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ガラパゴス
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ガラパゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 21~40 2/4ページ
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規制緩和だの構造改革だのと聞くとすぐ良いことだと反応してしまうオメデタイひとたちに読んで欲しいけど、読まないだろうなぁ。現代日本の問題点について学術系の新書やノンフィクションでは読みにくい情報もミステリー仕立てになっているから非常にわかりやすく良い本だと思う。ただいきなり口封じにコロシはないんじゃないかな。それこそまずは飴とムチでとりこみにかかるのが普通でしょう。それでもダメなら殺す、という順序では。その点が気になってー1。 | ||||
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私は、殺人事件の解決よりも、日本企業のエコポイント等の詐欺の話が面白いというか、まさにだまされていたという現実に共感を覚えた。電機や自動車のメーカーが、政府に献金し、税金を使ってエコポイントを使い、まさにメーカーのためではなく、消費者のために減税をしているという錯覚を国民にさせていること。ガラパゴスとは、日本の企業のことで日本の消費者は家電や車など、世界の標準よりかなり高く買わされていること。3年前に書かれた本だが、寒気がするくらいいまの日本の現状を小説として書いている。これは、すごい本だわ。 | ||||
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この作家の信条だろうから仕方がないが、ここまで書かれるとうんざりする。日本人は諸外国に比べ割高なガラパゴス製品を買わされているのならば、その割安高品質製品を製造している諸外国人はいかほどの給料をもらっているのか?日本より低賃金じゃないと成り立たんのじゃないか。 | ||||
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期待通りの面白い内容です。派遣切りが話題となった頃の時代背景ですが、働き方改革が話題となる現代においても、考えさせられる良い作品だと思います。 | ||||
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松本清張さんの小説のように物悲しさが伝わる話でした。 私の暮らしが、この小説に出てくるような人たちの犠牲の上に成り立っていると思うと耳が痛いです。 筆者は「警電(警察の電話)」「逮捕状(フダ)」「行確(行動確認)」と業界用語を何度か使われます。 | ||||
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上下合わせたレビューで。 ★4.5くらいかな。面白かったです。 自分が、横山秀夫的警察小説が 好きってのもあるんですが その類の中でも読ませるというか よくできてる作品だと思います。 警察小説+社会派作品ですね。 前作の「震える牛」では食品偽装、 本作では自動車メーカーの期間工 (派遣)の問題を扱っています。 どちらも、初めから問題そのものを 追いかけているわけではなく、 ある事件の真相を追っていたら その問題に行き当たった… という作りです。 「被害者が期間工だった」 という内容にとどまらず、 1度派遣になってしまったら なかなか戻れない日本社会の現状や 人材使い捨てのいびつな構造、 日本の産業の問題点など これを読めば一通りわかるようになっています。 その部分は筆者の綿密な取材に基づいており、 ルポ的な読みものとしてもお勧めです。 「頑張った人や優しい人が報われる社会」 なんて当たり前だと思うんだけど、 そういうのしばらく来ないんだろうな、 と思わされる作品。 | ||||
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激しい衝撃を覚えた。 日本の有名な企業が、なぜ不正事件が頻繁に起こるのか? パート、派遣、請負労働など、想像もしない速さと深さで 日本に潜入している。実に、2000万人を超えるという。 正社員になることも、難しい時代に。 そして、それに漬け込んだ悪辣な仕組み。 不正を隠蔽しようとする体質。 あぁ。日本よ。豊かささえも 偽装だったのだ。 ぐいぐい迫って行くが、残念ながら、 本当の悪までは、罰せないのだ。 | ||||
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「震える牛」を読んで、同じ作者のものを読みたいと思い購入しました。 社会派で難しい部分もありましたが、世の中はこんなことになっているのかと驚きました。 内容は悲しく、「震える牛」同様、最後がスッキリしない…でも、だからこそリアルに感じたのかもしれません。 | ||||
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現実の格差社会を痛烈に描いており、とてもフィクションとは思えない。 また、本当に利益至上が跋扈している自動車メーカーの真の姿を見せられた思いもした。 日本社会は本当にこのままで良いのだろうか。皆が幸せで笑顔が絶えない社会は実現しないのでしょうか。 | ||||
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ちょっと悲劇的に描きすぎかとも思いました。けれどもつじつまはあっていて、ミステリーとして納得感がありました。 モデルとなるような欠陥車のシリアルナンバーが本当にあったのなら愕然としてしまいますが、これもまた中古車の売買の際に話題になることなのでもしかしたら・・・というミステリ感があります。 などと感想を書いていて地方都市のあれやこれを思い出してしまい、自分の感覚が麻痺しているだけなのかと不安になって星を増やしました。 国籍年齢不問の総競争社会になってガラパゴスの中では敵も見えないと感じるなか、タイトル含めていい本だったのだと思い直しました。 | ||||
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ここまで派遣労働者の環境はひどくなかろう。 読者に生の危機感を味わせるような小説はよくない。 | ||||
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かなり間違いがあります。 主人公の年収は推定1000万円なので薄給どころか超高給です。 ホイールが鉄だからどたばたするとか、はああ?ってツッコミたい 犯行動機も絶句するような内容でトンデモ小説。 大企業が悪い、政治家が悪い、非正規が悪い、悪徳警官がいる っていつものステレオパターン じゃ中小企業は正しいのか?っていうと大企業よりもっと悲惨。 どんな地方に行っても豪華な介護施設がバンバン建ってます。 それだけ儲かる証拠です。 そこで働いてる正規の介護職員の過酷さはいうまでもないでしょう。 | ||||
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上下2巻本ですが、買いそびれていた下巻を本屋で探しましたが見当たりません。「震える牛」の相場英雄の社会派警察小説。派遣労働問題を核に置き、日本自動車産業のガラパゴス化を素材としています。感動ものです。 | ||||
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ボクらロスジェネと呼ばれる世代の働き方や現代日本の過酷な社会システムが描かれた小説でした。 確かに戦後復興を遂げ、高度経済成長期にがんばった日本人は素晴らしいと思いますが、そこから権益の守りに入ってしまったのでしょうか。バブル崩壊の影響は現在にも及び、政治は労働者の現実を全く見ず、大企業の利益優先の政策でしかありません。 将来に対し希望を持てない生活の中にも、アイデンティティを見失わないという点にボクらの世代に生き方が隠されているのだと思いました。 | ||||
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ボクらロスジェネと呼ばれる世代の働き方や現代日本の過酷な社会システムが描かれた小説でした。 確かに戦後復興を遂げ、高度経済成長期にがんばった日本人は素晴らしいと思いますが、そこから権益の守りに入ってしまったのでしょうか。バブル崩壊の影響は現在にも及び、政治は労働者の現実を全く見ず、大企業の利益優先の政策でしかありません。 将来に対し希望を持てない生活の中にも、アイデンティティを見失わないという点にボクらの世代に生き方が隠されているのだと思いました。 | ||||
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何故なら国によって人によって宗教によって好みなんて違うからだ 好みや考えが違うのはむしろ当然であって、人間誰しも同じような価値観や好みを持ってると考える方がおかしい 勿論人間に普遍性はある程度あるかも知れないがそんなの一部分でしかない それにスタンダードなんて人為的に作る物であって、人類史見ればスタンダードというのは力持った支配者が帝国や王が自分の考えややり方広めるそれがスタンダードになる訳で、古くはギリシャ帝国からローマ帝国、モンゴル帝国から20世紀はアメリカが経済力や軍事力の派遣握ったからアメリカのスタンダードが世界のスタンダードになった。つまりスタンダードというのは力持った支配者によって変わるだけの物 そんな世界の人間の根源にスタンダードなんて端からない、基本民族や地域や国ごとに違うガラパゴスだ。 | ||||
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一刑事の力では無理かもしれないが、 弱い立場の実行犯だけでなく巨悪をきっちり追いつめてほしかった。 | ||||
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イッキにラストまで読み抜けた感覚です。 派遣労働に関する日本が構築してしまった職業別身分制度。 クルマや家電などの辺境的で歪な、そして消費者を欺瞞する日本的 製品開発について。 田上刑事は御蔵入り寸前の名もない宮古島出身の犠牲者の殺人の 背景を究明する為に、この国の影に隠れて私達をいつの間にか 閉塞してきている仕組みについて明らかにして行きます。 この国や今の若者の有り様、働く状況は明らかに自分が経験し 今に至っている仕事との関わり方とは全く異なった物に変容 してしまっているようです。 そして怖いのは、親や教育者は明らかに古い世代であり、 この新しい格差社会、身分別社会について理解していない、 舐めていて本当の処をわかっていない、そんなところに あるような気がしてなりません。 一生懸命、真面目に働けば家庭も持てるし、ささやかな幸せも 手に入れることができる。そんなことが幻想であり夢物語になり、 一部の人以外は機械の消耗品のように使われ、遣われて具合が 悪くなれば交換されて棄てられる、なんて世界にいつの間にか なっていて誰も気付きもしていない、。。。 怖い世界になってしまいました。僕の好きな怪談なんて足下にも 及びません。 ああ、怪談絵本ならば救いもあるのに現実は 読み終えても現実です。しっかりと考えて、教えて、育てなければ いけませんね( ̄ヘ ̄メ) | ||||
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以前、派遣エンジニアの経費支払いをやっていただけに他人事とは思えぬ問題、しかしこれほどまでにシビアな実態はしらなかった。この人たちの声が政治に反映されなければならない、と思った。 | ||||
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下巻と共に読みましたが 通常のミステリーと違い とても考えさせられる 社会派小説です 作者の取材もいろいろされているのか リアルさがにじみ出ていました | ||||
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