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ブレイブ・ストーリー
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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイブ・ストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全197件 81~100 5/10ページ
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上・中・下とどれもおもしろく、読んだ後もいろいろと考えさせられる本でした。人が成長するために直面すること、そのときの苦悩、決断。このストーリーは人が現状から1歩前に進む時に何が必要なのかと問いかけられているように感じました。単なる冒険物語ではないところはさすが、の一言です。 ただ、上巻でミツルがなぜ幻界を訪れたのに比較的長い間現実世界に戻ることが出来たのかなど謎に包まれていて、個人的にはそのあたりももう少し説明して欲しかったです(こちらであれこれ想像することは容易なのですが、あえて言わせていただければ)。映画とはまた違った無いようですが、どちらも申し分ないと思います。 | ||||
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ちゃんとミヤベ作品ですね。上巻は家族の離婚問題などワタルの周辺の紹介等がメインになっている感じですが、これがミヤベ節です。変にファンタジーに偏らず、きっちり人間ドラマを展開させる。まだ上巻を読んだだけですが、模倣犯と同じくらいじっくり読まなきゃって思わせてくれる内容でした。明日早速中・下巻を買わなくちゃ! | ||||
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上・中・下とどれもおもしろく、読んだ後もいろいろと考えさせられる本でした。人が成長するために直面すること、そのときの苦悩、決断。このストーリーは人が現状から1歩前に進む時に何が必要なのかと問いかけられているように感じました。単なる冒険物語ではないところはさすが、の一言です。 ただ、上巻でミツルがなぜ幻界を訪れたのに比較的長い間現実世界に戻ることが出来たのかなど謎に包まれていて、個人的にはそのあたりももう少し説明して欲しかったです(こちらであれこれ想像することは容易なのですが、あえて言わせていただければ)。映画とはまた違った無いようですが、どちらも申し分ないと思います。 | ||||
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私は今まで「本」というものに関心をもつことができませんでした。読むとしても漫画本だけ。 あんな字ばっかりなもの読んで何が楽しいんだろうと疑問さえ感じるほどでした。 そんな私の中の常識を覆したのがこの作品です。 きっかけは映画。そこで初めて本にちょっぴり関心を持ち、母にねだってこの上巻を買ってもらい、読み始めました。 すると主人公と歳が近いせいでしょうか、すぐに感情移入でき、自分でも信じられないくらいにこの本に夢中になっていました。 人間はあまりにも夢中になると周りの音が聞こえなくなったり時間を気にしなくなったりすることがあると言いますが、まさにそれでしょう。 私は寝る間も惜しんで一気に本を読み上げてしまいました。 もちろんその後はすぐに続きが気になり、少ないお小遣いを無理矢理はたいて、中・下と購入しました。 それほどまでに魔力のある作品です。 一回目読んでもわからなかったところは、2回3回と読み返せば「ああ、なるほど」と納得できるのと同時に、よりこのブレイブの世界に引き込まれていくと思いますよ。 映画でちょこっと気になった方、面白いことがなくて時間を持て余している方、本を読みたいがどの作品を読んだらいいのかわからない方、以前の私のように本なんて興味ない!という方にも大人子供関係なく是非ともオススメしたい一冊です。 | ||||
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映画を観て気になり、原作を購入。 映画では思いっきり端折られていた冒頭部分が濃く綿密に描かれている。 夫婦の離婚問題。 ワタルの直面する現実。 「お父さんとお母さんが離婚するなんてやだ!」で済ませてしまった映画とは大きな差で、「ファンタジー」として捉えるのならその程度の設定構わないと思う。 だが原作には大人の都合に振り回される子どもや、子どもの中にも存在するルールや、そういった細かな描写がすごい。 上巻のみなら「ファンタジー」ではなく「ドロドロの昼ドラ」のような印象を受ける。 しかしワタルが「ビジョン」に行くまでの過程がよく理解できる。 「ファンタジー」なら、もう少し端折っても良かったほどに、長い長い説明だ。 こういう「説明」部分も宮部氏の力量で非常に興味深く読めるのだが、「ファンタジー」を求める読者には少々退屈に映るかもしれない。 物語に必要な部分とはいえ、もう少し削れた部分があったのでは、と思う。 | ||||
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宮部さん自身RPGの攻略本収集がご趣味ということで、幻界の世界観はすばらしく、素直に入り込めました。細かすぎる設定もありましたが、RPGをプレイした事がない方、ファンタジー初心者でも楽しめると思います。しかし、RPGが心底好きな方や、『ロードオブザリング』のようなファンタジーじゃないものは邪道!と言う方、年令の若い方には受け入れられないかも知れません。。 | ||||
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宮部さん自身RPGの攻略本収集がご趣味ということで、幻界の世界観はすばらしく、素直に入り込めました。細かすぎる設定もありましたが、RPGをプレイした事がない方、ファンタジー初心者でも楽しめると思います。しかし、RPGが心底好きな方や、『ロードオブザリング』のようなファンタジーじゃないものは邪道!と言う方、年令の若い方には受け入れられないかも知れません。。 | ||||
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非常に厚く、中身もいろいろと濃く、すごい作品だと。 ファンタジーのはずなのに、この上巻の三分の二以上が幻界ではなく現実世界でのお話で、その内容が少々エグイ。映画化の影響で(映画は見てませんが、私も映画化の影響で読み始めたタイプです)子供とかも読んでみようと思うでしょうが、これは大人向けです。離婚問題が泥沼です。その分、ワタルの旅の動機付けなどがしっかりし、物語に深みが出るなどのメリットもありますが。 にしても、キ・キーマがムチャクチャいいやつなのには感動。(ちょっと時間はたつけど)泥沼のあとだから余計にいいやつがまぶしいぜ! | ||||
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この本は前半が現実世界のどろどろした場面になっていて、後半つまり「幻界」にワタルが足を踏み入れてからは、本格的なファンタジー小説に変わる。このギャップがいい。でも、最初の現実世界の話はだらだらと長いところもあり、前半を乗り越えるのが少々辛い。でも後半(文庫本「上」の終盤)からはおもしろくなっていく。主人公が幻界で強くなっていくだけという平凡なストーリーでなく、自分の負の部分を受け入れ自分を変えようとするというメッセージを読者に向けた物語だと私は思う。 | ||||
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この本は前半が現実世界のどろどろした場面になっていて、後半つまり「幻界」にワタルが足を踏み入れてからは、本格的なファンタジー小説に変わる。このギャップがいい。でも、最初の現実世界の話はだらだらと長いところもあり、前半を乗り越えるのが少々辛い。でも後半(文庫本「上」の終盤)からはおもしろくなっていく。主人公が幻界で強くなっていくだけという平凡なストーリーでなく、自分の負の部分を受け入れ自分を変えようとするというメッセージを読者に向けた物語だと私は思う。 | ||||
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〔あらす〜じ〕 小学生五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界ー幻界へと旅立った。 〔感想〕 この話すっごい長い!ただひたすら長い!!だって1000n以上の作品なのに2部構成ってどうなのよ??って思いました。でも決して退屈ではなかった☆次々にいろんな出来事が起こるからだと思います。亘は1部では本当に不幸な少年です。大好きな両親が突然離婚の危機にさらされてしまうのですから当然です。しかも、そのことは全部自分の責任だと背負いこんでしまうところに子どもの純粋さを見ました。自分も小さい時、悪いことをしたらいけないというのは何気なくわかっていて、それは悪いことをすると必ず自分に返ってくる『因果応報』みたいに考えていたんじゃないかなと思いました。そんな亘に感情移入してしまいあっという間に読んでしまいました。冒険は始まったばかりなので中・下も楽しみです | ||||
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ワタルは現世での自分の運命に立ち向かう覚悟で女神に願いを告げるが、ミツルは運命を変えたいばかりに、自分の中の憎しみに打ち負かされてしまう。運命から逃げない、立ち向かう勇気の大切さを訴えたいのでしょうが、ワタルはしょせん、父親の不倫と両親の離婚の危機というご家庭内の揉め事でしかないのに対し、一方のミツルは危うく実の親に殺されかけ、妹も失ったという状況なのだから、憎しみの度合いも当然異なれば、それを受け入れる為に必要な寛容の度合いもまるきり異なるはずで、この両者を天秤に掛けること自体が不当じゃないかと思うんですが・・・。 憎しみに凝り固まった人は確かに身を滅ぼしますが、とはいうものの、この大ラスの終章の表現ではまるで、いかなることでも、人を憎むのはいけないこと、自分の身の上に降りかかる不幸は全て受け入れ、災厄の元となる人物であろうと赦せ、という敗北主義か、どっかの人権派の論調のようで、すっきりしません・・・。 この物語がジュブナイルとして創作されたのなら、このような理想主義でも、まだ判りますが・・・確か、そうではなかったはず。 ワタルの身の上の不幸が両親の離婚の危機なんて生易しいものではなく、ミツルのような、例えば、両親を惨殺され、犯人が例の不良石岡で、親のコネや、少年法に守られて罰せられることなく変わらず日常を送り、ワタルが親戚をたらいまわしにされて過酷な目にあっているような設定で、それでもなお、このラストにつなげるなら、宮部さんらしい力技を堪能できたんじゃないかと思うんですが・・・。宮部ファンなので、5ツ星入れときますが・・・。 | ||||
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ワタルは現世での自分の運命に立ち向かう覚悟で女神に願いを告げるが、ミツルは運命を変えたいばかりに、自分の中の憎しみに打ち負かされてしまう。運命から逃げない、立ち向かう勇気の大切さを訴えたいのでしょうが、ワタルはしょせん、父親の不倫と両親の離婚の危機というご家庭内の揉め事でしかないのに対し、一方のミツルは危うく実の親に殺されかけ、妹も失ったという状況なのだから、憎しみの度合いも当然異なれば、それを受け入れる為に必要な寛容の度合いもまるきり異なるはずで、設定上、小学生ならあそこまでねじくれても当然だし、この両者を天秤に掛けること自体が不当じゃないかと思うんですが・・・。 憎しみに凝り固まった人は確かに身を滅ぼしますが、とはいうものの、この大ラスの終章の表現ではまるで、いかなることでも、人を憎むのはいけないこと、自分の身の上に降りかかる不幸は全て受け入れ、災厄の元となる人物であろうと赦せ、という敗北主義か、どっかの人権派の論調のようで、すっきりしません・・・。 この物語がジュブナイルとして創作されたのなら、このような理想主義でも、まだ判りますが・・・確か、そうではなかったはず。 ワタルの身の上の不幸が両親の離婚の危機なんて生易しいものではなく、ミツルのような、例えば、両親を惨殺され、犯人が例の不良石岡で、親のコネや、少年法に守られて罰せられることなく変わらず日常を送り、ワタルが親戚をたらいまわしにされて過酷な目にあっているような設定で、それでもなお、このラストにつなげるなら、宮部さんらしい力技を堪能できたんじゃないかと思うんですが・・・。宮部ファンなので、5ツ星入れときますが・・・。 | ||||
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読みました!!一気に!!!! やらなきゃいかんことあるのに、そんなことやってる間にも、気になって気になって・・・ 読み終えないと何も手につかない・・・・笑 ってことで自分を納得させて・・・w とにかく宮部ワールドに吸い込まれました。 本当、どーにもこーにも、吸い込まれました。 そして、ワタルの成長に感動しました。 どーにもこーにも感動しました。 私も旅をしている気分になりました。 | ||||
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読みました!!一気に!!!! やらなきゃいかんことあるのに、そんなことやってる間にも、気になって気になって・・・ 読み終えないと何も手につかない・・・・笑 ってことで自分を納得させて・・・w とにかく宮部ワールドに吸い込まれました。 本当、どーにもこーにも、吸い込まれました。 そして、ワタルの成長に感動しました。 どーにもこーにも感動しました。 私も旅をしている気分になりました。 | ||||
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ワタルの最後の決断、勇気の物語。ファンタジーの王道らしく、ラストはある程度想像できたし、爽やかな涙を流せたと思う。 それとは対象的にミツルに対しては切なくて痛くて涙がボロボロだった。あまりにも重い運命を背負って一人突っ走るミツルから目が離せなかった。痛々しくて、いたたまれなかった。彼は最後には救われたと信じたい。 読み終わって何週間たっても余韻が残る本は初めてでした。 | ||||
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ワタルの最後の決断、勇気の物語。ファンタジーの王道らしく、ラストはある程度想像できたし、爽やかな涙を流せたと思う。それとは対象的にミツルに対しては切なくて痛くて涙がボロボロだった。あまりにも重い運命を背負って一人突っ走るミツルから目が離せなかった。痛々しくて、いたたまれなかった。彼は最後には救われたと信じたい。読み終わって何週間たっても余韻が残る本は初めてでした。 | ||||
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ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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異世界ファンタジーを期待して読み出しただけに、一向に異世界へ入る兆しのない中盤までは焦りました(笑) 現実と異世界の割合が7:3くらいに感じました。100%ファンタジーな作品を望むのであれば、上巻は抵抗を感じるかもしれません。 しかし 三谷家の家庭崩壊。最初はよくある普通の家庭だった(そのように見えた)だけに、歯車が軋み、一気に崩壊していく後半の展開は目が離せませんでした。 よくある普通の家庭の中の、普通の小学生だった主人公、三谷亘。彼が、大切なものを失い、悲劇に必死で抗い、その運命を変えようと幻界(ヴィジョン)へと旅立つ過程が、見事に描かれています。 主人公にとっての大きな「喪失」 ファンタジーで何よりも重要な要素を、丁寧に描ききった上巻に、私はとても好感が持てました。 喪失と決意の上巻。中巻も期待です。 | ||||
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