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ガラパゴス
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ガラパゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 1~20 1/3ページ
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考えさせられた。 | ||||
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是非読んでみて欲しい。随分前に書かれた本にも関わらず、今を反映している。切実にいま読んで欲しい。 | ||||
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織田裕二のドラマを観てすぐにAmazonで、ポチりました。二日かけて読了。読めば分かる。一気に読んだ。いつも息切れするのに。それだけぐいぐいと胸に迫ってきた。今の世相にドンピシャだと思う。 | ||||
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今の日本の抱える問題を解きながら事件の真相を追っていく、刑事の姿に引き込まれ、上下巻とも一気に読み終えました。なんともやり切れない気持ちです。 BSでは見逃したので、NHK地上波でドラマ化されたものが放送されるのが待ち遠しいです。 | ||||
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久しぶりの小説。新聞のコメント欄でみて購入しました。 派遣 実態はよく分からなかった。 本当にこうなの? えっ、えっ!と読み進めています。 当然下巻も購入予定 | ||||
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聞き込みの中で非正規労働者の実態が明らかになり実行犯の悲惨な労働・生活実態も描かれていて、私はつい原作本を買ってしまった。「ガラパゴス」は日本国内独自の開発・進展を意味しており、国際的に取り残され、最近は日本の低賃金が著しい。大企業は政府からの「ガラパゴス」的支援によって売上向上して収益は向上するが、就労者の3分の1を占める非正規労働者は低賃金で日常の暮らしが苦しい。老後は年金だけでは暮らせず、仕事に従事せざるを得ない。低賃金労働者が増えれば、出生は減少し、少子高齢化が進み、労働力縮小となる。結果、国内の消費力は低くなり、企業に跳ね返り、このままでは国家衰退となるだろう。企業と政府は、将来を見据えていないのだ。 | ||||
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粘り強く綿密な調査をコツコツと続け、少ない情報から真実を炙り出していく。事件の背景にある現代日本の過酷な派遣労働の実態が暴かれていく様と相まってノンストップで読み進めてしまう面白さがあります。 | ||||
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上下巻合わせての感想。 本書を読むまで相場英雄と言う名前さえ聞いたことが無く、読後にWikipediaで調べたら20年以上経済部記者として働き、現在も経済ジャーナリストとしての肩書も持っていると言う。 その長年の経歴が裏打ちされているのだろう、やはり本書の中で出てくる警察の状況、派遣業界の状況、自動車業界の状況、非正規雇用者の経済事情など、しっかりと取材されているのが良くわかる。 ノンキャリア、しかも脚光を浴びる様な担当でも無く、地道に過去の事件を再捜査する主人公。一方、女衒の様に先輩警察官の再就職斡旋に奔走する極めて灰色な警察官。 主人公がたまたま引き当てた身元不明者ファイルの死亡写真に違和感を感じたことから物語は始まっていき、その自殺と判断された人物が実は他殺である事がわかり、その人物の身元を特定、人物像がわかってきた所から非正規雇用者の雇用状況、差別状況などが浮き彫りになっていく。 日本国内あちこちの製造現場で電気製品の組み立てなどを行ってきた他殺された人物は、やがて自動車メーカーの生産ラインに入り、そこで熟練だからこそわかった材料の変化に気づきネットの掲示板にて告発する。 恐らく、警察モノとして書いても本書の様に上下巻として書くことができただろうし、生産業の闇を焦点として経済モノとしても上下巻となっただろうし、非正規雇用者の悲哀を中心に社会派的な内容にしても、同量の内容として書けただろう。 それらをうまい具合に組み合わせながら上下巻に纏めた力量は凄いと思う。それが星五つの評価の理由。 一方、読後感はモヤモヤした感じが残った。一番の理由は本書の軸となる、他殺と判断された人物の足跡を追う中で出てくる非正規雇用者の悲哀が非情に現実的で、素直には楽しめなかったからだ。 また、少しながら類型的な部分やご都合的な点が見受けられたこと。都会で殺された地道に真面目に働く底辺層が沖縄や東北の寒村出身だったり、悪徳警官が名古屋弁丸出しだったり。河村たかし名古屋市長くらいの年代ではあるかも知れないが、東京に本社を置く業界トップの派遣会社の社長や東京勤務が長い警官が、例え二人きりの場面であっても、ここまで名古屋弁は出ないだろう。 ご都合主義の最たるものは、自動車業界の状況を教えてくれるアナリスト。せめて主人公の警察官の旧友だとか、旧知の中だったらわかるが、流石にいきなり訪ねてきてここまで親切にはしないだろう。 | ||||
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善の警察官と悪の警察官と言う対立軸の物語かと思いきや、学生時代に青臭い考えを持ったばかりに、生涯非正規雇用に甘んじなければならなくなった青年を描く社会小説の側面も有り、不正行為を働く企業小説の面も有る。どれもが上手く絡み合い、内容が濃くなり過ぎず、かと言って中途半端な訳でも無く、非情に良いバランスで物語が進んでいく。 レビューは下巻を読んでまとめたい。下巻を読むのが楽しみな上巻だった。 | ||||
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深いけど読みやすい | ||||
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非正規の悲哀を余すことなく表現・悪い奴が皆名古屋出身はちょっとな・・ 美濃加茂とか亀山とか近くの地名が出てくるので親しみやすい。 ハイブリッドシステムは以前から??でしたが確信をもてました。 | ||||
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「このミス」16年度の19位だった作品。過去の秀作を発掘するのが趣味の小生にとっては大当たりだった。地道な警察手法から明らかになる過去から現代までの事実、警察内部の暗闘、派遣労働者という現代の問題点への切り込み、また、自動車業界の内幕等々まさに巻置くを能わずの感あり。加えて後半の収束へ向けてのエンタメ性など作品の奥行を深くしている。まさに社会派警察小説の金字塔といえよう。是非オススメしたい。早速、前作の「震える牛」を手に取らねば。 | ||||
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県・市で大規模工場誘致のその後、規制緩和という名の派遣労働者問題、 警察と企業との癒着、多くの社会問題を丁寧に一つひとつ描かれていて とても分かりやすく、考えさせられました。 じっくりとページ数をかけて捜査を描き、 悲しい問題を分かりやすく提示してくれていて、 それでいて、無駄にまどろっこしくなく読む手を止められなくなっていきました。 上巻で描いたものをどのようにオチにもっていくのか、 下巻が楽しみになりました。 | ||||
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上巻に引き続き、丁寧に捜査を通じて数々の問題点を描いていたのに、 あるところから、急に終結に向けて動き出した感じがしました。 結局、だれが悪いのか? 社会が悪い? ワイドショーのどっかのコメンテーターが なんでも最後は社会のせいにするのと違って、 人としての大事なものを考えさせられる作品となりました。 最後は、もうちょっとベタにすっきりしたかったですが、 それはそれで、嘘くさくなってたかな。 結局、このオチのほうが現実味があってよかった気がしました。 面白かったです。 | ||||
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社会の歪みがよくわかる内容でした。面白い物語で参考になった。 | ||||
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相場英雄さんの「震える牛」に続く社会派小説です。警視庁捜査一課の田川刑事の執念とも言える地道な捜査によって事件の核心に迫っていく読みだしたら止まらない小説でした。刑事物としても楽しめる作品でありながら、背景に派遣労働者の苛酷な実態や利益至上主義に陥る企業の闇が描かれてます。自殺に偽装して殺害された心優しい青年の無念を是非はらしてほしいとハラハラしながら一気読みしました。 ここに描かれる世界がここまでは現実ではない事を願うばかりです。 | ||||
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規制緩和だの構造改革だのと聞くとすぐ良いことだと反応してしまうオメデタイひとたちに読んで欲しいけど、読まないだろうなぁ。現代日本の問題点について学術系の新書やノンフィクションでは読みにくい情報もミステリー仕立てになっているから非常にわかりやすく良い本だと思う。ただいきなり口封じにコロシはないんじゃないかな。それこそまずは飴とムチでとりこみにかかるのが普通でしょう。それでもダメなら殺す、という順序では。その点が気になってー1。 | ||||
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私は、殺人事件の解決よりも、日本企業のエコポイント等の詐欺の話が面白いというか、まさにだまされていたという現実に共感を覚えた。電機や自動車のメーカーが、政府に献金し、税金を使ってエコポイントを使い、まさにメーカーのためではなく、消費者のために減税をしているという錯覚を国民にさせていること。ガラパゴスとは、日本の企業のことで日本の消費者は家電や車など、世界の標準よりかなり高く買わされていること。3年前に書かれた本だが、寒気がするくらいいまの日本の現状を小説として書いている。これは、すごい本だわ。 | ||||
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期待通りの面白い内容です。派遣切りが話題となった頃の時代背景ですが、働き方改革が話題となる現代においても、考えさせられる良い作品だと思います。 | ||||
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松本清張さんの小説のように物悲しさが伝わる話でした。 私の暮らしが、この小説に出てくるような人たちの犠牲の上に成り立っていると思うと耳が痛いです。 筆者は「警電(警察の電話)」「逮捕状(フダ)」「行確(行動確認)」と業界用語を何度か使われます。 | ||||
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