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革命前夜
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革命前夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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クラシック音楽好きにはいいかもしれないけど、東ドイツおたくには物足りない。シュタージや冷戦時代の冷酷さが感じれない。1970年代や80年代に実際に東ドイツに行ったことのある人や、そのあたりに詳しい人には軽すぎるかも。当時の東ドイツの生活ぶりがあまり出てこないし。ちょっとがっかり。登場人物もまるで日本人のよう。北朝鮮人も出てくるが、全然、北朝鮮人ぽくない。当時は、国ごとに相当人間性が違っていたと思うが。。。本格的な、国際的ミステリーを期待している人にはお薦めできない。 | ||||
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作品の世界にどうしても入り込めないまま読み終えました。ベルリンの壁崩壊前夜の東ドイツを舞台にした意欲作であることは確かですが、登場人物の人物描写や一つ一つのエピソードが繋がっていかず、何かバラバラな印象を受けました。 芸術としての音楽の深淵、歴史の大きな節目に立つ空気感、全体主義国家の闇、若者の苦悩と熱情、どれもが中途半端に感じられました。 音楽にかける若者を描いた作品としては、「蜜蜂と遠雷」のほうが好きです。 | ||||
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この作品の三つの要素、すなわち、人物・社会・音楽、いずれの表現についても共感するものがありませんでした。 この小説は、日本人留学生マヤマを主人公として東欧民主化の状況を描いた作品です。ところがマヤマは一貫して歴史の傍観者にすぎず、何らかの事件に関わることがありません。もちろん作者の狙いがそうしたところになかったのだから仕方のないことですが、盛り上がりに欠ける感があります。また細かなことですが、至近距離から拳銃で撃たれそうになると手刀で拳銃を払い落として応戦するシーンは、ふだんピアノの演奏しかしていない人間の行動としては不自然に思いました。 そして、一人称という形式をとったが故に、全ての事象がマヤマの目を通してしか描かれないため、ベルリンの壁崩壊へのうねりが表面的で真に迫る感じがしません。 さらに、作中に具体的な曲名や音楽の専門的なことが述べられますが、そうした知識のない者には何のことなのかさっぱり分からず置いてけぼりです。もっともこの点に関しては、作者の須賀しのぶさんの力量不足というわけではなく、そもそも文章で音楽を表現することには限界があるということなのかもしれません。 以上、批判的なレビューになってしまいましたが、総じて皆さんが高く評価していますので、単に私の読解力が足りないだけということも考えられます。 | ||||
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