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(アンソロジー)
魔術ミステリ傑作選
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魔術ミステリ傑作選の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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最近ジョン・ディクスン・カーに凝っていて、古本集めるうちにこの本にも会いました。同じ嗜好の方に特におすすめです。またこういう本に会いたいな。 | ||||
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■「この世の外から」(クレイトン・ロースン) 心霊術に凝っていた大富豪が、窓もドアも内側から糊のついた 紙テープで目張りされた密室状態の部屋の中で刺殺されていた。 現場には血のついた紙切りナイフが残され、死体 のそばには、水着姿の女心霊術師が昏倒していた。 当然、その女心霊術師に容疑がかかるが、のちに、実際 に犯行に使われた凶器は、室内にないことがわかり……。 “内側から目張りのされた密室内での殺人”――というお題の 下、カーと競作した際の作品(カーの作品は『爬虫類館の殺人』)。 奇術の手法を用いた、心理的トリックが冴えています。 ■「新透明人間」(カーター・ディクスン) 双眼鏡を使って、道路を隔てた向かいの建物の一室を眺めていた男は、 テーブルしか置かれていない部屋で、宙に浮かんだ手袋がピストルを 握って老人を撃ったのを目撃した。 男が現場に駆けつけてみると、撃たれたはずの老人の姿がなく……。 ある有名な奇術の仕掛けをアレンジしたトリックが用いられている本作。 “犯人”の意図せざる不可能現象とそれを解く手がかり、そして、 真相が判明すると、ある人の人物像が鮮やかに反転するといった あたりが秀逸です。 ■「ジュリエットと奇術師」(マニュエル・ペイロウ) 奇術師の方(フアン)は、妻のジュリエット、助手のベナンシオら とともに、口を締めて封印した袋から、脱出する奇術を行っていた。 その最中、べナンシオが短剣で刺殺されてしまう。しかし、彼は、 「誰のせいでもない、自分で殺った」という謎めいた言葉を残し……。 なかなか面白い不可能状況なのですが、真相はちょっと拍子抜けw | ||||
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