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ジャッジメント
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ジャッジメントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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これが映像化されたらエグくて観ない気はします。 | ||||
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気が滅入るテーマの小説だったが興味深かった。被害者の親族が加害者に復讐するわけだが、やはり自分も殺人者になった感覚に陥るか否か。しかし、今の司法は1人殺して有期刑か無期刑、2人殺してようやく死刑になる。被害者親族にすれば復讐したいと思うのは当然だろう。古代バビロニアのハンムラビ法典にあるように、やはり〈眼には眼を、歯には歯を〉でなければ犯罪はなくならない。死刑廃止論はやはり他人事だよ。 | ||||
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倫理観を交えながらの復讐もの。 復讐ってみんな大好きですものね はまってしまいました。 | ||||
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人の心情、後悔や怒り。 裁かれるはずの加害書よりも執行人が裁かれているような気がしました。 | ||||
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まずこんな法律が可決されるとは思えず異世界が舞台の架空小説でしょうけれど巧みに考えられているなと思いますし私は読者の非難を恐れずに敢えて困難な命題を選んだ著者の努力と勇気を讃えたいですね。復讐法は遥か昔のエジプトの「目には目を歯には歯を」で有名なハムラビ法典に先祖返りしたような物で人間性からすれば遠い未来に現実化するのでしょうか。後味が悪く出口のない悲しみで幕を閉じるストーリーが多いですが私は賛否に結論が出せず複雑な思いに駆られましたね。 | ||||
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初めはワクワクドキドキだったけど 終わりにちかくなると、、、 | ||||
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ジレンマや人生の葛藤をリアルに描いていてよかった。細かく章が区切られて、空いた時間に読みやすい。自分は主人公に感情移入出来たし、復讐者と受刑者みんなの気持ちが分かって、どうすればみんなハッピーエンドなのか?を考えたが答えは出なかった。どうしようもないけど気持ちがついていかなかったり、やってしまったことは取り返しがつかないからね。落とし前をつけるってことは難しいなと感じた一冊だった。 | ||||
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久しぶりに一気読みしました。 ラジオの書評で買ってみましたが、 大正解! 起こらないとは思うけど、起こる可能性は否定できない。 被害者の葛藤と苦悩。 のめり込んで読んでしまいました。 | ||||
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もし合法的に復讐が行われるならば。。。 これは心に突き刺さる小説です。 願わくは、復讐が必要ない世界が来ることを祈ってます。 | ||||
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デビュー作とは思えない。 心理描写がたまらなく、短編の長さも申し分ない。 他の作品も是非読みたくなりました。 | ||||
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実際、愛する人や大切な人を突然殺められた方、特に無差別殺人や無残な殺され方経験した方は、心の底から同じ目に遭わせたいと思って当然でしょうね。今までは何気にそう思っていましたが、この本を読み、実践することの葛藤や計り知れない心の痛み、迷い、もし実践出来たとしても一生傷として残る苦しみを考えさせられました。 最近読んだ本の中でとても印象に残る本でした。 今、オウムの死刑執行で死刑制度の是非が問われていますが、賛成派も反対派も是非読んで欲しいと思います。 | ||||
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あなたのゼイ肉、落としますの裏表紙に紹介されて図書館で手に取った作品。 第2章のボーダーというエピソードで娘よりも母親を優先する女が出てくるのですが、読み始めからこの女の心情描写に違和感を感じていました。読み進めてみるとやっぱりこの女は母親失格ということが判明してきました。年長者が自分のことばかり考え家族内の絆がゆがんでしまう。日本社会ではそう珍しくない気がしてなりません。 | ||||
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実際にあった事件を元に親が復讐する話、発想はよいが後半、親が腰砕けになるのは迎合主義的な感じがする。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。殺された被害者の関係者は、加害者を憎み、復讐を後押しし殺すことを許される法律ができた時代の話。息子の友達に殺された息子の父親、孫娘に祖母を殺された母親、通り魔に殺された三人の関係者、息子を殺された母親、両親に殺された妹の兄の5つのエピソードから成り立つ。それぞれどんな復讐をするのか、どんな背景があるのか、どんな悩みや葛藤があるのか、非常に興味深い作品です。 | ||||
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イスラム教では「目には目を、歯には歯を」という言葉がある。昔の日本にも仇討ちというしきたりもあった。復讐というのは、被害者が加害者に対する合法的に罰を与えられる良い機会なのかもしれない。本当にそうだろうか。本作品は、罰は罪しか生まないことを示唆している。復讐は被害者の関係者を癒すのに手っ取り早い手段だと思う。でも、実際は復讐で心が晴れることはない。じゃあ、どうするんだ!人類は解を見つけていない。そこが司法の限界なのかもしれない。 | ||||
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ページをめくる手がとまらなかった。 私がいちばん興味をもったのは、エレナのはなし。 エレナと同い年なのでとても興味深いはなしだった。 どのはなしも、人間の真の姿がかかれている。 コミニケーション不足から、すれちがってしまったかぞく。 このほんは、最近読んだ本の中で一番面白かった。 買う価値のある本です。 | ||||
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「最近は凶悪犯罪の発生率は低下してるんだよ!」と、誇らしげに知ったかぶって評価を下げてる人がいますけど、この作品はフィクションなんで、それは関係ないですから。 この物語の中では、「そういう設定」なんです。 設定に明らかなミスや矛盾があるならばともかく、現実の価値観と倫理観の上に成り立つ物語にしか興味と価値を見出さない人々には、映画、小説、漫画など、その種類を問わずフィクションの作品を楽しむことは難しいんでしょうか。 現実と異なるからと、設定にイチイチ難癖付けてたら本なんか読めません。テレビや映画なんか見れません。 「夢だ」、「ロマンだ」、「冒険だ」などと、体のいい言葉でオブラートに包んで、海賊などという犯罪行為に手を染める犯罪組織一味を描いた国民的作品(笑)は年端もいかない子供にまで見せて、時にはそれを一緒に見て楽しんでいる大人までいるというのに。 まぁ、その話はさておき、最後まで読んで思い出した言葉が一つ。「人を呪わば穴二つ」。 やはり法的に認められた事とはいえ、凶悪犯罪者を被害者と同じ目に遭わせて復讐しても、復讐相手の家族からは恨まれ、新たな凶悪犯罪を招く可能性もあり、仮に、被害者の無念を晴らすためにとか、自身の気持ちに整理を付けるためにとか、大切な人を奪った相手に自分なりの裁きを下す、という大義名分があっても、「人を殺す」という結果に変わりはなく、それはやがて「理由が何であれ人を殺した」という、罪の意識に囚われる事に繋がると、幾つかのエピソードを通して知らせているようにも感じる作品だった。 僕は死刑反対論者ではない。かといって別に死刑を推進する訳でもない。 自分が裁判員となって凶悪犯罪の案件を取り扱うことは何が何でも回避したい、とも思わない。 もし指名されたなら慎んでお受けするまでである。 「自分は死刑台のスイッチなんか押したくないけど、他人がやるならドンドンやっちゃえ!殺人鬼なんぞ皆殺しじゃ!」 って人は、作中の復讐法に賛成って人多いんだろうけど、もし、自分の身内が人を殺して裁かれる時、同じ事が同じ事が言えるだろうか。聞いてみたい気もする。 | ||||
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犯罪者への復讐を行う復讐法の是非を巡って、復讐を見守る応報監察官の視点から展開される5つの短編集。 復讐法を適用することに対する被害者遺族の苦悩と葛藤が丁寧に描かれていた。自分だったらどうするかと考えずにはいられなかった。 また、応報監察官という職務を遂行する鳥谷の、応報執行者に対する無力さや責任感、虚しさなどの心理描写がよかった。 個人的には「アンカー」が印象に残った。 イカロスという復讐法の反対運動に所属している被害者遺族がどのような決断を下すのか、自らが被害者となって初めて分かる感情とはどんなものか、読み応えがあった。殺害された婚約者の葉山リオからのメッセージには胸が熱くなった。 本作がデビュー作である著者の今後も作品も楽しみにしたい。 | ||||
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第33回小説推理新人賞を受賞された小林 由香さんの連作短編集です。 「サイレン」 「ボーダー」 「アンカー」 「フェイク」 「ジャッジメノト」 の5編が収録されています。 内容紹介にあった「復讐法」に興味を持ち図書館で予約しましたが やはり関心を持つ方が多いのか順番待ちで数ヶ月後ようやく貸出する事が出来ました。 テーマは今までになかった内容で非常に新鮮でした。 そして重いテーマではある物の、復讐そのものより人間ドラマが濃く描かれているので読みやすさがありました。 「復讐」を見届ける役割の「応報監察官」鳥谷文乃(とりたに あやの)の目線で、それぞれの復讐が描かれて行きます。 大切な人を殺された時、自分は旧来の法に基づく判決か あるいは復讐法を選択するかどちらを選ぶだろうかと考えながら読み進めて行きました。 但し復讐法を選んだ場合は、選択した物が自らの手で刑を執行しなければいけません。 復讐法を選んでもその後、苦しい日々が続く事が予測出来、結局答えが出せないまま読了しました。 もし復讐法を選ばず、加害者が牢から出て又同じ事を繰り返してしまえば 復讐法を選ばなかった人間としての責任までもが問われる様な気がして 難しい問題だと考えさせられました。 心から反省している加害者、罪を罪とも思わぬ加害者を見ぬく力も必要な気がします。 後味の良い作品ではないけれど、5編共、夢中になって読みました。 次作も楽しみです。 | ||||
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これは凄い話だった。解き明かされる謎の先には、それぞれが抱える悲しい想いがあった。 遺族の苦しむ姿が心に深く突き刺さる。改めて安易に人を傷つけてはならないと感じた。 なぜならば、その先にこれほど苦しむ人々がいるからだ。 登場人物の祈りや叫びが聞こえてくる作品であり、人間について深く考えさせられました。 | ||||
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