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革命前夜
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革命前夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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私には、つまらない小説でした。作者の頭の中で観念的に考えただけのように思え、出て来る登場人物の誰一人、血の通った人間には思えません。作者は、かなり恵まれた立場の人ではないか? そんなふうに思えて仕方ありませんでした。 | ||||
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日本でパッとしない音大生が冷戦下の東ドイツという異世界の様な国に留学したとたん驚異的なコミュニケーション能力を発揮して短期間の間に色んな人と濃厚な人間関係を築いていく。知り合う女性は美女ばかりで、中でも憧れの金髪超絶美人にはストーキングのあげくベッドインという強引な展開。そこからはタガが外れたように、夏休みの反政府活動家達とのウルルン体験、金髪美女との逃避行のような亡命劇。極めつけは銃撃してきた暗殺者をマス大山ばりに素手で撃退してしまう活劇。帯のコメントに重厚で骨太なストーリーを期待していたのだが。テレビアニメ化すれば丁度いいような内容でした。それにしては主人公マヤマに魅力がありませんが。 | ||||
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少しネタバレしてます。 高評価レビューと帯に惹かれて読みましたが私には合いませんでした。登場人物に血が通っていない、皆漫画の中のキャラクター化された人物の様で、生きている人間だと感じられない。主人公は一貫して部外者で、市民運動を手伝っていても結局何かあったら大使館が助けてくれるんでしょ、結局帰るところがあるんだから(作中で他の留学生も言ってましたが)住んでいる人達の覚悟とは違うでしょうと思ってしまう。ベトナムからの留学生にしたって南北どちらのベトナム出身なのかもはっきりしないままドラマチックな戦争経験だけ話されても、と思うし恋人役のクリスタにしたって自業自得でしょうと全く共感できない。前半あれだけライプツィヒの一家に肩入れして描かれていたのに、後半ほったらかし。密告された家族はどうなったの?唯一共感できたのはイェンツのみ。 浅井リョウ氏の解説、この人はなんでも書ける系だ、と言うの表現も軽くて受け付けませんでした。 音楽表現と街の雰囲気の描写は素敵でした。良く勉強されてるんだろうなと思います。 高レビューが多く水をさす様で恐縮ですが、自分はこの作家さんとは相性が合わない様です。 | ||||
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女性作家、革命前夜という響き、レビューの高さからしてかなり期待して休日にとっておいたのですが、読むのが苦痛でした。主人公一人称なのに、感情移入できない。主人公が傍観者で、淡々とダラダラ進む。後半も頑張って読みましたが、仲間のグダグダで、どんでん返しも、意外なラストという感じでもなく、展開を見せられているだけでした。革命に関して主人公はあくまで部外者なので、臨場感がなく、ニュースとして届いてくる感じ。他のかたも書いていましたが、音楽なのか、革命なのか、ミステリーなのか、ダラダラ続いただけのお話でした。良い読者になれず、ごめんなさい。 | ||||
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登場人物に赤い血が流れている感じがあまりしないというか……生きてそこに動いている感覚が、立ち上がってくる存在感が、ない。人物に魅力がないからか、恋愛を描いても全然ぐっとこない。日本人留学生の配置も無理やり感があってしっくりこない。。日本人作家に多いちまちました世界観じゃない魅力が、人物造形の空虚さで半減しているように感じました。 | ||||
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ベルリンの壁崩壊までの前夜を、東ドイツに音楽留学した日本人学生の視点で描く同書。 自分は最後まで作品の主題が分からず、「結局この小説は何がしたいんだろう」というモヤモヤが拭えないまま読了した。 登場人物は革命の日が迫るにつれ、目まぐるしく立場や心情を変化させ、成長してゆく。 その面では青春小説と言えるだろうが、肝心の主人公の眞山に主だった変化はない。 当時の国事情を舞台に様々な事件が起こるが、主人公は謂わば事件の渦中にある地元住民の「エスコートキャラクター」と化し、主人公自身の成長は放棄される。 一人称視点で描かれた作品故、主人公に感情移入していった訳だが、読後は「これだけの事件を経てこの主人公は全く成長しなかったな」とがっかりした。 作者の深い歴史理解や膨大な知識、音楽への敬愛が鮮やかな表現で展開される様は大変素晴らしい。が、それが素晴らしいものであるが故に、主人公の空回りが際立っていた。 美しい描写と物語全体に流れる雰囲気に浸り、魅力的な登場人物を楽しみ、日常から一時離れるにはよい作品だと思ったので、星二つです。 | ||||
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