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死もまた我等なり: クリフトン年代記 第2部
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【この小説が収録されている参考書籍】
死もまた我等なり: クリフトン年代記 第2部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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子供のころのバナナみたい。まるごと、速攻で食べられます。そんな小説だよね、アーチャー本は。 | ||||
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いやもう、このスピード感。文体の力に脱帽です。ずーと、書き続けてください。ずーっと読み続けたいです。 | ||||
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ハリー・クリフトンと彼を取り巻く人々の1939年から1945年までの物語,クリフトン年代記の第2部です。 恋人エマ・バリントンとの結婚式で、二人が異母兄妹だと告げられたハリー・クリフトン。失意のうちにアメリカに渡ろうとして乗った船が大西洋上でドイツ軍の潜水艦に撃沈され、九死に一生を得る。エマの人生から自分を消し去り,別人の人生を送るべくトム・ブラッドショーとしてアメリカに入国したところ、警察に殺人罪の疑いで逮捕された、というところで前作「時のみぞ知る」は終わっていました。 軍隊を脱走したトムの罪を負って6年の懲役判決を受けてアメリカで刑務所に収監されたハリーは,それまでの経緯を日記につづっていきます。一方,ハリーの死を知らせる手紙の筆跡がハリー自身のものであり,彼は生きていると確信したエマは,ハリーを探し出すために彼との間に生まれた子供をイギリスに残し,単身アメリカに渡ります。 刑期途中でアメリカ軍人としてヨーロッパ戦線で従軍することになったハリー,そのハリーを探しながら,勝手に出版されたハリーの日記の著作権を奪取すべく奮闘するエマ,この二人の話に加えて,二人の父親であるヒューゴ・バリントンの没落。息子ハリーの死を受け入れ新たな人生を歩むメイジ・クリフトン。イギリス軍人としてアフリカ戦線で従軍するエマの兄ジャイルズ・バリントン。二人を取り巻く登場人物の人生も年代を追って語られていきます。散り散りになっていたそれぞれが重なった時,ハリーは,バリントン家の跡目相続問題に巻き込まれることとなります。ハリーがヒューゴの非嫡出子であると認められると,エマが妹になり結婚できなくなります。誰もが望まないその決定を,イギリス貴族院で決議されることになりました。はたして,バリントン家を継ぐのはハリーなのか,それともジャイルズなのか,というところでTo be continued,次回に続くとなっています。 当代随一のストーリーテラーであるジェフリー・アーチャーの文章力は,読み手の集中力を途切れさせません。この作品を中途半端な時間に読み始めると,途中で止められず寝不足になってしまいます。はてさて,この後ハッピーエンドで終わるのか,さらなる試練が待ち受けるのか,次回作が待ち遠しいです。 | ||||
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第3部の発行が待ち遠しいです。ケインとアベルも一気読みしましたが、それに勝るストーリー展開です。英国の制度や文化も背景に有り、それが主人公たちにいろいろ影響を与えるところもなかなかです。通勤でスマホに夢中になるのも分かりますが、このシリーズはきっとそれを忘れさせてくれます。時間のない方、通勤電車で没頭できること間違いなし。家族みんなで読み回してます。 | ||||
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これまでのジェフリーアーチャーの本はずべて読みました。期待通りですが訳者が永井淳さんから変わってから雰囲気が少し変わりましたね。 | ||||
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大変おもしろい。 おもしろいが故に物足りなさもある。 それぞれの登場人物のエピソードから構成されて物語が進むが、そのそれぞれがとてもおもしろい。 特に主人公ハリーの戦場編、友人?のジャイルズの脱走編などはもっと掘り下げて読みたかったほど・・・もったいない。 また終わり方も絶妙で早く続きが読みたくなるが、全3部作で終わるには惜しい。番外編を期待します。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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米国に到着した途端に殺人罪の容疑で逮捕されたハリー・クリフトンの刑務所生活が始まる。エマは生まれたばかりの子セバスティアンを残してハリーを探しにニューヨークに向かう。第二次大戦が始まりジャイルズはイギリス陸軍に志願。北アフリカ戦線でロンメル将軍率いるドイツ・アフリカ軍団と戦い捕虜となるがスイスに脱走。日本の真珠湾奇襲でアメリカが参戦するとハリーは米陸軍にリクルートされて潜入特殊部隊の工作員に・・・というのが上巻のあらすじ。この中にはカラクリのように『ある囚人の日記』と題する書物が組み込まれているのが著者のアイディアの冴えるところ。現在はBarnes & Noble 傘下のニューヨーク5番街にあったDoubleday Bookstoreを登場させているのも憎い。 | ||||
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咎ある父ヒューゴーはロンドンで荒れた逃亡生活を送るが祖父サー・ウォルターの死により称号も財産も地位も得たのに結局は殺害される(このあたりは運不運というより物語に都合よすぎる展開ではないか?)。エマはバリントン一族の幸運な手助けもあってハリーの生存を確認して英国へ戻る。ここでも著者の腕の見せどころか、現在はペンギン・グループのViking Press創業者の一人ハロルド・ギースバークも善い役で登場。もう一人のハロルド、後の英国首相マクミランもちょい役で顔を出すがこれはいずれ何かありそうだ。ヒューゴーの死により遺産と肩書きの相続を巡る問題がハリーとジャイルズの前に差し出されて、さて英国貴族院の裁定は・・・。この間ハリーは末期戦でドイツ軍を降伏させる手柄を立てるのだが、この叙述はデタラメばかりなのは残念(「3個師団と戦車2万2千両」とか「700人の兵士と214両の戦車」とかありえない数値)。 | ||||
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第2部の邦題「死もまた我等なり」 この題名についていろいろ考えていますが、まだなんとなくしっくりきません。 それはともかく。 「時のみぞ知る」の最後に、別人を名乗って逮捕されてしまったハリー。 なんと刑務所で過ごす破目に・・・。 それでもその刑務所暮らしがまた重要な鍵となってきます。 残されたエマもハリーの死を信じられず手がかりを求めて海を渡ります。 そして戦火の広がる中、戦場に身を投じる若者たち。 恋人たちは、家族は、一族はどうなるのか? 好漢奸物入り乱れ、息をもつかせぬ展開となります。 アーチャー氏の作品なので、惨い結末にはならないだろうとは思っていても ハラハラドキドキさせられました。 そして、下巻の最後でもまた、第3部へ持ち越されるという展開に。 第3部はどのような話が繰り広げられるのか、待ちきれぬ思いです。 早く出版されることを願っています。 | ||||
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前部終盤の思いがけない事の成り行きに、ハリーの逮捕後はつい映画 「ショーシャンクの空に」を連想していました・・・。 予想通りというか、ハリーは1部であますところなく描かれているその 賢さと度胸を武器に、未知の世界で新たな経験を積み、どんなチャンス をも逃しません。 危機を逆手に取って突破口とする、そしてどんな体験も疎かにせず、 持ち前の優しさと人を惹きつける魅力で、気がつけば周囲を巻き込み、 自分の夢を実現させてしまいます。 そして今回、彼より更に素晴らしいのがエマと母親のメイジーですが、 この二人の聡明な女性に愛されているだけで、ハリーの出自がどうで あろうと、彼がどれほど運と出逢いを味方にしているかを読者は思い 知ることになります。 2部の物語は彼女達が動かすと言っても過言ではありません。 メイジー、そしてハリーとエマの血を受け継ぐ子供、セバスチャンが どのような大人に成長するか、実に愉しみです。 そして新たに登場してきた小さな存在が、今後バリントン家に、どう いった禍福をあざなうのか、これもまた次回の愉しみです。 1部の人間描写や息をもつかせない展開の魅力に比べると、少々都合 よくまとめ過ぎといった感が否めないでもありませんが、それでも2日 で上下巻を一気読みさせる筆力は認めざるを得ません。なので星5つと させて頂きました。 | ||||
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