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安楽探偵
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安楽探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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安楽椅子探偵ならぬ安楽探偵ということで、精神科医が探偵役で捜査はせずに患者の話だけを手掛かりに真相を推理する、という話だが、 精神科を受診しようとするくらいだから患者は信用できない語り手であって、翻って安楽椅子探偵の推理にはそもそもの限界があるというテーマを衝こうという企み。 語り手は(真相が見抜けてないということは)事件の範囲がどこまでかの線引きができていないわけで、一見事件とは無関係なものが真相に関わっていた場合、 安楽椅子探偵がその手掛かりを入手する確率は極めて低いので、真相を見抜くのは困難、であるばかりかそもそも伝聞による推理の精度はかなり低いはず、 というのをさらに推し進めての、いわば作中叙述トリックを探偵が看破する、みたいなとこが読みどころの狙いであったと思うのだが、 正直この本での全体の完成度はあまり高くないと言わざるを得ない。 ベスト級に好きな作家なので、その力量云々は言及するのも畏れ多い領域なのだが、 最近刊行ペースが早まっているようなので忙しすぎて練り込み不足かな。 | ||||
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探偵と助手とのやり取りを軸に、「アイドルストーカー」、「消去法」、「ダイエット」、「食材」、「命の軽さ」、「モリアーティ」と6つのエピソードを読む事が出来ます。同社刊「」より本筋のオチは知的で見事でしたが、個別のエピソードの内容とインパクトははっきり言って劣ると思います。他方、今作は事件を解決しなければならないという目的があるので、会話形式でも他の作品より読みやすいです。「アイドルストーカー」でストーカーがノリノリで写真を撮っている姿、「消去法」で消去された人間がとぼとぼ去っていく姿は映像が思い浮かび個人的に印象的でした。「食材」で人肉を食べたような描写があり、お!きたきた!と思いましたが、結局何を食べたのかがわからず文字通り消化不良でした。ラストがビシッと締まっていますが、途中のエピソードたちは小林泰三さんの本の中では普通の面白さだと思います。 | ||||
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安楽椅子探偵ものを集めているので購入。 会話のひねくれ具合、トボけ具合が漫才か哲学に近い。 第1話「アイドルストーカー」だけは2回読んでもオチがわからない。 | ||||
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