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何者
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何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全279件 61~80 4/14ページ
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これは「ホラー」だと思います。角川ホラー文庫でもおかしくないです。ぞっとしました。 | ||||
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朝井リョウさんの有名&直木賞授賞作品です(^-^*)/ 学生から社会人へと変わる直前の就職活動と、ネットを通じて距離は関係なく他者と繋がれるSNS。 この2点を用いて、自身という存在の構築を模索しながら、ベストに新たなアイデンティティを目指す様が、 時にはダークで怖さを感じつつも、終盤のメッセージに感動と面白さを感じた名作でした! 当たり前ですが、学生と労働者は全く異なります。 学生の時に思い描いた理想の業種・理想の勤務地・理想の人間関係等は、実際に働いてみると激変する事も多々あります。 そういった激変の前で変わろうとする就職活動の様は、僕自身が経験した事も経験してなかった事も両方あり、どちらも興味深く読めましたし、 SNSの使い方や、SNSでの自分の立ち位置や見せ方という部分でも、とても面白く読めました。 様々な種類があるSNSの中で、何故それを選ぶのか?何故、そういうふうに利用するのか? 自問自答した事もありますし、他者に関して感じた事もあります。 裏アカウントは管理が面倒だし、使い分ける意義も感じませんが、使い分ける人もやっぱりいるんだなと思いましたし、 僕は長文派なのでTwitterは好きな方々の情報収集がほとんどですが、短文の方が確かに書きやすさや気軽さはあるなと感じました。 人生の様々な局面で、私たちの心は揺れ動き・傷付き・喜び等、様々な変化を経て、自分というアイデンティティを作り替えていく事があります。 その上で何者になれるのか? 答えは千差万別かと思いますが、自分自身を見直してみようと思わせてくれる部分が、個人的にはとても良かった名作ですし、 作品の裏側等を描いた『何様』も読むのが楽しみです(^-^*)/ | ||||
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SNS、サークル、留学と勤しむ今どきの大学生達が就活をする話。 先に映画から観て感想は、つまらないけど小説は面白そうだなと思い読むことにしました。 私自身大卒の新卒就活をしたことがあったので、面接や説明会の場面は共感できました。 SNSをしていない自分からしたら、SNSをしていると就活でもなんでもあらゆることに集中できなくなりそうだと思いました。 裏垢女子最高。 | ||||
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新潮百冊】直木賞】演奏会の出だしの掴みがよい。演劇の話題も面白い。就活の話題は地域、職種によって落差があるかも。地元の作家なので応援したい。地方の大学で東京に就活で寄宿する話を聞くので切実。技術で自分の仕事を磨かずに、就職してからなんとかという意識はやや違う。自分の腕で就職している学生はいる。@nanimono というtwitterの固有名詞。読んで、followしようと思った。著者本人ではなさそう。本に出すなら、自分のサブアカにしておいて書いて欲しい。事情を知らない。違和感あり。 | ||||
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子供たちに、渡しました。おそらく読み終わる事と思っています。 | ||||
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今、就活生になろうとしている身で読んだのですが、途中まで主人公の見方に共感を覚えていたものの最後に電撃を打たれたようになりました。その理由は実際に本を読んでみてください。気づくことがたくさんありました。 | ||||
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私は、まだ就職とは程遠い学年ですが、進路について考えるいい機会になる本でした。自分の先輩方が就活や院進、公務員試験など、それぞれの道に向かって進まれている、このタイミングで出会えて良かったです。 ただ、時期的に現大学3年生は下手に進路で悩みを抱えたくないなら、読まないほうがいいかもしれません。 | ||||
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一気に読んだ。この手(どの手?)の小説で最後にどんでんがえしがあるとは予想していなかった。ので、驚いた。そして、やられたー!と思った。さすが、朝井リョウ。あと最近の就職活動とか大学生の生態にリアリティがあって興味深かった。 | ||||
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就活の大変さ、人はそれぞれいろんな考えを持っている事、仲間の大切さなど若者の自分には考えさせられる部分が多くあった。 | ||||
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冒頭から興味を惹かれた。主人公がライブハウスでふと雰囲気に馴染めない自分を自覚し、恥ずかしいと思うシーンである。この感覚が分かる人は、おそらくこの小説が楽しめる。通読して気づいたが、冒頭に示された主人公の感覚こそが小説の要になっている。 主人公は、他人のダサさ・イタさを判別できる感覚を持っている。つまり、センスが良く、頭が良い側の人間である。作者の朝井リョウもそれは同じであろう。朝井世代以下のある程度の頭を持った人なら、大方はこの感覚を持っているはずだ。インターネット上の膨大な他人の目が生み出す現代ならではの感覚。 頭がよく、センスが良いがゆえに持てるこの感覚が、却って生きづらさの原因ではないかと深く自問させられる小説だった。ダサい、イタいという概念についても再考してしまう。 飽きさせない展開を追っているうちにガラリと見る角度を変えることで読者に訴えかける構成は見事。読みやすく、テーマは深く、読み物として面白い。 未読の方には、「桐島、部活やめるってよ」も合わせておすすめしたい。 | ||||
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就活ってこんな感じじゃないとか、こんな人いなくない?という論点はそもそもお門違いかと思ってしまいます。 この小説が伝えたいメッセージを汲み取れば、すごくいい本です。 p.s. コンプレックスを受容するのは難しい | ||||
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隣同士でSNSしてコミュニケーションする世代。SNSに載せる自分の内容も、SNSで見る誰かの内容も、実際よりもってみたり、もっていると推測したり...昭和世代からすると高度ではあるけれどある意味ドロドロとしたコミュニケーションが描かれている。最近のニュースでSNSによるいじめも問題になっているが、そんなことも起こるだろうなと感じる。 SNSは気軽に発信できる反面、「ほんとうにたいせつなこと」が「隠れ」たり「埋もれたり」すると表現している。「現実の中にいる」先輩(SNSを使わない)や、現実に立ち戻ろうとする仲間との交流を通して、主人公が変わる姿を描いている。その描き方が鮮やかで、至る所に散りばめられた伏線が最後の最後に繋がり、主人公が周囲からどう見られていたかが分かり主人公と共に読者も恥ずかしさを感じるように設計されている。昭和世代よりゆとり世代の方が主人公との共感部分が大きく、恥ずかしさもなおのことだろう。 SNS世代の大変さが分かり、昭和は平和だったと思う。便利さに埋もれて、却って無駄なことをしたり、大切なことを見失ったりすることがほかにもたくさんあるのだろう。 | ||||
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人の内心なんて日記ぐらいでしか他人にはわからなかったのに。 結構現実でもありそうな話。 リアル感があって面白く読めました。 | ||||
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朝井リョウ『何者』は若者の就職活動を描いた小説である。直木賞受賞作。SNSが普通に使われるWeb 2.0時代の作品である。就職活動を通して自分が何者なのかを問い続ける物語である。しかし、就職活動は、それほど重大事だろうか。企業は労働者として欲しい人物を採用するだけの話であり、採用されなかったとしても、それは企業の都合に過ぎない。そこで自分が何者なのか問われることは不合理である。 これは就職氷河期世代(ロスジェネ世代)にとって深刻である。この世代は景気動向で新卒採用を減少するという本人達と無関係な事情で割を食った。不合理を特定世代に押し付ける社会で、自分が社会にとって何者かになろうという感覚になるか。現実に戦争が起きて現秩序が崩壊することを望む主張すらなされている(赤木智弘「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」論座2007年1月号)。 この就職氷河期世代の苦しみがあったにもかかわらず、下の世代が就職活動のシステムに自発的適用を目指していることは不思議である。昭和の日本的経営と合い通じるようなコミュニケーション至上主義が先祖帰りした感もある。就職活動のシステムの中で成長するよりも、システムからの脱却や破壊を志向すべきではないか。 文学よりも現実の方が進化しそうである。新卒採用が減少し、通年採用が一般化するだろう。働き方改革の進展でコミュニケーション至上主義が見直され、コミュ症にとって働きやすい職場がダイバーシティの観点から人気になるかもしれない。 | ||||
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おとなしいと思っていた瑞月が隆良に正論をぶちまけるところがてっきりクライマックスだと思ってたので、見事だまされてしまった。 確かに、名刺うんぬんのくだりで、隆良の裏垢「備忘録」を拓人が見つけてほくそ笑むシーンはあるのだが、まさか拓人も裏垢を持ってたのは予想できなかった。(拓人が語り部ということもあり、ミスリーディングされていることに気づかなかった。) 後半に入るまでに、理香の一言一言が余計で、露骨に気持ち悪いので、一発かましてくれんかなぁとは思っていたが、予想以上のバチバチが待っていたので、あっけにとられてしまった。どちらかというと、理香にかますというよりは、拓人がかまされるのだが、両方内定を持っていなかったり、瑞月、光太郎の就職先のネガティブな検索をかけていたりと、見事にブーメランでぶっささっているので、個人的には大満足だった。 | ||||
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私が就活をしていたのは5、6年前ですが、読み進めながら当時の記憶(主に苦い)がふつふつと蘇ってきました。 登場人物それぞれ、「あーいたなあこんな人、私もこんなんだったなあ...」という感じで、作中に出てくる各人のツイッター文面がまたリアルです。登場人物達のピリピリした空気感に過去の自分を思い出しつつ...物語に引き込まれました。物語終盤は自分の想像と違った切り口で意外でした。 これからシューカツするという方は一読していただきたい作品です。 | ||||
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読み始めは、やたら回りくどい情景・心情描写にちょっと面倒くささを感じたけれど、主人公の性質が分かって来ると気にならなくなった。 最後の最後は、そう来たか、と。ものすごく突飛な発想ではないのに、何故かそう来る事を想定せずに読んでいた。 解説にあったように、安全な俯瞰者の位置で物語を眺めて来た読者の私が突然、主人公と一緒に糾弾されるあの感覚。思わず唸ってしまった。 就活とSNS、と、いつの時代の大学生も抱えて来たセンチメンタルと葛藤。今の大学生は私の頃よりもっと大変だ。 | ||||
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自分にも主人公のような面がある。でもそれは物語ラストの展開になるまで気づかされる事はなかった。 | ||||
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「何者」かになりたい、漠然とした頭の中にいる凄い自分。皆と自分は違うという心の表層に浮き沈みする感情。 気づきたくない自分に気づかされる一冊でした。 登場人物達の抱く言動や感情が、読み進めていくうちに、小さなトゲのように心に違和感として刺さっていく。 その答えは、ラストに一気に読者も含めて主人公に突きつけられる。 登場人物の嫌なところとか、当てはまるところもあったりで、なんか人生振り返ってしまいますね。 痛い奴のままがむしゃらに生きるしかないですね。 頑張ってみようって思えるとてもいい一冊でした。 | ||||
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就活が始まる前に読むことをお勧めします。 この本を読むことでなんとなくわかるはずです。就活というものが | ||||
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