■スポンサードリンク


死もまた我等なり: クリフトン年代記 第2部



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

死もまた我等なり: クリフトン年代記 第2部の評価: 4.36/5点 レビュー 36件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
<<12
No.11:
(5pt)

すぐに食べちゃう本

子供のころのバナナみたい。まるごと、速攻で食べられます。そんな小説だよね、アーチャー本は。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.10:
(5pt)

いいよねえ、アーチャー

いやもう、このスピード感。文体の力に脱帽です。ずーと、書き続けてください。ずーっと読み続けたいです。
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
4102161368
No.9:
(5pt)

英国版大河ドラマ

ハリー・クリフトンと彼を取り巻く人々の1939年から1945年までの物語,クリフトン年代記の第2部です。
 恋人エマ・バリントンとの結婚式で、二人が異母兄妹だと告げられたハリー・クリフトン。失意のうちにアメリカに渡ろうとして乗った船が大西洋上でドイツ軍の潜水艦に撃沈され、九死に一生を得る。エマの人生から自分を消し去り,別人の人生を送るべくトム・ブラッドショーとしてアメリカに入国したところ、警察に殺人罪の疑いで逮捕された、というところで前作「時のみぞ知る」は終わっていました。
 軍隊を脱走したトムの罪を負って6年の懲役判決を受けてアメリカで刑務所に収監されたハリーは,それまでの経緯を日記につづっていきます。一方,ハリーの死を知らせる手紙の筆跡がハリー自身のものであり,彼は生きていると確信したエマは,ハリーを探し出すために彼との間に生まれた子供をイギリスに残し,単身アメリカに渡ります。
 刑期途中でアメリカ軍人としてヨーロッパ戦線で従軍することになったハリー,そのハリーを探しながら,勝手に出版されたハリーの日記の著作権を奪取すべく奮闘するエマ,この二人の話に加えて,二人の父親であるヒューゴ・バリントンの没落。息子ハリーの死を受け入れ新たな人生を歩むメイジ・クリフトン。イギリス軍人としてアフリカ戦線で従軍するエマの兄ジャイルズ・バリントン。二人を取り巻く登場人物の人生も年代を追って語られていきます。散り散りになっていたそれぞれが重なった時,ハリーは,バリントン家の跡目相続問題に巻き込まれることとなります。ハリーがヒューゴの非嫡出子であると認められると,エマが妹になり結婚できなくなります。誰もが望まないその決定を,イギリス貴族院で決議されることになりました。はたして,バリントン家を継ぐのはハリーなのか,それともジャイルズなのか,というところでTo be continued,次回に続くとなっています。
 当代随一のストーリーテラーであるジェフリー・アーチャーの文章力は,読み手の集中力を途切れさせません。この作品を中途半端な時間に読み始めると,途中で止められず寝不足になってしまいます。はてさて,この後ハッピーエンドで終わるのか,さらなる試練が待ち受けるのか,次回作が待ち遠しいです。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.8:
(5pt)

BBCさん、映像化して!

第3部の発行が待ち遠しいです。ケインとアベルも一気読みしましたが、それに勝るストーリー展開です。英国の制度や文化も背景に有り、それが主人公たちにいろいろ影響を与えるところもなかなかです。通勤でスマホに夢中になるのも分かりますが、このシリーズはきっとそれを忘れさせてくれます。時間のない方、通勤電車で没頭できること間違いなし。家族みんなで読み回してます。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.7:
(5pt)

Jアーチャー好き

これまでのジェフリーアーチャーの本はずべて読みました。期待通りですが訳者が永井淳さんから変わってから雰囲気が少し変わりましたね。
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
4102161368
No.6:
(5pt)

上下巻では足りない物語

大変おもしろい。 おもしろいが故に物足りなさもある。 それぞれの登場人物のエピソードから構成されて物語が進むが、そのそれぞれがとてもおもしろい。 特に主人公ハリーの戦場編、友人?のジャイルズの脱走編などはもっと掘り下げて読みたかったほど・・・もったいない。 また終わり方も絶妙で早く続きが読みたくなるが、全3部作で終わるには惜しい。番外編を期待します。
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
4102161368
No.5:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

一気読みした事は間違いないが....

三部作というのは大概、第一部は導入部として盛り上がるが、第二部はどうしてもラストへの
前フリ=橋渡しみたいな微妙な出来になることが多いが(かの[ミレニアム]も第二部は<終り>への完全な
前フリだと思いながら読了した記憶あり)本作も、そういった微妙な出来...
第一部があれだけブラッドショーの生い立ちの謎を孕んで、この第二部に期待させられたのだが、いざ”謎”が開示されるや、
わたし的には[なんじゃこれは〜]的展開、ブラッドショーの両親てのは、いったいどんな神経の持ち主なのか...
たちどころに始まる刑務所生活も、いきなり頼りになる"救世主"に巡り合い最初の一ヶ月ほどを除いては、ほぼ安穏とした
暮らし...そして誰もが予想したように次の”救世主”がやって来て、戦争へ...イヤイヤ、話はもちろん面白し、面白いから
どんどんページをめくる。でも、第一部ほどの感動的な盛り上がりはなく、人の100倍ぐらいの幸運をまとった男の”定番話”を
次々に読まされているような=突き詰めると”飽きる話”というか...
第三部への大いなる興味を盛り上げるべきラスト”後継者”決定戦にしても、日本人の私にはやっぱり[なんじゃこれは〜]
民間企業の後継者問題に何で政治が、こんだけ一生懸命介入するのか、よく理解出来ない。英国人はこういうのに盛り上がるのか?
これにページを費やすなら、もっとハリーの戦闘場面にページをさいてくれよ、というのが正直な感想。
(ハリーがケルテルを手玉に取るシーンは、WW 2に於ける英国人のドイツ人に対する皮肉か?)
大体この話のもつれは、ハリーの母親のメイジーの結婚前の”遊び”に起因している訳で、この女が猛省を促されてもいいはずなのだが、
いつの間にか、恋も昇進も勉強も、全てを手に入れたいい女に変貌しており、ハリーが米国で投獄されるハメに陥ったのも、よくわからん理屈
で、勝手に故人になりすまそうとしたのが原因で、彼もとりあえず猛省すべきではないのか....

ここからは蛇足だが、私にはハリーが、[オーメン]のダミアンと被って見えています。
この男にチョットでも嫌がらせしようものなら、ダミアンの取り巻き(地獄の犬?)がそうだったように、
本人が直接手出しをしなくても、(エマとか、大叔母の取り巻きが)ボコボコにしてくれます。
後書きを某時代劇作家が書いていますが、本作の筋書きは殿様とその異母兄弟の跡目争い話に使えるとは、考えていないと思いますが...

という訳で、私は第一作のレビューに[黄金比に満ちた大傑作]と評させてもらいましたが、今第三部への興味は急速に縮んで来ています。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.4:
(5pt)

「父の咎を子に報い」の運命に抗う第二部の主人公はエマ・バリントン嬢と見る。

米国に到着した途端に殺人罪の容疑で逮捕されたハリー・クリフトンの刑務所生活が始まる。エマは生まれたばかりの子セバスティアンを残してハリーを探しにニューヨークに向かう。第二次大戦が始まりジャイルズはイギリス陸軍に志願。北アフリカ戦線でロンメル将軍率いるドイツ・アフリカ軍団と戦い捕虜となるがスイスに脱走。日本の真珠湾奇襲でアメリカが参戦するとハリーは米陸軍にリクルートされて潜入特殊部隊の工作員に・・・というのが上巻のあらすじ。この中にはカラクリのように『ある囚人の日記』と題する書物が組み込まれているのが著者のアイディアの冴えるところ。現在はBarnes & Noble 傘下のニューヨーク5番街にあったDoubleday Bookstoreを登場させているのも憎い。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.3:
(5pt)

「この場面で閉じられてしまうのか」(山本一力氏の解説より)。まだ見ぬ第三部へと続く長い長い道のり。

咎ある父ヒューゴーはロンドンで荒れた逃亡生活を送るが祖父サー・ウォルターの死により称号も財産も地位も得たのに結局は殺害される(このあたりは運不運というより物語に都合よすぎる展開ではないか?)。エマはバリントン一族の幸運な手助けもあってハリーの生存を確認して英国へ戻る。ここでも著者の腕の見せどころか、現在はペンギン・グループのViking Press創業者の一人ハロルド・ギースバークも善い役で登場。もう一人のハロルド、後の英国首相マクミランもちょい役で顔を出すがこれはいずれ何かありそうだ。ヒューゴーの死により遺産と肩書きの相続を巡る問題がハリーとジャイルズの前に差し出されて、さて英国貴族院の裁定は・・・。この間ハリーは末期戦でドイツ軍を降伏させる手柄を立てるのだが、この叙述はデタラメばかりなのは残念(「3個師団と戦車2万2千両」とか「700人の兵士と214両の戦車」とかありえない数値)。
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
4102161368
No.2:
(5pt)

一気に読んでしまう面白さ

第2部の邦題「死もまた我等なり」
この題名についていろいろ考えていますが、まだなんとなくしっくりきません。

それはともかく。
「時のみぞ知る」の最後に、別人を名乗って逮捕されてしまったハリー。
なんと刑務所で過ごす破目に・・・。
それでもその刑務所暮らしがまた重要な鍵となってきます。

残されたエマもハリーの死を信じられず手がかりを求めて海を渡ります。
そして戦火の広がる中、戦場に身を投じる若者たち。
恋人たちは、家族は、一族はどうなるのか?
好漢奸物入り乱れ、息をもつかせぬ展開となります。

アーチャー氏の作品なので、惨い結末にはならないだろうとは思っていても
ハラハラドキドキさせられました。
そして、下巻の最後でもまた、第3部へ持ち越されるという展開に。

第3部はどのような話が繰り広げられるのか、待ちきれぬ思いです。
早く出版されることを願っています。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
410216135X
No.1:
(5pt)

2部もまた寝不足なり

前部終盤の思いがけない事の成り行きに、ハリーの逮捕後はつい映画
「ショーシャンクの空に」を連想していました・・・。
予想通りというか、ハリーは1部であますところなく描かれているその
賢さと度胸を武器に、未知の世界で新たな経験を積み、どんなチャンス
をも逃しません。
危機を逆手に取って突破口とする、そしてどんな体験も疎かにせず、
持ち前の優しさと人を惹きつける魅力で、気がつけば周囲を巻き込み、
自分の夢を実現させてしまいます。
そして今回、彼より更に素晴らしいのがエマと母親のメイジーですが、
この二人の聡明な女性に愛されているだけで、ハリーの出自がどうで
あろうと、彼がどれほど運と出逢いを味方にしているかを読者は思い
知ることになります。
2部の物語は彼女達が動かすと言っても過言ではありません。
メイジー、そしてハリーとエマの血を受け継ぐ子供、セバスチャンが
どのような大人に成長するか、実に愉しみです。
そして新たに登場してきた小さな存在が、今後バリントン家に、どう
いった禍福をあざなうのか、これもまた次回の愉しみです。

1部の人間描写や息をもつかせない展開の魅力に比べると、少々都合
よくまとめ過ぎといった感が否めないでもありませんが、それでも2日
で上下巻を一気読みさせる筆力は認めざるを得ません。なので星5つと
させて頂きました。
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)より
4102161368

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!