですか。
すごい才能ですね。
彼の作品は要注目ですね。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.138:
(5pt)

天才としか言い様が無い

伊坂作品は、死神の精度、グラスホッパー、魔王と読み初めて、このタイミングでデビュー作を読むのも変なのですが、 完成度でいえば一番高い気がします。彼の原点なんでしょうね。それでいて、面白い。彼の文体やキャラの持つ雰囲気が好きで、作品を読み続けてますが、原点が一番良いのではと、思うのは私だけではないでしょう。良い意味での展開や結末の裏切りがこの作者の一番の持ち味なんでしょう。ずっと手元に置いて、何度も読み返したくなる本です。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.137:
(4pt)

技術点より芸術点を重視

デビュー作品ということを加味して、技術点より芸術点を重視で読むと有りかと思います(笑)。 外界と接触を断った島、しゃべるカカシなど、面白いこと考える人だなぁと発想に感心しました。ここが芸術点ですね。技術点で言うと、文章のつながりや比喩が分かりにくくて「ん?」と読むのが止まってしまう箇所があったり、「その理屈はさすがに無理矢理過ぎる…」という箇所もありましたが、まぁ、そこはご愛嬌ということで。 同じ作者の後で書かれた作品は非常に読みやすかったので、「文章表現力ってデビュー後に劇的に向上するもんだな」ということを実感した意味でも面白かったです。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.136:
(4pt)

伊坂幸太郎の記念すべき第1作

伊坂幸太郎さんのデビュー作です。デビュー作とも知らずに読みました。現実と非現実のどちらとも言えない設定に戸惑いましたが、最後まで読むと良い作品だなと思いました。どういう終わり方なのか、気になりながら読みましたが、読み終わってみるといい読後感。伏線の張り方、回収が緻密で、ラストも良かったです。その後の作品と比べると、疾走感というか一気に読ませる惹き付ける感じが少ないようなので、伊坂作品を初めて読むなら、この作品じゃない方がいいかもしれません。この作品をいいなと思った方には、他の作品も躊躇なくお勧めしたいです。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.135:
(4pt)

強い余韻を残す、不思議なミステりー

初の伊坂作品。これから先の他の作品を読むためにもデビュー作から…という軽い気持ちでチョイスした。コンビニ強盗未遂事件を起こした主人公の伊藤がたどり着いた場所は外部との交流を持たない孤島の荻島。物語は、伊藤が島を巡りつつ淡々と進む。伊藤は、島にとっては まさに1世紀半ぶりの【来訪者】なのだ。前半の途中までは、中々この世界に馴染めずハズレかな…とも思ったがそれが後半から、あれ?イイ感じ?…と変化して行った。殺人を犯しても、何も言われない「桜」嘘ばかり言う画家「園山」体重が300キロはあるだろう動けない「ウサギさん」地面に耳をつけて音を聞く少女「若葉」足に障害のある「田中」そして、しゃべるカカシ「優午」その優午が殺された(?)ところから、ストーリーはぐんぐんと進み始める。伊藤のいた現実の世界の現状が、所々に挟まっていてこの対比が余計に、荻島の姿を際立たせる。伊藤の幼馴染の警察官の城山の恐ろしさが 荻島とかけ離れたように思えて、怖さが増徴される。前半のゆっくりの進みが、後半への伏線へと繋がり少しずつ解き明かされて行く。全てに意味が有り、キッチリと伏線を回収していく様は巧い。そして島の言い伝えである「この島に足りないもの」とは一体何なのか?しゃべるカカシだなんて。そしてそのカカシが殺される?なんて、一種 荒唐無稽にも思えるがこの優午が、話の軸になって 違和感を感じなくなってくる。こともあろうに、映像までが頭に浮かんでくる始末。読み終えて、最初に思った「ハズレ感」はとうに無く素直に面白かったと言える。独特な余韻を強く残した、不思議なミステリーだ。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.134:
(4pt)

かかし

伊坂作品は読んでいるけど、デビュー作である本作を読んでいない方は多いようです。小説の質としては、もちろん現在の方が上でしょうから、そこまでのものを期待できないかもしれませんが、伊坂作品の中でちょいちょい登場する「かかし」の話なので、本作を読んでおくと他作品を一層楽しめます。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219
No.133:
(5pt)

作中に何度か現れる"頑張る"が印象的

昨日午前、お急ぎ便で届いてから10時間ほどで読み終えた。
現代日本を生きる同世代への連帯感が感じられ、読後爽やか
だった。
会社隷属までに至る就職戦線・偏差値教育・幼少時には始ま
っているいじめ社会―に"頑張って"適応することで擦り切れ
寸前の心を、さらに報道が伝える人心荒廃の底なし感が覆う
ような現代から主人公はいつも"逃げ出す"という負い目を感
じているようだ。一方にはその負の側面(憎悪・悪意)に過
剰適応したような抑圧と虐待の象徴・城山を登場させる。不
正義・不作為に対する強い怒りがあって、青年向けジュブナ
イルといった感じ。
語り口は現代の言葉で平易にかつてらいなく、構えは神話的
物語構成のパロディのようでもあり、慶長遣欧使節団・支倉常
長のその後とのつながりがこの話の奥行きを作っている。ま
た、主人公がほとんど記憶喪失のようにして物語が始まり、
島内の人々に聞いて回っておのれの役回りがほの見えて来る
さまはRPGのようでもある。なかなか手練ですね。
多数の登場人物中で一番近い存在の日比野は無神経でうっと
うしい性格がシニカルに描写されるが、結局一番多く語られる男
であって語る眼差しは何だか温かい。未来が見えるカカシより
もっと不思議な人物"桜"の存在は、クライマックス(恋人・静香の危
機)を迎える途中で、読む側にストレスを感じさせないためにはど
うしても必要なのだと納得した。そして快哉。
後半の、カカシのよみがえりを祈るようにその名を何度も呼び続
ける少年のイノセンスに泣かされます。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:オーデュボンの祈り (新潮文庫)より
4101250219

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