■スポンサードリンク
ブレイブ・ストーリー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全197件 121~140 7/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第一部をケイタイで読んだところ、なかなかおもしろく、続きが気になったので購入してみました。が。ケイタイではスラスラ読めたのですが、本になると少々読みにくいかんじが・・・本の厚みにビックリ。“普通のコドモが、ある日突然ヘンな生きものと出会って旅に出る” というようなお気楽ストーリーではなく、両親の離婚・不倫相手の出現など、かなりヘビィな内容です。 逃げ出してしまいたい。 だけど、自分の大切なものを守りたい。・・・だから、戦う。決して楽しさ全開で読める本ではないのですが、たまにはこんなファンタジーもいいかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者さんの本を読むのはこれが初めてです。 とても長い作品ですが、波に乗れば一気に読みきることの出来る作品だと思います。 描写が丁寧なので文が長くなっています。 でも、その分しっかりキャラクターの心理状況が伝わってきます。 終盤は、やはり泣いてしまいました。 主人公はとても良い判断をしたと思います。 長いですが、お勧めの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を観てから読みました。ファンタジーというのには、長い現実世界の描写ばかりですが、 どうしてワタルが幻界(ヴィジョン)へ行く事になるのかと、彼の周りの人物の言動がとても 細かく描かれていて、映画であまりの急展開についていけなかった人にとっては納得のゆく内容 ではないかと思います。子供向けというにはあまりに人間くさい登場人物達のもどかしいほどの 現実と日常。リアルな人物像は、映画でのヒーローっぽいワタルよりも親しみが湧きました。 ただ、この一冊だけでは、ファンタジーではないので、続きも購入・読破する事をお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻は、ほぼ現実世界のお話です。家族の崩壊というのでしょうか、上手くいかない、みんな何となく空々しい、そういう雰囲気が家族の間で徐々に広がっていくのですが、大人は何とかそういうのを隠そうとするんですよね。かえってそんな中で主人公ワタルは徐々に息苦しさを感じて・・・ 最初から、ぱっと冒険にでることができる既存のファンタジーと違うのがこの上巻の部分です。正直長いかな?と思わないでもないんですが、ここがあるからあとが効いてくるんだと思います。また、映画では出てこない、おばあちゃんやおじさんも登場するので、ワタルとその家族の生活がよく分かります。そういう点でも、映画を楽しんだひとなら読んで損はないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビゲームを本にしたような作品です。 ストーリーはとても深い! 自分という存在について思わず考えさせられました。 そして仲間との深い絆。 ラストは涙があふれてきました。 上中下巻すぐ読み終わります。 それくらいハマります。 ゲーム以上に熱中しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」と言う言葉の中では収まりきらない、壮大なストーリーです。言葉を自在に操り、読者を物語の中へと引き込んでいく…。かなり長いですが、どこを削ってもこの物語は成立しません。 最後のワタルの決断は、美しくもあり、残酷でもあり、当たり前のことであるとも言えるし、超越しているとも言える。 そして、この決断を理解しながらも、私はやっぱり心のどこかでミツルの運命を変えてあげたかったと思ってしまう。それもまた、ワタルの旅を通じて理解した、人の心の在り様というものなのだろう。 ただ、唯一疑問が… もし、ワタルの方が最後の宝玉に早く王手をかけていたら、彼はそれをどのような方法で手に入れようとしたのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」と言う言葉の中では収まりきらない、壮大なストーリーです。言葉を自在に操り、読者を物語の中へと引き込んでいく…。かなり長いですが、どこを削ってもこの物語は成立しません。 最後のワタルの決断は、美しくもあり、残酷でもあり、当たり前のことであるとも言えるし、超越しているとも言える。 そして、この決断を理解しながらも、私はやっぱり心のどこかでミツルの運命を変えてあげたかったと思ってしまう。それもまた、ワタルの旅を通じて理解した、人の心の在り様というものなのだろう。 ただ、唯一疑問が… もし、ワタルの方が最後の宝玉に早く王手をかけていたら、彼はそれをどのような方法で手に入れようとしたのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の予告を見て読み始めたけど、最初の思ってたイメージと全然違った。上巻では、ほとんど現実の話で「まだ冒険には行かないのか」と思って読んでました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーはまだ現実の世界がほとんどですが、文章がすきです。 なんていうか亘の今考えていることとか気持ちとかが上手に書かれていて読んでいて面白いですよ。 2冊目からはストーリーも楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきって作家はほんとに多面性のあるひとだなぁと思うと同時に、どこか一貫性のあるひとだなぁと思います。 このブレイブストーリーは「勇気」がテーマだってことは分かりすぎるくらいですが、テーマはひとつではないように思います。 主人公は小学生。当然「成長」ってことも含まれます。 上巻のほとんどは「幻界(ビジョン)」と呼ばれる異世界に行くことなく、現実世界のことが語られています。そこに巧さを感じます。同時にだからこそ深さが出てくるんでしょう。 ゲームっぽい世界が面白くて、ライトノベルとファンタジー小説の狭間のような作品が今までになかった感じでよかったです。 ボリュームもありますが、のってくればすぐに読めます。あまり色々と考えないでそこから流れてくることをそのまま受け入れることが出来ればいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」という響きが嫌いで、大好きな宮部さんの作品だというにも関わらず嫌遠していたのですが、もっと早くに(たとえば出版当時に)読めばよかったと思わせられました。私的には全然ファンタジーじゃないです。ファンタジー特有のご都合主義的な設定はないし、ただ冒険をするだけというには緻密すぎる主人公の心理描写。大人のための物語だと思います。ラストの亘の決断も、宮部さんらしいなあと思いました。人間の善の部分を信じて進めるこの物語は、大人が成長するとともに失いつつある大切なものを思い出させてくれる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきって作家はほんとに多面性のあるひとだなぁと思うと同時に、どこか一貫性のあるひとだなぁと思います。 このブレイブストーリーは「勇気」がテーマだってことは分かりすぎるくらいですが、テーマはひとつではないように思います。 主人公は小学生。当然「成長」ってことも含まれます。 上巻のほとんどは「幻界(ビジョン)」と呼ばれる異世界に行くことなく、現実世界のことが語られています。そこに巧さを感じます。同時にだからこそ深さが出てくるんでしょう。 ゲームっぽい世界が面白くて、ライトノベルとファンタジー小説の狭間のような作品が今までになかった感じでよかったです。 ボリュームもありますが、のってくればすぐに読めます。あまり色々と考えないでそこから流れてくることをそのまま受け入れることが出来ればいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々にぐっとくる作品でした。 社会的な現代作品を期待したり、純ファンタジー文学を期待してこの本を読んだ人はガッカリするのかも。 ファンタジーというには前半の幼い主人公に襲い来る現実はあまりに俗っぽく容赦なさ過ぎるし、ファンタジーに馴れていない人には後半の竜が出てきたり魔法使いの出てくるファンタジー世界は幼稚なおとぎ話のようで馴染めないだろうし。 でもこの2つが等価に描かれる部分にこそ価値がある作品だと思います。 最終目的地に行くまでの紆余曲折は長いですが、そのまどろっこしい体験のひとつひとつに大切な鍵がひそんでいる。 ファンタジーという「比喩」を通して現実の姿を浮き彫りにする、という点では、むしろファンタジー文学としては王道なのではないかという気さえします。 ファンタジーゲームや、最近の「主人公が大活躍してスッキリ」というだけのファンタジー文学に馴れてしまっている人にも違和感があるかもしれませんが。 読み終えたときに自分の心の持ち方も変わってくるようなお話は久しぶりです。 出てくる人達全員がひたむきで愛おしく切なくなるような読後感でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ファンタジー」という響きが嫌いで、大好きな宮部さんの作品だというにも関わらず嫌遠していたのですが、もっと早くに(たとえば出版当時に)読めばよかったと思わせられました。私的には全然ファンタジーじゃないです。ファンタジー特有のご都合主義的な設定はないし、ただ冒険をするだけというには緻密すぎる主人公の心理描写。大人のための物語だと思います。ラストの亘の決断も、宮部さんらしいなあと思いました。人間の善の部分を信じて進めるこの物語は、大人が成長するとともに失いつつある大切なものを思い出させてくれる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作ではワタルが現世から旅立った後の幻界での冒険が描かれています。 映画では詳しく描かれなかったワタルとその仲間との友情、 幻界の世界観、幻界と現世の関係が深く掘り下げてあり、 且つ、「ハルネラ」・南と北・種族間差別・真実の鏡など 映画には登場しなかった要素が書き込まれているため、 ワタルの行動の背景・理由が納得できました。 映画よりもシリアス度も高く、ファンタジー的な要素にアレルギーさえなければ、 大人が呼んでも十分に手応えのある作品だと思います。 個人的には本作を呼んだおかげで、映画では人の良い妖怪くらいにしか 印象の無かったキ・キーマがすごく好きになりました。いいやつだ〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワタルの冒険の終幕と彼の決断をクライマックスとして、 これに至る過程がテンポ良く描かれています。 映画版と異なり「ハルネラ」「南と北」「カッツとロンメル」の要素が 物語に深みを加え(というか原作はこちらなのですが)、 かつ「ワタルにとって幻界とは何だったのか」を彼が考え抜くことで、 彼がどうしてあの決断を選び取ったかが読者に伝わるようになっています。 女神にワタルが願いを告げる場面では、彼が年齢のわりに饒舌すぎる印象も若干受けましたが、 彼のたどり着いた結論には年齢差を越えた説得力がありました。 エピローグも映画版と本作では若干異なっています。 読み終わって自分もちょっとだけ成長したような気がしました。 (確実に気のせいでしょうけど) 主人公が子供であり、かつファンタジー要素も濃いですが、 やはり大人向けの作品であると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワタルが女神様に何をお願いするか、何がそうさせたのか、時間をかけて理解してほしい。そしてワタルとしてだけではない亘の成長を感じてほしい。 現代を生きる子供達には、このような成長が必要なのかもしれない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「宮部みゆき氏の著作」という入り口でなく、「映画を見てから原作へ」という経路で本作にたどり着きました。 映画で語ることの出来なかった数々の伏線(かなり重大なものもあります)や、 ワタルのおかれた状況と彼の心理描写、ワタルの周囲の人物像などが詳しく描かれているため、 説明不足であるが故にしばしばストーリー展開に唐突感を覚えた映画版に比べて、 一層深く感情移入できる作品になっています。 特にワタルに関しては、映画で感じる「素直でかわいい少年」という第一印象のみならず、 彼の内部で展開されていた苦悩・葛藤を知ることができ、一層親近感が湧きます。 上巻は「ワタルがなぜ旅立たねばならなかったか」について語ったパートです。 映画を見て、今ひとつ食い足りない印象を持った方にはぜひおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供向けでないという方がいますが、現代を生きる子供にこそ読んで欲しいです。内容に離婚や不倫などが含まれています。が、現実にはこの様なことに子供が巻き込まれています。このような内容の問題は大人の視点でしかなかなか語られません。現代の問題を、子供の視点でどう感じ、どう動き、どう解決するか、主人公を通して子供達に感じ欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
勇者が出てくるお話の中には、すごい冒険物語がくりひろげられるものはたくさんあります。 しかしどんなにすごい大冒険をしても、無意識に「勇者なんだからこれくらいできるだろうな」という冷めた目で見てしまい、それほど感動できません。 この物語はごくふつうの少年が主人公。 はじめは勇気がなく怖がってばかりのワタルが物語の中で成長しながら冒険するからこそ、心から応援する気持ちが生まれ、ひとつひとつの場面に感動できました。 読後感は、「ワタル、よく頑張ったね」と言ってあげたくなる感じです!本当におもしろかったです。 特に下巻に入ってからは一気に読めました。 原作があまりにもすばらしかったので、早々と映画も観に行きましたが、やはり映画は子ども向けに作られていると感じました。 原作にあった思想の深い部分や残酷な部分はすべてカットされ、シンプルな冒険物語になっていました。 また、ワタルの家族についてもまるで理解できずに物語が進んでしまっていました。 ワタルの父親がこんな人で、母親がこんな人でというのを知ったうえで、ワタルの家族に起こったことを本当に理解できるのではないでしょうか。 この物語を最大限に楽しみたいならやはり原作を読むべきです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!